まりさとじじい 14KB
小ネタ 悲劇 実験・改造 ゲス 現代 ゆっくり火葬戦記その2
ゆっくり火葬戦記その2
ゲスゆっくりが登場します
「おいじじい!さっさとあまあまだすんだぜ!」
「ほれ。あんまり甘くはないがな…」
何時ものように顔を出すそいつにとって置いた代用食、甘薯の残りをやる
息子、孫と出征している彼には有り余ると言うほどではないが若干の余裕はあった
しかし生活に余裕はあっても潤いはない
連れ合いは既にこの世の者ではなく、子と大きな孫は遙か南方へ、小さな孫達は遠く内陸へ疎開していた
時折訪れるのは様子を見に来た息子の連れ合いと手紙を運んでくる郵便配達員のみ
寂しかった
平穏な御代であれば娯楽で寂寥感を紛らわせた、いやそもそも家の中に人があふれて寂しさなど感じる事はなかったはずだ
そんな中現れたのは口の悪い動く饅頭
しかしそんな物でも孤独の中にいるよりはましだった
「ふん、つかえないじじいだね。まあこれでがまんしてやるのぜ!」
どう見ても我慢しているようには見えない
目を輝かせて飛びつき夢中で頬張る
「むーしゃむーしゃ、しあわせー!!」
「そうか、そうか。それはよかった」
老人の見る目が孫を見るような目になる
果たしてまりさを通して遠くの孫を見ているのか、それともまりさそのものが孫のように感じられているのか
それは老人の心を覗かない限り分からない
「そ、それなりにだぜ!つぎくるときはもっとゆっくりできるものにしてね!」
「はは、出来たらの」
「…ところでじじい。じじいはぐあいはわるくないのぜ?」
「具合?いや特には悪くないの」
「ならいいのぜ」
おかしな奴だ
「あと、こしとかいたくはないのぜ?」
「ああ、大じょ…」
そう言えばこの間町中でこいつを見かけた時田中さんの家を覗いてたな
あそこのじいさんは確か一年中腰が痛いと言ってたの
そうか、そういう事か
くそ饅頭め、わしはまだそこまで年寄りじゃないぞ
「う、うん。こほん、そうじゃの、最近ちと痛くての」
「それはよくないんだぜ!そこにねころぶんだぜ」
「分かった分かった」
縁側にうつぶせになる
(ちと汚れてるの、掃除せんといかんな)
「いくよ!ぴょんぴょんするよ!」
「?」
どすん
まるで獲物を捕らえるかのように勢いよく背中へ飛び乗る
「ふぴゃぁああっぁあぁ」
老体にはあまりの衝撃に思わず奇声が出た
(くああ、ほ本当に痛くなった…嘘はつくもんじゃないわい)
「じ、じじい?」
「そ、それはちと強すぎる…」
「じじいはひんじゃくだね!もっとごはんむーしゃむーしゃしてつよくならないとだめなのぜ!」
跳ねるのを止め背中の上で勢いよくのーびのーびし始めた
「のーびのーび!」
「ああ、それ位がちょうど良い…」
「ふふふ、まりささまのいだいさをおもいしったのぜ?」
「ああ、知った知った」
「ならばもっとあじわうといいのぜ!のーびのーび!」
「ふふ、のーびのーび」
ついつい調子を合わせて一緒に言ってしまう
「のーびの…ゆぎゃああああ」
「ど、どうした?」
「あ、あんこが」
「餡子が?」
「あんこがつったのぜ…」
「だ大丈夫か?」
とっさに起き上がってしまう
餡子がつるって一体どんな状況だ?
「ゆぎいいい、ももっとそっとうごくのぜ」
背中から転がり落ちて身悶えしていた
うにょうにょ、くねくね転げ回っている、いや転がるのを止められないでいる
痙攣状態だろうか?
「しっかりしろ」
そっと転がっているまりさを捕まえる
「ゆぎいいい、そんなにつよくつかむんじゃないのぜええ!!」
「ほら落ち着け」
筋肉の痙攣と同じなら軽く揉みほぐすと良くなるはずだ
とりあえず人間の対処法と同じ事をやってみる
「ゆくくくくく」
「頑張れ、すぐ良くなる」
しばらくゆるーく揉んでいく
するとだんだんと体がやっこくなってきた
心持ちかなんだか肌もてかりが出てきたような…
「ゆーゆゆ、ゆー♪」
「良くなったかの?」
鼻もないのに鼻歌まで出てきたからもう大丈夫と思い手を離す
「ゆー♪よくなった…も、もともとまりささまはぜんかいばりばりなんだぜ!?
な、なにねぼけたこといってるのぜ?」
まあ、これだけ憎まれ口叩ければもう大丈夫か
「そうじゃの。もともとお前さんは元気一杯だったの」
「そ、そうだぜ。わかればいいのぜ
ゆ、まりささまはようじをおもいだしたからかえるのぜ!」
「そうか、またな」
夕焼けが跳ねていくまりさの後ろ姿を真っ赤に染めていた
「じじいーきょうもまりささまがきてやったのぜ!」
「…今日はこれ食ったらすぐ帰っとくれ」
何時もより多くの甘薯を差し出した
あまりと言うには多すぎる、まるで食べてないようだ
「どうしたのぜ?ぶさいくなかおがいとどぶさいくなのぜ?」
「なんでもない、お前には関係のない事だ」
「かんけいないことないよ!ごはんもってくるくそどれいがげんきなかったらまりささまがこまるのぜ!」
「今日はお前の相手をする元気がないんだ…」
「いいからいうのぜ!ちゃんとごはんたべてるのぜ?それともまたこしがいたくなったのぜ?」
まりさのその言葉で小さい頃肩を揉んで貰った事を思い出した
もうあの手が揉む事はない
「いいから…帰れ」
「どおしたんだぜ?ぜったいにきょうのじじいはへんだぜ!
あ、おてがみがこなかったのぜ?しょうがないおちびだぜ、かわりにきょうはまりささまがそばに」
茶飲み話、いや芋食い話に南方へ出征していった子供らの事
疎開先の孫らの事
そしてそれらが手紙をよこしてくる事なども話していた
昨日もそろそろ届く頃だと機嫌良さそうに話していたのだ
だからてっきりまりさはその手紙が来なくて落ち込んでいるのだと勘違いしていた
「帰れと言っておるのが聞こえんのか!」
今まで聞いた事もない大音声だった
その表情もまた鬼神のような恐ろしい物
言いかけた台詞もふてぶてしい表情も消え去り、恐ろしーしーを垂れ流した
「う、うあーん。うああああああ」
一拍置いて滝のように涙を流す
それを見ていた老人の顔にも思わず光る物がこぼれ落ちる
「う、ううううう。すまん、お前が悪いんじゃないな。すまん」
「うあああああ、うああああああ」
老人の顔から剣幕が消えたことにも気づかず泣き続ける
「実はな…」
手紙が届かなかった訳ではない
届いて欲しくない手紙が何時もの手紙に代わって届いたのだ
事の次第を涙ながらにまりさへ聞かせる
半分は老人のかすれ声の所為で、半分はまりさの頭の悪さで
今ひとつ正確には伝わってはいなかったがまりさにもようやく何が起きたのかおぼろげにも理解出来た
「じじい、きょうはとくべつにまりささまがとまっていってやるのぜ!ありがたくおもうのぜ!」
「まりさ…ありがとう」
「とくべつなんだぜ!もっとかんしゃしてもいいのぜ!」
「ああ、ありがとう」
深夜の事である
何時もはさして飲まない老人がしたたかに深酒をし眠りこけていた
「じじい、まりさはしーしーしてくるのぜ」
返事がない、寝ているようだ。断じて死体ではない
庭に出て端でしーしーを放つ
「すっきりー!まりささまの40さんちほうのいりょくだれかにみせたいのぜ!」
ドゴオオン!!
「ゆべぇし!…ぺっぺっくさいいいいい」
背後からの強風で40サンチ砲弾弾着地に顔面から弾着する
「なんなのぜ、いったい」
そしてゆっくりとふり返る
ウー…ウー…ウー…ウー…ウー…ウー…ウー…ウー…ウー…ウー…
「関東地区、関東地区、空襲警報発令。
東部軍司令部より関東地区に空襲警報が発令されました」
「ゆ?」
建物がない
「ゆゆゆ?」
あるのは瓦礫だけ
「ゆゆゆゆゆゆゆ?」
そしてそこにはまだ寝ているはずの…
「う、う、うあああああ!!!じじいいいい!!!」
不発弾だった
老朽化していた彼の家は炸裂しない弾でさえ受け止める事は出来なかった
もろくも崩れ落ち、辛うじて長年連れ添ってきた箪笥が天井を受け止め何とか老人の命を長らえさせていた
「だ、だれか!じじいが!じじいがなかにいるんだぜ!」
あちらこちらから迫り来る炎に人は日頃の訓練にもかかわらず逃げ出してしまう
こんな浮き足立っている時に誰もわめく饅頭など気に留めるはずがなかった
「ああああ、そこのおにいさんん、じじいがなかに!」
「うるさい、邪魔だ!」
「ゆべ!」
纏わり付いてくるゆっくりを蹴飛ばし走り去る
無理もない、この猛炎の中ゆっくりにまで気を回せる人間などいる訳がない
周りの人間のゆっくりしてなさに見切りを付け、助けを呼ぶ事をあきらめて自力で助け出そうとする
「ゆああああああ、じじい!すぐたすけるんだぜ!」
崩落した家屋をにゅるりにゅるりとかいくぐり老人の元へ向かう
「ま、まりさか?」
「そうだぜ、じっとしてるんだぜ!いままりささまがだしてやるんだぜ!」
「来るんじゃない!」
「ゆっくりおうちさんそこをどくん…だぜ?」
「お前が来てもなんの役にもたたん!さっさとにげろ、くそ饅頭!」
「うるさいんだぜ、くそはそっちなんだぜ、くそじじい」
「良いから行け、来るな、近寄るな、どっかへ行け!もう顔も見たくない!」
「じじい…くそじじいにそこまでいわれるすじあいはないのぜ!
おなさけでつきあってやってたのをかんちがいするんじゃないのぜ、このげすじじい!」
「ああ、なんとでも言え、ゲス饅頭」
「ふん、こっちこそもうにどとくそじじいのおかおをみたくないのぜ!」
にゅるにゅると元来た道をたどり瓦礫から脱出する
言葉遣いの通りまりさはゲスだ、自分に何が出来るかよくわきまえてる
力が足りなければ仲間も平気で見捨てていく
だからあっさりと大恩ある老人を見捨てていった
「じじい…じじいいいいい!!!!!」
振り返らずに宛もなく軽やかに跳ねていく
頬に伝わるそれはきっと汗だろう
「すまない…すまない、まりさ…魔理沙、あいつをどうか守ってやってくれ」
そして老人も泣いていた
泣きながら見えない位置の、今は共に下敷きになっているはずの仏壇に祈る
じりじりと業火は迫ってくる
人、動物、植物そしてゆっくり、それらを区別無く全て平等に飲み込んでいく
逃げ場など何処にも無い
「東部軍管区情報。
一部に発生せる火災は、軍官民防空活動により制圧しつつあり。
一部に発生せる火災は、軍官民防空活動により制圧しつつあり。
情報おわり。以上」
全ての炎が消し止められたのは翌朝の事である
「うあああああああ、じじいい!じじいいい!!!」
小さな壺に納まった老人に泣きついている饅頭という異様な光景
「うそだぜ、うそにきまってるのぜ…
ずうたいだけはむだにでかいじじいがこんなにちっちゃくなるわけないんだぜえええ」
「まりさ…じいさんは」
「うるさい!じじいをどこにかくしたのぜ?
このまりささまにはていのうなくそじじいがうそをついてるなんてとっくにおみとおしなのぜ!」
「芋でも食って落ち着け」
「あまあまなんかじゃだまされないんだぜ!さっさとつれてこないとせいっさいっ!するよ!」
「あれどうしようか…」
「しんだあのじいさんが可愛がっていた奴だからな、殺すというのも…」
ご近所さんがただでさえ悩みで一杯の頭に余計な悩みを抱えていた
そこに通りかかった褐色の影
「このゆっくりは?」
「あ、将校さん!い、いえこの家のじいさんが飼っていた奴でして。すぐ処分させます!」
「いや、その必要はない。軍で預かっても構わないかな?」
「は、はい。家族にはこちらから伝えておきます」
「うむ。…まりさ?」
「ぅぅぅ…なんだぜ?まりささまはいまとってもいそがしいのぜ」
「泣くのにかね?」
「ゆう、ばりざはなきむしじゃないがらないてなんがないのぜ!」
「なあ、まりさ。泣くのも良いが…」
「だからないてなんか…」
「おじいさんの敵討ちをしないか?」
……
…
「おにいさん」
「なんだ?」
「ありがとう。これでやっとまりさゆっくりできるよ」
「…ああ、そうだな」
「それでおにいさんにおねがいがあるのぜ」
「言ってみろ」
「おぼうし…まりさのおぼうしをじじいのはかにかざってほしいのぜ。きっとあのくそじじいまたさびしがってるのぜ」
「分かった、預かろう」
「きっと、きっとだぜ!じじいはまりさがいないとだめなんだぜ。しょうがないにんげんなのぜ…」
「ああ、きっとだ。心配するな」
「ではいくよ!」
「しっかりやれよ!」
飛び立っていく
力一杯帽子を振り見送る
「頼んだぞ、まりさ。お前の背中には皇国の命運が掛かっているんだ」
時はさかのぼる事出会いの頃
彼は空技廠所属の技官だった
新型の対空兵器開発に挑んでいたのだが、これが命中率が悪くて実用化出来ていなかった
航空機に高角砲を乗せる試みは行われていたが命中率、重量の面であまり実用的ではなかった
だが既存の機銃ではあの化け物には効果がない
体当たりでは機体搭乗員共に生産が追いつかない
そこで目を付けたのがロケット
既に大型の艦船用は大型の『誘導装置』を搭載して実用化していた
だがそれを航空機用に小型化を試みたものの誘導装置を乗せる隙がない
何発か試射してみたが命中は0だった
そこでより小型の誘導装置を開発していたのだがこれが難航していた
そしてあの大空襲である
航空兵器の威力の調査のためにも被災状況の視察を命じられていたのだった
そこで出会ったのがあのまりさである
いける
なぜだか分からないがあのくすんだ灰色の帽子を見た瞬間そう確信した
そして声をかける
「敵討ちをしよう」と
スィーについては戦前から確認されてはいたが原理が解明されておらず
また個体数もきわめて少ないため利用は断念した
そこで人間と同じように操縦桿を使用する事に決めた
だが高速で飛翔するロケットを制御するにはゆっくりの反射では追いつかない
そもそも高速をゆっくり出来ないと言って嫌った
そこで医学の登場である
多数の人体、いやゆん体実験を繰り返し飛躍的にゆっくりの反射神経を引き上げる事に成功する
副作用として酷く落ち着きのない個体に仕上がり、また異常に高速で飛行出来るようになった
あまりの変異に担当者の予測を超え、実験で使用していた体力に優れる貴重なゆっくりを多数取り逃がすという失態を犯す
あれが繁殖しないと良いのだが…
おっとあまり関係のない事だった
ともかく反射神経を上げる事に成功した
おまけに思考まで多少早くなったのはうれしい誤算だったと言える
簡易的な物とは言えなかなか飛行機の操縦を覚えさせるのには苦労した
極限まで簡略化した弾体を完成させた時には既に夏になっていた
実用出来る目処が立ち、敵軍の上陸が予想される第二総軍管轄地へ移動し実戦を待つばかりとなった
ここでは総司令部防空の任務が与えられた
とは言ってもまだ正式採用された物ではない実験部隊に本格的な任務は与えられないままであった
ようやく使用可能と判断された翌日、都合良く偵察部隊とおぼしき物がここ総司令部へ接近してきた
絶好のチャンスと言わざるを得ない
最近では燃料不足が深刻で偵察部隊相手には迎撃を行っていない
ここで撃墜すれば間違いなくこの新兵器の成果と主張出来る!
早速司令部に掛け合い、強引に出撃許可を得た
そうして秘匿名:曼珠沙華砲は『偵察部隊』へと放たれる事となったのだ
状況は転じて遙か上空8000米
既に母機から切り離され独力での飛行となっていた
まりさの体を貫通した電熱線に熱がこもる
B29の飛行する超高空は低温、低酸素の極限環境
与圧されていない機内では人間であれば電熱線入りの防寒着と酸素ボンベが必要不可欠だ
酸素を消費しないゆっくりでもこの低温下では凍結か冬眠状態に移行してしまうのは目に見えている
そのためまりさと技術者が選んだのは体内に電熱線を通す事だった
外部から熱を加えるより簡単に体温?が上がるし構造も簡単
更に言えば物資が不足する中、一回の使い捨ての弾丸にわざわざ特注の飛行服なんて作っていられなかった
弾体内に徐々に充満する焦げた餡子の匂い
あまりの熱さに餡子が沸騰しそうだった、いや一部は沸騰していた
だがそれはまりさの気持ちをまるで表現しているようなものだ、あまり違和感はない
「あつい、あついのぜぇ」
まりさを蝕む熱い熱い焼け付くような気持ち
どんなに甘い物を与えられてもどんなに綺麗なゆっくりに出会えても晴れそうにない
この気持ちが晴れない限り自分は絶対にゆっくり出来ないと確信していた
まりさは孤独だった
生まれついての奇妙な体色で誰からもまともに相手にされなかった
定まらない赤い瞳でにらみつければ誰もが気味悪がって近寄らない
銀色の髪に触れようとする者はいない
抜けるような白い肌はまるで幽霊のようだと陰口をたたかれる
人間でさえ気味悪がった
唯一まともに取り合ったのはあの老人だけだ
一度味わった味はもう忘れられない
もう二度と孤独という苦みを頬張る事は出来ない
まりさの舌は肥えていた
眼前一杯に広がる銀翼の怪鳥
ガラスの向こうには慌てふためく人間の姿が見えた
「このくそじじいいいいい!ばりざをゆっくりさせろおおおおお!!!!!!」
「やった…やったぞ、まりさ!俺たちの勝ちだ!」
地上からも視認出来る巨大な超新星、周囲に連れ添っている飛行要塞もその輝きには耐えられなかった
大気圏へ突入した星屑のように砕け、そして燃え尽きた
「勝てる、これでこの戦争に勝てるぞ!」
感動のあまり防空壕から出た所で棒立ちとなる
異変を察知したのは部下の方が先だった
「中尉、伏せて!」
伏せながら叫ぶ
だがその声が届く前に閃光は彼を押し包んだ
第一射こそ成功したものの続く第二弾以降の生産は難航した
誘導装置の品質にムラがありすぎるのだ
元々のゆっくりの性格に加え、ゆっくりに精通した技術者を失ったのは痛かった
癖のありすぎる奴らを上手くいなせる人材はまだ当時は少なかったのだ
更に言えば時間もなかった、その日までもう一週間ちょっとしか無い
結局終戦までに輝く星とななれたのはごく僅かなゆっくりでしかなかった
……
…
今年もまた夏が来る
暑い夏になりそうだ、しっかり墓に帽子を被せないとな
白い杖を携え、サングラスに奇妙な帽子を被った老人が墓苑へ足を向ける
~お終い~
いい加減こんな夢が続くと何かに呪われてると思えてくる今日この頃
皆様きちんと睡眠取ってますか?
今回は火葬らしくとんでも展開…な気がしないでもありません
リクエストにあった独逸編は作者が帝國贔屓な為次作の予定です
注意:色々不謹慎ですが全てフィクションです
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- まーりさばんざーい!バンザーイ!
-- 2020-11-12 22:51:52
- 「最初は〜、、、、」ってコメントしてる人お前ここの管理人か?かんけいないくせにいきってるんじゃねえぞ -- 2020-11-12 22:51:19
- 霧雨魔理沙じゃん最後の -- 2020-08-12 11:32:56
- かっけー! -- 2020-08-12 11:32:24
- かっこいい。このまりさは尊敬する -- 2016-01-14 15:55:44
- もしかしてこの疎開してる老人の孫って…ゆっくりじゃない方の霧雨魔理沙? -- 2014-11-20 19:18:41
- イイハナシダナー -- 2013-07-03 15:30:56
- 不覚にも泣いた -- 2012-08-12 18:49:26
- こういうのもいいな。感動する。 -- 2012-07-31 23:07:46
- 最初はいいけど自分の趣味をSSに搭載しないでくれ -- 2012-07-26 17:47:22
- ゲスゆっくりのはずなのに感動した。 -- 2012-05-08 17:05:38
- いいツンデレ?だった…… -- 2011-09-08 20:34:22
- 特攻シーン良かった -- 2011-03-06 12:15:38
- 家が焼けおちるまでは良かった。 -- 2010-06-16 03:48:07
最終更新:2010年03月19日 10:07