ふたば系ゆっくりいじめ 89 BJ2

BJ2【BJ中編】5KB



【恐怖】
苦痛(肉体)
苦痛(精神)

割合を5:5に
×理解(理不尽)=恐怖

何の公式だろうか、今回の実験の参考資料として
穴が開くほど何度も何度も読み返した冊子から、
不鮮明な文字で殴り書きされた一枚の紙片が滑り落ちた。

作業の合間に読み返した時偶然に、である。

「苦痛:苦痛×理解=恐怖…」

口に出してみるまでもなく、式として成立していない

ただ、その短い文字の羅列は一度言葉にすると
何度も何度も意識しないで口からこぼれた。

私は驚愕し、次いで自分の行いが数年前には試されていたらしい事に落胆し

それ以上に、興奮した。

数学的には破綻以前に無意味な羅列だが
これから自分がしようとしている事の結果を
これほど端的に示す事ができるのか
これほど僅かな、文字の羅列で。

道導は示されているなど、思い上がりも甚だしい

紙片を冊子に挿し戻し、作業に改めて専念する

僅かに痙攣する亜成体から丁寧に、
努めて丁寧に生皮を剥がし

毛羽立った皮の裏側に刷毛を使ってオレンジジュースを打ち込んでいく

生きた皮がオレンジジュースを吸って僅かに収縮するのを確認してから
バットに溜めたシロップ浸して冷蔵する。

下準備として毛を毟り口を塞いである小振りな饅頭を
固定台を回しながら円形に近い亜成体の皮を満遍なく引き剥がしていく。

完全にツルツルの饅頭になった亜成体が
剥ぐ箇所や処置によって細かく痙攣するので
身体に傷をつけないように気をつけて。

そして全身の皮を剥ぎ終わったら今度は皮を失った亜成体自体に
オレンジジュースとシロップを交互に刷毛で表面がビチャビチャに成るほど染み込ませる。

4時間も放置すれば、また良質な若い皮が採取できるようになるので
固定台から下ろして次の亜成体にとりかかる。

あえて抉らずむき出しの瞳は、
自分がこれからされる事を
先程までの姉妹の姿と自らの経験で理解しているのか
全ての思考を放棄しているのか

酷く昏く、湖面の様な光をたたえる

このれいむは、5週目で皮の張りが悪くなったから…

「おにいさーん!」

「あぁ、れいむか」



  *   *   *


れいむ種部屋…といってもこの家にれいむはこの一匹しか飼育目的ではいないので
実質彼女の私室となっている部屋に入るなり、私は尋ねる

「れいむ、まりさの様子を見に行こうか」

「ゆゆ!!!!まりさにあいたいよ!」

凄まじい勢いで足元に擦り寄るれいむ

軽く撫でてやってから、口元についた昨日の食べ遺しを拭って綺麗にしてやる。
口についている餡は粒餡…まりさか

「お前、そのまりさと仲良かったからな…おいしかっただろ?」

「ゆ?れいむとまりさはなかよしだよ?」

うん、結婚するとか言ってたもんな
一つになれて喜んでると思うよ

「まりさはもうすぐ赤ちゃんが生まれるから、あんまり騒ぐんじゃないぞ?」

「ゆっくりりかいしたよ!!」

理解してないなぁ…理解しろよ、無理か、無理だよな

バスケットボール大のれいむを両手で抱えて、まりさ種の部屋に連れて行ってやる。

れいむがこの部屋に来るのは三日ぶりのことになる。

まりさ部屋にいたたくさんのまりさが、一匹のありすに全滅寸前まで強姦され
立った一匹生き残ったまりさも望まぬ子供を孕まされた姿を見て
このれいむは意外な反応を見せた。

「まりさ…ゆっくりしてないよ…」

それは案ずる様なニュアンスではなく
ゆっくりしていない隣人を心底見下したような様子だった

体中に点滴されるオレンジジュースの管
発生初期に茎と胚の生成のために急激に栄養を吸われてガサガサに罅割れた肌
艶のない髪、蠕動しながら苦しげに喘ぐ姿は確かに醜かった。

小さな声でまりさに聞こえないように
「おへやにもどりたいよ」
と言ったので、部屋に連れ戻してから
仲のよかったはずのまりさの事をれいむは一度も尋ねてこなかった。

この様子だとまりさがゆっくり出来なくなっていた事も忘れているのだろう。

「お部屋に着いたらな…」

「ゆゆん?」

「おまえ、まりさを殺せよ」

「…ゅ?」

理解しろよ低脳饅頭。



  *   *   *

れいむと短い会話をしてからまりさ種の部屋へ
扉を開けるとベビーベッドの上で、自らから生えた茎の先で安らかに眠る子供達を見上げて
何処か陰を感じさせる微笑で、慈しむように目を細めるまりさが居た。

なんというか、強姦+家族を皆殺し+シングルマザーともなれば
饅頭風情でも多少は貫禄という物がつくのだろうか

俺の手の中でじっとりと汗を書いて身体を硬くしているれいむが
本来そうである以上に無価値で愚かに見える

「まりさ、れいむがお見舞いに来たぞ」

「ゆ…、れいむ…ゆっくりしていってね」

「ゆひッ!?ゆ、ゆっくり…して、いってね?」

ガチガチに緊張しながらまりさに影を落とす程に繁った茎と
それに実った子供達を、血走った目で見上げる

私はあえて口を挟まず、二個の会話の様子を見守る。

「いち、に…たくさん、いるね?」

「ゆ…うん、たいへんだとおもうけど…まりさはこのこたちをそだてるよ」

「ぜんぶ?」

「ゆゆ?」

「ぜんぶ、そだてるの?」

「うんっ、おかあさんがいないなんてゆっくりできないおもいは、させたくないからね!」

苦い表情で言ってから、息を吐く

「このこたちは、まりさがゆっくりできるゆっくりにそだてるよ」

「…ッ」

この瞬間、れいむとまりさの関係は破綻した。

れいむをまりさの部屋から連れ出しれいむ種の部屋に戻る

「あんなにいっぱいいたら、れいむがゆっくりできないよ」

「今夜には生まれる、ヤるならその時だ」

「ゆっくりりかいしたよ!」

「怪我したら、いくらでも治してやるからな」

「おにいさんありがとう!!」

先程まであれほど強張った表情をしていたれいむが
今では赤ゆっくりのように無垢な笑顔で自分の輝かしい未来を夢見ている。

【恐怖】
苦痛(肉体)
苦痛(精神)

割合を5:5に
×理解(理不尽)=恐怖

れいむが担当するのは最初の一つ
擦り寄ってくるれいむを撫でながら、伝う鳥肌を悟られないように私は歩を進めた

【つづく】

by古本屋
まさかのつづきものその?そしてやっつけ
最近仕事が忙しいです、自由になる時間が殆んど有りません
某作品のように長い文章を書きたい…

導入部は終了、やりたいことが出来るのは次からになります。


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このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

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  • つづきは?
    -- 2014-08-07 05:02:38
最終更新:2009年10月17日 21:36
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