ふたば系ゆっくりいじめ 262 目と目で通じあう

目と目で通じあう 12KB


【注意】
  • 冗長です
  • 俺設定あります
  • ネタ被りはご容赦を





友人が食用ゆっくりをたくさん持ってきた。

「何がしたいの君は」
「目玉をいっぱい食べてみたくなりました」
「それで何故うちに」
「目玉をくり抜くプロがいたことを思い出しまして」
「誰がプロですか」

渋々友人を部屋に入れた。



「やべでやべでやべでやべ…ゆっぎゃあああああああああああ!!」
「はい、最後の取れたよ」
「食べるの追い付かねーよ!」

カレー用のスプーンでゆっくりの目玉をくり貫いては皿に盛っていく。
両目を失くしたゆっくりは5匹、対して友人はまだ3個目を咀嚼中。
大人のゆっくりなど連れてくるものだから、目玉の大きさはみかんほどもある。
1個食べきるのに1分はかかっているが、同じ時間でこっちは2匹を処理できる。

「お前本気出すなよ! 大人げないぞ!?」
「さっさと終わらせたいんだよ。アマギるなんてもう飽きたし」
「せっかくのモチモチお目々がカピカピになっちゃうでしょおおおおおお!?」
「人んちに押し掛けておいてイチイチ贅沢だなあ…」

抉り取ったばかりの目玉を2個手に取ると、
「ゆぐっ!?」
目無しになったばかりのゆっくりの眼窩に押し込んだ。

「何してんのそれ?」
「文句付ける人がいるから元に戻してるの」

友人が飲んでいたオレンジジュースのペットボトルを取ると、そのままはめ込んだ目玉にかけてやる。

「ゆゆ!? れいむのおめめがみえるよ!?」
「…なん…だと?」
「あれ、知らなかった? こいつら適当に出来てるから、目玉も戻せば治っちゃうんだよね」
「いや初めて見た」

本当に知らなかったらしい友人は、目玉を取り戻したれいむを手にとって眺めている。

「ふーん、なるほどねー」
「はなしてね! ゆっくりできないにんげんさんはあっちいってね!」
「ほれ、こっちにあまあまさんがあるぞ」
「ゆ! あまあまさん…ぞれはみんなのおべべでじょおおおおおおお!?」
「おー、ギョロギョロ動くし、ちゃんと見えてるっぽいな」
「いいからさっさと食べて帰ってくれない?」

目玉を全部治して追い出してしまおうかと思い始めた頃。

「そうだ、こういうことしたらどうなるんだ?」

友人が変なことを思いついた。





【目と目で通じあう】





「…それは試したことが無いね」
「面白そうだろ?」
「じゃあ早速」
「おお!」

ノリノリの友人が腰を浮かしかける。

「本番の前にテストしてみよう」
「ズコー」
「リアクション古いよ」

そう言いつつ、さっき目玉を治したれいむを捕まえる。

「ゆ!? なにするの!? はなしてね!! ゆっくりしないではな」
ぽんっ
「ゆごっ!!?」

目の真後ろのあたりを、水をすくうように軽く曲げた平手で加減して張る。
すると、ちょうど半分くらい目玉が飛び出した。

「いろんな技持ってますね先生」
「むしりとった衣笠ってやつですよ」
「全国の冷却効率が高い人たちに謝れ」

ぽんっ
「ゆべぇっ!!」

馴れ合うのもほどほどにして、もう片方の目玉も飛び出させる。

「カエルれいむの完成です」
「これはきもい。主に目がきもい」
「どぼぢでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおおおおおお!?」
「意外と余裕あるな、こいつ」
「あ、そこのまりさ取って」
「ほいほい」

友人が近くでうろうろしていたまりさを捕まえる。
そのまりさと、れいむを向かい合わせて構える。
目無しのまりさは状況がわからず必死に暴れ、れいむは目の痛みをこらえているのか、プルプルと震えている。

「ゆぎゃああああああ!! はなすんだぜえええええええええ!!」
「じゃあ、いくよ」
「いつでもこんかい」
「北斗と」
「南で」
「「ウルトラタッチ!!」」
「「ゆぶうううううううううううううう!?」」

まあ要するに、れいむの目玉の飛び出た部分がまりさの眼窩に納まるように、2匹を張り合わせた。

「いぶぁいいぶぁい! ふぁべべ!! ふぁばびべ!」
「ふぶぁああああああ!! おべべぼばびょぶぁびぼびぶぁぶびんぶぁべええええええええ!!」
「すげ、何言ってんのか全然わかんね」
「ちゅっちゅしてることだし、愛でも語らってるんじゃない?」
「ずいぶん間違った方向に情熱的な雰囲気ですよ」
「あ、そうそう、忘れてた。ちょっとこいつら、テーブルの上に置くよ」
「あいよー」

2匹がずれないように気を使いながら、テーブルの上に置く。
当然、動けないように押さえつけたままだ。
友人が両手で押さえつけているまりさに、れいむを片手で押し付け、空いた手でオレンジジュースを取る。

「愛し合う二人には、ジュースって小物が必要だよね」

2匹の境目にオレンジジュースを垂らしていく。
横にもずいぶんこぼれていくが、まあ多少は目に入るだろう。



「ゆ、ゆぶっ!? おべべぶぁべん…いびゃああああああああ!!
 いぶぁい、いぶぁいいいいいいいいいいいいいいい!!!」
「ゆっぶぁあああああああああああああ!!
 ぼぼびべおべべぶぁびぶぁびんぶぁべええええええええええ!!」

そうこうしているうちに、2匹の反応が変わってきた。

「そろそろいいかな?」
「離していいか? ちょい疲れた」
「そうだね、見てみよう」

二人同時に手を離す。
と、2匹は押し付けられていた反動で、後ろ向きに転がって離れた。
失敗だ。

「うへえ、何だあれ…」

友人は気色悪そうに2匹を見ている。

「いぢゃあああああああああああああああ!!
 ばりざのおべべが!! どごにいっだんだぜええええええええええええ!?」

まりさは両目のあった場所から、たっぷりと餡子の混じった涙を流している。
ほかの目玉をくり抜かれたゆっくりと比べて、こぼれている餡子の量は異常なほど多い。
まるで何かで穿られたみたいだ。

「ゆびゃあああああああああ!! れいむのおべべ、れいむのおべべがあああああああ!!
 みえない!! なにもみえないいいいいいいいいいいいい!!」

対してれいむだが、見た目はこちらのほうが相当にひどい。
相変わらず目玉が飛び出てカエルのようだが、その目玉がまずおかしい。
瞳のある辺りに餡子がへばりつき、糸のように──餡子なのに糸のように垂れている。
それが痛みに身をよじるたびに振り回されていて、どこかの部族の飾りのようだ。

「あれは神経餡だね。筋餡がゆ着するほどじゃなかったみたいだよ」
「なにそれ。こいつらの餡子にそんな高等な分類があるの?」
「いや、本当にそう分類されてるのか知らないけどね。
 くり抜く時になんかそれっぽい餡子がついてるのに気付いて、勝手にそう呼んでるだけ」
「ふーん…じゃあ、あれ、外にまりさの神経生やしてるってわけか」
「まあ、失敗だけど半分成功みたいな感じなのかな」





つまり友人が提案した実験とは、「1つの目玉を2匹のゆっくりにつけるとどうなるのか」だ。
さっきの実験では、すでにれいむのものになっていた目玉をまりさに入れただけのため、まりさ側には正常にゆ着しなかったようだ。



「というわけで、本番行きます」
「ゆぎゃあああああああああああああああああ!!」

宣言しつつ、れいむから目玉を取り除いた。

用意するものは目無しのれいむとまりさ、取り替えるのも面倒なので2匹ともさっきの個体だ。
加えて、目玉に竹串を刺したものを2つ、2つで十分ですよ。
さっきの実験の反省から、目玉の主導権を1匹が先に取ってしまっても、もう1匹にもゆ着させるためだ。

「なー、目玉の向きはどうする?」
「外側にでも向けておけばいいんじゃないかな」

2匹に中立な方向に向けた方が、2匹ともにゆ着しやすいと思ったからだ。
ひとまず目玉をまりさの眼窩に当てる。
目玉には竹串を貫通させてあるので、眼窩にすっぽりはまってしまうことは無い。
そこにれいむをさっきと同じように重ねて、オレンジジュースをかければ準備完了だ。



「合・体!」
「………」
「あれ先生、自分のときだけネタやらせといて俺のときは無視?」
「はいはいおすしおすし」



今度は念のために、2匹の反応が変わってからも、さっきの倍は時間を置いた。
具体的には3分くらい。
適当な生き物だし、これで十分だろう。

「さーて、今度はどうなりますかね、と」
「じゃ、離すよ」

目玉に刺さった竹串を抜いた後、2人同時に手を離す。

「「ゆっ…!!」」

ぷるん、と揺れた後、そのまま2匹は動かない。
よく見ると小刻みに震えているが、突いてみてもそれ以上にはならない。

「…成功したのかどうなのかわかんねーな」
「引っ張ってみようか?」
「ラーサー!」

それぞれ2匹の背後に回り、1匹ずつ掴む。

「おでがいやべで!! ひっばらだいでえええええ!!」
「やべでやべでやべで!! ばりざにざわるなあああああ!!」
「おー、いい反応」
「成功っぽいね。ゆっくりひっぱっていってね!」
「「やぢゃああああああああああああああああ!!」」



そして。
なんというか。

3個パックの大福を買ったことはあるだろうか?
大抵は中でくっついてしまっているアレだ。
1個を引っ張ると、もう1個にくっついてしまって、みょーんと伸びるアレ。
うん、そんなかんじ。

「いぢゃいいぢゃいいぢゃああああああああああい!!」
「どれぢゃう!! ばりざのおべべどれぢゃううううううう!!」
「うわあ……」
「これはきもい。きもいというかヤバい。ヤバ過ぎる」

2匹は両目の場所でしっかりとくっついていた。
その2匹を引き離すように引っ張った結果、その2ヶ所がみょーんと伸びている。

まあそこはいい。
問題は、みょーんと伸びた場所の真ん中に目玉があること。
2匹のまぶたなのか何なのかが、両側3分の1くらいずつについている。
真ん中の帯状に露出した部分に瞳がある。

そして、それがキョロキョロとあちこちを見ている。

「…ごめんなさい先生。僕が間違っていました。食べ物を粗末にしてごめんなさい」
「いまさら逃げないでよ」
「出来心だったんですうううううううううう!」
「ここまでやっといて、実験しないで捨てちゃうのはもったいないじゃない」
「もうすでに廃棄物同然だから見なかったことにして捨てるべきじゃないかと。具体的には外のドブ川」
「大きくなって帰ってきたら困るでしょ」
「警察が何とかしてくれると思います」
「いいから」
「誰か助けてください!」
「いいから」

嫌がる友人を強引に手伝わせることにした。
とは言っても、押さえつけてもらってるだけなんだけど。



「よし、お前たち」
「ごべんだざいごべんだざい!! あやばりばずがらゆるじでくだざい!!」
「おでがいじばず!! でいぶはどもがくばりざはだずげでぐだざい!!」
「言うことを聞いてくれないと潰しちゃうよ?」
「「ゆっぐりりがいじばじだ!!」」

話が早くて結構です。

「ちょっと借りるよ」
「でいぶのおりぼんがああああああああ!!」
「ばりざのおぼうじがああああああああ!!」

ひどい状態になっているけれど、両目とも視覚はちゃんとしているようだ。
2匹のお飾りを右に左に振ってみるが、両目ともきちんと追ってきている。

「すげーなゆっくりって。何でこれでいけしゃあしゃあと機能するわけ?」
「ゆっくりだからとしか言いようが無いけどね。
 なんとなく生きてるんだから、なんとなく治ったりなんとなく動いたりするんでしょ」
「そういえばこれ、どっちの目なの?」
「うん? えーと…右…左?」
「あーあー、そうじゃなくて、れいむの目なのかまりさの目なのかってこと」
「それは…両方のなんじゃないのかな? 2匹ともにくっついてるんだし」
「でも、両方に同じだけくっついてるわけじゃないだろ? 多分に主導権があるわけで」
「そういえばそうだね。疑問は早速実験だね」

片手にまとめていたお飾りを右手と左手に分けて持ち、返してと騒ぐ2匹に向き直る。

「いいかい? 自分のお飾りを見てるんだよ」
「「ゆっぐじみるよ!!」」

右手のリボンを右に、左手の帽子を左に離していく。
すると、僕から見て右側の目がリボンを、左側の目がお帽子を追いかけていく。

「これは…うまい具合に1匹に片目ずつ割り振られてるね」
「なんかますますきもいよこれ」



お飾りを振り回して、目の動きを楽しんでみた。
そうして、リボンと帽子を左右に思い切り離した時。

「「ゆぐっ!!?」」

2匹が突然声を上げる。

「ゆあああああああああああ!! いぢゃいいぢゃあああああ!!」
「おべべいだい!! ずっごぐいだいいいいい!!」
「なになに、いきなりどうしたのこいつら?」
「えーと……あーあー、多分あれだ」

説明するより、やって見せたほうが早い。
お飾りを離して持ったまま、2匹に話しかけた。

「お前たち、ちゃんとお飾りを見ないとダメだろ?」
「ゆぐぅ…おべべがいだぐでみでだいんでずうううぅぅぅぅ」
「ごでいじょうぶりでずううううう! ずっごぐいだいんでずうううう!」
「いいけど…約束だから、お前たちのこと潰しちゃうよ?」
「「ゆ゛っ!?」」

両目の視線はお飾りよりもやや内側。
それが、プルプルと震えながら、少しずつお飾りに向いてくる。
お飾りに届きそうになると、手を少し下げる。
これ以上横には広げられないからだ。

そうやって、左右のお飾りと2匹が一直線に並ぶくらいになったころ。

ばつん!
「「ゆっぎゃあああああああああああああああああああ!!!」」

鈍い音がして、2匹が悲鳴を上げて後ろに転がった。

「…ゅ……ゆっ、ゆっ…」

声も無く震えて涙を流す2匹を見ると、飛び出していた目は元に戻っている。
片目は無くなって空に、片目は目頭から餡子の糸を垂らしている、2匹ともだ。

「ん? なにこれどうなったの?」
「さっき話したでしょ、筋餡とか」
「聞いた聞いた。またはみ出してるよな?」
「お互い別の方向見ようとしたから、弱いほうが捻じ切れたってわけ」

さっき友人は主導権と言って、実際にどちらの目がどちらのゆっくりの主導かと違いがあった。
あれは別に2匹の譲り合いでもなんでもなく、目玉についた筋餡の量の違いだ。
強いほうが弱いほうを捻じ伏せて、目玉を好きなほうに動かす。
そこで、2匹の見たい方向を大きく離すと、筋餡は伝わる命令とは反対側に大きく捻られていく。
結果、弱い筋餡が限界に達してちぎれ、目玉は相手の眼窩に納まったというわけだ。



相手に目を奪われたほうのまぶたは、伸びてだらしなく垂れている。
相手から奪い取った目玉は、その勢いで若干陥没している。
割と凄惨な見た目のはずなのだけど、2匹そろって同じ顔をしていると、笑いのほうが先に出てきてしまう。

「意外と面白かったね、これ」
「さすが虐待先生。きもいの見れば見るほどニコニコしてるし」

失敬な。
やると決めたら最後までやるだけです。
途中で投げ出す君とは違うんです。



「あ、これちゃんと食べてってね。今取るから」
「「「どぼちてえええええええええええええええええええええええええええええ!!?」」」















ちなみに部屋には両目をえぐられたありす、ぱちゅりー、ちぇんもいた。
が、

「えれえれえれえれえれ……」

ぱちゅりーは盲目の中で延々と聞かされる2匹の悲鳴に耐え切れずストレス死し、

「んほおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「わがらにゃいよおおおおおおおおおおお!?」

同じくストレスに耐え切れなくなったありすは、手近なところにいたちぇんですっきりしていた。
できた赤ちゃんはお兄さんたちがおいしくいただきました。



最後にお兄さんたちは、5匹まとめてドブに捨てたのが、警官に見つかって怒られた。










(完)





作者:めんたまとびであたーく!

挿絵 byめーりんあき

挿絵 byめーりんあき


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感想

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  • 新しい発想だけど気持ち悪っwww -- 2022-12-23 19:37:57
  • その発想は無かったwwwww -- 2013-05-29 23:38:56
  • っきもちわるwwww -- 2013-02-11 18:07:05
  • ↓×5 寄生獣ww懐かしいwww -- 2013-01-05 12:11:48
  • やだ気持ち悪いwwww
    目の玉飛び出たなめくじゆっくり作るのも楽しそうだなw -- 2010-10-03 13:37:01
  • シンイチ… -- 2010-08-07 23:06:28
  • 人間だって「シャムの双子」の例があるし…ゆっくり限定ってわけでも…
    ま、食べ物の始末は胃袋で。 -- 2010-07-08 00:02:52
  • これは笑ったww そのまま子作りしたらどうなるんだw -- 2010-06-21 00:25:57
  • なんというミギーwwwww -- 2010-06-14 00:56:24
  • エイリアンみたい -- 2010-04-30 18:43:03
  • これはきもいw -- 2010-04-26 18:44:11
最終更新:2009年10月23日 21:57
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