ふたば系ゆっくりいじめ 1180 自動販売機(ゆっくり)

自動販売機(ゆっくり) 9KB


小ネタ 現代 スレでのやりとりを参考に


無念 Name としあき 10/03/25(木)20:41:27 No.13249050 del?
ウチの近くにアクリルのはまった窓のついた小さなコインロッカー
みたいな構造の卵の自販機があるんだ
お金入れたら好きな扉開けれて中のカゴに盛られた卵をとりだすの
オレはそこ通る度に赤ゆが同じように盛られて売られている場面を
想像してキュンキュンするんだ
泣いたり励まし合ったり、もうタマラン














自動販売機(ゆっくり)




ゆっくりが売られている自動販売機がある。
用途は、主に食材用とされている。
だが、販売されるゆっくりが安価なこともあり、
物珍しさから面白半分で購入する者や、虐待目的に利用する者も多いらしい。
兎にも角にも、真っ当にゆっくりを可愛がろうとする人間は、
こんな所でゆっくりを購入しないだろう。

自販機は透明な窓がついていて、好きなパックを取り出す仕組みだ。
自販機に入れられているのは、躾もされていない赤ゆっくり。
食材用なのだから躾は必要ない。
味も一般的には赤ゆが一番美味とされているのと、
自動販売機というごく限られた商品陳列スペースの都合で赤ゆのみが扱われている。

基本的にパックごとの販売で赤ゆ五匹でワンセット。
れいむなられいむのみ、まりさならまりさのみのパックとなる。
これで三百円。
時々増量セールで六匹で三百円になる。
何となく夏の清涼飲料水を連想させる。

自動販売機といっても、扱うのは生もので生き物のゆっくりである。
すると、それなりの工夫が必要になってくる。
まずパックは上半分がプラスチック製のパッケージで覆われている。
下半分はむき出しの状態で、床は粗い網目状。
これは糞尿を下の受け皿に落として処理するための仕様だ。
下半分のパッケージは自販機の下部に収納されていて、
購入時に、自分でパックに取り付ける仕組みになっている。
パックの中には、高カロリーな合成飼料が少量と給水タンクが入れられている。
三日程度の間、ゆっくりが品質を維持できる最低限の量だ。
そのため、一日目はいいが二日目三日目と飢えと渇きにじわじわと苦しむことになる。



自販機の中には、狭いパックの中を小さく飛び跳ねるもの。
這いずり回るもの。
泣き叫ぶもの。
体を精一杯伸ばすもの。
転がるもの。
眠るもの。
餌を食べえるもの
水を飲むもの。
様々なゆっくり。
これらが透明な窓から見えるのだ。
ただ声は外には漏れてこない。








とあるまりさパック。
一匹のまりさが泣いている。
別のまりさが頬を擦り付けて慰めている。
「ゆ!ゆわぁぁぁぁぁ!!おとーしゃん!!おかーしゃん!!」
「ゆぅ・・・。まりしゃ、ゆっくちちてにぇ・・・。」
どうやら、親を求めて泣いているようだ。
パックのゆっくり達は親を見ることがない。
十分に成長すると自然に生れ落ちる前に人間の手で摘みとられ、出荷されるのだ。
「ゆえぇぇぇぇん!!いじわりゅしないで、でてくるのじぇぇぇ!!?」
「ゆ・・・。ゆわぁぁぁぁぁん!!おかーしゃぁぁぁん!!」
一匹が泣き出すと釣られて他の赤ゆたちも泣き出す。
「ゆっぐ、ゆぴぃぃぃぃぃ!!もうやじゃぁぁぁぁ!!
 まりちゃ、おうちかえりゅぅぅぅぅ!!」
こうなっては収集がつかない。
泣き疲れてを静かになるのを待つのみだ。







とあるありすパック。
「だしちぇぇぇぇ!!ありちゅをおそとにだしちぇぇぇぇ!!」
「ゆぅぅ・・・。ありちゅ、おにゃかすいちゃよ・・・。」
既に自販機で二日目が過ぎようとしている。
餌も水も尽きてしばらくたった頃だ。
「ありちゅ、こっちょり、むーちゃむーちゃするよ・・・!」
「ゆゆ!?ありちゅ!ありちゅにもごはんさんちょーだいにぇ!!」
一匹のありすが隠し持っていた最後の餌を、別のありすが見つけたようだ。
「ゆ!これは、ありちゅのごはんしゃんよ!」
「ありちゅも、おにゃかすいちゃよ!!」
「ひとりじめは、ゆっくちできにゃいよ!とかいはじゃにゃいよ!!」
僅かな食料を巡って、睨み合いが始まった。
この分だと取っ組み合いになりそうだ。








とあるれいむパック。
「ゆぴー。れいむ、すーやすーやするよ・・・。」
気持ち良さそうに眠るれいむ。
「ゆ!むーちゃむーちゃ、しあわちぇー!」
「ごーくごーく、お水しゃんおいしいよ!!」
残り僅かな餌や水を楽しむれいむ。
「れいむ、うんうんするよ!・・・すっきりー!!」
排便してご満悦なれいむ。
このパックのれいむたちは早々に餌と水を消費してしまった。
自販機の中に残る限り、半日もせず飢えと乾きが待っている。
だが何も知らない今は、穏やかにゆっくりを楽しんでいる。









最初のまりさパック。
泣き疲れて落ち着ちついたまりさたちは、三匹が眠っている。
残る二匹のうち一匹は餌を、実に美味しそうに食べている。
「むーちゃむーちゃ、しあわちぇー!!」
一口餌を食べるたびに、大きな笑顔で感動を表している。
目元には涙まで見える。
そして、最後の一匹はパックの端に顔を押し付けて窓から外を見ている。
好奇心旺盛な個体なのだろう。
瞳をきらきらと輝かせて、外の景色を眺めている。
すると、まりさは大きな影が近づいてくるのに気づいた。









二番目のありすパック。
「ゆ!!いにゃかもにょのありちゅは、ぷくーだよ!」
「ゆ!ゆゆ!?にゃんでぇぇぇぇ!!」
とうとう餌を巡って本格的な争いが始まっていた。
「ゆっくちできにゃいありちゅは、はんちぇいしてにぇ!!」
勢いをつけて頬を膨らませるありすに体当たりをする別ありす。
更に体当たりをしたありすの上に圧し掛かるありす。
隙を見て餌を掠め取ろうとするありすに、
最初の威嚇で泣き出してしまったありすがぶつかっていく。
ありすたちは、最後の餌を賭けて大真面目だが、
傍からは戯れているようにも見える。
大騒ぎのありすたちは、自販機に近づいてくる大きな影に気づきもしない。








三番目のれいむパック。
早々に餌を食べきってしまったれいむたちは、泣き叫んでいる。
「だしちぇにぇ!れいみゅ、ここからでたいよ!
 かべしゃん、いじわりゅしにゃいでにぇ!」
「ぺーりょぺーりょ・・・。れいみゅ、おにゃかへったよぅ・・・。」
「おみずしゃん、でてきてにぇ!れいみゅ、のどがからからだよ!
 ごーくごーくしちゃいよ!」
「ゆわぁぁん!れいみゅ、おうちかえりゅぅぅ!!おうちかえりちゃいい!!」
パックから出ようと必死に顔を押し付けるれいむ。
空の餌皿を舐め続けるれいむ。
空の給水タンクを吸い続けるれいむ。
その場で、おうちに帰ると泣き叫ぶれいむ。
どのれいむもそれぞれの行為に没頭してる。
自販機に大きな影が近づいてきても気付くものはいない。






まりさパック。
「うわー!かわいいーー!!」
「あー、ほんとだ。ゆっくりパックだ。珍しいね。」
近づいてきた大きな影は制服を着た女子学生。
高校生だろうか。
好奇心旺盛なまりさは、窓の向こうの女子学生相手に、
跳びあがって、ゆっくちしていってにぇを繰り返す。
餌を食べていたまりさもやってきて、口の周りに食べかすをつけたまま、
ゆっくりちしていってほしいんだじぇと言っている。
まりさたちの声は外に漏れないが、
その様子は女子学生の一方の歓心を買うには十分だったようだ。
「あー、もう、どうしよう!三百円かー・・・。えーい、買っちゃえ!!」
「あー、またー。そんなの衝動買いしてー。ちゃんと面倒みれるの?」
「だってー。可愛いし安いんだもん!」
硬貨を入れると窓を開き、まりさパックを取り出す。
「おにぇーさん!ゆっくちしていってにぇ!」
「ゆっくちしていってほしいじぇ!」
「ゆぅ・・・。ゆっくちしていってにぇ!」
眠っていたまりさたちも起きてきて、口々に挨拶を口にする。
「いやー!かわいーー!もうだめーーーー!!!」
「まったく・・・。」

こうして、面白半分で買われたゆっくりは、
大概飼育に失敗して死んでしまうか、処分されてしまう。
だが、それでも幸せになるチャンスはここにしかない。








ありすパック。
「ゆ!ありちゅ、まけにゃいよ!」
「ありちゅが、むーちゃむーちゃすりゅんだよ!」
パックのなかで元気に動き回るありすたち。
近づいてきた大きな影は中年の女性。
「どのパックがいいかしら・・・。」
窓から中を覗き込み、ゆっくりたちを物色する。
ありすパックで視線を止める。
「あら、活きがいいわね。これにしましょう!」
硬貨を入れて、ありすパックを取り出す。
「ゆ!ゆゆ!?」
「にゃ、にゃんにゃの!?にんげんしゃん!?」
「にんげんしゃん!ゆっくちしていってにぇ!」
「ありちゅ、おにゃかがすいてるにょ・・・。
 むーちゃむーちゃさせてにぇ・・・?」
驚くありす。
挨拶するありす。
空腹を訴えるありす。
「はいはい。ゆっくりしていってね!」
「「ゆゆ!?ゆっくちしていってにぇ!!!」」
そんなありすたちに一言で応じて、パッケージの下半分をはめる女性。
そして、どこに連れて行かれるのだろう、ごはんはいつ貰えるのかと、
パックの中で心を弾ませるありすたち。
女性はそのパックを買い物用のバッグに入れると、夕飯の用意のため帰り路を急ぐ。
早くしないと家族がお腹を空かせて帰ってきてしまうのだ。

やはり一番多い用途は本来の目的である、食用だ。
そのまま、おやつにしてもいいし、スライスして揚げたりしても美味だ。
自販機で販売されているとはいえ、生ゆっくりは鮮度が違うのだ。
自販機で販売されるゆっくりの多くは、食卓に並ぶことになる。








れいむパック。
近づいてきた大きな影は若い男性だ。
「うはー、このれいむたまんないなー!」
餌もなくまったくゆっくりできずに泣き叫んでいるれいむたちを見て、
男性はにっこりと笑う。
いそいそと、硬貨を投入しパックを取り出す。
「ゆんやーーー!!」
「ゆびぇぇぇぇぇん!!おにゃかへっちゃよぉぉぉーーー!!」
自販機から出されたことにも気付かず泣き続けるれいむたち。
「いい声で鳴くなー!これはアタリの予感!」
言い終えるかどうかというところで、パックを手で強く叩く。
その音に驚いて、泣くのをやめるれいむたち。
一斉に男性を見上げる。
口を開こうとするれいむたちの機先を制し、更にパックを二度三度と叩く。
その衝撃と、大きな音に驚いて再び大泣きするれいむたち。
「ゆんやー!!やじゃ、やじゃぁぁぁ!!!!!」
「れいみゅ、ゆっぐちでぎにゃいぃぃぃぃぃ!!」
「ごあいぃぃ!!にんげんしゃん、ごあいよぉぉぉぉぉ!!」
その様子を見て満足気な男性。
そのままパックを鞄に仕舞うと足取りも軽く帰っていった。

本来の用途とはかけ離れているものの、虐待目的で購入していく人々もいる。
どうやら、狭いパックの中で閉じ込められる様子や、
今回のように空腹に苦しむ様子や泣きながら親を呼ぶ様子が受けているらしい。
予想外の二ーズだったが、幾許かでも売上に貢献していることは間違いがない。















ぱちゅりーパック。
近づいてきた大きな影は、自販機のメンテナンスを任されている業者だった。
「今日の回収は・・・。ぱちゅりーパック一個か・・・。」
パックの補充と、消費期限切れのパックの回収が主な業務だ。
ぱちゅりーパックは、ほとんどのぱちゅりーが死んでいるか、死に掛けているようだ。
これは無理もないことで、ぱちゅりー種は元々体が弱く、
劣悪な条件化での飼育には向かない。
そのため、パックを補充して早々に鮮度が落ち、
消費期限の三日目まで売れ残るということが頻発した。
「しかし、またぱちゅりーパックか・・・。」

商売である以上、高確率で売れ残るような商品は置いてはいられない。
まして、一応は食品であるので廃棄率というものも気にしなければならない。
暫くして、ぱちゅりーだけは自動販売機では扱われなくなった。










作者はマ・あき


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感想

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  • 高ェ!!!
    まぁ、地方の自動販売機ってこんなもんかな?
    泣き叫ぶのを見てるの愉しそうwww
    ※防音能力高い設備だな。意外と金掛かってる!? -- 2018-02-08 13:09:16
  • 一個10円くらいでいろんな種類を選べるようにしたら売れると思う -- 2016-01-09 15:56:56
  • 10匹5円でいいんじゃない? -- 2015-09-05 00:15:02
  • DIO「俺も、何か買おうかな!?よし、これにしよう。」
    バキ!!
    DIO「Σ( ̄▽ ̄;)あ、力強すぎた。」
    ブロリー「(;´_ゝ`)・・・・・・・・・馬鹿だろ。」
    DIO「(# ゜Д゜)知能26に、言われたくねーよ。今のは、ミスだ!!」
    ブロリー「(°Д°)知能関係ねーだろ!!」

    -- 2014-11-17 23:05:07
  • 食用として見たらサイズの割に値段がちょっと高い
    これなら普通の饅頭買う
    5個100円ぐらいが妥当と思う
    虐待目的なら野良を捕まえて量産させるし

    でも自販機の商品は基本ぼったくりだしその点では合ってる -- 2011-09-05 01:59:24
  • 実際にあったら即買って愛でたいね
    ゲスになる可能性高そうだけど -- 2011-03-05 22:41:58
  • 実際あったら、生クリームのぱちゅりーパックが一番売れそう -- 2011-02-25 23:26:01
  • ↓なんてとかいはなコメントだ!素晴らしすぎる!! -- 2011-01-22 01:13:19
  • 僕らの心の中に…さ! -- 2011-01-21 15:00:30
  • で、この自動販売機はどこにあるんだ? -- 2010-07-03 04:36:25
最終更新:2010年05月15日 10:37
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