しあわせ 10KB
虐待-いじめ ギャグ 小ネタ 理不尽 自業自得 同族殺し 共食い 飼いゆ 野良ゆ 姉妹物 赤子・子供 都会 現代 虐待人間 書きくさしリサイクル1
※ゆっくりの知能が高いように見えますが、おちついて行動だけを見てください。
00.
――ああ、ゆっくりがいる。
出来るだけ見ないように心掛けているが、日のあるうちに街に出れば
嫌でも目に付いてしまう、小さな、彼ら。
「ゅ………ゅっ………」
「「……ゅ…………」」
陰鬱な表情で、まるで教会に向かう葬列の様に
歪んだ帽子の家族が進んでいる。
車を恐れて歩道を、人目を避けてその端を、踏まれないように祈りながら進む。
その姿が、奇妙なほど、目について仕方がない。
私以外の誰も、それを見ようとしない
あんなにゆっくりしているのに、あんなにかなしそうなのに。
「ねぇ」
気づけば、声をかけていた
つとめて明るく、友達にするように声をかける
膝を折り、傅くようにしても、まだ小さな彼らを見下ろす形になる。
「にんげん、さん?」
目配せ一つなく、親の背後に子供は隠れ、庇いながら親は見上げる。
見下ろす『にんげんさん』の表情を見て、ほんの一瞬だけ、親まりさが目を細め、身体の力を抜いた。
息を吐く気配、当たり前に殺される覚悟をしたらしい、逃げる様子もない。
声をかけたゆっくりが『好みの表情』をしたのが嬉しくて
私はその、暗く濁った瞳をまっすぐ見据えて
ゆっくりと手を伸ばし、指を沈めた。
01.
幼いころの夢から醒めて
目覚めの瞬間に、不幸を感じる。
半分になった視界では、輝くような花畑が広がる『ゆっくりぷれいす』は見られない。
飼いゆっくりだった両親が、すべてを捨てて
生まれる前の自分を宿したまま探したという景色を、今でも夢に見る。
夢の風景と対照的な、狭く、薄暗いケージを見渡し
短くない時間をかけて、どうにか眠る我が子を見つけられた。
「ぺーろ、ぺーろしてあげるね…」
「…っ…っ…。」
眼窩から漏れ出た餡子で、ベッタリと汚れた目の周りを、千切れた瞼に触れないように丁寧に清める。
まずは右、続いて左、眠ったままぷるぷると身体を震わせているのは
くすぐったいのか、うなされているのか。
本当なら、そのままもう一匹の我が子にもそうしてやりたかったが
彼女は今、ここに居ない。
昨日自分たちを捉えた『にんげんさん』が連れて行ってしまった。
「ゅ…」
恐らく生きて再び会う機会は事は無いだろう
あったとしても、娘だとわかるカタチである保証はない。
食事が与えられて、それが甘ければ『おちびちゃん』
そのくらいの気でいた方が良いだろう。
まりさは小さく、息を吐いた。
不幸を感じる、幸せなど、どこにもない。
幼いころは、あれほど幸せだったのに。
ある時から、まるでゆっくりできた記憶がない。
「ぉきゃあしゃん…?」
「おちびちゃん、おきたの?」
ゆっくりしていってね、とちいさく口にして
頬を擦り寄せ、目を細める。
さぁ、どうやってこの子に両目が駄目になった事を伝えよう?
余りにゆっくりできない難問に、まりさはゆっくりと取り掛かった。
02.
ボンヤリと、寝ぼけた頭のまま、冷たい水で顔を洗う。
トースト一枚とコップ一杯の水、簡単な朝食を口に運びながら、今日の予定を考える。
今日は一日オフで、予定もない。
趣味に費やす事にしよう、素晴らしい日だ。
「ごちそうさま」
食器を片しながら、フライパンにバターの塊を落とし、火をかける。
融点に達したバターが色を失い、ゆるゆると崩れて溶けて行く。
軽くフライパンを揺らして、香ばしい液体を満遍なく行き渡らせてから
卵を割りいれるように、子まりさを放り込む。
「っっっっ!っ!っっッ!!!!!!!」
悲鳴は無かった、どうやら昨夜叫びすぎて喉が壊れたらしい
うるさくなくて大変結構。
大きく口を開けて、かすれた音を漏らし、絶叫する子まりさが跳ねる。
反動で右に左にガタガタと揺れるフライパンの上、ビリヤードよろしく転がって
全身を満遍なく、鉄板に押し付けて踊っている。
さっきからシゥシゥと、音を立てて甘い香りが広がるのは
子まりさが全身の穴からまき散らしている、ありとあらゆる砂糖水が
バターの塗られた鉄板に落ちて蒸発している音だ。
こうした結晶が出来るのは、かなりの苦痛を感じている証拠であるらしい。
「~~♪」
「ッッッ!!!!!?!!?!!ッ!!!!!???!!」
気分がよくて、思わず鼻歌など歌ってしまう
フライ返しで押し付けたりしながらそのまま暫く、子まりさの目が熱で白濁するまで愉しんで
切りの良い処で火を止めて濃縮オレンジジュースを注いだ。
蒸発するオレンジジュースの中で、子まりさが泳ぐ。
「…ゴばっ…ボっ……!」
生への執着から、必死になって熱されたオレンジジュースを吸い込み、溺れる子まりさ
熱湯の中で溶けないのは、カラメル化してこびり付いた砂糖の結晶が
子まりさをコーティングしているからだ。
ああなると、皮からジュースを吸収できない。
火傷してただれた皮膚と同じか、それ以上に疼いて、
死ぬか人間が貼りかえるまで、ずっと痛み続ける。
取り出した子まりさが、触れられる程度に冷めるまで冷蔵してから
私は硬くなったその皮を、優しく優しく剥ぎ取ってあげる事にした。
03.
「ごはんだよ」
ケージの暗幕を取り払って『にんげんさん』が、何か黒い物を運んできた。
まりさは諦観とともに目を細め、再会する覚悟を決める。
「おかあしゃん、ゆっくちできにゃいにおいがしゅりゅよ…」
「だいじょうぶだよ、おかあさんがいるからね」
ようやく失明した事実を受け入れたばかりの子まりさが、漂ってくる臭いに怯えている。
ゆっくりの、死臭
連想される事実に、本能的に叫びだしたくなるのを抑えて、静かに目の前に置かれた塊を見る。
大方の予想に反して、塊は小さく震えて、まだ完全に死んでいない事を主張していた。
身体の皮の大半を剥がされているが、一目で『ゆっくり』だと判別できる程度には
部品を残した状態だったことが、まりさには意外だった。
「…、…………、……」
排気ガスや生ごみの汚液が芯まで染みた、自分と同じくすんだ金髪と
目を背けたくなるような焼け焦げた帽子の残骸。
皮を失って、むき出しになった小さな白い歯は
よほど強くかみしめたのか、跡形もなくボロボロで、本数も足りない様に見える。
くりくりと愛らしかった両目は、白濁して何も写していない。
黒い塊に埋まって、少しだけぬるぬると動いているのが、我が子ながら餡子を吐き出しそうなほど気持ち悪い。
「それ、たべていいよ」
どこまでも予想通りに、『にんげんさん』は告げる。
娘にまで強制される前に、出来る事なら決して近づきたくない塊に親まりさは近づく
「………おちびちゃん」
細かく痙攣する塊は、ゆっくりとしての機能はまだ生きている事を示している。
ゆっくりを扱える人間の獣医でもつれてきて、パーツを組みつければ
それらしく振舞う様にはなるかもしれない。
では、漂う死臭は何か?
まりさは、肌が触れ合うほどの距離で塊を眺めて
自分の命よりも大切だった『おちびちゃん』の『心』が死んでいる事を確かめた。
「っう゛!!」
辛かっただろう、苦しかっただろう
自分の名前呼んだのだろうか、助けを求めたのだろうか。
涙の代わりに、穴のあいた右目から、水っぽい餡子がこぷこぷと流れ出た。
「ゆっくり、して、いってね」
大きく口をあけて、ひとかけらも残さないように、小さな塊をのみ込む。
恐らくおちびちゃんのご飯もコレだったのだろうが、死臭を立てる姉妹を与える気にはなれなかった。
そこら辺に転がっていた、自分の右目でも与えればいい、当面はそれで持つハズだ。
「そ、それっ、おいしかった?」
「…………」
さも愉快そうに、押し殺した声が降ってくる。
まりさは答えず、ちいさく呟く。
それが『にんげんさん』を、堪らなく悦ばせるとわかっていて、それでも口にせずにはいられない。
「……どうして、こんなこと?」
「っぷ、ックは、ハハ、ハハハハハハハハッあはは…」
「どうして、こんなこと、した、の…っ」
「ひヒ、あは、キャハ、あはははは、あははははははははははは…」
「どぼじでこんなごどずるのお゛お゛お゛お゛お゛おおおおおおおおおっ!!」
「ソレ、それ最高、くフ、あはははははははっ!!!!あははははは!!!!!!!」
子供のように笑う『にんげんさん』は、目尻に涙さえ浮かべて笑い転げ
そのまま4時間かけて、親まりさの『心』と『身体』が死ぬまで
全力で趣味に没頭した。
* * *
「ゆっくち、ゆっくち…」
「おかあしゃーん!」
「のーびのーびしゅりゅのじぇ!」
一斉に起き出して、動き回る赤ゆっくり達に
慌てたように成体のまりさが注意を促す。
「おちびちゃんたち、まりさはみえないんだから、あんまりはなれちゃだめだよ!」
「わきゃってりゅのじぇ!」
「みんにゃおにゃじだみょんにぇ!!」
「「「「「にぇ!」」」」」
「もうっ…おねーちゃんからこっちにきてね!あさの『ぺーろぺーろ』だよ!!」
「はーいっ」
ずりずりと、焼け爛れた足で狭いケージを這い回りながら
赤ゆっくりと、まだ若い親ゆっくりは、てんでバラバラの方向に向けて笑い合った。
親まりさに呼ばれた『今の』長女以外は、声を合わせて歌う
目の見えないまりさたちの為に、『にんげんさん』が教えてくれたお歌を。
【なかよしゆっくり、ずっといっしょ。
おんなじ『おぼうし』おんなじ『おめめ』、まっくろ『あしさん』も、みんなおそろい♪】
他の歌を知らない赤ゆっくりたちは、何度も何度も繰り返し、同じ歌を歌う。
親まりさは昔、ゆっくりの歌をたくさん教えてもらったけれど
今ではすっかり忘れてしまって、知っているのはこの曲だけになってしまった。
声を頼りに親まりさにたどり着いた『今の』長女まりさが
「ゆんゆん」とご機嫌にすーりすーりする。
「それじゃおねーちゃん、ぺーろぺーろするね!」
「ゆゆ!」
赤ゆっくり達が、毎日楽しみにしている『ぺーろぺーろ』の時間は
ゆっくりするためには絶対に必要な、大切なスキンシップの一つだ。
碌な処置もなしに眼球を引きずり出された穴はカピカピに乾いてヒビ割れ
瞼の残骸が擦れて堪らなく気持ち悪い。
大人ならともかく、小さい赤ゆっくりだと、乾燥して顔が砕けてしまう事もあった。
だから毎日朝昼晩の三回づつ、おかーさんが優しく、千切れた瞼に触れないように
丁寧にぺーろぺーろして、目の周りを綺麗にする。
「ゆんっ、きゅしゅぎゅっちゃいよ!!」
右、続いて左、くすぐったくて、ぷるぷると身体を震わせて悶える『今の』長女に
ゆっくりと伸びた『にんげんさん』の手が触れて、勢いよく握りつぶした。
ケージの中の姉妹たちの歌が止まり『今の』長女が大きく声を上げる。
「ゆゆ、ごはんしゃんのにおいだじぇ!」
姉妹が続き
「きょうはおにぇーちゃんだにぇ!」
「ゆっくぃできりゅよ!」
「まいちゃおなかしゅいたのじぇ!」
芋虫のように、一斉に、さっきまで生きていた姉妹の死骸に群がって口を開く。
あまあまのごはんに「しあわせーっ!」と声を上げる娘たちの声に
静かに耳を澄ませていた親まりさの耳に『にんげんさん』の声が降る。
「ねぇ、まりさ」
「ゆゆ、どうしたの『にんげんさん』?」
「あんたたち幸せ?」
「かわいいおちびちゃんがいて、まいにちごはんがたべられてとってもしあわせだよ!」
嘘偽りなく、まりさは本音で幸せだと口にする。
「ふーん」と興味無下げに呟いてから、悪戯でも打ち明けるように『にんげんさん』は告知する。
「明日、あんたたち潰して、燃えるゴミに出すから」
「ゆゆ!」
全身で驚きを表現するまりさは、満面の笑みで。
「これでゆっくりできるよっ、ありがとう!『にんげんさん』!」
ケージの中からはもうずっと前から死臭がしていた。
【おわり】
以前書いていた5行だけの短編を、手直しして上げるつもりが
なんでかこんな事になってしまいました。
相変わらず読みにくいと思います、すいません。
もっと軽快で陰惨なゆ虐を書きたいです。
PS.
女神転生が大好きです
マグネタイト(あまあま)を求めて徘徊する『レギゆん』とか書きたい。
by古本屋
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- ゆっくりは虐待するのが最高だな!
同情するんだったらゆ虐には向いてないと思うから二度と見ないほうがいいよ! -- 2012-12-22 16:33:01
- ↓言葉に気をつけなよ
大体ゆっくりだって生きてるんだよ
同情する人だっているんだから、つっかかんないでね!
後、話変わるけどさ・・・
ゆ虐ってどっちかっていうとほとんどゆ殺じゃね? -- 2012-06-11 20:50:59
- ゆっくりに同情か。
きっとどんな生き物にもやさしい人だったり、感受性の強い人なんだろうな。(別にここにいる人間にそれがないとは言わない。)
だけどそんないい人でもここにいると、この話の場合では、野良ゆっくりに同情なんかするごみ虫野郎だな。
-- 2011-11-11 12:17:00
- 心を壊すのかー
いいかんがえだな〜 -- 2011-02-19 06:25:12
- ゆっくりがあまり人間くさいと、ただの量産型C級サイコホラーみたくなるなあ。 -- 2010-12-12 17:23:12
- おおゆかいゆかい -- 2010-08-11 16:41:21
- これはもうちょっと長めでもよかったんでない?
もっと読みたかった -- 2010-08-05 21:27:08
- 同情してしまう人はここからはやくお帰りなさい。そしてもう来るんじゃない。 -- 2010-08-02 23:58:21
- ゆっくりに同情w
ならなぜこのに居るのw -- 2010-07-29 21:27:07
- 最高だった!この手の話はゆっくりが
ある意味救われたような印象を受けるんだけど
「心の死臭」と言う設定がそれを感じさせない
すごくゆっくりできたよ! -- 2010-07-04 15:33:18
- 一思いに、殺してやれよ。ゆっくりに同情した。 -- 2010-06-28 07:39:17
- そう、ゆっくりは飽きたらぽーいだど。 -- 2010-05-02 01:59:27
- 泣きそうになった
ゆっくり達が可哀想すぎる・・・
ゆっくりしていってね・・・ -- 2010-04-16 01:46:22
最終更新:2010年03月27日 08:38