まりさとつむり 11KB
愛で 観察 野良ゆ 赤子・子供 自然界 現代 愛護人間 独自設定 まりさの思い出の続きですがまりさの出番少ないです。
『つむりとまりさ』
虐待ありません 俺設定満載です 『まりさの思い出』の続き
今日もライフワークの撮影旅行の写真の整理、今回はまりさにも撮らしてある。
メモリーが一杯になっていたから200枚以上撮ってきたようだ。
予想どうり近過ぎたりぼやけてたりで何を撮ったのか判断できない物で6割を占めてした。
「うへぇ~なんじゃこりゃ?削除さくじょ~と・・・ん?」
同じ画像が30枚以上有るのに不思議に思った。
このカメラには連写機能はつけていない、シャッターはまりさがおさげに付けたリモコンを噛む事によって作動するのだから早くて3秒以上はかかる。
と言う事は90秒以上も撮り続けた事となる。
何をそんなに撮る必要があったのか?クリックして拡大してみて驚いた。
「ん・・・・・・・?これって・・・・・つむりまりさか?」
沼の中からつむりまりさが水草を咥えて岸へと上がってきている画像が並ぶ、仮に3秒で撮ったとしても10枚目でこの位置・・・・・
「うわ~なんてつむりってとろくせ~生き物なんだ・・・・」
まりさで30秒あったらどれだけどれ程進めるだろう?1秒で30?は行けるだろうか?うん900cmは進む事になるだろう。
つむりは目測でまりさのほぼ十分の一しか進んでいない、こんなので野生で生きていけるのだろうか?
そんな事を思っていると、違う疑問点に気が付いた。
「あれ?つむりまりさってまりさ種のアルピノみたいなもので中身は通常のまりさ種だろ?・・・・・・
なんで水から出てきてるんだ?水草を咥えてるって事は水中を潜って餌を採ってきたってのか?」
本で知っている知識の範囲だとつむりまりさも結局は通常のまりさとお飾り以外変わる事の生き物であり、ゆっくり特有の弱点である水には弱いはず。
なのにこのつむりは水から出てきていると言う事は・・・・・
「まさか・・・・・純粋種のつむりまりさか!」
たしか書籍の片隅に本来のつむりまりさは水に強いとも書いてあった。
現行見られるつむりまりさは通常まりさから稀に生まれるお飾りが違うだけのつむりまりさもどきらしい、もどきならば水は避けて生活するだろう。
水を飲むだけなら半身を浸す必要もない!本物の可能性がある気がした。
とりあえず撮った本人に問いただす事にする。
今はカメラの画像データを回収する為にお帽子を取り上げてあり、現在はついでにお帽子は洗濯中なのでぱちゅりーとすーぱーすやすやたいむ中のまりさを起こす。
「まりさ!おぃまりさって・・・起きろ!まりさ!」
スヤスヤ眠るまりさの頬をパチパチ叩く
『ゆうん・・・ゆゅ~ん・・ゆわ~ゆっくりおきるんだぜ・・・』
「この前の旅行で写真撮ったろ?これは何処で撮ったやつだ?」
寝ぼけるまりさにプリントアウトした写真を見せる。
『ゆゅ?・・・・・・それはぬまさんでとったんだぜ』
「それは見たら分かる!問題は写っているこのつむりだよ。」
写真のつむりを指差して聞く
『ゆゆ~ん♪そのつむりはとてもゆっくりしてたんだぜ~』
まりさ曰く、沼の畔で散策してたらとてもゆっくりしたつむりを見つけたのでシャッターをひたすら連打したとの事
水は怖かったのでつむりに近寄る事は出来なかったらしい、まぁ知らない土地で他ゆんにはあまり関わるなと言いつけてあったのもあるだろう。
まりさを放していた場所で沼のあるのは・・・
まりさの発信機のGPSの履歴で確認する。
「あった!俺が撮影してた山の裏じゃないか、こいつこんなに移動してたのか・・・・」
俺も純粋つむりは見たい気もする。なにより気がかりなのはまりさの写真に写ったゆっくりで無事なのはいまのところぱちゅりー1匹だけと言う事実だ。
こんな超希少種と言うか新発見かもしれないゆっくりがまさか・・・・・・
気になったので再度その場所へ撮影旅行に行く事とした。
余談ではあるがぱちゅりーは見事まりさの子を妊娠している。1匹残して残りは里子に出すと言ってあるので数が生まれても問題ない、両親共になかなか頭は良いと思うので馬鹿は産まれることはないだろう。
正直つむりを見るために来たのを後悔していた・・・・
ゆっくりが歩いた道を人間が歩くと言うのは困難を極めた。
山の表までは道はあったのだがそこからまりさの使った順路で裏に行くのはかなりキツイ
『おにいさん、まりさはそこをくぐりぬけたんだぜ』
「かんべんしてくれ・・・・・」
今思えば沼を目指すだけなのだから順路を守る必要は無かったのだが、何も考えずただまりさの案内にしたがって進んでしまい時間だけが無常にも消化されていった。
結局はその日は沼に着いた時点で野宿するはめに・・・・
夕食はレトルトのカレーライスだ!まりさには甘いハヤシライスを用意しといた。
『むしゃむしゃ。ゆゅ~おいしいんだぜぇ~はやしらいすさんはまいにちでもいいんだぜ』
家では「しあわせ~」は食いカスが飛び散るので禁止してある。そのせいか外でも言わなくなった。
「うまいか?よし今度の晩飯にばちゅりーにも作ってやろう。」
『おにいさんのてづくりはゆっくりできないかられとるとさんでいいんだぜ』
失礼な事を言う奴である。ほんのちょっと砂糖と塩を間違えるお茶目なミスをしたくらいでそこまで言うか・・・・塩善哉・・・・ただの小豆の塩煮だったなw
想像してみよう小豆を大量の塩で煮込んだ自称善哉を啜った瞬間を!俺がゆっくりのように餡子吹き出してゆっくりしてしまうところだった。
楽しい夕食を食べてるところに邪魔がはいる。
『ゆゅ~いいにおいだねぇ~れいむもむ~しゃむ~しゃしたいよ』
草むらかられいむが現れた。
『ゆゅ?れいむにまりさのごはんさんはあげないんだぜ!』
『どぼじでぞんなごとゆぶの~』
まりさに断られて喚くれいむ
『まりさらのごはんさんをあげるとおにいさんにおこられちゃうんだぜ』
「れいむ、お前はこれは食えるか?」
側に生えていた蓬を毟って与えてみる。
『ゆゅ?おいしそうなくささんだよ!むしゃむしゃしあわせ~』
蓬を美味しそうに食べるれいむ。
「まりさ、お前はこれを食えるか?」
『ゆゅ・・・まりさには草さんはにがにがさんでたべれないんだぜ・・・・』
「分かるかれいむ?人間の食べ物を食べるとこのまりさみたいにその蓬や蒲公英は苦くてたべれなくなるぞ?」
理解できるとは思ってはいないが一応説明はしておく、これはまりさに飼いゆと野良ゆの違いをはっきりとしておく教育でもある。
やはり理解できなかった様子できょとんとして俺をれいむは見ていた。
『よくわからないけどゆっくりできないんだね?でもれいむもたべたいよ~』
やはり理解していないので俺のカレーを一口だけ与えてやった。
『れいむはゆっくりむーしゃむーしゃするよ。むーしゃむーしゃし・・・・・・・・・・ゆ”ゅゅゅゅゅゅゅゅ!!!!!!!』
辛口のカレーを含み必死な形相でれいむは暗闇に消えていった。これでしばらくは人間の食べ物は欲しがらないだろう。
『ゆゅ・・・おにいさんひどいんだぜ・・・・』
「前にも言ったが野良に人間の食べ物をあげるとその時はそのゆっくりは幸せかもしれない、だが次からは今までの食事では我慢できなくなり結局は飢え死にする事になる。まりさはあのれいむを飢え死にさせたいのか?」
『ゆぅ~ん・・・・ゆっくりりかいしたんだぜ』
これも教育である。まりさよしっかり覚えておいてくれ!
その晩は野良の訪問をうける事は以後無かった。
朝日が沼を照らしキラキラと輝いているのを眺めながら散策を開始した。
まりさが撮ったらしき場所にはやはりつむりの姿を見つける事はできなかったのだが、岸沿いに歩いていると沼側に小さな横穴を発見する。
「ゆっくりしていってね」
『ゆっくりしていってね』
穴に向かって声をかける。これでこの穴にゆっくりがいたら本能による返事が帰ってくると言うわけだ。側にいたまりさまで反応してしまっていたが・・・・
『『『ゆっくち~ゆっくち~』』』
この舌足らずな発音は赤ゆか?一応返答はあったのだが成体はいないようだ。
まだ狩の時間には早いだろうから親は帰ってきてないかもしくは永遠に帰れなくなったかだと思う。
穴から4~5匹の赤ゆがピョコピョコ出て来たのを見て驚いた。
「1匹だけつむりがいるじゃないか!」
『ゆっくりしたおちびちゃんがいるんだぜ♪』
最後にのそのそと這出てきたゆっくりは貝殻を被っていた。これこそつむりまりさの証!
しかし親の姿はないし、赤ゆではまともな会話はできないから事情は聞けないどうしたものか?と考えていたら巣穴の近くの草むらに赤いリボンが見えた!
親ゆかも知れないと近寄ってみるとれいむはスヤスヤと横ばいになって寝ていた。
口元がカレーらしきもので汚れていたので昨夜のれいむだろう。
これが親ゆかな?と確かめるために寝ているれいむをそのまま赤ゆの前まで持ってきた。
『『『ちゅぴ~みゃみゃ~みゃみゃ~ゆっくちゆっくち』』』
騒ぎだしたので多分親ゆなのだろう、昨夜のカレーを食べたショックで家まで辿りつくのがやっとで外で寝てしまった訳か・・・・・
れいむに気付けにスポーツドリンクを少しかけてやった。
『ゆゅ~んゆっくりおきるよ♪ゆゅ?おにいさんはだれ?ゆっくりできる?』
昨夜の事を忘れてしまったのか流石は餡子脳、まぁ覚えていてもややこしいのでありがたい。
「そうだよ俺はゆっくりできる人だよ。れいむはしんぐるまざーなのかい?」
とりあえず番の存在を確かめる。
『ちがうよ。れいむはまりさとゆっくりしているんだよ。』
「そのまりさは貝殻のお帽子を被っているかい?」
『そうだよ。とってもゆっくりしたまりさなんだよ。れいむのじまんのだ~りんなんだよ。』
やはりあのつむりとの番らしい、しかし姿が見えないのは・・・・・・
『ゆゅ・・・でもまりさはかりからずっとかえってこないからおちびちゃんがずっとゆっくりできないんだよ。』
「それで探しに昨夜も出ていた訳か・・・・・」
『ゆゅ?おにいさんなんでしってるの?』
「ゆっくりしてるから何でも知ってるよ。れいむの子供にはお父さん似のつむりがいるよね?」
『ゆゅ~すごいよ。おにいさんはほんとにゆっくりしているんだねぇ~』
正直この会話のキャッチボールができていない気がするが気にしない。
その間まりさは赤ゆ達をあやしていた。近いうちに自分も父親になるから気にかかるのだろう。
とりあえずつむりまりさが帰ってないのは判った。何故か嫌な予感しかしない
再度まりさの撮った画像を確認してみる。
陸に上がる直前まであるのだがその後がないのでまりさに聞いてみる。
「おいまりさ、このつむりはこの後何所に向かっていった?」
『ゆ~ん?ゆゅ・・・ゆっくりおもいだしたんだぜ。』
何か知っているようだ
『このぬまさんからきえちゃったんだぜ。ゆっくりしてなかったからまりさにはみえなかったんだぜ』
『ゆっくりしてないんじゃれいむのだ~りんじゃないね。まりさはとってもゆっくりしているゆっくりだもの』
やはり嫌な予感しかしないがまりさの撮影ポイントまで戻った。
靴をぬぎ浅い沼へと足を踏み入れて、画像を頼りにつむりのいた場所を探す。
大体の位置を木や水草の位置で割り出しつむりが進んだであろう方向へ歩く
グニ
なにか石のような何かが足の先に触れた。石にしては尖っていながらもグニグニと下に沈む変な感触。
恐る恐る下を見るとそこには・・・・・・穴があり黒い何かで濁っていてよく見えない
「まさか・・・・」
手を突っ込むと硬い石のような物がある。
それを引き抜いてみた・・・・・
予想どうりつむりまりさではあったがすでに死んでいた。
どうやらまりさの撮影最中にこの穴に落ち水中で餡子を吐いてしまい死んだ。
溶けていないのはやはり本物だからかと触っていて気が付いた。
このつむりまりさの皮はグルテンで出来ているような気がする。グルテンなら小麦粉からも取れる成分だからゆっくりの体皮としても多分定着するだろう。
そしてこのグルテンは水に溶けない、生麩のような感触といったら想像できるだろう?
だからつむりまりさは水に強かったのか・・・・・・今度野良を捕まえて改造して実験してみよう。
納得出来るような出来ないようなモヤモヤしたものだけが残ったが一応つむりがいたのは確認できた。
亡骸を番のれいむに見せると奇声をあげて森の中へて駆けていった。
赤ゆのつむりも確認してみるとこのつむりは体皮は小麦粉で出来ていたのでつむりモドキだろう。
『ゆ・・・・・ん。まりさがわるいの・・・・・・?』
まりさは自分のせいでつむりが死んだのではないかと思っているようだが断言してやる。
「まりさが撮ったくらいで死ぬんだったらぱちゅりーはどうなる?生きているだろう?
くだらない事を気にしてないで帰るぞ!お前も父親になるんだから変な事は気にせずでっかい親父になれ」
『ゆん!そうだね!まりさはおにいさんをしんじるんだぜ!ゆっくりおうちにかえろうね』
正直俺も疑ってしまったがそんな馬鹿な事があるわけない!たぶん・・・・・・
しかし帰るのはいいが、またあの順路を辿らねばならないのかと思うとぞっとする。
とりあえずは早く帰ってまりさのカメラを違うカメラに取り替えて様子をみるしかない、非科学的な事は信じない方なのだがゆっくりの存在自体が非科学的だからなぁ~
モヤモヤを抱えたままお兄さんとまりさは帰路につくのであった。
『そういえばおにいいさん!』
「ん?」
『はやしらいすさんはれとるとさんでおねがいするんだぜ』
「どぼじでぞんなごというのぉ~」
つむりネタを書くはずが生きて出てこない・・・・あれ?何処で間違ったのやら・・・・
稚拙な文で申し訳ない、誤字等も勘弁して下さい。
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※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- なるほど、グルテンだったのかー! -- 2010-12-25 19:23:48
- なるほど。つむりの謎が解けました。 -- 2010-12-22 00:43:54
最終更新:2010年04月19日 17:18