ふたば系ゆっくりいじめ 603 Eine Familie

Eine Familie 30KB


愛護 引越し 捕食種 希少種 自然界 幻想郷 独自設定 うんしー ぺにまむ 初投稿初製作です



免罪符「初めてだからやさしくしてね」

※独自設定や解釈が多分に含まれてます
※固有名詞を持つオリジナルキャラクターが出ます
※希少種優遇寄り
※どちらかって言うと中道制裁派
※一応幻想卿設定だけどどうしよう


作・ぷるるんあき




【Eine Familie】





≪おうち崩壊≫



「う゛あ゛ー! お゛と゛ーさ゛ーん゛!! さ゛む゛い゛ー!!!」

人里に近い森の少々奥深い場所、丘と言うには慎ましいその場所の中程の少々大きな岩の上から
これでもかと言わんばかりの大絶叫が響き渡る

「わかったわかった! すぐお洋服見つけるから! ちょっと我慢! ふらんちゃんうふふー!」

その岩の傍ら、掘り返されてむき出しになった茶色い地肌、
そこにぽっかり空いた穴の奥深くから、これまた大声が響いてくる

「うふふー・・・ む゛り゛ー! け゛ん゛か゛い゛ー! こ゛お゛る゛う゛う゛う゛う゛う゛!」

うふふーと返答したものの、『ふらんちゃん』ことゆっくりふらんが寒さを訴えまた叫ぶ
何故寒いのか? それもその筈、今の季節は真冬であり、周囲はうず高く雪が積もっている
更に本来身につけている筈のお洋服はなく、完全に全裸状態である
唯一身に着けてるのは頭のお飾りだけで、そのままの姿で雪を掃けた岩の上でしゃがみこんで膝を抱えているという
季節はずれにも程がある、と言うか完全に自殺行為でしかない、真に珍妙な格好なのである
それでも大騒ぎしていられるのは、日が高い位置にあり、かつ日差しを遮る雲や、体温を奪う風や降雪が無い為だ
本来ならば鉛色の分厚い雲に覆われた空と、叩きつけるかの様に降る雪が日常である季節である事を考えれば、
今日この日この時の天候は、ふらん達にとって『実に運がいい』と言わざるを得ない
しかしその強運であっても、2桁に届かないその気温はふらんの体を冷やし凍えさせるには十分である

「あったー! 見つけたぞー!」
「ははははやややややくくくくくく・・・ し゛ん゛し゛ゃ゛う゛う゛う゛う゛う゛!」

穴の奥からの声の主である『おとうさん』に、呂律が回らなくなりつつもふらんは答え、体をぎこちなくそちらに向ける
すると、穴からなにやら不思議な物体が這い出てきた
それはほぼ無色透明に近いエメラルドグリーンで、中心に少々濃い色のぼんやりした球体があるだけ
他に目立つようなものは全く何もない『ぷるるん』とした物体、一言で言うなら『スライム』が現れた

「いやー見つかってよかった。危うく全裸で2ヶ月も過ご」
「い゛い゛か゛ら゛ぬ゛く゛ぬ゛く゛ほ゛か゛ほ゛か゛ー!」
「あ! まて! まだ」

2m程もあるそのぷるるんボディを揺らしながら岩に向かって移動する『おとうさん』に向かい
それはもうゆっくりとは思えない凄い勢いで体当たりを敢行した
途中の制止も聞かず、ぶつかったふらんはなんとそのまま内側へ、すなわち『おとうさん』の中に入り込んでしまった

「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーー!!! つ゛め゛た゛い゛ーーーーーーー!!!」
「だから待てと言ったじゃないか・・・ すぐ温めるから我慢しろ」
「くぁwせdrftgyふじこlpーーーーーーーーーー!!!???!!!」

内側で言葉にならない叫びを上げるふらんに声を掛け、ぷるるんと身震いする
すると、縮こまって震えていたふらんが徐々におとなしくなっていく
震えは止まり、丸めていた体を伸ばし、最後には仰向けで大の字なってしまった

「うー・・・ ぽかぽかー・・・ しあわせー・・・」
「はいはいしあわせ~。しあわせ~ついでに服も着るんだぞ~」
「うー? どこー?」
「ほら、ここにある」

どうやら内側は相当暖かくなっているらしく
ふらんの顔は先ほどまでとは打って変わって『へぶんじょうたいっ!』である
そんなふらんにお洋服を着るように促したが、服を見つけられず周囲をきょろきょろと見回している
ふらんの背後にあったお洋服を目の前に移動するとゆっくりと着始める

「うー、おとうさん」
「どうした? あぁ羽か。ほら」

引っかかっている翼を揃え、ブラウスの背中にある穴の部分に通す
スカートを履いた後、チョッキもブラウスと同じように翼を揃えて通す
タイを着け終わると、背中の翼を思い切り広げ、全身で伸びをする
広げられた翼にぶら下がるモノクロームの飾りが太陽の光を反射して煌く

「はい、よく出来ました」
「う~、できました~・・・」
「ん? どした?」
「・・・おなかすいたー」
「あぁ、さっき一個無事なのがあったから食べていいぞ ほら」
「う~! あまあま~! かも~ん!」
「すぴーすぴー」
「・・・」
「・・・」

あまあま、すなわちゆっくりをふらんの目の前に移動させる
先程の穴の中からお洋服のついでに取り出して、一緒に体の内側に入れておいた物だ
さてこのゆっくり・・・まりさであるが、外に出す前は言葉も出ない様な状態であったが
今はなんと寝息を立て、これまた幸せそうな顔で眠っている

「・・・まぁ好きにしたらいい。ただ」
「うー! わかった! おはようのいっぱつ! ぎゅっとしてどこぉっ!」
「ゆっぎゃあああああああ!! いぢゃいいいいいいい! まりさのしなやかなあんよがいぢゃいいいいいいい!」

おとうさんの話もそこそこに、まりさを左脇に抱える様にホールドし、あんよへ一発拳を打ち込む
いい顔で眠っていたまりさも、流石に内臓に響かんばかりの衝撃とあんよの激痛で目を覚ました

「ふらん、話は最後まで」
「ゆ、ゆぅ?! ふらん?! どこ?! うわあああああああふらんだあああああああ!
 だれがまりさをだずげでえええええええ! ど、どぼじでまわりがうねうねうごいてるのおおおおおおお!」
「うー! つづいてねおきのいっぱつ! ぎゅっとしてひぎぃっ!」
「ゆぎいいいいいいい! ばりざのせくしゃるばいおれっとなまむまむがあああああああ!」

おとうさんの言葉を遮り、ふらんと言う言葉に反応し辺りをきょろきょろ見回すまりさ
丁度その時、次の一撃の為に左手で後頭部を鷲掴みにされ、そのままふらんの真正面に移動する事となった
そこで既に自身が捕食種であるふらんの手の内にあることを知り絶叫、続いてとりあえず助けを求めて叫ぶ
しかし周りは雪ばかりで、ゆくっくりはおろか動物すらも見られない
そもそもおとうさんの内側にいる時点で脱出も救出も不可能だ
そこへ間髪いれずにまりさのまむまむへ拳を思い切り打ち込むふらん
捻りこむ事も忘れない丁重な打ち込みである

「もしもーし、ふらんちゃーん?」
「うー! おでかけまえのおめかし! ぎゅっとしてぶちぃっ! ぎゅっとしてぶちぃっ! ぎゅっとしてぶちぃっ!」
「やべてえええええええ! まりさのっゃっゃきゅーてぃくるのきれいなかみのけがあああああああ!」

おとうさんが呼びかけるものの、完全にまりさで遊ぶことに夢中になっているふらん
今度はまりさを両足で挟み込み、背後からその髪の毛を満面の笑みで引き毟り続ける
あっという間におぼうしに隠れていないところは禿げてしまった

「おおい、そろそろやめた方が」
「うー! おぼうしにちょっとしたあくせんと! ぎゅっとしてびりぃっ!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! まりさのちょいわるもでるのすてきなおぼうしがあああああああ!
 もうおうぢがえるううううううう! ゆんやあああああああ!」
「あーあーあー、やっぱり漏らした・・・」
「ゆぎゃあああああああ! ぐざいいいいいいいい! もうやじゃああああああああ!」
「うー! ぱっちりおめめに・・・ う゛あ゛ーーーー! ぎだないーーーー!」

案の定と言うか、ようやくと言うか、遂にと言うか、今までよく持ったと言うべきか
大事な頭のお飾りを取り上げられ刈上げの様な頭を晒すまりさの目の前で、派手にお帽子を引きちぎっていくふらん
その瞬間、お飾り崩壊の衝撃によってまりさはうんうんとしーしーを同時に漏らしたのである
そして漏らした場所はおとうさんの内側であり、当然中にはふらんもいる
判りやすくいうと、『一緒にお風呂に入って潜って遊んでたら目の前でお漏らししやがった☆』状態とほぼ同じなのである
そうなる事は簡単に予測出来たのでそれを言おうと声を掛けていたのだが無駄だった

もっとも、その悲劇を真っ先に引っ被ったのは他でもない、漏らしたまりさ自身である
何故ならゆっくりのしーしーが出る穴は口の下部、下膨れの真ん中より少々下にあり
しーしーを出す時は体表に対してほぼ直角に出す
すると体と穴の角度によっては自身の目の前をしーしーが通過することになる訳だ
ここがお外なのであれば特に何の問題もないが、今まりさがいるのはお外ではなくおとうさんの中
即ち水中にいるのとほぼ同じ状態で暴れながらぶちまけてしまった為
自分の目の前にしーしーがじわーっと縦横無尽に広がっていったのである
大人しくしていれば自分の前方に広がるだけで難を逃れたかもしれないが、
暴れていた為に流れが変わってしまい、しーしーの中に顔から突っ込んだ様な状態になったのである

当然目の前にいたふらんにも被害が出る
おぼうしを千切り倒し、更なる行動に出ようと手を伸ばした矢先の出来事だった為に全身に引っ被ることはなかったが、
なまぬるーいしーしーの中に手を突っ込んでしまったのである
ゆっくりは全身が感覚器官である
流石のふらんもこれには絶叫せざるを得なかったようである

「全く、おとうさんの言う事を聞かないからだ。掃除するからお外で待ってなさい」
「う゛! まっで! おそとは」
「はーいお外に飛び出まーす」
「うあー! さささささささむむむむむむむいいいいいいい!!!!!!!」
「ゆぁぁぁぁ・・・まりさの・・・まりさのおぼうしが・・・ゆぶっ! ゆうううううううつめじゃああああああああい!!!!!」

髪の毛やらおぼうしの破片やらうんうんやらしーしーやらでカオスになった内側を掃除する為
今まで暖かかった内側から極寒のお外へ、ふらんとまりさをぽいぽいっと外に放り出すおとうさん
ふらんは雪に突っ込むことなく空に舞い上がったが、今まで暖かい所にいた為その寒さが身に染みる様である
まりさはそのまま雪に頭からダイブし、その冷たさに尻をブリブリ動かし暴れている
そんな二匹を余所に、内部に散らばったのゴミを一つに纏めていく
うんうんやしーしーが混ざった部分も拡散しないように隔離する
しかし、思った以上に面倒な事に気が付く

「・・・再構築するか」
「はやく! はやく! こおる!」
「ゆうううどげるうううう!!! おねがいだがらばりざをだずげでえええええええ!!!」
「はいはいゆっくりゆっくり」
「「どぼじでゆっくりずるのおおおおおおお!!!???」」
「いいからふらんはまりさで遊んでなさい よっと」

急かしながらもおとうさんの表面にぴっとりしがみついてなんとか暖を取ろうとするふらんと、
自身の体温で解けた雪の水により、体表が溶け始めた事を感じ救出願を出すまりさ
そんな二匹を軽く受け流すと、ぱちんと言う音と共にお父さんの体が崩れ、ざぁっと音を立てて周囲へ流れ出す
その跡には手のひらサイズになったおとうさんがちょこんと佇んでいる

「うー! おまえのせいだ! おまえがわるいー! ゆっくりしないでくだけちれー!」
「ゆっぎゃあああああああ! まりさなんにもわるいことしてないのにいいいいいいい!」
「うー! ぎゅっとしたままどこぉっ! どこぉっ! どこぉっ! どこぉっ! どこぉっ!」
「ゆぎゃっ! やべっ! おでがっ! いぎゃっ! えげっ!」
「んーあの辺で良いかなー それっ」

くっつく事も出来なくなった腹いせに、雪に突っ込んだまま尻を振り続けるまりさを引きずり出して岩の上に移動する
頭に残った僅かな髪の毛を左手でしっかり鷲掴みにして押さえつけ、顔面に向かってこれでもかと拳を叩き込むふらん
ガスガスと連打し続けるも、一発一発を捻り込む様に打ち込んでいる辺りは流石捕食種のエリートである

そんな微笑ましくじゃれあう2匹を後に、おとうさんは雪の中へ飛び込んだ
すると辺りの雪がすっと消えて行き、同時におとうさんがみるみる大きくなっていく
周囲の雪を取り込んで自身の体にしているのだ
1分も経たない内に、先程と同じ大きさになってしまった

「これでよし 後はあたためてっと ふらんー?」
「うー! ぽかぽかきたー!」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」
「中に入る前にあまあま食べておきなさい」
「まずはぽかぽかからー! なかでたべるー! さむいー!」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」
「ダメー また中汚すから 先に食べちゃいなさい」
「よごさないー! だからなかにいれでえええええ!」
「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」
「ほら、早くしないと凍っちゃうぞ~」
「うあー! おとうさんのいぢわるー!」
「もっと・・・ゆっくり・・・」

散々どつき倒されてお馴染みの痙攣するまりさを放置し、とりあえずなかに入ろうとするふらん
しかしおとうさんはふらんをぽよんと跳ね返し、内部への進入を阻止しする
それに駄々をこねるふらんにとりあえず食べる事を促すが、中々言う事を聞かない
そんな中、遂にまりさが最後の時を迎えようとしていたので、おとうさんはそれとなく言ってやる

「はいはいゆくりゆっくり。お、まりさゆっくりしちゃうぞ?」
「うー! それはだんこそし! そくせきあまあましゅんかんちゃーじ!」
「したがっがががががががががが」
「げふぅ みっしょんこんぷりーと」
「はい、よく出来ました。なかに入っていいぞ」
「うー! ・・・ぽかぽかしあわせ~♪」

するとすかさずまりさに飛びつき、猛烈な勢いで中身を吸い上げていく
哀れまりさ、辞世の句すら言い切ることも叶わず、ふらんに中身を吸われて果てる事になった
吸い終ると漸くおとうさんの許可が下り、中身を失いぺらぺらになった余り皮を放り投げて内側に向かって飛び込む
やっとの事で暖かい内部に入れてふらんちゃんご満悦、とりあえず一段落である
お腹も膨れ、暖かさに包まれ、すぐに寝息を立て始めた

「やれやれ・・・」

ふらんを起こさないように静かに岩の上に移動し、周囲を眺める
見渡す限り、地平線の先まで白と黒茶のコントラストが続いている
周囲には音もなく、ただただ静けさだけが漂う

(越冬11年目にしてのとんだサプライズだ。まぁゆっくり風に言えば)

はぁ、と溜息をつく

「どぼじでごんなごどに、か」

おとうさんはそう呟いた

一体何があったのか、少々時間を巻戻してみる


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『どぼじでごんなごどに』

ゆっくりではないが、正に今この現状ではこれしか言うべき言葉が見当たらない


越冬も既に11年目、ゆっくり達であればベテランの域であり、例年通り何時もと変わらない筈であった
積雪による崩落や強い風による風化を防ぐために巣穴の補強を行ったし、
食料であるゆっくりや保存の効く野草や木の実などを十二分以上に集めた
保温のための乾燥させた草もしっかり用意して寝室へと運び込んだし
巣穴を塞ぐ為のフタも枝と蔦で編み上げ、冷気が入り込みにくいようにしつらえた
そして雪がちらつく頃に巣穴に入り、しっかりとフタをして越冬に入った

越冬の時は何時もそうしてきたように、保温の為に私の内側に入れて寝かしつけた
それからの私の体温調節やふらんの睡眠のペース、食料の消費具合等、共に例年通りだった

そしてこれも例年通り、食料が半分を少々過ぎた辺りでふらんのお洋服の『衣替え』に入った

不思議なもので、お洋服をきているゆっくりは、それを脱いだままでいると体の表面が変化し、新しく服が出来るのである
まぁ本来は『衣替え』などする必要はないのかもしれないが、これにはちょっとした理由がある
常に野外生活をしている為に、お洋服はすぐに汚れていってしまう
自然での生活による汚れもあれば、ゆっくりや木の実、果物を食べたときに付く汚れもある
ある程度なら汚れを落す事もできるが、それでも汚れが残ったり、劣化してしまう事は避けられない

そこで『衣替え』をして綺麗にするのである

ただこの『衣替え』にも問題がある
何せ完全に出来るまでに約2ヶ月間を要する為、その間ずっと裸で過ごさなければならい
汚れたからと言って簡単に『作り変え』をすることは出来ないのだ
そこで特に何もしない越冬の期間を利用し、春に向けて『衣替え』をさせるのである
まぁせっかく春になるのだし、綺麗な格好でいさせてやりたいと言うちょっとした気遣い?のようなものである

そんな訳で本日は前述通り、『衣替え』をする為に寝ぼけ眼のふらんから服をひっぺがした
ふらんが身につけている物は、ブラウス、チョッキ、スカート、タイ、あとは頭にあるお帽子のみで、これが全てである

そう、うちの子は他のふらんと少々異なり、羽や服、お飾りのリボンの色、そして服の数が違う
普通のふらんの服の色は赤が基調で、羽根の飾りも虹色であるが、
うちの子は黒が基調で、羽根の飾りの色も付け根から先に向かって透明から黒に変化している
おまけに身につけている物の数も違い、数点足りないのである
まぁこれがふらんを『うちの子』と呼び、『うちの子』になった理由でもあるが
とりあえず脱がした服はたたんで外側に出して、干草の上において取っておく
万が一『衣替え』に失敗したときの事を考えてである
時々広げて虫食いなどがないかチェックする事も忘れない
ちなみにお帽子だが、こちらは『衣替え』できるかは不明だ
短時間なら平気だが、長時間外していると相当精神的に不安定になるようで、こちらは試していないのだ

そんなこんなで一段落し、あまあまがたべたいと言うふらんの為に体の一部を蔦のように変化させ、食料庫に伸ばした
そう、ここまでは何の問題もなかった



だが次の瞬間、それは起こった



突如、轟音とともに下から突き上げられるような凄まじい衝撃に襲われ、
次の瞬間には上下左右、あらゆる方向に揺さぶられ、部屋の中を転がりまわる事になった

そう、地震である

咄嗟に体を毬栗のように変化させ、なんとか部屋の中央に体を固定する事ができたが、揺れは一向に収まらない
体の内側にいたふらんにダメージは無いものの、突然の暗闇の中での出来事にパニックになっていた
何とか宥めようと大丈夫だと声を掛けるが、中の暗さと収まらない揺れで全く落ち着くことが出来ない
そんな中、奥側に突っ張っていた部分が異様な押し戻しを感じた為、とっさに入り口側に体を寄せた
その瞬間、この緊急事態に追い討ちを掛けるかの様に、揺れに耐え切れなかった部屋が崩落した
未だ収まらぬ揺れの中、即、そのまま通路に移動し出口に向かって高速で移動する
崩落に巻き込まれても私が潰れて死ぬようなことはないが、ふらんはそうはいかないのだ
体をピッタリと通路の壁面に押し付け、ふらんを体の中心から外れないようにしながらすばやく前に進んでいく
そのまま入り口にあるフタを跳ね飛ばし、外へと飛び出すと雪の上に転がり落ちた
すぐさま体勢を整え辺りを見回すと、信じられない光景を目の当たりにすることになった

地面、いや、積もった雪が波打っているのである

森の中、葉を落とした広葉樹の木々で遠くまでは見渡せないが、それでも水面の様に波打ってるのが判るほどだ
私は随分長く生きて来たし、地震自体も大小関わらず幾度となく経験しているが、こんな光景は初めてであった
そうこうしている内に揺れはだんだんと小さくなって行き、収まった

しん、と辺りは静まり返る
とりあえず巣の近くにある岩の上に移動する
その頃にはふらんも幾分か落ち着きを取り戻し、大人しくなっていた

それから改めてふらんと一緒に自分達の状況を確認する

まず天候だが、日はまだ上がりきっておらず、風もなく、雲もなく、雪も降っていなかった

これは実に幸運だった
もしこれが悪天候で気温が氷点下になってしまっていた場合、非常にまずい事になる
いくら体温を調節できる私でも、エネルギー無しに長時間に渡って高い体温を維持し続けることは難しい
もちろんこれが自分だけならば、凍ってしまわない程度にしていれば済むものの、ふらんがいるのでそれは出来ない
冬篭りをするのに干草を大量に持ち込むのはこれが理由で、保温率を高めて極力省エネで過ごすためだ
そして多めに貯蔵する食料は、ふらん自身の食料でもあり、又、保温エネルギーの確保の為でもある
ここまで温度に気を使うのは、元々ゆっくりは寒さに弱い生き物であるからだ
うちの子は他に比べたら相当強い方であるが、それでも限界があり、それは即、死に繋がる
状況によっては『冬に凍り付いてしまったが春に解凍したら復活した』と言う摩訶不思議現象を見せてくれる物もいるらしい
しかし、うちの子がそうであるとは限らないし、例えそうであってもそれはただのリスクでしかない
だからこそ今この天候は極めて幸運と言える
そしてこの幸運はずっと続かない事も、重々理解している

次に巣穴だが、結論から言うとこの巣穴はもう使う事が出来ない

これに関してはもうダメ、仕方ないとしか言いようがない
一度崩落したら最後、その部分のバランスが崩れる上に脆くなってしまい、再び、三度の崩落の危険がある
補強するにしても必要な資材である枝や木材は雪の下、穿り返したところで必要なものを発掘できるとは限らない
かといってそこらの木をへし折るわけにもいかず、それらを考えると補強案はとてもじゃないが現実的とは言いにくい

ただ、一度巣の中に入ってこなければならない
理由は部屋に置いてきてしまったふらんのお洋服だ
防寒能力など無いに等しいが、流石に素っ裸のまま過ごさせるわけにはいかない
恐らく崩落に巻き込まれているだろうが、まぁ何とかなるだろう
ついでに食料庫も見ておきたい

そう、次いで食料の問題だが、こちらも絶望的だ

営巣している丘周辺に、ふらん種やれみりゃ種といった捕食種の類は一匹も居らず、私達だけである
これは他の捕食種同士によるゆっくりの取り合いや、必要以上の異常な狩りを行う個体がいた為、
通常種が寄り付かなくなってしまう前に排除したり、食料としていたせいである
おまけにうちの子は普通と見た目が違う為、『異端』として襲われる為、安全確保策の一つでもあった

ちなみにうちの子は基本的に何でも食べる
通常種のゆっくりはもちろんの事、果物や木の実、雑草といったものも平気で食べるし、捕食種や同じふらん種ですらも食べる
ただ昆虫系だけはどうしても無理なようで、食べさせようとすると「うあ゛ーぎもぢわるいー!」といって逃走する位ダメである
まぁ蟲については私もダメなので、流石に無理強いは出来なかったが

さて、捕食種がいないからと言って通常種のゆっくりが多いかと言うとそうでもない
まぁ捕食種がいると言う噂だけで通常種は近寄らないのは当然だ
それも考慮し、気を使って極力『捕食種がいる』という事がバレないように、ひっそりと狩をしている
下手に狩り続けていなくなってしまっては元も子もないのだ
尤も通常のれみりゃやふらんと違って他にも食べられる物が割と豊富にあるため、
そう執拗にゆっくりだけを追い回して食べる必要がないのである
それもあってか、丘の周辺には私達がいるにも関わらず、『捕食種がいる割には』普通のゆっくりが多く生活している
だからと言って冬篭りの為にあまり刈り取ってしまうと次が続かなくなってしまう
なので割と遠くまで足を伸ばし、周囲だけ捕獲しないようにしている

それらを考えれば、ちょっと探すだけで一見食料に困らないかのように見える。が、実際には食料の確保はかなり困難である
まず今は冬である。木の実や果物なんてものは早々見つからない。あっても鳥類とのバトルが待ち構えている
これは避けねばならない。ふらんがそのまま鳥類のご飯になるからである
次に木の葉や雑草などだ。やっぱり冬である。木の葉も全部落ちてしまっている。当然地面に草は生えていないし、そもそもが雪の下である
木の皮を引っぺがして食べるという荒業もあるが、硬すぎてふらんには不可能だ
おまけに新芽が出るほど暖かい時期でもない。そんな時期が来ているなら最初から困らない

そしてゆっくりだが、これは論外に近い
まず雪を掻き分けて巣を見つけなくてはならない
運よく巣を見つけて穿り返すことが出来ても、内部のゆっくりが生きているとは限らない
なにせ簡単にコロコロ死んでいく生き物だ。冬篭りですら全体の2~3割しか成功しないという
そして先程の地震が生還率を著しく下げてしまった
基本的な地面に穴を掘ったりしているゆっくりは、まず崩落で永遠にゆっくりしたと予想できる
今まで私達がいた穴は、丘ののり面の角度のきつい、壁のようになっているかなり硬い場所だった
そこに地面から1mほどの所を穿り返して横穴をしつらえたもので、強度としてはかなり高い方だ
しかしゆっくりは力がなく胴も無い
その為、木の洞や又の下に設営できた天然組はまだいいが、
柔らかい地面に直接穴を掘るか、がけの低いところに横穴を掘るという地面組みは悲惨である
まず地面組の相当数がおうち崩壊で死んだと見ても間違いではないだろう
強度が足らず、何もしなくても雪の重みでおうち崩壊を頻繁に起こす彼らだ。あれだけ大きな揺れで崩落しないわけがない
運よく崩落の直撃を免れても雪のせいで外に出られない。出ても待つのは極寒静寂の白い世界だ。死しかない
それでも運のいいゆっくりはおうち崩壊もなく生き永らえるだろう。が、『揺れ』による発情現象が待っている
そうなったらもう死の宣告と同じである。食い扶持が増えるのだ。食料が持たない
結局の所、相当運がいい固体でなければ、今年の冬は越せないのである
そしてそれは私達にとっても、ゆっくりを捕獲して糧とすることが極めて困難だと言う事でもある

結論

おうちが無い
ごはんも無い

日が落ちるか天候悪化がする迄におうちが見つけられなければ凍えて死亡。でもおうちなんて簡単に見つからない
例えおうちが見つかっても、ごはんがなければ飢えて死亡。でもごはんなんて簡単に見つからない
もし奇跡的に両方見つけたとしても、あと数ヶ月持ちこたえられなければ死亡。今ですら厳しいのに簡単にはいかない

以上の事をふらんと話をしていたのだが、ふらんちゃんは既に諦めムードで一杯である
遠い目で『うー もっとゆっくりしたかった』と、早々と辞世の句を読み上げている
まぁ極めて悲惨かつ、泣きたくなる様などん底状態である

だが

一つだけ

たった一つだけ、起死回生の方法がある

それをふらんに教えてやる
最初は死なずに済むかもしれないという期待で喜んでいたが、内容を知った瞬間、表情が曇る
当然だ。その方法は私としてもやりたくは無い。やらずに済むなら越した事は無いし、それまでもそうしてきた
だが、現状ではそれしか方法が無い以上、それを実行するしかなかった

それは、人のいる場所に行くことである

この丘から北、地平線近くにこじんまりとした農村があり、そこに行って厄介になろうと言うわけだ
村ならば家に困る事も無いし、ごはんに困る事も無い
しかしそれを言うとふらんは猛反発した

この反応は当然だ
その行動は『ゲスゆっくり』の行動そのものであるからだ

これは私たち自身が『捕食側』である為、よく知っている。大半のゆっくり、得によく見るゆっくり達はとにかく品が無い
おまけに甘い顔を見せたり相手が弱いと感じると即付け上がる。特にまりさ種やれいむ種は異常なまでに増長する
例え捕食種であってもそうなのだ。相手が人間であっても同じ事をするのは目に見えている
そればかりか、人間に大してはゆっくり同士以上に増長する傾向があるようで、それを考えれば必ずやるだろう
そんなゆっくりを人間がよく思うはずが無い
例え善良なゆっくりであっても、周りが酷すぎて評価を下げ、巻き込むのだ
それぐらいに大半のゆっくりの品性、発言、行動は酷いのである
私達ですらそう思うのだから、人間側からしたらもう出会ったら即潰す、即ち害獣レベルだろう
そんな場所、人間のテリトリーに行っておうちとごはんを確保しようと言うのだから、ふらんが反発するのは至極当然だ

無論そんなことは私だってわかっているし、そんな事をするつもりはない

じゃぁどうするのか、と聞いてきたふらんに、10年前の事を覚えてるかと聞いた
首を傾げるふらん。では『えみる』の事は覚えているかと聞いた
どうやら思い出したらしい。が、すぐさま無理だ、きっと覚えてない、又追われる、と言う
どうやら私が何をするかを理解した様だが、ふらんがそう言うのも無理は無い

実は十年前、この丘で人間の子供を保護した事があるのだが、その子が『えみる』である
父親と一緒に森に入ったものの、中ではぐれて迷子になってしまい、
探しているうちに足に怪我を負うも、なんとかこの丘の上に辿り着いたのだ
私達が見つけたときは、集りに来たゆっくりの親子に怪我を責められ虐めらるという、実に悲惨な状態だった
そのときのゴタゴタでえみるはふらんと随分仲がよくなったのだ
日が暮れた為に移動は中止し、とりあえず一番泊め、次の日に村に届けたのだ
ところがえみるを家に届けた際、えみるの父親達に『私達がえみるを連れ去った』と勘違いされて攻撃されてしまった
何とか誤解を解こうとするも聞く耳をもたず、ふらんの命の危険があったため、仕方なく森に逃げ帰ったのである
それからは一切村に近づかない様にし、森で人間に遭遇しても一切関わらない様にして来た

村での出来事、そして今までの人間への対応を考えれば、ふらんが否定的になるのも仕方のない事だ
それに過ぎた月日を考えれば、えみるの記憶に残ってるかどうかも怪しい
仮にこちらの事を覚えていたとしても、友好的な記憶であるかどうかはわからない
いい方向であり、えみるが来訪を喜び、駐留することを許してくれても、周囲の人間が良しとしない場合はどうしようもない
おまけに私の事も問題になる
ゆっくりであるふらんはまだいいが、私は人間でもなければゆっくりでもないし、妖怪や神とも又違う
そもそも、えみる自身がまだ村にいるかどうかもわからない
挙句、先程の地震だ。村でも相当な被害が出ている事が予想できる
それらを考えると相当な無理がありすぎる

それでも、そこに行くしかないのだ
ここにいても事態は解決しない
ならば、例え僅かでも可能性があるのなら、それに掛けるしかない
そう、ふらんを納得させる。だが、ふらんは一つだけ、無理だったらどうするのかを聞いてきた
私はこう答えた

『ま、その時はその時だ。何か考えるさ』

少しむくれ、答えになってない、と言うふらん
まぁそうだな、と私は笑った

それからふらんを一旦外に出して、お洋服を取りに行った
外に出したのは崩落の危険を考えてだが、あまり外に出し続けられないので大急ぎでの探索だ
通路はまだ良かったが、部屋は奥側から2/3程が潰れていた。なんとか掘り返し、お洋服を取り出す事に成功した
少々汚れていたが、破損していなかったのは不幸中の幸いであった
戻る際、食料庫の様子を見たが、中も通路近くも完全に潰れていた
戻ろうとした時、『ゆうう』と言う音が聞こえたので探ってみると、入り口辺りにゆっくりが1匹生きていた
埋まってはいたが潰れることなく生きており、ソイツはなんとか掘り出す事ができた

外に出ると、ふらんが突撃してきて内側に入ってしまった
体を温めていなかったので止めようとしたのだが間に合わず、何やら面白い叫びを上げていた
その後は体を温め、服を着せ、掘り出したゆっくりを与えた
そしたら寒さの鬱憤晴らしをゆっくりにした為に内側がゴミだらけに
しかたないのでふらんを外に放り出して再構築
とりあえず食べさせ、内側に入れて休ませた

越冬11年目にしてのとんだサプライズ
そしてあまりにも厳しい現状
ゆっくりならば、きっとこう言うだろう

『どぼじでごんなごどに』


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と言うことがあった

ふらんが寝入ってから暫く経ち、
真上にある太陽が若干西に寄った頃、ふらんを揺り起こした

「おはようございます」
「うー・・・ おはようございます・・・ まだねむい・・・ ねていたい・・・ ねるべき・・・」

少々ぐずっているが、あまりのんびりしてはいられない。なるべくなら今日中に村に入りたい
理由は簡単、速ければ速いほど失敗時の対策が出来るのだ
それに、ふらんの速さなら今のうちに飛べば、最悪往復しても夕方前にここに戻れる

「さてふらん、さっき言った通り村まで飛ぼうか」
「うー やだー」
「どぼじでぞんなごどいうの・・・」
「うー・・・ だってさむいもん・・・」

寒いのが大嫌いなゆっくり。うちの子もそれは同じである
しかも先程外の大気に触れ、その冷たさが身に染みているために嫌がる
が、この反応は織り込み済みだ

「あーそれについては大丈夫だ。うすーく体の表面に引っ付いて暖めるから」
「ほんと?さむくない?」
「うむ」
「わかった とぶ」

解決方法の提示をすると、あっさり飛ぶことを受け入れる
他にも理由がないかと勘ぐったが、単に寒いのだけが嫌らしい

「じゃーいくぞー」
「うー どんとこーい」

私の内側で大の字のまま地面に立たせ、そのままふらんの体表面近くの体の一部を変質させる
変質させた部分がふらんの体表にピッタリと密着する

「よし、体を動かしてごらん」
「うー? なんかつっぱる」
「ちょっと硬かったか。これでどうだ?」
「うー へいきになった」
「よし、それじゃ余分なものを切り離すぞ」
「うー ばっちこーい」

変質させて密着させた部分が硬すぎたらしく、調節しなおして柔らかくし、余分な部分を切り離す
ざぁっと私の体の一部だったものが流れ出す

「どうだ?寒くないか?」
「うー へいき さむくなーい」
「よし、じゃぁ村に行きますか」
「うー! しゅっぱーつ!」

調節はうまくいっている様だったので、直に出発する事にする
移動に乗り気のようで良かった。元々飛ぶのが好きな事もプラスになったようだ

もちろん、不安がないわけではないだろう
それでも暗い顔をしないのは、『えみるに会えるかもしれない』と言う期待があるからかもしれない

そう、期待だ

私も、ふらんも、村に期待している。とても小さな可能性にだ
『もしかしたら』という、とてもとても小さな希望だ
だが今の私達には、それに縋るしかないのもまた事実
ここには何もないのだ。何も。ならばあるところへ移動するだけだ

まるでゆっくりだ

今私たちは「なにもない」場所から「なにかある」場所へ移動している
ゆっくりは「ゆっくりできない」場所から「ゆっくりできる」場所へ移動している
まさかゆっくりと同じ行動パターンなんて、笑い話にもならない
それともゆっくりの行動は、全ての生き物に共通するパターンなのだろうか
いや、逆にゆっくりが他の生き物を模倣しているのだろうか

まぁ、そのうち判るだろう。今は『『そう』であるのだから『そう』なのだ』と言う理由で十分だ

ふらんは翼を一杯に広げて少しかがむと
大きく羽ばたきながら伸び上がった
音もなくすうっと大空へ舞い上がり、あっという間に大地が離れる
眼下には今まで立っていた岩が小さく見える
ぐるりと、丘の上を一度だけ旋回する
長く暮らした場所、名残は尽きない

「・・・大丈夫だ。きっとうまく行く」
「うー」

村の方角へ向きなおし、羽ばたく
丘は後方へ流れていき、すぐに見えなくなった


こうして私達は古巣を離れて村に向かって旅立った訳だが、一つだけ、ふらんに嘘をついた
ふらんが『無理だったらどうするのか』と聞いてき時、私は『ま、その時はその時だ。何か考えるさ』と答えた

これは嘘だ
もうどうするかは決めている


私の『本来の姿』で

その『力』を行使して

この子が安らげる場所を

この子が幸せでいられる場所を

でも

願わくば

そうならない事を

全てがうまく行く事を





ああ、本当に、私は、ゆっくりみたいだ






あとがき?

初めての創作活動
文章を書くのも初めて
それにしても纏めるの難しい
本筋とは関係ない方向へどんどんそれてく
カットすると歯抜けみたいになるし
それを埋めるのが大変です
あと日本語の使いまわし
そしてこの続きどうしよう

【登場人物】
・おとうさん
本人も知らないうちに『こちら側』に来てしまった天然さん
ふらんの父親になった時、初めてゆっくりと言う生き物を知った
見た目はエメラルドグリーンの丸いスライムみたいで、弾力に富む
大きさは水分を吸収排出することでビー玉サイズから10mを超えることも可能
普段は成体のゆっくりサイズ
自分の温度を自由に変えたり、質を変える事が出来る
仮の姿で、本来の姿に戻ると凄いらしい
今は親バカ全開

・ふらん
ゆっくりの中でも捕食種のエリートと言われるふらん種のゆっくり
元は胴無しであったが今は胴付きで、全体的にスリム
普通のふらんと違い、黒が基調になっている『黒ふらん』
これが理由で捨てられた所をおとうさんに拾われた
ある理由でゆっくりどころか人間とも比較にならない程のハイスペック
何でも食べる子。でも蟲は勘弁な
空を飛ぶのが大好き

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このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

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  • 続きあるのー? -- 2011-07-24 08:31:02
  • ケロロ軍曹のアレを思い出したw -- 2010-10-18 23:47:54
  • 話は途中で終わってるのに不思議な充足感がある -- 2010-06-08 20:49:24
最終更新:2009年12月18日 22:10
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