ふたば系ゆっくりいじめ 1148 愛でたいお姉さん

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愛でたいお姉さん 4KB

虐待-いじめ飼いゆ愛護人間虐待ってどこからどこまで？

『愛でたいお姉さん』
　　　Ｄ．Ｏ

「ゆっくちしちぇっちぇにぇ！」

今私の目の前には、一匹の赤ちゃんれいむがいる。

「ゆっくちしたれいみゅに、さっさとあまあま、もってきちぇにぇ！」
「ふむふむ。はい、あまあま。」
「ゆっぴゃーん！おにぇーしゃん、みどころあるにぇ！」
「うん。どういたしまして。」

ちなみに躾は全然ダメ。
素材がダメなのか、店が手を抜いたのか・・・、たぶん両方だろうな。
買い手がつかず、処分品としてワゴンセールで売られてた、
2日後にはミキサーにかけられて他のゆっくりの夕ご飯になっていたと思う、そんな赤れいむだ。

「むーちゃむーちゃ！ちあわちぇー！」

でも、
躾がなってないからって、
優秀じゃないからって、
いくら売れないからって、
それで、あっさり殺されちゃうのを黙って見てるなんて、そんなのできないよ。

「げぇーっぴゅ！まんぷきゅー。うんうんしゅるよ！しゅっきりー！」

だって、ゆっくりって、こんなに可愛いんだもの。

「ゆぴゃーん！？どうしちぇ、こんなとこにうんうんあるにょ！？くさくちぇゆっくちできにゃいー！」

私はゆっくりが大好きで、ワゴンのゆっくりみんなをゆっくりさせてあげたくて、
でも全部は無理だから、特にゆっくりしてない一匹だけ、飼ってあげる。
それが偽善なのはわかってるんだけど・・・でも、それでも・・・

「ゆっゆーん！れいみゅ、とっちぇもゆっくちしちぇるでしょ？」
「ん、全然。」

　・・・・・・。

「ど、どうしちぇ？・・・なんでしょんなこというにょ？
「だって、全然ゆっくりしてないもん。」

私が買って来るワゴン出身の赤ゆっくり達は、ハッキリいって見た目も中身も3級品。
だから、当然といえば当然のことを教えてあげているんだけど、
この事実をなかなか認めてくれないのは、いつもどおりだったりする。

「どうしちぇそんなこというにょぉぉおお！？れいみゅ、ゆっぐぢぢでるよぉ！！」
「そんなことないよ。あなた、お店で一番ゆっくりしてなかったもん。」

事実を認めるのは、確かにつらいと思う。
でも大丈夫。今ゆっくりできていないことは、恥でもなんでもないんだよ。

「れ、れいみゅは、おめめぱっちり」
「れいむよりクリクリおめめのおちびちゃん、たくさんいたよ。」
「ゆ、ゆぅぅぅうう？」

「れいみゅ、とっちぇもびはだにゃんだよ！しゅーりしゅーり！」
「ご飯が足りなかったのね。ザラザラよ。かわいそう。」
「ゆぅぅぅ・・。」

「ゆっくちできるおうたがうたえりゅよ！ゆ～ゆゆ～！」
「気づいてないと思うけど、あなたって、歌下手なのよ。」
「うしょだぁぁあ！？みゃみゃが、ゆっくちしちぇるって・・・」
「嘘よ。あなた、お母さんに会ったことなんてないでしょ？ショップ生まれだし。」
「ゆぅ？ゆ、ゆぅぅ・・ゆんやぁぁあん！みゃみゃぁぁああ！？」

「ゆぅ、ゆぅぅ・・・。れいみゅ、とっちぇも・・ゆっくちした・・おりぼんしゃん」
「あぁ・・・ワゴンにいたとき傷つけたのかなぁ？ちょっと端っこ破れちゃってるよ。」
「ゆぴゃぁぁああ！？しょんなぁぁああ！？」

指摘するたびに元気がなくなっていく。
でも、私は自分の飼いゆっくりに、嘘はつきたくない。
だって、本当にゆっくりできる関係って、お互い正直になって初めて築かれるものだと思うから。

「ゆ・・・ゆぅん・・ぐしゅ・・れいみゅ、れいみゅぅ・・・」
「大丈夫、れいむがどんなにゆっくりしてなくっても、私はあなたを、ずっと可愛がってあげるから。」
「しょんなぁ・・・れいみゅ、ゆっくちぃ・・」
「かわいそうなれいむ。・・・これから私が、精一杯ゆっくりさせてあげるから、安心してね。」

「ゆ、ゆゆぅ・・・ゆんやぁぁああああん！！ゆんやぁあああああん！！」

「もっちょ・・・ゆっくち・・しちゃ・・かっちゃ・・・・ﾎﾟｯｸﾘ。」

2週間後、赤れいむは私の手のひらの中で、その短い生涯を終えた。
お医者さんのお話では、赤れいむは病死らしい。
ゆっくり分の不足によって発症する『非ゆっくち症』の一種で、
人間で言えば自信喪失によるノイローゼにあたるものとのことだった。

赤ゆっくりの場合、それが致命傷になることも多いらしい。

私にとっては、全く意外なことではなかった。
これまで私がワゴンから購入してきた１８匹の赤ゆっくり達も、
みんな同じ病気で永遠にゆっくりしてきたのだ。
きっと、ゆっくりショップでのゆっくり出来ない生活が赤ゆっくり達の心身を蝕んでいたのだと思う。

せめてもの救いは、私の家に来てから2週間、
きっと赤れいむは、何不自由ないゆっくり生活を精一杯満喫できただろうことだ。

「れいむ・・・れいむと一緒にゆっくり出来た2週間。私、絶対忘れないからね。」

そう、私は忘れない。
れいむのゆっくりした泣き顔、歯軋りした顔、ふてくされた顔、怒った顔、うなだれた顔。
れいむの、活き活きとした生涯、その全部を・・・