蛇足1
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『ちょっとした知り合いの博士だ。虐待用に、マゾじゃないてんこやら、もこうと仲が良いてるよと、そ
れに仕えるえーりんやら、レイパーを治す薬や、特定のゆっくりを溶かす原虫を作り出してくれた奴がいる』
「……」
愛でお兄さんは、虐待お兄さんの言葉に耳を疑った
そんな人物は聞いた事が無いからだ
それ程、ゆっくりに対して色んな事が出来る人物ならば、その界隈で有名になって居る筈
ペットショップでも開けば、全国の愛でお兄さんが歓喜する筈なのに
「本当に居るのか」
『ああ』
「でも俺は、自分の手でレイパーに罪を自覚させたいんだ。薬が欲しいわけじゃない」
『虐待方法も教えてくれるぞ?もしかしたら、方法があるかもって程度だが』
「なんなんだその人?なんで有名じゃないんだ?」
『他に天才が居すぎるだけだ。お前達が行きたい、ゆっくりが愛でられる平行世界を観測した博士やら、
ちぇんじりんぐを人工的に発生させるようにした教授やら、ゆうかにゃんやてんどんに代表されるハーフ
を作ったHENTAI紳士が有名すぎるんだ。彼等なら聞いた事があるだろう?』
「ああ。何度かな」
『それに比べたら、彼女が実現した結果なんて、こっちの界隈には魅力が無かったって事だ』
「博士と言っていたが、彼女は何をした人なんだ?」
『ゆっくりの中身を変えたんだよ。れいむの中身をクリームにしたり、ぱちぇの中身を餡子にしたり、鉄
やらリチウムやら白金やらにしたりってな。愛で派にも俺達にも得は無いだろ?』
「まあな……で、彼女の電話番号は?」
『直に行け。場所は
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「無理ね」
愛でお兄さんの目の前で、彼女はそう言った
「そんな……もう貴方しか頼りが……」
「とは言ってもねえ……」
彼女は紙に何かを書きながら、難しそうに呟く
「条件があんまりにも、無理すぎるのよ。レイパーにとっての自然を、異常なものだと教えるなんて」
「でも、実際レイプなんて、異常行為じゃないですか」
「私達の常識で、よ」
「ゆっくりにとっても常識の筈です」
「同類と同種は違うわ。ありす種とゆっくり類の常識は同じじゃない」
「?」
「人間だって色々よ。例えば貴方、今から言う事が出来ると思う?」
「何をですか?」
「電車の運転手に、『電車が弱き攻めしている気分屋なレール。それを一途に愛して支える枕木と、電車
の苦悩を知り、自ら痛みを引き受けて居る、パンタグラフ。その気持ちが分かるなら、運転しないで下さ
い』なんて、腐女子の主張が通る?」
あまりにも唐突過ぎる事を、彼女は言った
常識的に考えて、ありえない事だ
「意味が良く分からない以前に、ふざけないで下さい!」
「主張者からすれば本気。貴方もまた同じよ。常識がある生物に、その常識を崩せというようなものよ」
「……」
愛でお兄さんは、それは何かが違うと思いながらも、ある程度は認めていた
レイパーありすに、いきなりレイプが異常だと教えても、相手は当然理解する筈が無い
極一部の例外はともかく、大抵は不可能だ
ゆっくりに農耕の概念や、家の所持方法を教えるのが、不可能なように
「それも貴方の場合、あまりにも誰もが望む、不可能な方法を望んで居るのよ」
「そんなに不可能なんですか?」
「だって、私に任せたくは無いんでしょ?しんきさまを使うとか、知能を上げさせる薬を注入するとか、
アシモフのロボット三原則を刷りこんだゆっくりを使うとか……」
「あしもふ?ユシモフの飼いゆっくり三原則の事ですか?」
「……」
彼女は一瞬、凄く腹立たしい顔をしたが
「ごめんなさい。つい言い間違えましたわ」
ニコニコと、奇妙な笑顔を浮かべた
「いえ……」
「ともかく、愛でお兄さんである貴方の手でするなんて、ほぼ不可能なのよ」
「そうですか……ほぼ?」
「ほぼ」
彼女は最後の言葉のみを、鸚鵡返しした
「絶対に不可能じゃなくて?」
「ほぼ。それも99%位の確立で失敗するわ。少なくとも、貴方の飼いれいむに謝る辺りは、絶望的すぎ
るわね」
「でも、方法はあるんですね!」
愛でお兄さんは、身を乗り出して、彼女に近づいた
「ええ。ただし、条件があるわ」
「お金ですか?それとも何か……」
「お金はいらないわ。先の言葉を私が言い間違えたのだから。でも、覚悟だけはしてちょうだい」
「覚悟……ですか?」
「ええ。もし今から教える事を実行するなら、貴方はもう純粋な、愛でお兄さんとは名乗れないし、戻る
資格もなくなってしまう。どれだけ貴方が飼いれいむを愛し、レイパーに復讐をしたいかは計れないし、
99%で失敗する方法。貴方のこれから先の未来、幸せにする予定だった飼いゆっくり達と秤にかけて、
なお実行する気はある?」
「……」
愛でお兄さんは悩んだ
「今なら私にレイパーを預ければ、愛でお兄さんのままではいられる。言い方が悪いけど、なんなら好き
なゆっくりをさしあげますわ。どう?それでも、貴方は……」
「教えてください」
愛でお兄さんは決断した
「どうしても……自分の手で、レイパーありすに罪を自覚させて、れいむに謝らせたいんです」
「商談成立」
彼女は紙を、愛でお兄さんに手渡した
「これは?」
「ここに書いてある事を実行し、貴方に強運があれば、貴方の望みは叶う」
「……」
愛でお兄さんは紙を見る
その紙に、最初に書かれていた言葉
『レイパーありすを、飼いゆっくりにし、愛でなさい』
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蛇足2
彼女への事後報告と、ありすと愛でお兄さんのその後
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「作戦自体は、成功したってわけね」
「ええ……でも……」
「分かってる……愛で派である貴方には、あまりにも辛い事なのも、結局は何にも得られないって事も」
「……最初は……」
「?」
「最初は、ありすが罪を認めれば、それで満たされると思っていました……」
「そう」
「でも違った……泣き叫び、自分の行いを悔いても許されないありすからは、そんな満たされる思いは何
も湧かなかったんです……」
「あくまで、ありすに罪を自覚させるのが、この作戦。正直、貴方の心情やそれは計算外だった……それ
だけは、謝るべきね」
「いえ……ただ、ありすが罪を認めた……れいむにも謝り、自分で決着を付けた……それは望んでいた事
ですから……」
「……ありすはその後、どうしたの?」
「……ただずっと、ごめんなさいと謝っていました……何も食べず、昔は遊んだ人形とも遊ばず……餓死
して……」
「そう」
「……もう、純粋にゆっくりを愛せません……レイパーがいるありすも、でいぶがいるれいむも、ゲスに
なるまりさも、けんじゃにぱちゅりーも……」
「……」
「今まで、どうしてゆっくりを愛でていたのか……それもさっぱり……全て、ゆっくりが憎たらしくなっ
てしまって……どんなゆっくりにも、憎むしかないのかと……」
「個人的な願いなんだけど」
「?」
「何を憎んでもいいのよ。ゆっくり全体を憎むのも、ただそんな、愛でとはかけ離れた亜種のみを憎むの
も。でも、それ等だけを憎むのは止めてあげて」
「それは……どういう?」
「ありすはれいぱーだ。まりさはげすだ。れいむは何も個性が無いでいぶだ。ぱちゅりーは群を破滅に追
いやるけんじゃだ。他にも色々と居るでしょうけど、そうして決めた元凶も憎まないと」
「元凶?ゆっくりがそうであるようにと?」
「ええ」
「まるで神様みたいですね」
「そうよ。元凶は偽神様。この世界を変えた屑」
「?」
「ごめんなさい。言葉が過ぎたわ……貴方はこれから?ゆっくりを憎んだまま、虐待お兄さんになるの?」
「……もし、俺に戻れる資格があるなら……貴方は無いと言いましたが……それでも、戻りたいんです」
「そう……なら、事後報告に来てくれた御礼として……」
彼女は机の下から、一匹のゆっくりを取り出した
「れいむ……?」
「貴方の飼いれいむの再現ではなく、今までに犠牲にしたゆっくりの為でもない。この子と貴方の為に、
この子を飼ってみない?」
「……」
「すーや、すーや」
れいむはそんな事を言いながら眠っていた
愛でお兄さんは、そのれいむをしっかりと受け取る
「商談成立」
彼女はそう言った
その後の愛でお兄さんと、そのれいむの話は、また別の話に……
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レス返し 答えられるものだけ
なんで無理に読みにくくするかな・・・
何を描きたかったのかがイマイチ見えなかった
実に読み難い
今回は落としどころが無いよ
なんだか全体がまとまりきって無いような気がする
あと上にも出てるけどなんだか読みづらいね
始めはよかったのに最後がまとめ切れてない感じですね
だが、まとめ方がすこし残念
ごめんなさい……
文章量の問題か、それとも区切る場所なのかな……
なんか黒ゆっくり人のの匂いが
一応、本人じゃないからね
思考回路は似ているかもしれないけど
気になった点をいくつか
わざわざありがとうございます
注意はしてます。以後も注意します
こんなとこでコトリバコを見るとは…
元は壺らしいですね
大陸の方の山の民族の
壮大な裏設定考えてるようだけどとっとと出しちゃったほうがいいと思いますよ
飽きたら出す
蛇足に感想は火に油。せっかくの作品が勿体無いよー
君!待ちたまえそんな後書きで感想に反論なんて!
こうしてみました
これなら……無理かなあ
UZfci0uMWc
下手な日本語で意思を伝えられずにすいません
私を貶して応援しないのは自由です。自分の言動からして当たり前ですし
が、仮にも叩きあき(仮)と名前をつけてくれた人を貶したのが許せないだけです
そこだけは譲れません
あと、自分以外を応援しているって言葉が嘘でない事は信じております
しかし、どうなんだろ
どうでしょ?
呪いで頭が少しおかしくなっていたという事で
もっとも余計なお世話だと言われれば返す言葉がないが
いえいえ
がんばってみます
蛇足部分は別ファイルにしてぬえろだにでも上げて見たい人だけ見てね!
の方が良いのでは?
やってみました
感想と一緒に!
でもこれだとwikiに収録してくれている間は、蛇足部分が乗らなくて……
なに!やまめはEVEだったのか
ネオミトコンドリア・インフルエンザウィルスとティーボラ原始形と
L change the WorLdのアレとT-ウィルスもあるよ
趣向品じゃなくて嗜好品ね
素で勘違いしていました……orz
ごめんなさい
最終更新:2009年11月30日 17:23