・3作目です。
・愛で注意です。
・本当はもっと心温まるSSが書きたいのです。
・技量が足りず・・・誤字脱字ごめんなさい。
「むしゃくしゃさん」
とにかく、むしゃくしゃしていた。
我が家には飼いゆのぱちぇがいる。
乱暴に家のドアを開け、帰宅した。
「むきゅ!ゆっくりおかえりなさい!・・・?
むきゅ?ごしゅじんさまどうしたのかしら?なんだかゆっくりしてないわ?」
「うっさい!!!!!」
「むきゅーん!!!!!!!!!」
とりあえず蹴りあげた。
ぱちぇは涙目だ。
「ど、どうしたの!?ゆっくりしてないわ!とかいはでもないわ!ゆっくりして!!!」
「ぱちぇ・・・エレエレしたらぶっ殺すからな・・・」
「む!むきゅっ!!!!!!」
部屋の隅でガタガタ震えている。
大きさにしてバレーボールぐらいのぱちぇは子ゆよりは耐久力があるだろう。
死にそうになったらオレンジジュースがある。
「おい。もりけん。森の賢者なんだろ?賢いんだろ?!こっちこいよ」
「ぱ、ぱちぇは、、も、もりのけんじゃよ!」
ずるずると体を引きずりながら近くにくるぱちぇ。
「ほら、早くまどうしょとやら読めよ。ほら!」
とりあえず六法を投げつけた。
「ゆ!・・・かんじさんがいっぱいだわ・・・。ぱ、ぱちぇ・・・こ、こんな」
ぱちぇは震えながら口でページをめくっていた。
「読めねぇのかよ。どこが森の賢者だよ。馬鹿か。」
「むきゅ・・・・ご、ごめんなさい・・・・で、でも、もりにはこんなむずかしいまどうしょは」
右側の髪の毛をむしり取った。
「むきゅーーー!!!!!」
「次。このまどうしょ読めよ」
「いとーゆんかどーさんのちらしさんね!ぱちぇこれならよめるわ!」
何をされるかわからない恐怖におびえながら、足りない頭をフル回転させて読んでいる。
「きょ、きょうはきゃべつさんがやすいわ・・・!」
「・・・んで、いつもよりいくら安いの?」
「ゆ・・・!えぇっと・・・たくさんやすいわ!」
「はい。だめー。」
「むっきゅーん!!!!!!ゆ、ゆっくりして・・!ね・・!」
「・・・はぁ!?・・・なにがゆっくりだテメェ!!!!!!!!」
思いっきり腹(?)を殴る。
ぱちぇの顔が真っ青になり口がエレエレしそうで膨らむ。
エレエレは即死と理解してるのか、必死に吐くのを我慢しているようだ。
「で?ぱちぇは他に何ができんの?」
「け、けんじゃよ!ごしゅじんさまをゆっくりさせれるわ・・・」
「は!?全然意味不明だし。何がどうでゆっくりさせてくれんの?」
ぱちぇはパニックになりながらむーむー唸っている。
「れいむみたいにゆっくりできるお歌とやらでも歌ってみろよ。」
「ぱちぇは・・お、おうたはならってないわ・・・で、でも!」
意を決したようにキリッとこっちを見た。
「た、たびゆけーばーゆぅっくりぃぃぃ~♪ほてるゆぅっくりぃ~♪」
CMソングをゆっくりなりにアレンジして歌っている。
なんかむかついた。
ぱちぇのまだある髪の毛を掴みあげた。
ケツをふりふりとして、ゆっくりの底辺、あんよさんの部分が気持ち悪くうねうねとしている。
「おまえ。なに抵抗してんの?!馬鹿なの?死ぬの?餡子脳なの?」
「ご、ごしゅじんさま・・・!!きょうなにがあったの?!ぱちぇがわるいことしたならゆっくりあやまるわ!
だ、だから・・!ゆっくりして!おねがいよぉぉ!!!」
ぱちぇは号泣している。おそろしーしーも盛大に漏らしている。
「おーおー。もう子ゆじゃねぇよな?お漏らしか?はずかしいなぁ?」
顔が恥ずかしさと悔しさで真っ赤になっている。
そのまま手を離した。
「むぎゅっ!!!!」
漏らしたしーしーの上に、べちゃっと音を立てて落ちる。
「ほら。自分の漏らしたのをきれいにしろよ。早く!!!」
「ゆぅぅぅ!!!!!!・・・・ぺーろぺーろ・・・ゆぅぅ!!!!」
ぱちぇの涙としーしーが混ざる。一向にきれいにならない。
「遅いな。全然きれいになってないぞ・・手伝ってやるよ」
ぱちぇを掴みあげてぞうきんがわりに帽子をしーしーになすりつける。
「むきゅー!!!!!!やめてぇぇぇー!!!!!」
動けるところを全力で動かし抵抗するぱちぇ。
「ゆぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!ぱちぇのおぼうしさんが・・・・」
すっかりしーしーを吸い取りぐしゃぐしゃの帽子。
ぱちぇは部屋の隅でただ泣いていた。
「ゆぐっ。ぱ、ぱちぇ、、、ぱちぇは・・・ゆわぁぁぁぁん!!!!」
お互い無言の時が経つ。ぱちぇはまだゆんゆんと静かに声を殺し泣いていた。
「ぱちぇ。こっちこいよ。ほら!はやく!!!!」
「む!むぎゅぅぅぅ!!!!」
今のぱちぇなりのダッシュで近くにきた。
「どう思うよ。」
「む、むきゅぅ!」
「むきゅうじゃなくて。なんで全然反抗しないのよ・・・体当たりとかさ、ゲスっぽいこというとか」
「むきゅー・・・。ごしゅじんさまはいつもはとてもゆっくりしてるわ・・・それに・・・」
ぱちぇはぽろぽろと涙を流しながら言葉を選んでいるようだった。
「かこうじょさんでえいえんにゆっくりしそうなときに、、、ぼろぼろのぱちぇに・・
うちにくるかってこえかけてくれたのは・・ごしゅじんさまよ・・・」
このぱちぇは加工所で捕獲された野良ゆから選んだゆっくりだ。
明らかにゲスや野良はすぐつぶされるが、飼いゆの疑いがあるゆっくりはすぐ潰されずに何日か加工所で過ごす。
加工所に見に行った時、ぱちぇは汚れてはいたが比較的きれいでゲスでは無さそうだった。
ただ、なにかよほどショックなことがあったのか、前の飼い主のことは思い出せないようだった。
帽子にはバッチを毟り取られた跡。あと何時間かで加工されそうになっていた。
前に飼っていたまりさが野良に襲われ永遠にゆっくりしてしまった。
腹いせにどれか虐待してやろうと加工所に見に行ったのだが、なんとなく気が変わりこのぱちぇを連れて帰った。
そして今の生活がある。
飼ってみてわかったのだが、やはりゲスではなく、むしろ賢い方だとさえ思った。(数字は苦手みたいだが)
ぱちぇは話を続ける。
「ごしゅじんさまは、なにかむずかしいまどうしょをいつもよるおそくまでよんでいるわ・・
ぱちぇはなにもできないけど、ゆっくりすることしかできないけど、、、だけど・・・むきゅぅぅぅ・・!」
話しているうちにまた泣き出した。
「ほらほら、もう泣くな。ごめんな!ほんとごめん!」
「むぎゅぅぅぅぅ!!!!!」
ぱちぇが顔をぐしゃぐしゃにして抱きついてきた、というか突進してきた。
勢いで体がソファに倒れかかる。
ぱちぇは服に顔をなすりつけながらゆんゆん泣いている。
そのままぐしゃぐしゃの髪をなでなでしてやると、ぱちぇはさらに泣いた。
「ごめんな。ほんとに・・・あのな・・今日な・・」
「ゆん・・・ぱちぇ・・・いつものごしゅじんさまにもどってくれただけで・・
ゆっくりだから・・・ゆっくりしかできないからっ・・・ゆぅぅぅぅ・・・!」
「あー!もう泣くなって!風呂入ってロールケーキさんでも食べような!?」
「む、むきゅっ!ろーるけーきさんはゆっくりできるわ・・!」
一緒に風呂に入って髪の毛をきれいに洗う。
汚れてしまった帽子は洗濯機の中だ。
短くなってしまった片方の髪の毛は、飾りを少し上の位置で結びなおした。
床を本物の雑巾で拭いてきれいにし、ロールケーキを食べやすい大きさにきってあげた。
「むきゅー!ろーるけーきさんね!ゆっくりでき・・むきゅ?
いとーゆんかどーさんのやすいろーるけーきさんね!?」
「うるせー。うまいから食うぞ!」
「むきゅ!ゆっくりいただきます!」
当たり散らした自分にものすごく反省をした。
また明日からがんばればいい。
自分にいいきかせた。
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『ふたば系ゆっくりいじめ 1315 むしゃくしゃさん』
最終更新:2010年07月22日 14:23