ふたば系ゆっくりいじめ 23 ちぇんじとかいはとれいん! ゆっくり最後の日

ちぇんじとかいはとれいん! ゆっくり最後の日 10KB



※なみなみあきさん、じゃりあきさんの「れいぱーありすとれいん」の絵に触発されて書きました
※問題があるようでしたら餡庫作品感想スレまで意見お願いします
 善処します


「んっほ、んっほ、んほーっ!」

まりさがその奇妙な音を聴いたのは森での狩りの最中だった。
リズミカルに、そして重厚に響くその音はどこか機関車の汽笛を思わせるものだったが、
線路も見たことがないまりさには何だかわからない。
ただ、ゆっくりできない音だと、本能的に思った。

「んほーっ! つぎは『びまりさ』えきーっ! 『びまりさ』えきーっ!」
「れ、れれれれいぱーだーっ!」

だが、遅かった。まりさは眼が合ってしまった。
れいぱーありす。恐るべき性欲の塊。通常種のゆっくりにとっては恐怖の天敵。
しかし、見たところれいぱーありすは一匹だけだ。まりさは狩りの名人だ。群れならとも
かく、一匹相手なら慣れ親しんだ森の中、どうにか逃げ切る自信はあった。
だが、その自信はあっけなく打ち砕かれることになる。

「んっほ、んっほ!」
「んっほ、んっほ!」
「んほぉぉぉぉぉ!」

ありすは一匹ではなかった。
正面から見ると一匹。しかし、その後ろには10匹を越えるれいぱーありすが連結されて
いたのだ。連結――そう、ぺにぺにとあにゃるによって、一列に連結されているのだ。

「ゆううっ!? なにこれーっ!?」

まりさが驚き動きを止める。その一瞬の隙を突き、れいぱーありす達はぐるりとまりさを
取り囲んだ。
速い。ゆっくりらしからぬ速度だ。
右を見てもれいぱー。左を見てもれいぱー。前も後ろもれいぱー。進退窮まったまりさは
これから起こるであろう惨劇に青ざめた。

「おーぷんれーいぷ!」

かけ声とともにれいぱーありす達は連結を解き、一斉にまりさに襲いかかった。





ちぇんじとかいはとれいん! ゆっくり最後の日




それは、些細なきっかけから始まった。
訪れる群れを次々と滅ぼしながら旅する、ありふれたれいぱーありす集団がいた。
ある時、一つの小さな群れをれいぷしきった時のことだ。

「んほ~♪ んほんほ~♪」

余韻冷めやらず、ぺにぺにを屹立させた一匹のれいぱーありすが跳ねていた。それが、

「んほっ!?」

黒ずんだ赤ゆっくりに躓いた。
それが偶然、他のれいぱーありすにぶつかった。のみならず、そのぺにぺにはぶつかった
れいぱーありすのあにゃるに突き立ってしまったのだ。

「んほぉーっ!?」
「んほほほほーっ!?」

突然の刺激に興奮する二匹のれいぱーありす達。
戸惑い、離れることも出来ずじたばたと暴れるうち、他のれいぱーありす達も集まってき
た。
「なにかしらあれ?」
「なんだかとかいはじゃない?」
「ふたりだけでたのしむなんてとかいはじゃないわぁぁ! ありすもくわわってあげても
いいのよぉぉぉ!」

襲った群れは小さかった。だかられいぱーありすの大半が性欲を持て余していた。
ぺにぺにをつっこめる機会があればなんでも良かったのだ。
だから次々と最後尾のありすのあにゃるにぺにぺにを突っ込んでいった。

そして。
気づけば、れいぱーありす全員があにゃるとぺにぺにを通して連結していた。

「んほーっ!」

出し抜けに走り出したのは先頭になったありすだ。何しろあにゃるを刺激されているとい
うのに先頭ゆえにぺにぺには屹立したままだ。疼いて疼いて仕方ないのである。
あにゃるを逃すまいと後ろのありすたちは続く。その流れは連鎖した。
結果、全員が走り出すことになった。

こうして、ありす達はひとつの列車になった。

一見無意味に見え、すぐに終わってしまいそうな歪な列車。これが意外にも長続きした。
一般に、れいぱーありすはれいぷ状態の時、他種を圧倒する大幅な身体能力の増加を見せ
る。
常にぺにぺにとあにゃるが刺激されているこの列車は、れいぱー状態を保つことが出来る。
しかも連結状態ゆえにその力は相乗され、通常のゆっくりでは考えられない速度を安定し
て生み出すことが出来るのだ。
そして先頭となったありすは、ぺにぺにが疼いた欲求不満状態。れいぷ対象を探す欲求は
ゆっくり一倍強く、今まででは難しかった遠方のゆっくりを探知することができた。
もちろん常にれいぷ状態でいるということは過酷極まりない。途中、次のれいぷ対象に辿
り着く前に体力の限界を迎え脱落するありすも少なくなかった。
だが、れいぷ道中の途中で時には他のれいぱー集団を迎え、時には襲った群れにいたあり
すを加え、時にはれいぷで生まれた赤ゆっくりを加え――この列車は存続した。
今やこの列車を構成するのは精鋭中の精鋭。まさにれいぷのエリート。向かうところ敵な
しである。

このあまりにも強大な列車状態を気に入り、ありす達は自らを『とかいはとれいん』と名
付けた。


とかいはとれいんは今日も突き進む。
木の生い茂る森の中、入り組んだ獣道。木にぶつかることなく速度を落とさず、巧みに駆
け抜ける。

「んっほ、んっほ、んっほ! つぎはー『たきちかくのむれ』ー! 『たきちかくのむ
れ』ー!」

とかいはとれいんの行き先は、いつも気ままな風任せ。ゆっくりがいれば、すなわちそこ
が駅となる。その先に特別な感慨を抱くことはない。平等に愛を与える――すなわちれい
ぷする。それがれいぱーありすというナマモノなのである。
だが、今回は少し違った。『滝近くの群れ』と聞き、数匹のありすが色めき立った。

「んほっ! きいたことがあるわ! 『たきちかくのむれ』にはどすがいるらしいわよ!」
「どす! んほーっ! どすは『はつたいけん』よーっ!」
「どすはおくてだから、ありすたちの『とかいは・てくにっく』でじっくりあいをあたえ
なきゃいけんないわよーっ!」
「とかいはーっ! んほーっ!」

興奮でさらなる速度を得るとかいはとれいん。
その時だ。

突如、閃光が襲った。

「おーぷんれーいぷ!」

先頭のありすは欲求不満の鋭敏状態。その鋭敏さですぐさま危険を察知し、解散命令を出
した。
後続のありすたちも素早く連結を解く。

「とかっ!?」「いはーっ!?」

それでも二匹が逃げ遅れ、光に包まれた。
光は強力な熱を持っており、二匹はあっという間に焼けシュークリームと化した。

「だれ!? こんなことをするいなかものはっ!?」

誰何の声に応えるのは、二匹のゆっくり。

「むきゅっ! ぱちゅのけいさんどおりよ!」
「ゆっくりできないれいぱーは、どすの『どすすぱーく』でゆっくりしないでやかれてね!」
閃光――ドススパークで貫かれた森の先は広場となっている。
そこに、ぱちゅりーとドスまりさがいた。おそらくは先ほど話題に上った「滝近くの群れ」
のドスと、その参謀のパチュリーなのだろう。
とかいはとれいんは派手に周りの群れを荒らし回った。その情報からぱちゅりーは経路を
予想し、こうして待ちかまえていたのだろう。

「さんかいよっ!」

れいぱーありすの対応は素早かった。とかいはとれいんにこだわらず、木々の間へと散っ
た。
それぞれが精鋭れいぱーだ。その動きは巧みの一言、鍛え抜かれた狩人のそれだ。

「ゆゆっ!?」

ドスは戸惑いつつもドススパークを再び放つ。
だが、ドススパークは範囲こそ広いものの、直線射撃しかできない。散ったありす達には
効果がない。
ぱちゅりーにとっても計算外だった。れいぱーありすは性欲の塊。突っ込んでくるだけで、
細かい判断などできないハズだった。ぱちゅりーはせいぜい数が多いだけのれいぱーと侮
っていたのである。
とかいはとれいんはただ群れているのではない。一匹一匹が一騎当千のれいぱーなのだ。

「だんまくはぱわーじゃないわ! うでのちがいをみせてあげる!」
「んほーっ! どうにでもなれーっ!」
「0.01びょうのすっきりーをみせてあげるわーっ!」

木々の合間から声が響く。そのたびにドスはスパークを放つが、牽制にもならない。明ら
かに翻弄されていた。
そして、気づけばれいぱーありすは気に紛れ、至近距離――ドススパークを放つには近す
ぎるところまで迫っていた。

「ちぇーんじとかいはとれいん! ぺにぺにいんっ!」

一匹のれいぱーありすのかけ声に、連結、連結、連結! 一瞬にしてとかいはとれいんが
構成される。
だがドスも黙って見ているわけではない。ドススパークが使えないならその巨体を活かせ
ばいい。
転がりでとかいはとれいんを潰そうとする。

だが、遅い。ゆっくりしすぎだ。

とかいはとれいんは素早くドスにとりつくと、まるで蛇が獲物に巻き付くような素早さと
執拗さでもってドスの体表を滑り走る。

「ゆゆーっ!?」

ドスの中にとてつもない嫌悪感と――抑えきれない快感がわき上がる。
一般に、ドスまりさは性欲を持たない。その必要がないし、そもそも相手がいない。
だが、エリートれいぱーの与える刺激と全身にぬりたてられる粘液によって、実に数年ぶ
りの「すーりすり」の快感を得た。ドスの頭には早くも茎が生え、赤ゆが実っている。
そして、今まで使われず縮こまっていたドスのまむまむが緩んだ。
それを見逃すとかいはとれいんではなかった。一直線にまむまむへと走る。
そして、放つ!

「しゃいん・すっきりーっ!」

とかいはとれいん最後の武器。
体内の精子カスタードを全て出し尽くし、自らを精子カスタードの塊とし、その精子カス
タード全てをドスのまむまむにぶつける!!
しゃいん・すっきりーっ!
その破壊力は……!?

「どすっきりいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

ドスをして耐えきれなかった。通常のゆっくりが犯され尽くされた時と同様に、全身を黒
ずませ頭からはぼうぼうと草を生やした。

「どすーっ!?」

ぱちゅりーの絶叫に答えることなく、ドスは倒れた。
絶望するぱちゅりーをれいぱー達が取り囲む。
今、ここで。『滝近くの群れ』の命運は決したのだった。




とかいはとれいんはその後も突き進み、気づけば周囲に住む野生のゆっくりの殆どを犯し
滅ぼしていた。

「んっほ、んっほ、んっほっ!」

しかし、とかいはとれいんは止まることが出来ない。とっくの昔に後退のねじは外れてい
た。ブレーキはれいぷの時にしか使えない。
だから、とかいはとれいんは走り続け……普段なら絶対に近づかない人間の町へと至って
しまった。もう飼いゆっくりを狙うしかないのだ。

「な、なによこれーっ!?」

進む。進む。
人々の驚きの視線を気にせず、とかいはとれいんは進む。

「ひゃあ、たまんねぇ、ぎゃくた――」

進む。進む。
虐待おにいさんにすら捕まることなく、ゆっくりではありえない速度で進み続ける。

ただ、ゆっくりを目指し。
すっきりーすることだけを目的に。
その名の通り、ゆっくり基準からすれば充分に都会と呼べるそこを、とかいはとれいんは
進み続ける。
その進みに迷いも澱みもない。
欲情に濡れる瞳には、まだ見ぬゆっくりとのすっきりーだけが映っている。

だから、線路の遮断機が降りたのなど目に入らなかったし、例え見えていたとしても理解
できなかっただろう。

――結果から言えば、とかいはとれいんは「ほぼ」線路を渡りきることができた。
最後尾の一匹を除いては。

「ゆぶぅっ!?」

本物の列車の車輪の重さに、列車のまねごとをしているだけのゆっくりが耐えられるわけ
もない。
簡単にぺしゃんこに潰された。
潰され、押し出されたカスタードは、ぺにぺにを通して前のありすに注ぎ込まれた。

「ゆびゅっ!?」
「ゆぶぶぶっ!?」
「ゆぶぶぶぶぶぅっ!?」

後ろから注ぎ込まれるカスタードに膨らみ、そして破裂する寸前、前のゆっくりへとぺに
ぺにを通してカスタードを噴出する。
次々と、それは連鎖した。
そして、

「ゆびゃああああああっ!?」

先頭のれいぱーありすは、その驚くほど膨張したぺにぺにから噴水のようにカスタードを
噴出して破裂した。
こうしてとかいはとれいんは終着駅を迎えた。
全員、破裂死だった。
だが、れいぱーありす達のデスマスクは、その壮絶な死に様とは裏腹に、とても満ち足り
たゆっくりとしたものだった。
破裂する直前、ぺにぺにから限界までのカスタードを射出した。それは、れいぱー達にと
って極上の快感だったのだ。


それが、この近辺一帯のゆっくり最後の日だった。


その町はそれから長期間、ゆっくりの被害に遭うことはなかった。
もちろん誰ひとりそのことを知らなかったし、未知の真ん中で盛大に爆ぜたとかいはとれ
いんはただの迷惑な汚物に過ぎなかった。


by触発あき

元ネタ絵 byなみなみあき


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感想

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  • カ☆オ☆ス☆ -- 2023-02-14 06:25:06
  • えっ

    ぇ… -- 2014-02-04 09:15:47
  • ありすサイコー!! -- 2013-06-20 16:29:31
  • これはカオス過ぎる、ゆっくりの可能性が秘められているな、面白い作品でした。 -- 2012-12-10 14:33:13
  • なんか楽しいなww -- 2012-10-17 22:57:42
  • 虐待鬼意山をかわすとは・・・。アリス、恐るべしですね。 -- 2011-12-20 21:11:50
  • おーぷんすっきりー、じゃねぇwww
    ファンとしては憤懣やるかたないはずなのに、どうしてもゲッターネタでにやりとなっちまうwww
    そして挿し絵で真ドラゴンの合体を思い出さざるを得ないwww
    -- 2011-09-10 02:54:46
  • もっと評価されるべき -- 2010-10-27 01:10:52
  • 触発あきさん、芸風広すぎだろw -- 2010-09-25 03:55:30
  • とかいはー -- 2010-07-07 09:30:52
最終更新:2009年10月17日 15:27
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