ふたば系ゆっくりいじめ 1141 ゆっくりってなんだ?

ゆっくりってなんだ? 56KB


虐待-普通 理不尽 差別・格差 誤解・妬み 飾り 家族崩壊 野良ゆ 現代 どんな感想でも待ってます。よろしくお願いします。


突然だが私の身寄り話を聞いてほしい。
私は暴力的な家庭のもとに育った。
親はいつも機嫌が悪く、何かと理由をつけてはすぐに私を怒り、一日中押し入れに閉じ込める。
泣いて謝っても許してはくれなかった。暴力なんて日常茶飯事だった。褒められることなんてなかった。でもこれが普通だった。
そんな生活からか、親の前では良い子を演じ、人の顔色をうかがって生きているような子供時代を過ごしてきた。
そんな親もあっけなく火事で死んでしまい、苦労の連続だったが、なんとか私も成長することができ、今は古い借家に独り暮らしをしている。
大人になっても、人の顔色をうかがい、他人の評価を気にし続ける日々。
子供の頃からずっと変われない自分。変わらない毎日。
変われない、変わらないことだらけで私はもうそれが普通なのだと感じていた。
だけど自分を変えたかった。でも自分を変える事なんてできないとも思っていた。
そんなときにこいつらはあらわれた。


        『ゆっくりってなんだ?』


いつも忙しく深夜に帰る私だが、その日は珍しく会社が早く終わったため、いつもより早い帰りとなった。
会社を出て地下鉄に乗り、最寄りの駅で降りて、家までの通り道である公園を通り過ぎる頃、ふとある声が聞こえてきた。
「はやくこっちにくるんだよ!こののろま!!!」
「ほんとうにゆっくりしてないね、このぐず!!」
「のりょみゃ!!はやくちろ!!!」
「ゆぅ…ごめんなさい…」
そこには『ゆっくり』と呼ばれるものがいた。
ゆっくりとは世間一般に害獣として知られており、好き好んで関わりあう人もいない(ゆっくり保護団体などあるらしいが)
いろんな種類がおり、餡子、クリーム、カスタードなど中身によってまた性格なども違うらしい。
ここにいるのはまりさとれいむのつがい。それに子れいむと家族から罵られている子まりさだ。
ゆっくりの駆除化が進んでいるこの辺では珍しいものに出会ったな。
ああ…子まりさが家族からいじめられてる。
ん?あのまりさもしかして…
今日はいつもより時間に余裕があるため、暇つぶしがてら話しかけてみた。
『ゆっくりたちこんばんは。どうしてまりさをいじめてるのかな?』
「ゆゆっ!?にんげんさん!!ここはまりさたちのゆっくりぷれいすなんだぜ!!!はやくあまあまもってくるんだぜ!!!」
「こいつはおかざりさんがへんでぐずでめざわりなんだよ!!!だからせいっさいというなのしつけをしているんだよ!!!
 そんなことよりくそじじいははやくあまあまをもってきてね!!!たくさんでいいよ!!!」

      ―ぐずのあんたがそこにいると目障りなんだよ!早く家からでていきな!!!―
        ―このぐず!!どけ!!ぶん殴るぞ!!もう殴ってるけどな!!!―

………また…か…。
「ゆぅ…」
帽子の形が変だからという理不尽な理由で家族から罵られる子まりさ。
状況的に子まりさはあの時の私に似ているな。表情も全然明るくない。まずゆっくりした顔でないのは間違いない。
思えば私もあの頃からずっとつらい毎日を過ごしているものだ。
きみには本当に同情する。心の底から。
ゆっくりといえば、私はこいつらのいう「ゆっくり」というものがなんなのかがわからない。
ただ動作が遅いこと?それなら出来る限りゆっくり移動する事がゆっくりできることになる。そんなゆっくり見たことない。
のんびりすること?なら子供はゆっくりできるという意味がわからない。
本当にどういう事なんだ?まあ、せっかく目の前にゆっくりがいるんだし聞いてみてもいいだろ。
『なあゆっくり?ゆっくりは人をゆっくりさせることに関しては右に出る者はいないって聞いたけど、
 私は小さい頃からゆっくりしたことないから、ゆっくりがどういうことなのかよくわからないんだ。
 もし私にゆっくりを理解させることができたら君達だけの奴隷になるし、あまあまもたくさんもってくるけどどうかな?』
「まりさたちははやくゆっくりしたいんだぜ!じじいをゆっくりさせているひまなんてないんだぜ!いいからさっさとあまあまもってこいいいぃぃい!!!」
「ばかなの?しぬの?げらげらげらげら!!!!」
「ちぬにょ?げらげらげら!!」
『そうか…やっぱりできないか…ゆっくりって名前だけでゆっくりできてないんだな。残念だ。あはは…』
「ゆぁあ!?そこまで言われたらゆっくりとしての名がすたるんだぜ!しかたないからゆっくりをおしえてやるんだぜ!!!」
「とってもゆっくりしてるれいむがじじいをゆっくりさせたらはやくあまあまもってくるんだよおおおおお!!!たくさんだからねえええ!!!」
「あみゃあみゃ!!!あみゃあみゃ!!!」
まんまとこっちの提案にのってっくれた。
別に無視して家に帰ってもよかったが、私はなぜかゆっくりのいう「ゆっくり」とやらを知りたくなったのだ。
変わらない毎日に何か刺激がほしかったのかもしれない。

「おちびちゃんをみればとてもゆっくりできるんだぜ!じじいにとくべつにみせてあげるねええ!!!」
「かわいくてごめんねえええええっ!!!」
『さっきから私はこの子をみてるけど何も感じないよ。ただの饅頭だね。これが君達のいうゆっくりなの?』
「れいみゅ、まんじゅうじゃないぃぃぃぃ!!!」
「!? ち、ちがうんだぜ!ちょっとした冗談なんだぜ!!!」
(なんなのこのにんげんさん。おちびちゃんをみてぜんぜんゆっくりしていないなんて…ゆぅう!!ぜったいゆっくりさせてやるんだぜ!!!)

「すーりすーりはゆっくりできるよ!!!すーりすーり!!!」
『そんな野良の汚い皮をすりつけられても汚れるだけだよ…むしろ不快かな。』
「ばりざはきだなぐだいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!!」

「れいむがおうたをうたうよ!ゆ~んゆんゆ~ん♪ゆっゆっゆ~♪」
『音程も何もあったものじゃない。とても耳障りな騒音だよ。これがゆっくりできることなの?』
「でいぶのうだはみんなゆっぐりでぎるっでいっでぐでるのにいいいいいぃい!!!」

「ゆー!いっちょにこーろこーろちゅるよ!!」
『こんな石だらけの土でころがったら怪我するよ?そんな事もわからないの?馬鹿なの?死ぬの?餡子脳なの?』
「でいぶばがじゃだいいいいいいい!!!」

「む、むーしゃむーしゃはゆっくりできるよっ!!!」
『人間はそんな変な虫なんて食べられないよ。もっとおいしいものいっぱい食べてる。それくらい知ってるだろ?
 今日はお昼にチャーハン半ライス大盛り、赤飯、豆ご飯、あと白米2杯食べてきたよ。』
「ゆっぐりでぎないいいいい!!!!!!」
この後もこいつらは私をゆっくりさせようといろいろ頑張っていたが、結局私をゆっくりさせることが出来ずに疲れ果ててしまった。
「どぼじでゆっぐりじでぐれだいどおおおおおお!!!」
「ゆっぐりいいいいいいいいいぃぃぃいいぃいい!!!」
「ゆんやあああ!!!」
やっぱり予想通りか。期待してたゆっくりは分からずじまいだ。つまらない。
ん?そういえば子まりさは何もしてこなかったな。
『君は私をゆっくりさせてくれないのかい?』
「ゆぅ…まりさはゆっくりしてないから、おにいさんをゆっくりさせることはできないよ…」
 ゆっくりが自分の事をゆっくりしていないって言うか…
「…まりさはぐずでのろまだから…だれもゆっくりさせることはできないよ…ごめんなさい…」

      ―ぼくは馬鹿でのろまなぐずです…ごめんなさい…だからもう…ここからだしてください―

ふと脳裏にまりさの謝る姿と子供時代の自分の姿が重なった。
なんで私は謝ってるんだったっけ?ああ…あの時もあの親達は意味もなく俺に怒ってきたからか。
ぐず扱いされて、殴られて、また押し入れに一日中閉じ込められて…
押し入れの中でいつか絶対仕返ししてやろうっていつも思ってたなあ…
………
『…まりさは復讐がしたくないかい?』
「ゆぅ?ふく…しゅう?」
『そう。復讐。君は今、家族からいじめられてるよね。ゆっくりしてないんだろ?
 きっとこのままずっと変わらないよ。もしかしたら家族から殺されちゃうかもしれない。』
「ゆっ!?まりさ、しぬのはやだよ!」
『じゃあさ…みんなに復讐して先にやっつけちゃおうよ?』
子まりさは驚いた。このままだと自分が殺されてしまうかもしれない。
でも復讐なんて…

      『いいの?ゆっくりできなくても?』

…ゆっくりできない?
……い…や…だ…いやだ!ゆっくりしたい…まりさだってゆっくりしたいよ!
まりさは…まりさはあるちいさいときからずっとずうっと家族やまわりのみんなからいじめられてきたよ。
ぜんぜんゆっくりできなかったよ…
妹がおいしい芋虫さんむーしゃむーしゃしてるのにまりさだけ苦い雑草さんでふしあわせーだった。
おかあさんたちは妹だけでまりさにはすーりすーりやぺーろぺーろしてくれない。それどころか殺されそうになったこともあったよ。
まわりのみんなもまりさのおかざりさんをみてゆっくりできないぐずって笑う。
      「このぐずっ!」「のろまっ!」「ここからでてけっ!」
なんでまりさだけこんな目にあってるんだ。まりさが何をしたっていうんだ。
まりさは何もしていないじゃないか。おかざりさんだってまりさが好きでこうなったんじゃないよ!
ただ…ゆっくりしたいだけなのに…

…くそお…憎い…
憎い…憎い…まりさはまわりのみんなが憎いよ…
憎い…憎い…まりさはまりさをこんな目にあわす家族が憎いよ…
憎い…憎い…まりさは全てが憎いよ…
どうせ殺されてしまうなら、先に自分の手でみんなゆっくりさせなくしてやる。
復讐してやる復讐してやる復讐してやる…
みんな殺してやるっ…!
……。


「……たいよ…」
『ん?なんだい?まりさ?』
「ふくしゅうしたいよ!まりさをゆっくりさせないみんなにしかえししたいよ!」
『ははは…いいよ。その願い叶えてあげる。』


私は子まりさの家族を家におびき寄せることにした。
『君達は頑張ってくれたね。結局ゆっくりって何かは分からなかったけれど、お礼がしたいよ。今から私のうちであまあまでもごちそうするけどどうかな?』
「あまあま!?ゆっへっへ!やっとじょうげかんけいがわかったんだね!しょうがないからあまあまをもらってやるんだぜ!!!」
「はやくしてね!ぐずはきらいだよ!ほんとあのちびといっしょでゆっくりできないじじいだね!!」
「あみゃあみゃ!!あみゃあみゃ!!」




………

……





「だせええええええええ!!!ここからはやくだせえええええ!!!!ここはまりさのゆっくりぷれいすだぞおおおおお!!!」
「どおしてそのぐずだけそとにいるんだああああ!!!!れいむをはやくだせええええええええええ!!!」
「ゆっくちできないじじいはゆっくちちねえええええ!!!」
例のごとく蓋のある大きな水槽のなかに閉じ込めておいた。うるさいな…
『どうやって仕返ししたいんだい?』
「こいつらはゆっくりいためつけてやるよ!!!」
『わかった。こっちにおいで。何の道具があるか説明するよ。その道具からまりさが何をしたいのか自分で考えるんだ。』
子まりさには家にどんなものがあるか、どんなことが出来るのかを一通り説明した。
人間の使うものなのでゆっくりには難しいかとも思ったが、まりさはすさまじい集中力で話を聞いているようだった。
話を熱心に聞くまりさの表情にどこかおそろしい笑顔が見えた。




『まずだれからにする?』
「いもうとのれいむからにするよ!!!」
「まずおかざりさんをめのまえでちぎって、おからだをはりさんでぷすんぷすんしてね!!せいっさいだよ!!!」
『わかった。』
「「なにいってるのおおおおぉぉぉぉおおおおおお!!!!!???」」
「ゆ!おそらをとんでるみた…はなしぇえええぇぇええ!!!!!」
子れいむを水槽から出し、汚らしいリボンを奪った。
「ゆゆっ!?れいみゅのきゅーてぃくるでかわいしゅぎるおりぼんしゃんかえちぇええええぇぇぇえ!!!」
うわっ。すごい形相。よっぽどこいつが大事らしいな。
ごめんね。お前のお姉ちゃんの命令なんだ。
「やめりょおおおおおおおおおおお!!!!ちぎりゅなああああぁぁぁああ!!!!」
子れいむ…いや、れいみゅのきゅーてぃくるなおりぼんとやらを少しずつゆっくりちぎってゆく。
「やめてえええ!!!」
すこしずつ
「だいじなおりぼん!!!」
大切なおりぼんを
「がえ"じでえ"ぇ"!!!」
ちぎっていく
「やべろおおおぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!」
れいみゅはおりぼんを必死に取り返そうとおしりをふりながらたいあたりしてくる。全然痛くない。ただふりふりおしりにはいらいらさせられる。
そうこうしているうちにおりぼんは全てちぎられ、汚らしいごみの山になった。
「ゆんやああああぁあ!!!れいみゅのおりぼんしゃん!!ゆっくりなおってね!!ぺーろぺーろ………」
必死におりぼんをなめる子れいむ。しかし現実は非情である。
「れいみゅの…おりぼんしゃんが………ゆうううううううう!!!!」
(もうゆるちゃないよ!これだけはつかいちゃくなきゃったけど、ちーちーにゃがしてないてあやまっちぇね!)
なんと!れいみゅはついに奥の手「ぷくう」をくりだそうとしている!
「ぷくう」とはゆっくり威嚇のひとつ。口いっぱいに空気を吸いこみ自分を大きく見せるもので、
これを繰り出された者はあまりの恐ろしさにちーちーをたれ流し、泣いて謝ってしまうという恐ろしい技なのだ!
(ゆっふっふ!!!もうこれでおわりだよ!!!!おんこうなれいみゅをおこらせたくそじじいがわるいんじゃきゃらねっ!!!!)
「もうれいみゅおこったよっ!!!!ぷくぅするよ!ぷく…ゆ"っ!!?」
突然れいみゅのほほに激痛が走った。「ぷくう」でふくらんだほほをちょうどいい具合に針でさされたのだ
「い、いぢゃいぃいぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
激痛からか目から激流のような涙を流す子れいむ。なんと驚くべき事に、れいみゅ渾身の「ぷくう」もこの人間には通じなかったのだ。
『ぷくうだって。おお、こわいこわい。』
ぷくうされた人間はそんな事を言いながらも淡々と子れいむのほほを針でさす。
「ゆびぃいぃぃぃぃいいいいいぃぃ!」
醜くでた下っ腹をさす。
「ゆびっ!」
ふりふりふられていたおしりをさす。
「やめっ!!」
汚らしい飾りがあった髪の毛の部分をさす。
「やっ!」
さす。さす。うすよごれた饅頭全体をさしまくる。
「やめちぇええええええええええええええええええええぇええ!!!」
「「おぢびぢゃああああぁあぁあぁあん!!!!!」」
れいみゅはちーちーを流しながら泣き続ける。
なんでれいみゅのひっさつ「ぷくう」が効かないんだ。「ぷくう」だぞ!れいみゅは怖いんだぞ!
れいみゅがそんな疑問の中、妹の姿を見ていた姉まりさは、
「ゆっ!おにいさん!つぎはおめめをとっちゃってね!あまぎりだよ!」
あまぎりか。少なくをも普通の姉の言う言葉じゃないよね。
「ゆぐっ…やめちぇねっ…ぐすっ…れいみゅのおめめさんとらないでね…ぐす…」
「おぢびじゃんにげてええええぇえぇぇええええ!!!!」
「おにいさんはやくやっちゃってね!!!!!」
「やめて…れいみゅの…や…ゆぴぃいいいいいいいいぃいぃいいいいいいい!!!」
針はちょうど右目のど真ん中に刺さっていた。右目からは先ほどとは比較にならないほどの涙がでてくる。
『こんな感じかな?おっ!意外に簡単にとれそう!』
(ぷち…ぷち…ぶちぶちぃ!!!)
「うぎゃああああぁあぁぁあああああああああああああぁああああ!!!」
何かが無理やり引き離される音と共にれいみゅの右目が出てきた。
目玉に触ってみるとこれがなかなか弾力がある。これはなんでできてるんだ?不思議だ。
ゆっくりの目玉はゆっくり通の中ではなかなか人気がある。ナタデココのような食感が魅力なんだそうだ。
私には野良ゆっくりを食べる趣味は無いので食べたりしないが、またどこかで機会があったら食べてみるとしよう。
「れいみゅの…れいみゅのおめめさんが…」
片方がまっくらで何も見えない。れいみゅのおめめをかえせ…
『針よりピンセットの方が取りやすそうだなあ。まりさ、ピンセットでもいいかい?』
「ゆん!いいよ!!さっさとめだまさんをとっちゃってね!!!」
私はピンセットを手に取りれいみゅの左目をまるごとつかむようにして取り出そうとした。
(ぶちぶちぶちぶちぶちぃいい!!!!)
「……っ…ゆあっ…あっ…かひぃい…ゆっ…」
声にならない痛み。
『やっぱりね。こっちの方がうまく出来たよ。言った通りだろ?まりさ。』
「ゆ!まりさがおにいさんにしじしたからだよ!まりさのおかげだよ!!」
先ほどよりも勢いのある音とともに目のないゆっくりがそこに完成した。
(なにもみえないよ…おそとさんがなにもみえないよ…れいみゅのあまあまはどこへいったの…
 どうしてかわいいれいむがこんな目に合わないをいけないんだ…れいむはかわいいんだぞ…
 ぐずのまりさはれいむをゆっくりさせないといけないんだぞ…絶対おかあさんにせいっさいしてもらうからな…)
そんなれいむの思いも虚しく意識がだんだん遠のいていく。
「………ゆ"っ…ゆ"っ…ゆ"っ…」
子れいむがあまりの激痛に痙攣し始めた。素人目からでもこのれいむが長くないことがわかる。
ここで死んでおけばまだ楽だったかもしれない。
だがそこには姉の非情な一言があった。
「ゆっ!こんなところでまだしんでもらってはこまるよ!!!おにいさん!!!いもうとにあまあまなみずをかけてあげてね!!!」
さすがは同じゆっくり。ゆっくりのことはゆっくりが一番よく知ってる。おそらくそれで事態が解決するのだろう。
あまあまな水かあ…野菜ジュースとかでもいいのかな?
とりあえず言われた通りあまあまなみずであろう野菜ジュースをかけてみた。
後で詳しい人に聞いたところ、オレンジジュースのような果物系がベストだったらしい。生意気。
「…っ……いじゃ…いよ…ぐらくでなにもみえないよ…こわい…よ…おきゃあさんどこ…れいみゅ…ここにいるよ…
 だすけて…おきゃ…しゃん…あの…あのぐずに…せいっさい…」
「おぢびぢゃああああああああん!!!おかあざんはごごにいるよおおおおおお!!!いまだすげるからねえええええええええ!!!!」
「まりざだぢをはやぐごごがらだぜええええええええええええええ!!!!おぢびじゃああああぁあぁあああん!!!!」
子れいむの意識がもどったみたいだな。それに表面の傷も治ってる。さすがゆっくり。
さっきから親ゆっくり達が水槽を体当たりしている。頑張れば割れるかもね。
「おにいさん!れいむをはりつけにしたら、まむまむにはりさんをさしてね!!!」
子れいむを適当な置物にはりつけにし、準備ができると、
「ゆ”ぎっっ……っ!?」
れいむのまむまむに一本の針がささった。もうこれでは子供はうめないだろう。
針が刺さったまむまむから少しずつゆっくりの生命の源である餡子が流れ落ちてくる。
(ぽたっ……ぽたっ……)
少しずつだが確実に、れいむから餡子が落ちている。
(ぽたっ……ぽたっ……)
確実に。少しずつ。
「ゆひゃあああ!!れいむからあんこさんがすこしずーつそとにおちてきてるよ!!!おめめがないからわからないだろうけど、いってき、いってきおちてるよ!!!
 れいむはいつゆっくりしちゃうんだろうねえええええええ!!!あんこさんのおちるおとよくきいててねええええぇえ!!!」
目の見えない状態で自分の餡子(人間でいう血液)が一滴一滴落ちていく音を聞くのはどんな気持ちだろうか?
自分はいつ死ぬんだろうか。あとどのくらい生きていられるのだろうか。それがわからない。
電気椅子で一瞬で死ぬとはわけが違う。
いつ死ぬかもわからない恐怖ははかりしれないだろう。助かる可能性がないとわかっている絶望ははかりしれないだろう。
死刑勧告をされた死刑囚のように恐怖と絶望は永遠と思える時間続く。
人間でさえショックで死んでしまうこの状況。痛みや恐怖に弱いゆっくりは例外ではないだろう。むしろ効果的な殺し方だ。

餡子さんがなくなってしまったらゆっくりできない。
(ぽたっ…)
いやだ。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
(ぽたっ…)
まだ自分は全然ゆっくりしていない。
(ぽたっ…)
もっといっぱいおいしいものむーしゃむーしゃしたいし、おかあさんたちともっとすーりすーりしたい。
(ぽたっ…)
それに将来、かっこいい伴侶となるゆっくりをみつけておちびちゃんをうんでゆっくりぷれいすでしあわせーするんだ。
しかし、そんなれいむのしあわせーなゆん生が訪れることはないのだ。
なぜなら姉であるまりさに殺されてしまうから…

「だいぶあんこさんがしたにたまってるよ!!!もうれいむはゆっくりしちゃうんだろうねええええ!!!
 いもうとのくせにおねえちゃんにさからうからだよっ!!!げらげらげら!!!」
「れいみゅ…まだ…しにちゃくない…しにちゃくないいいいいいぃぃいいいぃぃぃい!!!」
「おねえちゃんにさからうからだめだよおお!!れいむはもうしんじゃうんだよおおおおぉぉおおお!!!!げらげらげらげら!!!」
「いやじゃあああぁああああ!!!!おねえぢゃんだすけでええええええええ!!!
 ごべんだざい!!れいみゅがわるがっだでずううう!!!だがらだずげでぐだしゃいいいいぃいいい!!!」
「いやだよおおお!!!まりさにいもうとはいないよ!!!げらげらげらげら!!!!!ゆっくりしんでねええええええぇぇええ!!!!」
こんなやりとりが10分ほど続いた。そして、れいむはまもなく、恐怖と絶望の中死んでいった。
れいむにとってこの10分は永遠とも思える時間だっただろう。
「…ちに…ちゃく…な…い…おがあ…ざ…ん…じにだぐ…な…い…ごわいよ………も…と…ゆっく…りしたか…た…」
「「お"ぢびぢゃ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ん"!!!!!」」
「しんだ!!!しんだよ!!!
 まりさをいじめたあのばかないもうとはしんだよ!!!げらげらげらげらげら!!!!」
ついにまりさは間接的とはいえ殺してしまったのだ。家族である子れいむを。妹である子れいむを…
「ごっぢにごいいいいいいいいごのぐずううううううう!!!!ばりざがおまえをごろじでやるうううううううううううう!!!!」
「だぜえええええええごごがらだぜえええええええええええ!!!!」
親たちの憎しみは実行してる私ではなく、指示をしている子まりさの方が大きいようだ。
プライドだけは高いゆっくり達。自分たちがぐずだと思っていた奴にこんな目に合わされているのがとても屈辱的なことなのだろう。
『次はどうする?』
「おにいさん!!!つぎはまりさおかあさんだよ!!!」
「ゆ"っ!?やめてね!!!そっちのれいむにしてね!!!」
「なにいってるのまりさあああああああああああああ!!!!」
『どうする?』
「ゆっ!まりさおかあさんするよ!!!」
「どぼじでえええええええぇええぇえ!!!!!!」
「ゆふん!れいむをみがわりにしようとするからだよ!!!ばかなまりさはそこでゆっくりしぬのがおにあいだよ!!!!」
さっき子供が死んだのになんてと自分本位なやつらだ。結局子供に殺されちゃうのに。



……



「とめてえええぇえぇえぇえぇえええええええぇええぇぇえぇ!!!」
「だめだよ!まりさがいいっていうまでとめないよ!!!」
親まりさが今、何をしているのかというと…

「まりさがいいっていうまで、るーむらんなーさんではしりつづけてもらうよ!!!」
『それだけか?』
「まりさはずっといいっていわないよ!!!もしはしれなくなったらせいっさいだよ!!! ぜったいゆっくりさせないよ!!!げらげらげらげら!!!!」
ということで、ルームランナーで子まりさが終わりを宣言するまで親まりさには走り続けてもらう。走り切れなかったら制裁ということなのだ。
かれこれもう30分は跳ねつづけている。
「ゆう…ゆううう…もう…とめてね…まりさ…もう…げんっかいだよっ…」
「ゆっ!せいっさいされてもいいんだね!!!!」
「いいからとめろおおおおおおおおおおおぉぉぉおおお!!!!」
「くちごたえしたからすぴーどさんをあげるよ!!!!」
「ゆぴいいいいいぃぃいいいいいいいい!!!!!なんでまりさが…こんな目に…」
「すぴーどさんをあげるよ!!!」
「ゆううううううううぅうぅぅぅぅぅぅ!!!!!???」
「ゆふふふふふふ!!!!まりさはいいきみだよ!!!さっさとはやくしんでね!!!!!!」
それから1時間…1時間30分…2時間と過ぎていったがとうとう親まりさに限界がきた。
「も…う…むり…ゆっ…く…り…ゆっくり…したい…も…ゆ"ぐぇ!!!」
ついに親まりさはとまってしまった。
「ついにとまったねえぇぇええ!!!!!せいっさいだよおおおぉおぉおおおおおおおおお!!!!!!!!」
「や…やめて…ね…ぜえ…まりさは…ぜえ…がんば…ゆへぇ…ったんだよ…」
「いいっていうまではしればゆるしたけどだめだよおおおおお!!!おにいさああああん!!!!せいっさいのじゅんびだよおおおおおおおお!!!」






「まずはこのたべものさんをむーしゃむーしゃしてね!!!」
「…っ!?…ゆっ?」
親まりさは意表をつかれた。子供があんな悲惨な目にあったのだ。自分はどれだけ悲惨な目にあわされるか想像もつかなかった。
なのにこのたべものさん(?)をむーしゃむーしゃするだけでいいの?まりさは許されたんだね!やっぱりまりさがゆっくりしてるからだね。かわいくてごめんねえ!!!
「ゆゆん!!それだけでいいんだね!!!そんなのかんたんだよ!!!ゆっくりたべるよっ!!!」
ゆっくりは基本なんでも食べる。この野良まりさは公園の苦い雑草や汚い虫、生ごみなどを食べてきた。
それはあまりゆっくりした食べ物達ではなかったが生き延びるためだ。仕方のない事である。
そこにいつもとは違う人間の食べ物だ。感想は決まっている。
「むーしゃむーしゃ………し…しあわすぇええええええええええええええええぇえええぇえ!!!!」
最初は得体のしれないものだと思って警戒していたがいつも食べているものに比べるとなんておいしいものだ!!
まりさ大人なのに思わずうれしーしーを流してしまった。だがそれだけおいしいのだ。しあわせーなのだ。
「うめっ!!めっちゃうめっ!!!はふ!!ばりばり!!!はふっ!!!」
「ゆうううううう!!!れいむにもちょうだいねええ!!!それはれいむのたべものさんだよおおおお!!!!」
「いっぱいあるよ!!!ぜんぶたべてね!!!!」
親まりさは言われるまでもなく全部食べきった。
しかし食べたと同時にのどがとてもかわいてしまった。
無理もない。ルームランナーであれだけ走ったのだ。身体の中の水はもうほとんどのこっていないだろう。
「まりさのどがかわいたんだぜ!!!ごーくごーくしたいよ!!!!そこのぐず!!!はやくみずをよこしてね!!!!のろまはきらいだよ!!!」
自分は助かったと思い、いつも親れいむがしているように子まりさを命令する親まりさ。
「わかったよ!!!おにいさん!!!おみずさんをじゅんびしてあげてね!!!ゆぷぷ…」
「ふん!!わかればいいんだぜ!!!でもまりさのおちびちゃんをころしたげすゆっくりはあとでせいっさいするんだぜ!!
 おそいよっ!!!なにしてたの!!!はやくそのみずよこしてね!!!ごーくごーく…ごーくごーく…ごーくごーく…」
よほどのどが渇いていたんだろう。用意した水をすごい勢いで飲み干していく。
「ごーくごーく…ぷはあああああああああ!!!たくさん飲んだよ!!!しあわせえええええええええだよっ!!!
 げーっぷ!!!あとはげすゆっくりをせいっさいするだけなんだぜっ!!!
 …ゆっ?なんだかぽんぽんが…?ゆっ!おみずをたくさんのんだからぽんぽんがいっぱいなんだね!!!
 おちびちゃん!!!いまからおちびちゃんをころしたげすをころすからねえええええ!!!」
親まりさと子まりさの距離はそんなに遠くない。せいぜい3メートルといったところだ。
このままでは子まりさが怒り(笑)に震える親まりさに殺されるのも時間の問題だ。
「ごめんなさいいいい!!!ちょっとしたできごころだったんですうううう!!!もうしないからころさないでええええええええ!!! ゆぷぷ…」
なんと子まりさが必死になって謝り始めた。
「ゆっへっへ!!!いまになっていのちごいをしてもだめなのぜ!!!さあおちびちゃんのかたきをとるよおおおおおおお…お…お?
 ぽんぽんが…なん…だか…ぽんぽんがくるしいよおお…お…お…」
「ごめんなさいい!!!ゆるしてえええ!!!もう…ゆぷぷ…もうしま…ゆぷぷぷ…ぷ…ぷはははははははははははは!!!!!!!」
「ぽんぽんが…ぽんぽんがいたいんだぜええええええええええええぇえええ!!!!」

まりさのぽんぽんが痛い原因は先ほど食べていた食べ物にある。
まりさが食べたのは乾燥昆布。水にひたしてしばらく時間がたつと体積が何倍にも膨らんでいくという食物だ。
その膨大な量の乾燥昆布がまりさの体内で膨らみ、内部からまりさを圧迫しているため苦しんでいるというわけだ。
ゆっくりの80%以上が水分である。
ゆっくりが何もせず乾燥昆布を食べてしまうと、ゆっくり内部の大量の水分を昆布がすいこみ、全部食べきる前にお腹いっぱいを感じてしまう。
これでは親まりさを苦しませることができない。ただお腹をいっぱいにしてしまうだけだ。
そこで子まりさは考えた。
親まりさ体内の水分を出来るだけ無くし、昆布が膨らまないようにしようと。
そのために、ルームランナーで過剰な運動をさせて大量の水分を外に出させる。運動することによって苦しませられるし、お腹もすく。一石三鳥だ。
水分が体内に無いのだ。乾燥昆布を食べた所でまだ膨らむはずもない。お腹いっぱい昆布を食べてもらう。
その後にたっぷりの水を飲ませる。これは昆布が膨らむための水分を与えるためだ。
謝ったふりをしていたのも、すぐには膨らまない乾燥昆布への時間稼ぎ。
そう。すべては子まりさの計算の上だったのだ。

「まりさになにをぐわせだあああああああああああああ!!!!」
親まりさは自分に何が起こっているかわからなかったが、子まりさから与えられたあの食べ物が原因であることは予想がついていた。
「くるしいだろうねええ!!!!でもまりさもくるしかったんだよおおお!!!!
 みんなからいじめられてとってもくるしかった!!!なのにおかあさんはなにもしてくれなかったでしょおお!!!!
 だからばりさもなにもしない!!!じぶんでかってにくるしんでろおおおおおぉぉおぉ!!!!!!
 まりさとおなじくるしみをあじわってしねええええええええええ!!!」
「ぐううううううういじゃいいいいいいいいいいぃいいぃいぃ!!!ぽんぽんがいだいいいいいいいいい!!!」
先ほども説明したが乾燥昆布は時間とともにその体積を大きくする。つまり時間がたてばたつほど苦痛も大きくなるのだ。
「ゆぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷうううう!!!!みじめだねえええええ!!!!
 じぶんがむーしゃむーしゃしあわせーしたものでしぬなんてなんてみじめなんだろうねええええええええええ!!!!!
 まりさにはしあわせーなものなんてなかったよ!!!そこでゆっくりしんでねえええええええ!!!」
「ゆうううううううごろじでやるううううううううううううう!!!!」
親まりさのその言葉には今にも子まりさを呪い殺せそうな憎悪がこもっていた。
今すぐにでもあのげすを殺したい。おちびちゃんを殺したあのげすを。
だけどおからだが膨らんでるからかうまくうごかせない。
くそおおおおおおおおおおお。うごけええええええええええ。
「ごっぢにごいいいいいいい!!!!ごろじでやるううううううううう!!!!」
「こっちにこいだってえええ!!!!どうしてまりさがいかなくちゃいけないの?まりさはここからうごかないからこっちにおいでよ!!!げらげらげらげら!!!!」
そうしているうちに親まりさのからだはどんどん膨らんでいく。ゆっくりの皮は伸縮性があるため、中からの圧力によってどんどん伸びていく。
苦痛の色濃く、風船のようにふくらんでいく親まりさ。
それを見て笑う子まりさ。
どちらもゆっくりできてないことは確かだった。
「ゆはははははははははは!!!!!」
「ごっぢにごいい…いいいいいいっ…いっ…ひっ…ひっ…ゆっ…ゆ"、ゆげえええええ!!!!!」
ついに親まりさは餡子を吐き出してしまった。増えていく昆布の代わりに中身の餡子を吐き出し、体内の容積を減らしたのだろう。風船が爆発しないために。
「ゆげえええええ…ゆげ…ゆげえええええええええぇえぇぇぇぇぇ…」
「ゆゆっ!!あんこさんはいちゃったよ!!!おかあさんあんこさんはいちゃったよ!!!
 ゆげげげげげ!!!!もういもうととおなじゆっくりできなくなるうんめいなんだよおおおお!!!!
 げらげらげらげら!!!!ゆっくりしんでねえええええぇえぇぇぇ!!!」
「まりさあああああ!!!!あんこさんはいちゃだめええええええ!!!」
さっきまで死ねって罵倒していたくせに。まあ、一応つがいだもんな。
「いつゆっくりできなくなるのかな?まりさおかあさんはいつゆっくりできなくなるのかな?まだかな?まだかな?まだかな?まだかな?ゆぷぷぷぷぷぷぷ!!!!」
「ゆ…ぎぎぎ…ゆげええ…ゆ…ゆげえええええぇえぇ…」
大量の餡子を吐き続ける親まりさ。しかし昆布は膨らみ続ける。
「ゆぎ…ぎ…もう…げん…げんっかいだよ…っ…」
(まりさ…もうゆっくりできないよ…はやくゆっくりしたいよ…
 ゆっくりして…てんごくのおちびちゃんにあいたいよ…ぐそお…あんなげすに…あんなゆっくりしてないやつなんかに…)
ゆっくりは身体の3分の2以上の餡子がなくなるを死ぬ。
親まりさの大きさはバスケットボール大。単純に考えても相当な量の餡子を含んでいる。
げんっかいは簡単にはこないのだ。簡単には死ねない。否…死なせてもらえないのだ。
ゆっくり、ゆっくりと時間をかけて殺されていくのだ…そうゆっくりと…自分の子供である子まりさに…ゆっくりと…
「ゆ…っ…は…やく…ゆっ…りしたいよ……」
「だめだよっ!!!ゆっくりくるしんでしんでねっ!!!」
「ゆっぐぐぐぐぐう…」
(どうしてまりさはこんな目にあわなくちゃいけないの。ゆげ…まりさはただゆっくりしてただけだよ。ゆげえ…
 ぜんぜんおちびちゃんをゆっくりさせなかったから…ゆげえぇ…そのしかえしなの?ゆげえ…だからまりさはこんな苦しい思いをしているの?わからないよ…
 でもれいむに…おこられちゃうからしょうがなかったんだよ。ゆえっ…それにまりさはそれをまち……ゆ"っ!?)
まりさはどうしてこうなったのか考えた。一生懸命考えた。
しかし残念なことに、まりさがその結論を考え出す前に終わりがきてしまったのだ。そう、まりさの死という名の終わりが。
突然まりさの目が大きく見開いたと思うと、
「ぎぎぎぎ……ゆ…ゆげえええ…ゆげええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええ!!!!!!」
一気に大量の餡子を吐き出して親まりさは死んだ。やっとゆっくりさせてもらえたのだ。おそらく昆布が中枢餡に達したのだろう。
「もっど…ゆっ……ぐ……」
「まりさあああああああぁぁぁぁぁぁあぁぁあ!!!!」
「いもうとにつづいてこいつもやっとしんだよ!!!まりさをむししつづけたあのばかなまりさおかあさんはしんだよ!!!げらげらげらげらげら!!!!」
最終的にまりさは元の三倍ちかくも体積が大きくなっていた。なおも体積はふえている。
顔にはこの世のものとは思えない顔で死んでいるゆっくりしていない元ゆっくりの姿が映し出されていた。
「まりさ…どうして…もうやだ!!!おうちかえるううううううううううううう!!!!!」
そんな親れいむの叫びむなしく子まりさは
「ゆっふふふぃひひひひひ!!!さいごはれいむおかあさんだよおおおおおおおおお!!!」
『わかったよ。』
「どぼじでええええええええええええええ!!!!」

……

最後のせいっさいをまりさと相談していると、
「ゆうう!!!れいむはここからでるよ!!!がらすさんはいじわるしないでここからだしてね!!!!」
必死の形相で水槽に体当たりするれいむ。今までの比ではない勢いだ。
そんなれいむの願い通じてか、ついに水槽は割れた。
(バリーン!!!)
ガラスの割れる音が部屋に響き渡る。
「ゆゆっ!!!われたね!!!ゆっくりここからにげるよ!!!ばかなじじいたちはこんどほかのなかまといっしょにせいっさいするよ!!!
 ばかなじじいとげすゆっくりはゆっくりしんでね!!!そろーりそろーり…」
ゆっくりには自分の行動を口に出してしまう本能がある。それでなくても、逃げようとしていた事はわかるんだけどね。
「!!!? どぼじでどあさんがしまってるのおおおおおおおおおお!!」
自分が逃げようと必死になったら水槽がわれたわけか。子供が死んでも、自分のつがいが死んでもその必死さはなかったくせにな。

      ―○○!俺を先に助けろ!!!足がタンスにはさまって動けねえんだ!!!早くしろ!火がせまってる!!―
      ―ここからだせ!!親にこんなことしていいと思っているのか!!この恩知らず!!!―

あの時でもお前らは、ぼくを助けようって考えはなかっただろうな。自由の身であっても。

      ―おいやめろ!!俺はお前の親なんだぞ!!!そんなものふりまわすんじゃ…―
      ―今さら親づらするなよ。お前には殴られた思い出しかないよ。―
      ―火が!!火が目の前に!!○○!早く助けろ!!早くここから出せ!!!○○!!!―
      ―ぼくが何を言ってもあけてくれなかったじゃないか。―

                    ―おまえらなんて死んでしまえ―

結局、親だろうと自分の身が大事なのはあいつらと同じか…みんな自分の身が一番大事なんだよね。
『ふふふふふふ…』
「ゆ?なにかおかしいのおにいさん?」
『ん?別に笑ってないよまりさ。さあ、復讐を続けよう。』
「ゆっ!!わかったよ!…きめたよ!!さいごはまりさじしんがせいっさいするよ!!!」
「れ…れいむをいじめるのはやめてね…」
『ごめんね。君の子供のお願いだから。親なら我慢できるよね?』
「はなせえええぇえええぇええええぇえ!!!」

親れいむの身動きがとれないようピーラー(野菜などの皮をむく調理器具)で皮を餡子がもれないようむく。
まずは髪の毛からのある頭から。
「ゆぎゅいいぃいいいいいいいいいい!!!!!でいぶのえれがんとなくろがびがあああ!!!!」
皮と共に髪の毛までむける。頭が薄皮一枚だけの禿げ饅頭がいる。身体はまだ普通なだけに、このアンバランスな姿がまた滑稽で笑える。
「どぼじで…どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおおおお!!!」
どうして?うーん…
『そうだな…あえていうなら…仲間を増やすためかな。』
「どういうことなのおおおおおぉぉおおぉぉ!!!」
そこから体中の皮を丁寧にむいていく
「ゆぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃあああああああああぎゃああああああ!!!!!!いじゃいいいいいいぃぃいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」
「ゆひゅへへへへへへへへゃははははは!!!!!れいむおかあさんぜんぜんゆっくりしたすがたじゃないよ!!!!
 かみのけさんもおかざりさんもなんにもない!!!!ただのはげまんじゅうだよ!!!!!
 ゆひゃへへへへへへへ!!!!つるつるさんだよおおおおおぉぉおぉぉ!!!!つるつるさんだよおおおおぉぉお!!!」
「わらうだああああああああああ!!!!ごろ…ゆへっ!?……ごろじでやるううううううぅぅうう!!!ゆひぃっ!?」
滑稽な姿の親を笑う子まりさと、それに激怒する親れいむ。この二匹はこれでも親子なのだ。
「まりさをみためだけでいじめたげすおやはゆっくりできないすがたになってしね!!!!まりさはもっとくるしかったんだぞおおおおおおお!!!!
 ちょっとおかざりさんがへんだからっておまえらにいじめられて、どってもくるしかったんだああああああ!!!!
 おまえみたいなゆっくりはゆっくりできなくなってしねええええぇぇぇぇぇえ!!!」
身体の皮を全部むききり、頭だけでなく身体中が薄皮一枚だけの饅頭が完成した。
餡子がもれていないので死ぬことはないが、それでも空気に触れるだけで身体全体が激痛に犯されている。
「いじゃい…いじゃいよお!!!!どうじででいぶがごんなべに…」
「ゆふん!ここからはまりさがやるからおにいさんはてをださなくてもいいよ!!!!」
「…おばえごどぎが…おばえごどぎがでいぶにがでるどおぼっでいるのがああああああああ!!!」

親れいむの言っている事は、正しいと言えば正しい。
親れいむの大きさがバスケットボールに対し、子まりさの大きさはせいぜいハンドボールくらいだ。
戦ったら親れいむが勝つのは明白だろう。親れいむもそう思っていたに違いない。
しかし、これには条件がある。お互いに体調万全の状態であればだ。
そう。今はそれに当てはまらない。

「ゆぎぎぎ…おちびちゃんとまりさのかたきだよ!!!!!げすなこどもはいますぐしねええええええぇえぇえぇえ!!!」
「やってみるといいよ!!!!!げらげらげらげらげら!!!!おちびちゃんとまりさのかたきぃ!!げらげらげらげらげら!!!!」
「もうないてあやまってもゆるざないよおお!!!!げすゆっくりはせいっさいしでやるううう!!!いまいぐがらばっでろおおおおおお!!!
 ゆああああああああっ!?いだいいいいいぃぃいいいいぃぃぃいいい!!!」
空気が触れるだけでも激痛なのだ。ではその身体を動かすとどうなるか?
地面と自分との摩擦。はねたときの衝撃。全ての動作が痛みをなってかえってくる。まともに動くこともできないだろう。
「ゆひゃっはあああっはあああああ!!!うごかないの?ならこっちからいくよ!!!!!」
まりさ渾身の体当たり。
いつもならそれほど痛くもなく耐えきれる範囲の攻撃だろう。
だが今は状況が状況なのだ。
「ゆぎゃああああああぁあぁぁぁあぁ!!!!!いじゃいいいいいいいいい!!!!!もうやじゃあああああああ!!!!」
ちーちーが勢い良く噴出し、涙がとまらない。どうしてだ?なんであんなげすの体当たりがこんなにもいたい。れいむの方が強いのはずなのに。
おかしい!いたい!いたい!ゆっくりしたい!
「でいぶはしんぐるまざーなんだぞおおおお!!!!ゆっぐりざぜないどいげないんだあああああ!!!ぞれがわがらないげすはゆっくりじねええ!!!!」
「まだくちごたえするげんきがあるんだねええええええ!!!せいっさいするよおおおおおおおお!!!!」

それから子まりさの親へのせいっさいは続いた。

「このげすおや!!!まりさをゆっくりさせないげすおや!!!しね!!!!はやくしね!!!!」
「ゆべっ!!!やっ!!!やめろおおお!!!!でいぶ!!!まだっ!ゆっぐり…じだぐないいぃぃ!!!」
まりさは皮が破れて餡子がもれず、なおかつ痛みを最大限に与えられるよう、せいっさいの力加減をコントロールしていた。
「しねっ!!!しねっ!!!しねっ!!!」
「やべっ!やべろっ!!ゆっぐりざぜろおおお!!!おいじじい!!!でいぶをはやぐだずげろおおおおおおおおお!!!」
「まりさはずっとゆっくりできなかったんだ!!!!ほかのゆっくりとすこしちがうだけでみんないじめて!!!
 かぞくからもいじめられて!!!ずっとゆっくりできなかったんだぞ!!!!おまえはそれをしっているのか!!!」
「うるざいいいいいいぃぃいいいいい!!!!じねえええええええええ!!!!」

まりさのせいっさいは一時間にも及んだ。

「ゆはあ…ゆはあ…ゆはあ…お…おにいさん…ちょっときゅうけいするよ。げすおやにあまあまなおみずをすこしかけてあげてね。すこしでいいよ。
 まりさは…あっちであまあまさんをたべてきゅうけいしてるよ。」
「ゆっぐりざぜろおおおおおお…」
言われた通り子れいむ同様親れいむにも野菜ジュースをかけてやった。しばらくすると会話できるくらいには回復していた。
「ぐぞおおおおお…あのげすううううううう…ゆっぐりじねえええええええ…」
子まりさは台所でプリンを食べている。               ……「ちちち…ちあわちぇーーーーーーーーーっ!!!」
んーまだ時間がかかりそうだな。                  ……「へぶんじょうたいっ!!!!」

『ちょっと質問させてよれいむ。質問に答えたらあの子まりさを私がせいっさいしてあげるからさ。』
「!? ほんとうだね!!じじいははやくあいつをせいっさいしてね!!!れいむはしんぐるまざーなんだよ!!!」
『ゆっくりにとってゆっくりすることはゆん生の中で一番大事なことなんだろ?』
「そうだよ…じじいはそんなこともわからないの?ばかなの?」
『お前たちはここに来る前まではゆっくりしていたのか?』
「そうだよ…みんなですーりすーりして、おうたをうたって、むーしゃむーしゃして、
 おしゃべりして、すーやすーやしてたよ。とてもゆっくりしたしあわせーなひびだったよ…なのにあのげすのせいで…」
『子供をいじめてまで生きることがお前らの言うゆっくりだったのか?』
「あいつはげすだからいいんだよ!」
『げすって…もとはといえばお前らが普通に接していればあいつもお前らを憎んだりしなかったよな。』
「そんなこと…そんなことないよ!!!あいつはげすなんだよ!!!おかざりもゆっくりしていなかったし!!!みんなもゆっくりしてないっていってたよ!!!」
『かわいい自分の子供なんだろ?他人とは違い血のつながった唯一の家族。どこか自分たちと違っても守るべき大事な家族なのは変わらないんじゃないか?』
「ゆっ…それは…」
『れいむ…ゆっくりってなんだ?』
その時ちょうどプリンを食べ終えたまりさが幸せそうな笑顔でこちらに走ってきた。
「おにいさん!!!せいっさい、さいかいだよおおおおおおおぉおおおおおお!!!!」
「ゆゆっ!!!!!!」

……

『そうだよな…血のつながった唯一の家族なんだよ。他人と違って…もう遅いけどさ。』

再び子まりさによるせいっさいが始まった。

「ゆへへへへへへへへひひひ!!!!せいっさいだよ!!!せいっっさいだよ!!!せいっっっさいだよおおおおおおおおおお!!!」
「ゆぐっ!!!ゆぎっ!!!!ゆっ!!!ぎっ!!!ゆへっ!!!!」

(『守るべき家族なんじゃなかったのか?』)
かぞく?あのまりさが?かぞく?
ゆっくりしてないのはかぞくじゃないよ。
…でもどうしてまりさをゆっくりしてないって思ったんだろう?
「せいっっ!!!」「ゆぎぎっ!!!」
おかざりさんが他の子と違っていたから?そのせいで他のみんなに馬鹿にされるのが嫌だったから?
「さい!!!」 「ゆゆゆうっ!?」
今思えばそんな理由だけで自分の子供をいじめていたのか?
ゆっくりしていなかったのは子供じゃなくて自分だったんじゃないか?
でもおかざりは大事…な…の…か……な…ゆう…

おかざりなんて…本当はどうでもよかったんじゃないか?
まわりのみんなから馬鹿にされるのが嫌だからって…自分の…大切な子供なのに…守るべき家族…なのに…

  「れいむ…ちょっとまりさにきびしくあたりすぎじゃないかぜ?」
  「ゆ"っ!?なにいってるの!!!あいつはゆっくりできないんだよ!!!ぐずなんだよ!!!」
  「でもまりさたちのたいせつな…「うるさいよっ!!!」ゆっ!?」
  「こんどあいつとしゃべったらまりさもろともせいっさいするよ!!!」
  「ゆう…わかったんだぜ…」

れいむがこんな事言わなきゃまりさはおちびちゃんをあの時通りずっと大切に育てたかな…

  「まりさ、おかあさんのためにきれいなおはなさんとってきたよ!!!」
  「いらないよ!!!そんなこともわからないのかこのぐず!!!おまえにかかわるとろくなめにあわないよ!!!!」
  「おかあさんごめんなさい…」

謝らないでおちびちゃん…そのおはなさんとってもきれいだよ…おかあさんのためにありがとうね…

  「ゆぴいいぃいいぃいい!!!!いちゃいいいいいぃぃいいいいいいいいい!!!!」
  「どうしたのおちびちゃん!!!!!!」
  「まりさ、れいむといっしょにあそんでたられいむがそこのいしさんにつまずいちゃったんだよ…だいじょうぶれいむ?」
  「うるさいよおおおおおおお!!!」
  「ゆぴぃいいいい!!!」
  「どうせおまえがおちびちゃんをいじめてなかせたんだ!!!きょうからみっかかんごはんぬきだからね!!!」
  「ゆぅ…ごめんなさい…」

…ゆ…ごめんね…おかあさんが…悪かったんだよ…おちびちゃんを信じてあげられなくてごめんね…
本当は気付いてたのかもしれない…自分が悪いって…でも認めたく…なかったんだよ…自分がゆっくりしてないなんて…
でも…今…ちゃんと気づいたよ…おかあさんは悪いゆっくり…ゆっくりしてない…悪いゆっくりだよ…
おちびちゃんにせいっさいされてもしかたない悪いゆっくりだよ…悪いのは…


        「ごめんね…おちびちゃん…れいむのたいせつなこども…」


「ゆっ!?」
まりさは驚いた。
謝られた?おかあさんに?そんな事あるわけがない。あのいじわるなおかあさんがまりさにあやまるなんて…でも今…


        「ごめんねおちびちゃん…ぜんぶれいむがわるかったよ…おちびちゃんはなんにもわるくないよ…」


ご…め…んね…だって…
なんで…今になって謝るんだ。謝るくらいなら普段からなんで普通に接してくれなかったんだ。
まりさはつらかったんだぞ。いつもひとりぼっちでさみしかったんだぞ。
だれもまりさをたすけてくれなかったんだぞ…
いまさらおやづらするな…
いまさら…いまさら…
「…いまさらおやづらするなあああああぁあぁあぁあああああああああああああ!!!!!!!ゆっくりしねええええぇえぇぇえぇえぇぇええええええええ!!!!!!!」
その後も子まりさの親れいむへのせいっさいを続けられた。激しさを増しながら…
薄皮を気遣った力加減のコントロールなんて、もはや存在しない。つねに全力の体当たり。
しかし、れいむはそれに耐えた。耐え続けた。ひたすら子供への懺悔の言葉を口にして。

「ゆっ!!!!ゆっ!!!!ころす!!!!ごろず!!!!!ごろじでやるううううううう!!!!」
「ごめんねおちびちゃん…ゆ"っ!ごめんね…れいむが…ゆ"っ!わるかったよ…ゆ"っ!」
「ごろずごろずごろずごろずごろずごろずごろじでやるううううううぅぅぅぅぅ」
まりさの悪魔ののような叫びが響き渡った。もはやそれはゆっくりのものではない。
「じねじねじねじねじねじねじねじねじねじねえええええぇええええええ!!!!」
「ごめんね…おちびちゃん…ほんとうに…ごめんね…」
「ごろず!!」
「ごろずっ!!!!」
「ごろずうううううぅぅぅううううう!!!!」
「ゆ"う"う"う"う"う"う"ぅ"ぅ"ぅ"う"う"!!!!?」

ゆっくりには自分で死ぬ方法をして「おたべなさいっ!!」というものがある。
この言葉をゆっくりが発するとゆっくりは身体の真ん中からきれいに二分割され文字通り本当のお饅頭と化す。
これは他のゆっくりのために自らが食料となろうとするとき、自分がもうゆっくりできないと感じる二つの場合に使われる。
ではこのれいむはどうだろう?
実の子供にせいっさいという名の虐待をうけ、全身が薄い皮のみなので常に我慢しがたい激痛を感じ続ける。
自分の家族は同じ家族である子供にみんな殺された。
万が一ここから助かっても普通のゆっくりとしては生活できないというこの状況。もうゆっくりできないと感じるのが普通だろう。
ではなぜれいむは「おたべなさいっ!」をしないのであろうか?
それは子まりさへの謝罪だけではない。
ゆっくりできない自分への罰。
ゆっくりできない自分に付き合わせてしまった家族への弔い。
そして一番は、子まりさの怒りをこの身全てで受けようとする母の愛情であった。
すぐにゆっくりするわけにはいかない。
ゆっくりにとっても家族というものは、本当はとてもとても大きい存在なのかもしれない。

…しかしそんなれいむのにも限界が来てしまう。気持ちではない。身体のほうだ。
「ぐっ…ゆげええええええぇええええええ!!!!」
あまりの長い時間の激痛に耐えられなくなりついに餡子を吐き出してしまう。
「ごろずごろずごろずうううううううううううううぅぅぅぅ!!!」
それに気付かずまりさはせいっさいを続ける。それほどまりさの母への恨みは深かったのかもしれない。
「せいっさいだあああぁああああああああぁあぁああ!!!」
「ゆべっ…ゆげええええぇえ…ゆっ…ゆげえええええええええええええ」
ついに子まりさのせいっさいのたびに餡子を吐いてしまうようになってしまった。このれいむが死ぬのも時間の問題である。
「しねっ!!!しねっ!!!しねっ!!!!」
『まりさ。』
「なんだおにいざんんんん!!!!いばばりさはいそがしいんだよおおおおおお!!!じゃまするとおにいざんもせいっざいするよおおおおおおお!!!!」
『…もう痙攣してる。死ぬのは時間の問題だと思うよ。時間をかけて殺すんならもうその辺にしておいて 苦痛の中死なせた方がいいんじゃないか?』
私はまりさに提案する。子まりさのためではない。最後にれいむと話しがしたかったのだ。この状況においてもお前はゆっくりできるのかと。
「ゆふう…ゆふう…ゆふう…まりさは…いまそれをかんがえていたんだよ…ゆふう…おにいさんはよけいな…くちごたえしないでね…ゆふう…」
「…ゆ"っ…ゆ"っ…ゆ"っ……」
(…せいっさいはおわったの?でももうおからだのかんかくがないよ…もう…ゆっくりできそうもないね…
 おちびちゃんはれいむのことをゆるしてくれたかな…どっちにしても…れいむはわるい…ゆっくりだよ…
 ごめんね…おちびちゃん…が…ゆっくり…できなかったの…はれ…いむのせいだよ…こんな…おかあ…さんをゆる…してね…)
「ゆふう…ゆふう…くるしんでしね…ゆふう…ゆふう…」


このれいむはもう死にかけだな。というかまだ生きてるのかな?
会話するのは無理かなあ…。
実の子供にここまでされて…少し哀れにも見えてくるな。

「…お…おに…い…さん…れいむ…の…は…な…しを…」 

え!?お前まだしゃべれるのか!?それにそんな死にかけの状態で何を話すって言うんだ!?
「…おにい…さん…れいむの…さいごの…は…なしをきい…てね…」
子供じゃなくて私に?そこまでして伝えたいことがあるのか?
わかった。お前の最後の言葉この耳にしっかりと焼きつけよう。
『…なんだい?』
「おにいさん…おにいさんは…ゆっくりってなにって…れいむにきいた…ね…おしえて…あげるよ…」
れいむはとぎれとぎれながらも自身最後の言葉を呟くような声で私に語りかけた。私は一字一句聞き逃さないようれいむの言葉だけに集中した。
「ゆっくりっていうのは…じぶんの…じぶんのいきたいようにいきることなんだよ…
 おなかがすいたときにむーしゃむーしゃする…かわいいおちびちゃんといっしょにすごしたいからおちびちゃんをうむ…
 もうおねむだからみんなとすーやすーやする…みんなとあそびたいからこーろこーろする…おちびちゃんとうたいたいからおうたをうたう…
 ぺーろぺーろやすーりすーり…みんな…みんなゆっくりできることなんだよ…じぶんがしたいからするんだよ…
 おにいさんは…ゆっくりしてるの…?れいむ…おにいさんがゆっくりしているようにはみえないよ…
 おにいさん…れいむの…さいごの…おねがいだよ…おちびちゃんをゆっくり…させてあげてね…
 れいむ…は…こんな…こと…いえる…おや…じゃ…ないけど…ゆう……ゆっ…う…うぅ…
 ゆっくりさせて…あげられなかった…うっ…れいむたちのぶんまで…ゆぅ…うぅ…っ…ゆっ…ゆっくり…させてあげて…おね…がい…
 おちび…ちゃんは…ゆっくりでき…るんだよ…これできっと…おにい…さんも…ゆ…っく…りでき…よ…
 お…に…さん…ゆっく…り…し…て…いって…ね……!!!」



     おちびちゃんは自分達無しで生きていけるのだろうか…
     しあわせーなゆん生を歩めるだろうか…
     それだけが心残りだな…
     おちびちゃん…何も教えてあげられなくてごめんね…
     いっしょにおうたとかうたってあげられなくてごめんね…
     すーりすーりも…ぺーろぺーろも…
     れいむ…いじわるばかりしちゃって…
     悪いおかあさんでごめんね…
     ごめんね…ごめんねおちびちゃん…
     れいむの…たいせつな…おちびちゃん…
     ごめんね…
     れいむは先に天国にいくよ…
     天国でおちびちゃんとまりさと一緒にずっと見守ってるよ…
     だから…心配しないで…安心して…ゆ…ぅう…っ…ゆっく…りし…てね…
     …
     神様おねがいです…れいむは…もう…ゆっくりできなくてもいいです…ですから…
     もし…
     もし願いがかなうなら…
     もし生まれ変わっても…また…おちびちゃんのおかあさんになれたら…
     そのときは… 






れいむは静かに息をひきとった。
私が見ることのできなかった母の愛がそこにはあった。
子供の事だけを純粋に考える母の姿がそこにはあった。
自分を犠牲にしてまでも子供の幸せを考える母の顔がそこにはあった。
無情にも実の子供には伝わる事のない母の願いがそこにはあった。




『…そうか…』 
『…ふふふふふ…そうか…ふふふ…あーっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!
 ゆっくりってそういうことね!!!ぼくがゆっくりの意味を知らなかったわけだ。確かにぼくはゆっくりしてない!!!
 自分が生きたいように生きた事なんて無いもの!!!自分に正直に生きた事なんてないさ!!!いつも自分を偽って生きてきたよ!
 そうしないと生きていけなかったもの!!!今だってそうさ!!! 親の愛情だって知らない!知らないさ!!!
 そうか…くっくっくっくっ…。最後にゆっくりに教えられるなんてね!!!あーっはっはっはっはっはっはっは!!!』

ぼくは笑いが止まらなかった。
自分の生き方を全て否定された。普通は怒るだろう。自分の全てを否定されるのだから。
しかし笑いが込み上げてきてしかたなかった。
誰かに否定してほしかったのだろうか。自分のこれまでの生き方を。
誰かに教えてほしかったのだろうか。自分に生きたいように生きる事を。
誰かにしかってほしかったのだろうか。自分に嘘をついている事を。
誰かになってほしかったのだろうか。自分の本当の親に。尊敬できる本当の親に。

『…あっはっはっは…っは…は…あ……ただれいむ…最後のお願い…残念だけど……ゆっくりしてないやつにはさ…』

              『他のやつをゆっくりさせることなんてできないんだよ。』



……


『まりさ。ついにれいむが死んだよ。お前の復讐は達成されたんだ。』
「……ゆ……ふ…ふ…」
「…ふ…ふふふ…ゆひゃははははははは…ついにまりさはふくしゅうしたよ!!!まりさを…まりさをゆっくりできなくしたおやといもうとをせいっさいしてやったよ!!!
 いままりさはすごくゆっくりしてるよ!!!ゆはははははははははははははは!!!!!!」
『おめでとうまりさ。』
「ありがとうおにいさん!!!おにいさんのおかげだよ!!!
 おにいさんのおかげでまりさはすごくゆっくりしてるよ!!!しあわせーだよ!!!へぶんじょうたいだよ!!!!!!」
『うん。おめでとう。ただ復讐を果たした君はこれからどうやって生きていくんだい?頼るべき相手もいなくなって独りで生きていくんだろう?』
「ゆっへっへっへ!!!できるよ!いまのまりさはなんでもできるんだよ!!!ひとりでいきることなんてかんたんだよ!!!!
 もしむりでもおにいさんとかだれかにたすけてもらえばいいよ!!!」


                     『へえ?本当にできるのかい?』

                        『この家族殺し。』


「ゆ"う"っっ!? まりさかぞくごろしなんかじゃないよ!!!まりさはまりさをゆっくりさせなくしたやつにせいっさいしたんだよ!!!!ふくしゅうだよ!!!」
『同じことじゃないか。君は家族を殺した。』

      ―家族殺し!お前は親を助けられたのに助けなかった!!!この人殺し!!!―

「そんなことないよ!!!」
『家族を殺した奴には周りの目も厳しい。誰も助けてくれやしないよ。家族でさえ殺す奴だ。他人を殺す事なんて簡単だろってみんな思うもんな。』

      ―あいつ、家族を殺したって噂だぜ。警察も誰かの妨害のせいで逃げ遅れた可能性があるって言ってたから本当だって。怖いよなあ。―

『そういえばあの親れいむ、最後にはお前に謝ってたじゃないか。ゆっくりさせなくてごめんねって。
 なのにお前は親を殺した。謝っているのに殺した。これってゆっくりできないことだよね?お前も親や妹と同じだよ。』

      ―俺達が悪かった!だから助けてくれ!!頼む!!今までの事はどうか…心を入れ替えるから―

「ちがう!!!まりさはちがう!!!あんなげすといっしょなんかじゃない!!!それにこれはおにいさんからいいだしたんだよ!おにいさんがこんなこといわなきゃ…」

      ―違う!あんな無責任な親とは違う!本当は助けたかったんだ!!仕方のないことだったんだ!!!―

『君が頼まなきゃ私は何もせずに家に帰ったよ。なのに君はただその時の自分の感情だけで家族に復讐した。
 復讐以外の道なんていくらでもあっただだろう。なのに君は復讐を選択した。』
「ちがう…まりさは…」


                    ―違う…仕方のないことだったんだよ…―
                           ―本当に?―
                    ―殺さなきゃ殺されてたかもしれない―
                      ―それ以外の道はなかったの?―

         ―だって…嫌だったんだ…こいつらがここに存在している事が…またぼくを否定するんじゃないかって…―

『おめでとうまりさ。きみはこれからずっと家族殺しとして生きていく。それはきっとゆっくりできることなんだろうねえ?』
「ちがう!!!ちがう!!!!まりさはかぞくごろしなんかじゃない!!!まりさは…かぞくごろしなんかじゃ…」


                 『きみはぼくとおなじ…ゆっくりできない家族殺しなんだ』


「ゆぎぃいいいいいぃいいいぃいいいいいいいぃいいぃいいいいいいいいいいいいぃいいゃあああああぁああああああああああぁああああああ!!!!」




………
……





本当の自分を否定されるのは嫌な事だよ。ぼくがここに存在してはいけない気がするからね。
否定されないために自分を、本当の自分自身を変えようとする人もそりゃいるよ。
でもそんな簡単に自分は変われない。変わらない。本当の自分の姿がそんな誰でも簡単に変えられるなら人生なんてつらくないよ。みんなにもわかるでしょう?
だからぼくは理想の自分である私を作った。誰からも否定されない理想の自分。この現実で生きていくための理想の私。
でも理想の私は本当の自分じゃない。ぼくじゃないんだ。
ぼくだって自分の生きたいように生きたいよ。人間だもん。
でも変われない本当のぼくが生きていくにはこの現実は厳しい。この現実の荒波を越えていくにはぼくは弱すぎる。
ではぼくはどうしたかったのか?何が欲しかったのか?
…仲間が…
…仲間が欲しかったんだ。同じ苦しみを分かち合う仲間が。本当の仲間が。
一人でいると心細いよね。不安でしょうがないよ。でも二人なら大丈夫。なんとか頑張れるさ。
三人なら難しい問題にも立ち向かえる。
たくさんいたら…そう…何でもできる。
人間はそうやってこの世界を支配していったんだよ。
今も昔も変わらずにね。

まりさ、正直言うときみがゆっくりできなくなった原因はぼくなんだ。きみの帽子、生まれたときは普通だっただろう?
しばらく前かな…今日みたいな仕事が早く終わった日…
帰り道でたまたま幸せそうなきみたち家族の姿を見たんだよ。

  「まりさ、きょうかけっこでいちばんになったよ!!!ゆっへん!!」
  「ゆうううううう!!!おねえちゃんすごい!!!」
  「さすがまりさのこどもなんだぜ!!!きょうはふんぱつして、いもむしさんでもたべるんだぜ!!!」
  「「いもむしさん!!!やったあああああああ!!!!」」
  「やっぱりれいむのおちびちゃんたちはゆっくりしてるよ!!!ふたりともてんしのようにかわいいよ!!!ゆうぅう!!!」

  「「「「ゆはははははははははははははははははははははは!!!」」」」

………
なんだよ…なんだよ…ぼくには幸せな家庭なんてなかったのに…
本当幸せそうな家族だなって思ったよ。
たかがゆっくりだろって思う人もいるかもしれないけどさ。
でもそのゆっくりでさえ幸せな家庭があるんだよ?
ぼくにはなかったのに。
悔しかった。羨ましかった。妬ましかった。ゆっくりのくせにって。
ぼくにはそんな幸せな家族なんていなかったのにって。
そんなの幸せ、ぼくがぶっ壊してやるって思った。
飾りがきみたちの中で一番大事ってことは知ってた。
だから、その飾りをおかしくすれば、家族の仲が少しくらい壊れるんじゃないかなって思ったんだ。
誰でもよかったんだ。今回聞いた話の中心が子まりさだったからこいつでいいやって思っただけ。
話の中心が子れいむや親まりさとかだったらそっちにしてただろうね。
あの時きみに会うまでは忘れてたよ。帽子を見なければあの時の奴って事にも気付かなかっただろうしね。
ゆっくりなんて人間から見たらみんな同じ顔してるもの。
ぼくが願った通り、いやそれ以上かな?
きみは家族から…他のみんなから虐げられていた。
いつやったのかって?
ぼくは仕事が深夜終わる事が多いんだよ?だからきみたちの住んでいる場所さえ分かれば仕事帰りのついでって感じでさ。
きみたちは規則正しく寝てるから簡単な作業だったよ。きみたちはえらいよね。
まさかぼくのちょっとした悪意がこんなことになるなんて思ってもみなかったよ。
自分勝手だって思う?人間みんな自分勝手なんだよ。今に始まった事じゃない。
まりさはたまたま犠牲者のひとりになっただけだよ。
きみには本当に同情する。心の底から。
でもいいじゃないか。仲間ならぼくがいるよ。誰にも言えない秘密を共有した本当の仲間がさ。






…………

………

……







『おつかれさまです。』
「ああ、おつかれ。」
(ガチャン)
「あいつってちょっと変わってるよな。」
「どうして?」
「この前さ…
   『火を貸して頂けますか?』
   「ああいいよ。」
   『すみません。なぜか火を見ていると勇気がもらえるんです。私には出来るって思える勇気が。』
   「?そうなのか?まあいいや。満足したら返してくれよ!」
   『はい。ありがとうございます。』
 ってなことがあってさ」
「へえー変な奴だな。放火魔だったりしてwそういえばお前知ってるか?あいつと関わると不幸な目に会う噂だぞ?」
「そんな噂が?」
「あいつ自身も親を火事で亡くしたり不幸続きらしいからそんな噂がたっちまうんだろうなあ…」
「でもあいつ人当たりのいい普通のやつだよな?」
「だよなあwあいつ別にいい奴だもんなwしょせんうわさうわさw」

……

(ガラガラガラ)
『ただいま。ふう~今日も疲れた。』
あの子まりさはまだ生きている。いや生かされているの間違いかもしれない。
まりさは私の家で壊れた人形のように同じ言葉を繰り返している。
「まりさはかぞくごろしじゃない…まりさはかぞくごろしじゃない…まり…」
あの時以来精神的に壊れてしまいもう普通のゆっくりのように生きることはできないだろう。
でもいいんだ、ぼくに仲間ができた。仲間の世話はぼくがするんだ。
だかられいむ、安心してよ。まりさはぼくが責任をもってお世話するからさ。
仲間はまりさだけじゃない。きっと他にもたくさんいるはずなんだ。
きみはぼくの仲間かな?もしよかったらどう?ぼくの仲間にならない?
仲間になってくれるとぼくも頑張れるんだけどな。
次の仲間はどうやったら会えるのかな。


             (ガチャ)

             『まりさ…』





          『ゆっくりしていってね。』












なんて痛々しく意味不明で陳腐な作品。設定もありがちすぎですね。つめこみすぎ。
でも自分も1度でいいから他の皆さまと同じ様に何か作ってみたかったんです。
こんなのにお時間を取らせてしまってすみません。
これを最初で最後のSSにしようと思います。
ここまで少しでも読んでいただき本当にありがとうございました!

先生!明後日の課題もう少し待っていただきたいんですけ…だめですか…
えっ!?明日まで!?もっど…ゆっぐりじだがっだ…


挿絵 byねゆあき

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感想

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  • 天国でもいいよ
    火桜冬風 -- 2018-11-10 20:23:14
  • 最後には自分の罪を認めたんだから.........地獄に送ってね?(慈悲はない)
    火桜冬風 -- 2018-11-10 20:22:23
  • 親れいむ、親まりさ、末れいむは元から死ぬべきだよ!!!!! -- 2016-10-26 19:46:02
  • 超面白かった -- 2016-09-29 16:57:37
  • 「かわいそう」そう自分に言って、「ゆっくりしている」親を殺した。でも、自分が犯した過ちにきずくことができた親はいちばんゆっくりしている。でも、おやは天国できっとこう思ってる。「もっと早くきずきたかった」「今の自分には自分を含んだすべてのゆっくりがゆっくりしてなく見える」でも、そう思わせたのは、他でもない子まりさなんです。
    -- 2015-10-23 23:43:22
  • 挿絵が魔曲使いみたいって書いてる人がいるけど、立ち位置には堕天使の方に近いよね。
    「太陽と月に背いて」が似合いそう。
    -- 2014-01-28 15:36:09
  • 挿し絵の右上の子まりさホントかわいい。 -- 2014-01-09 19:05:50
  • 挿し絵の子まりさ可愛いな -- 2011-07-14 20:54:29
  • お話を読んでいて、何故か船幽霊とかの類を思い浮かべてました。
    死んだ人間が生きた人間を妬み、殺すことで自分たちの仲間にしてしまうんですよね。
    それが、今回はたまたまこのお兄さんとまりさであったということでしょうか。 -- 2010-12-23 03:04:51
  • 挿絵怖いです。もはやまりさというよりどこぞの魔曲使いにしか見えませんw -- 2010-09-25 23:27:44
  • れいむは不幸だよ、こんなゆっくりしてないお飾りの子供がいるんだよ、悲劇のヒロインだよ

    れいむは不幸だよ、ゲスに皆殺されてシングルマザーになったよ、悲劇のヒロインだよ

    れいむは不幸だよ、守るべき物に今まで気づかなかったんだよ、悲劇のヒロインだよ

    なんかゆっくりだとこう思ってそう
    謝罪も何もかも全部「悲劇のヒロイン」を演じてるだけみたいな -- 2010-09-20 05:57:21
  • 報復感情は当事者間で完結させといて下さい。 -- 2010-07-16 00:30:29
  • 最初で最後なんて言わないでね!おねがいだよ! -- 2010-07-08 19:06:23
  • ちゃんとした作りで普通におもしろかった -- 2010-07-08 15:55:00
  • 面白かった -- 2010-06-19 12:49:46
  • 人によって意見が分かれる作品でしょうね、僕は死ぬ間際になって謝罪や改心するという態度をみせた人間やれいむに対して因果応報だろうが、死ね。としか思えませんでしたね。長文すみません おもしろかったです。  -- 2010-06-17 04:15:41
最終更新:2010年04月19日 16:25
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