yukkuri 2KB
調理 共食い 越冬 SSって難しいですね。あんこ美味しいです。
・人生初SSです。ためしに書いてみましたが、難しいですね・・。
・短いです。
・人間が出ます。
・虐待はほぼしてません。
・凄惨描写はあっさりです。
・細かい設定は省きました。
「今日は暖かいな」などと思いながら小屋に入ると、
「ゆっくりしないででていってね!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすだよ!」
などと大きな声で叫ぶ物達がいた。
大2匹、中2匹、小3匹か・・赤と黒だけだな。
相手にせず、やかんに水を入れ火にかける。
茶の用意をしつつ、再びそれを目を向けると、
「よわっちいじじいが、こわくてこえがでないんだね!」
などと言っていたそれが、
「じじい、さっさとあまあまよこしてでていってね!」
などと抜かすので、流し台に乗っていた昨日のカスを放り投げてやる。
「むーしゃむーしゃ、ぱさぱさー」
「まずいよ、もっとあまあまよこせじじい!」
といった言葉を聞き流しつつ、沸いた湯で茶を入れ、いすに座って一口すする。
ちなみに小屋の中は跨げる位の仕切りで区切られているので、それがこちらに来ることは無い。
一息ついた所で、それに話しかけてみる。
「お前達、どこから来たんだ」
「ゆっ!まりさたちははるさんがきたのにたべものさんがみつからないから、やまからおりてきたんだよ!」
今日は小春日和なだけで、真冬だからな。
塀を跨ぎ、それらのところに行く。
両手で赤ゆ1匹づつを掴み、茶の所へ戻る。
途中、「おしょらを・・」とか「おちびちゃんをはなせぇぇ!!」とか聞こえたが、気にしない。
いすに座り、一匹はどんぶりを裏返しにしてかぶせ、逃げられないようにしておく。
かすかに、「くりゃいよぉぉぉ」とか「だしちぇねぇぇぇ!」などと聞こえる。
いすに座り、親の黒いほうが仕切りにぶつかる音を聞きつつ、もう一匹を手に取る。
帽子を取って「おぼうし・・」顔面を下にし、
みかんを二つに割るような手つきで後頭部に両親指を当てる。
「にゃにするの!?おろしちぇぇぇ!!」
親指の爪を立て「ゆびっ!」、皮をめくるようにして左右に開き「ゆがが・・」裏返す。
「ちっ!失敗したか。餡子が皮にくっついちまった。」
歯でこそげ落とすように餡子を食べ、残りは仕切りの向こうへほうり捨てる。
「ゆっ!あまあまだよ。むーしゃむーしゃしあわせー」
茶を2口ほど飲み、もう一匹をどんぶりから出して、同じようにする。
「いもうちょはどきょ?」「ゆびゃ!」「いじゃいぃぃぃ・・」
今度はうまく行った!
丸く震える餡子玉を口に入れ、溶かすようにして食べる。
そうすることで、だんだんと甘くなってくるのだ。
「うまいなぁ」
残りは先ほどと同じように仕切りの向こうへ。
「ゆっ!またあまあまだよ!こんどはれいむのものだよ!
むーしゃむーしゃ・・ゆゆっなにかはいってるよっ!ゆぺぺっ!」
「なんでちびちゃんのりぼんがはいってるのぉぉぉ!!!」
茶を飲み干し、服装を整える。
さっきの親が餡子をはいていたので、野菜くずを放り込んで畑仕事に戻る。
また明日から休憩時に餡子が食べられるな。前のが駄目になってから口寂しかったんだ。
髪飾り付きが混ざっているともっと良かったんだが、冬だし贅沢は言うまい。
今日の餌はねぎの皮だな。
(終)
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- 小春日和を春だと勘違いするとはまさに自然淘汰するべき存在だw -- 2011-08-29 15:04:14
- 小屋の中の仕切りはこのためかww -- 2010-11-26 21:18:03
- 下記のゆっくりは中身が液っぽいから皮剥いて食べるのは難しそう -- 2010-09-05 23:51:17
- ちぇん・みょん・ありすが食べたい -- 2010-07-10 23:31:07
最終更新:2010年03月05日 17:40