ふたば系ゆっくりいじめ 110 目標にセンターを入れてゆっくり

目標にセンターを入れてゆっくり 11KB


※以下のレスに触発されて書きました
品種改良で再生能力の強い品種を作れないものか
中枢餡単体(仮死状態)での保存も可能で、
餡の上に置くと数十分~数時間で再生とか

※独自設定垂れ流し
※作中に出てくる人間は二人とも男です


「やあ、よく来たね。君に是非見せたいものがあってね」

先生の家に着くと、そんな言葉で迎えられた。
電話で呼ばれたときから随分と興奮していたようだが、今はもう待ちきれないといった感
じだ。俺はすぐに居間へと案内され、それを見せられた。

「ええと……どっかのお土産とかですか、これ?」

それは箱詰めの菓子折、といった感じのものだった。
平たい箱、格子状に厚紙で仕切られた中には、丸いお菓子らしきものがずらりと並んで詰
められている。
色や形は餡子玉に似ている。黒や黄色、紫と、色とりどりのバリエーション。ひとつひと
つが几帳面に真空パックされている。親指の先ほどの大きさで、食べるには小さく思えた。
高級菓子か何かなのだろうか。
おいしそうに見えるが、わざわざ呼ばれるほどのものには見えなかった。

「これはゆっくりの中枢餡だよ」
「へ? これが?」

中枢餡。文字通り、ゆっくりの中枢となるもの。人間にとっては脳に当たる器官で、これ
を破壊されるとゆっくりは確実に絶命する。逆に言えば、これさえ無事ならゆっくりは簡
単には死なない。ゆっくり虐待にあたって、この中枢餡の位置を見極めるのが重要であり、
虐待初心者最初の壁なのである。
虐待歴がそれなりに長い俺はゆっくりの中枢餡の位置を見誤ることなどない。しかし、こ
うして中枢餡単体を生で見るのは初めてだった。

「加工所の新製品でね。赤ゆっくりの状態から中枢餡を抜き出し、培養して真空パックし
たものなんだ」
「こんなもの、何に使うって言うんですか?」

先生は微笑んだ。

「決まっている。虐待だよ」



目標にセンターを入れてゆっくり



「ゆっ、ゆっ、ゆっ……!」

ごく普通の饅頭に中枢餡を詰め込み、待つこと十分ほど。
饅頭は小さく震え、微かに声を漏らし始めた。

「……まだ口もできてないのに声を出そうとするんですね」
「ゆっくりしていってね、という定型句はゆっくりのアイデンティティの象徴だからね。
まずその言葉を喋る機能から形成される。彼らがやたらとうるさいのは、口から生まれる
からだ、なんて説もあるよ」

中枢餡。
加工所特性のそれは、真空パックから取り出すと数分でただの餡子と化す。その前に饅頭
などに入れると、周りの餡子を変質させ、やがてゆっくりになるという。
要は即席ゆっくり製造剤というわけだ。

「先生、こいつがゆっくりになるまでどのくらいかかるんですか?」
「菓子の糖度によって異なるらしい。この饅頭なら、およそ一時間ほどで目と口ができ、
更に一時間経過すれば髪も生えそろいお飾りも出来上がるだろう」
「随分と急速に成長するものですね」
「加工所特性だからね。大量生産用のゆっくりから作りだしたものらしい。もっと成長に
時間がかかり、高品質なゆっくりを作れる中枢餡も売られている。今回は虐待目的だから
大量生産用にした。……で、これが今朝中枢餡を入れた饅頭だ」

まるで料理番組のような用意の良さで先生が取り出したのは、一匹の赤れいむだった。

「ゆっくちしちぇいっちぇね!」

今は昼過ぎだから、今朝入れたと言うことは4、5時間は経過していることになる。
見た感じ普通のゆっくりではあったが、

「……なんでガングロなんですか?」

そのれいむの肌は黒……というか、濃い茶だったのだ。

「ああ。元々はそういう色の温泉饅頭でね。どうやら身体機能の形成が先に行われるよう
で、肌の色は後回しになるらしい。あるいは、ずっとそのままかもしれない」

触れてみると、確かにそのしっとりとした感触は、ゆっくりと言うより温泉饅頭のそれだ
った。

「やめちぇね! ぷにぷにしにゃいでにぇ! それよりれいみゅおなかすいちゃよ! あ
まあまもっちぇきちぇね!」
「……うぜえ」

ちょっと変わっていてもゆっくりはゆっくりだった。

「さっきも言ったが、大量生産用の低品質ゆっくりだったからね……ただ、低品質に変わ
りはないが、詰め込んだ饅頭によって性質が変わるようだ」

次にとりだされたのは、あの有名な鳥のヒナの形をした饅頭だ。

「ゆっくちしちぇいっちぇね!」
「ぴよぴよ!」

目と口は、ヒナの腹の辺りにできている。その上にあるヒナの首も動き声を発した。

「ぴよぴようるちゃいよ! ゆっくちできないよ!」
「ぴよぴよ!」
「ゆううう! だまりゃにゃいとれいみゅおこりゅよ! れいみゅちゅよいんぢゃよ!」
「ぴよぴよ!」
「れいみゅおこっちゃよ! ぷきゅうううううう!」
「ぴよおおおおおおおおお!」

どうやらヒナの首はれいむの動きに連動しているらしく、れいむが騒げば騒ぐほどぴよぴ
よとやかましくさえずった。

「なんですかこのひとり漫才は」
「いや、ゆっくりはいじり甲斐があって楽しいねえ」

次に持ってこられたのはゆっくりありすだった。

「こんにちはおにいさん! ゆっくりしていってね! か、かんちがいしないでよ! べ
つにおにいさんのことがすきとかそういうわけじゃないんだから!」

ありす種らしい見せかけなツンデレ態度をとるゆっくりありす。
だが、その髪と肌の質はなかなかに上等なものだった。外見の質だけで言えば、ゆっくり
ショップの高級ゆっくりに引けを取らないほどである。

「ひょっとして、これは高品質の中枢餡を使ったものですか?」
「いいや、低品質の中枢餡だよ。ただし、中枢餡を入れたお菓子は高級店のシュークリー
ムなんだ」

なるほど、そういうことか。中枢餡は安物でもガワは上等、と。
ツンと澄ましたありすはいかにも高級ゆっくりっぽい態度で、つくづくゆっくりは思いこ
みの生き物なのだな、と実感する。

「複数の中枢餡を混ぜたらどうなるんですか?」
「ああ、こうなるよ」

どこまで用意がいいんだか。
先生が取り出したのは一つの饅頭だった。
目と口はできているようだが、どちらも閉じたまま動かない。

「……死んだんですか?」
「いや、生きてはいるよ」

先生がつん、とつつくと、饅頭は急速に動き出した。
目をカッと開き、

「れれれれいむはだぜだぜんほすっきりーっ!」

叫ぶやいなや、がくがくと異様に震えたかと思うとぺにぺにを屹立。そして精子餡を射出
した。
一連の動作が終わると、まるで電池のきれた玩具みたいに動きを止め、目も口も再び閉じ
てしまった。

「これはれいむ種、まりさ種、ありす種の中枢餡を入れた饅頭だ。どうやら複数種類まぜ
ると発狂してしまうようだね」
「先生……いきなりきっついの作りましたねぇ……」

中枢餡は混ぜるな危険、と。これは重要なことだ。覚えておこう。
そして、ひとしきりに先生の手による中枢餡ゆっくりを見せてもらった。
実に様々なバリエーションがあり、しかもこれは全て昨日から今日にかけて作ったという
のだ。短期間でここまでやるとは、先生の趣味もさることながら、中枢餡の使い勝手の良
さを伺わせるものだった。

「さて。どういだい中枢餡は? これなら虐待のバリエーションも増えるというものだろ
う?」
「ええ、いいですね。確かにこれは使いでがありそうです」

ゆっくりを繁殖させるのは簡単だ。二匹以上用意して、振動を与えればあっという間に増
える。だが育てるのは手間も時間もかかり大変だ。
捕まえて来るにしても好みのゆっくりがそうすぐに見つかるとは限らないし、やはり手間
も時間も要する。
ところがこの中枢餡を使えば任意の種類のゆっくりを生み出せるし、十分な大きさの菓子
さえ用意すればいきなり成体ゆっくりになるという。おまけにこの中枢餡、低品質のもの
ならかなり安い。実に虐待に適したものなのだ。
先生が俺を呼び立てたのもよくわかるというものだ。

「さあ、どんなゆっくりを作りたい?」

先生の問いに、俺は考える。作るの簡単、バリエーションは自由。実に贅沢な悩みと言え
る。
ところが。
俺の頭に浮かんだのは、問いに対する答えではなく、さらなる疑問だった。

「そういえばコレって、お菓子以外に入れたらどうなるんでしょうね?」

先生がはっとなる。
中枢餡は山ほどあった。こんなこともあろうかと、先生は大量に買い込んでいたのだ。
……ホント、用意のいい人だ。
そして、さらなる探求が始まった。




「おやさいしていってね!」

試しにキャベツひとたまの中央に中枢餡を詰め込んだ。
一度真っ二つに切り、中を適度な大きさくりぬいて中枢餡をセット。再び閉じてガムテー
プで止めた
それだけではさすがに中枢餡が死滅してしまうだろうとオレンジジュースを注入したら、
見事にゆっくり化しやがった。しかもオレンジジュースのおかげで短時間で成長した。
ゆっくりは野菜が好きだから馴染むかと思ったが、本当にできてしまうとは。
おまけに中枢餡を詰め込むときに切った跡もゆっくり特有の再生能力で塞がってしまった。
ただ、目と口はついたものの、身体の柔軟性は得られないのか跳ねることはできないよう
だ。表面も普通のキャベツのまま。

「ゆっくりまわるよ~」

ごろごろ転がるのがこいつの唯一の移動手段のようだだ。

「これはどうしたものかねぇ?」
「とりあえずキャベツですから……剥いてみますか?」

いずれは完全にゆっくり化するのかもしれないが、今はまだキャベツ。とりあえず普通の
キャベツにするのと同様、ぺりぺりと剥いてみた。

「いぢゃあああああい! やべでえええ! れいむをむかないでええええ!」

なかなかいい声で泣いてくれた。
ああ、それから。こいつ、れいむだったんだ。



「ゆっくりしていってね!」

キャベツと同様の手順を用い、今度はスイカに入れてみた。
ゆっくりにとってオレンジジュースは万能の妙薬。あっさりうまくいった。
スイカのシマシマ模様に浮かぶ目と口が不気味だ。

「角も生えない……お酒も好きなようじゃない……失敗だ……」

落ち込む先生。どうやらゆっくりすいかをご所望だったようだ。
いや先生、いくらなんでもそれは無理だよ。入れたのはれいむの中枢餡だったわけだし。

「まあ、なんて言うか、ゆっくりにしては固くなりましたね」

こんこんと叩くといい音がした。中が詰まっているスイカの特徴である。

「ゆ! れいむをいじめないでね! ぷきゅうううう……ゆゆ!? ぷきゅううできな
い!?」

ゆっくりって基本的に身の程知らずだけど、自分がどうなってるのかもわからないらしい。
本当にバカな存在だ。



「ふっくらしていってね!」

ものは試しとばかりに、炊飯器にご飯を入れて、その中央に中枢餡をセット。
そして、炊いてみた。

「まさか本当にできてしまうとは……」
「でも、目と口ができただけで皮もなにもないですね」

炊飯器の中。ご飯の表面に目と口が配置されているだけの状態。
まるで写真にマジックでラクガキしたみたいなテキトーさだった。

「じじいども! まりさはおなかがへったよ! かわいいまりさにみとれてないで、さっ
さとごはんをもってくるんだぜ!」
「ご飯はお前だろ」

イラっときたので、とりあえず普通のご飯にするように、ヘラで混ぜてみた。

「ゆぎゅええええええ! まりさをまぜるんじゃないんだぜぇぇぇ!」

混ぜてみて初めてわかったが、ご飯の下は餡子になっていた。どうやら炊飯器の内壁と表
面のご飯がこのゆっくりにとっての皮だったようだ。
つくづくいい加減なナマモノである。




「いやあ、楽しかったねぇ」
「俺はちょっと気分が悪くなりましたよ……」

ひとしきりいろいろ試したあと。
ぐったりする俺とは対照的に先生はやたらと元気だった。
俺はあまりのゆっくりの不条理さにちょっと頭が痛くなったぐらいなのだが、先生は純粋
に楽しめたらしい。虐待が趣味の割に、神経細すぎるかな、俺。

「ちょっと小腹が空いたな……」

そう言って先生が先生が食べ出したのは……。

「せ、先生! なに食べてるんですかっ!?」
「ん? ああ、中枢餡だよ」
「い、いや。だってそれは……」
「君もゆっくりは食べたことがあるだろう? これも餡子、別に害はないさ。それに、普
通のゆっくりともひと味違ってなかなかいけるんだよ。君もどうかね?」
「俺はやめときます……」

おもしろ半分で生み出した様々なゆっくり。その素となった中枢餡。俺にとってそれはも
はやただの餡子ではなく、異形のナマモノ製造剤だった。とても食べる気にはなれなかっ
た。

「何を緊張しているのかね? もっとゆっくりしたまえ。ほらほら、『ゆっくりしていっ
てね!』」

冗談交じりにそんなことを言って、先生は快活に笑った。
俺は笑えなかったし、ちっともゆっくりなんてできなかった。




数日後。
俺は都市伝説であるはずの黄色い救急車が走るのを見た。



加工所特性の中枢餡。
今では回収され、販売中止となっている。
理由は、異様なゆっくりが増え、それが野生化し新たな被害が発生し出したというのだ。
だが俺はそれが建前に過ぎず、真の理由が別にあると思っている。

中枢餡で遊んだあの日以来。先生と連絡がつかない。

先生の体の中で、加工所特性の中枢餡がどうなったか。それを想像すると、俺の背筋を冷
たいものが走る。
忘れられない。俺はハッキリと聞いたのだ。
先生のあの日の言葉。。
冗談交じりではあったが、それはゆっくりの言うそれと寸分違わぬふてぶてしい言い方で、
確かに言ったのだ。

「ゆっくりしていってね!」、と。




by触発あき



トップページに戻る
このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
感想

すべてのコメントを見る
  • おやさいしていってね -- 2017-03-14 17:42:19
  • すいかゆっくりを割りたいです! -- 2014-09-19 01:39:54
  • 普通の中枢餡は胃ですぐ消化されるだろうけど
    この特性中枢餡は溶けきる前に人体を掌握できるのか…? -- 2014-03-04 14:03:43
  • てんてーーー -- 2014-02-08 19:29:49
  • 読んでる途中で、特異体質のゆっくりが被害をもたらすってのは想像できたけど、この最後は想像出来なかった・・・
    なんか不意を突かれた感じで面白かった。 -- 2012-12-13 17:29:26
  • 「おやさいしていってね!!」
    これに吹いたww -- 2012-10-18 00:23:50
  • KOEEEEEEEEEE -- 2012-04-12 04:15:18
  • ↓14 同意ww ゆっくり化した先生の頭切ったらゆっくりの頭出て来て「ゆっくりしていってね!!!」って言ったり?ww -- 2012-02-21 12:52:45
  • せ・・・先生・・
    -- 2012-02-16 16:15:49
  • これ...みかんの中に入れたら凄いことになりそうな希ガス -- 2012-01-03 01:44:51
  • 先生がああああああああああああああああああああああ(でいぶボイスw) -- 2011-12-23 12:50:04
  • 先生ぇぇえええ!! -- 2011-12-06 20:12:45
  • 先生・・・ -- 2011-11-07 21:42:53
  • 先生は原因不明の腹痛で病院に行ったそうです -- 2011-10-18 17:00:33
  • 先生ェ・・・ -- 2011-10-18 00:53:33
  • オチでゾッとした -- 2011-09-23 18:07:41
  • ひよこゆっくりかわゆw
    色々なゆっくりが想像できて面白いw -- 2011-04-28 21:48:30
  • こえええええええ -- 2010-12-23 00:23:46
  • 「ふっくらしていってね!」吹いたw炊飯器のコピーで使えそうだ -- 2010-09-24 07:04:38
  • これはこわう -- 2010-09-10 20:25:24
最終更新:2009年10月18日 13:42
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。