ふたば系ゆっくりいじめ 266 おやさいやるよ

おやさいやるよ 6KB






おやさいやるよ




「むーしゃむーしゃ、しあわせーっ!」

畑に行くとまりさが俺の畑を荒らしていた。
正確にはまりさ一家だ。

「ゆゆっ!!に、にんげんさん……」
「ゆぴぃー!!にんげんしゃんこわいよぉおおおおおおお!」

まりさ達は俺に気づいた様だが、罵ってこない辺りに人間とゆっくりの差を理解しているようだ。
それどころか。

「にんげんさんごめんなさい、まりさはどうなってもいいからおちびちゃんだけは!!」
「おとーしゃん!!」

まりさは泣きながらゆっくりによる土下座を行った。
ここで潰すのは簡単だが、俺の脳内を何かがピキーンと駆け巡った。

「お前らどうして畑を荒らした?」
「ゆゆっ!……むしさんもくささんもぜんぜんなくて、むれのみんなもおなかぺーこぺーこで、ごめんなさい!」
「ごめんなしゃい!!」

餌が尽きたのか、なら尚の事に好都合だな。

「そうか可哀相に、もしよければ群のみんなにご飯をやろう」
「ゆ!?……でも……おにーさんのおやさいさんをたべておいてなんだけど……むれにおにーさんをつれていくのは……」

ゆっくりなのに警戒心とかすげぇな、でも計画を遂行するにはむしろゲスのが楽だったかも知れない。
しょうがないからここでちょっとばら撒くか。
俺はポケットからクッキーを取り出すと、赤まりさに与えた。

「お、おにーさん!」
「ゆゆ、むーちゃーちゃー!」
「おちびちゃん、たべちゃだめぇええええええええええ!!」

毒入りとか警戒しているのか、本当に凄いまりさだな。

「まりさ、そのクッキーに毒はないよ、あとどうして俺がお前の群を助けるかって言うと、お前のようなゆっくりが来られると迷惑だからだ」
「ゆゆゆ……そうだね、まりさいがいにもにんげんさんのはたけにこようってゆっくりはたくさんいるよ……」
「じゃあ案内してくれるな?」
「ゆ!わかったよ!」

そうしてまりさはホイホイと俺を案内するのだった。

「と言うわけでクッキーやるよ」
「「「「「ゆっほーい!!」」」」」

ゆっくりらしからぬ叫び声と共に群のゆっくりが一斉に飛びつく。
しあわせーっ!ならまだしもうめっうめっ、めちゃぱねぇ!は見ていて気分が悪くなる。
微妙に目を背ける俺の元に、一匹のデブ……でかいれいむがやってきた。

「おにーさんありがとう、でもほんとうにいいの?」
「ああ、むしろこれからは畑とか荒らすなよ」
「うん、にんげんさんにめいわくをかけないようにがんばるよ!」

こうして俺は群のゆっくりが満足するのを見届けた後、山を降りるのであった。




2週間後




「そろーり、そろーり」
「ちょろーり、ちょろーり」

ちょろーりってなんだよ、何か漏れてるのかよ。
畑を耕していると、久しぶり……と言っても一週間しか経ってないが、ゆっくりの声が聞こえた。
見渡すと案の定ゆっくりの家族、と言うか前のまりさ一家じゃねーか。

「みんなゆっくりしてね、おにいさんにはもうしわけないけど、ゆっくりおやさいをたべるよ!」
「ゆっきゅりりかいしたよ!」
「いち、にの、ゆっくりー!!」

普通に俺が眺めているにも関わらず、遠慮なく大根の葉に喰らい付くまりさ。
しかし前回のようにはいかないようで……

「ゆゆゆゆ!に、にがいいいいいいいいい!」
「ゆっきゅりできないぃぃぃいいいいいい!」

☆ 大 成 功 ☆
俺は早速まりさ達にインタビューを始めた。

「ねぇねぇ、どんな気持ち?」
「ゆゆっ!?おにーさん!!ご、ごめんなさい!!」

まりさは早速お得意の土下座を始める。
しかし今はそんなものどうでも良い。

「はいはい、で?今回はどうしてきたんだ?」
「そ、その……やっぱりむしさんやくささんがぜんぜんふえなくて……」

だろうな、一週間程度で自然体系が代わってたまるか。
まぁ代わったとしても結果は同じだろうけど。

「なるほど、それでまた俺の畑に来たと」
「ご、ごめんなさい!!」

再度土下座に勤しむまりさ。
そこで俺は救いの手を差し伸べる。

「いいよ、困った時はお互い様だ好きなだけ食べるといいさ」
「ゆ!おにーさん!?」
「さぁどうぞ」

俺は右手でフランス人がするようないらっしゃいませのポーズをとる。
しかしまりさ達は動こうとはしなかった。

「お、おにーさん……だいこんさんはゆっくりできないよ」
「どうして?前は美味しそうに食べていただろ?」
「ゆぅ……何だか苦くてゆっくりできないよ」
「知らんがな」

涙目のまりさを尻目に俺は畑仕事に戻る。
俺の作戦はもう終わっている、後はゆっくり壊滅していってね。

「おにーしゃん!このまえのくっきーさんをちょーだい!」

お通夜状態のまりさ一家だったが、赤まりさが大声で何か叫びだした。
むしろ予定通りの反応だ。

「ゆ、おにーさん、まりさもくっきーさんがほしいよ……」
「わかってるよ、ぶっちゃけ餌が取れないってのもそうだけど、周辺の草や虫を食べれなくなったってところだろ?」
「ゆ……」

図星のようだ。
まりさは俯き泣き出してしまった。

「ゆぅうううう、おにーさんにくっきーさんをもらってから、むしさんやくささんもちょっとだけふえてきたんだよ!でも……でもむーしゃむーしゃしてもちっともおいしくないんだよ!!」
「知ってるよ」
「ゆっ!?」
「だってクッキーなんて食べたら草も……虫は知らないけど甘くはないだろうから、お前らの甘み至上主義的な舌じゃ食べれなくなるに決まってるわな」
「ゆ、じゃあくっきーさんを……」
「やなこった」
「ゆっゆっ!?」

俺の回答が意外だったのか、まりさは目を見開いて呆然としている。
きっとまりさ的には優しいお兄さんだったんだろうな。

「だって俺の目的はお前らが畑の野菜を食べれなくする事だし。 現にお前らは大根の葉をまずいと思っただろ?」
「ゆぐっ!は、はたけさんにはもうはいらないよ!だからくっきーさんを……」
「別にそんな宣言いらないし、もうお前らが畑を荒らせないのもわかってるしさ」

徐々にまりさの顔が赤くなっていく、どうやら怒っているようだ。

「お、お、おにーさんのせいでしょぉおおおおおおお!」
「そうだよ、これでもう畑を荒らされる事ないし」
「まりさやむれのみんなはどうしてくれるのぉおおおおおおおお!!」





「知らんがな」





俺は泣きじゃくるまりさを放置し、畑を耕すことにした。
赤まりさ達が一生懸命に親まりさに話しかけるも、完全に上の空状態だ。

「ああ、この村は畑はオープンだけど家は結構しっかり戸締りしてるからな、家を荒らしてクッキーを探すとか無理だと思うよ」

まりさがビクンッと動く、どうやら家荒らしも考えていたようだ。




さらに数日後。
俺は元々あったゆっくりの群を尋ねた。
そこには阿鼻叫喚のゆっくり餓死祭が大盛況の元に行われていた。

「お、おにーさん……」

俺の足元に一匹のガリガリれいむが現れる。
ゆっくりは飾りで見分けがつくらしいが俺には無理だ、しかし伸びきった皮のサイズからあのデブ……でかいれいむだろう。

「どうしたよ?」
「お、おなかがすいて……でもくささんはおいしくなくて……おねがい、あまあまを……」

あまりの凄惨な状態に俺は少し同情し、れいむ達に生き残る可能性を教えてやった。





「知ってるか?お前らの中身ってあまあまなんだぞ?」





数週間後、山からゆっくりの群が消えた。





あとがき

デビュー作なんだからもっと丁寧に作れよ俺。


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感想

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  • 普通は草や虫を再度食べ始めるゆっくりが出始めるけど、
    お兄さんの一言で全滅しそうだなwww

    コメントのローマ字·英文のタイプミスが何人か居るな? -- 2018-03-20 16:35:37
  • おもろいです(^-^) -- 2014-07-05 19:34:18
  • 英語コメ帰れ! -- 2013-09-10 23:19:21
  • ↓ごめんミスった my pen is big だった -- 2013-07-14 22:44:04
  • my penis big -- 2013-07-14 22:42:46
  • 某魔法少女↓「ものすごいカオスフィールドですわ」www -- 2013-06-11 14:14:30
  • ONIISAN NICE!!!
    ↓x4 NANTEKAITEARUNOKAWAKARANAIwww -- 2012-12-09 14:54:32
  • HYAHHAaaa! -- 2012-06-13 15:56:11
  • MENDOKUSASUGI!www -- 2012-06-13 03:06:13
  • ALL↓MENNA、DOUSETA? -- 2012-04-22 23:31:28
  • コメントどうしたwwww
    -- 2012-04-14 12:55:26
  • DOUSHITA、KOMENTOOKASHIIZOww -- 2011-12-30 01:02:38
  • comment warota
    hahaha -- 2011-10-19 22:59:24
  • YOMUKININRENAIKOMENNTOwww
    NIHONGODEok -- 2011-08-01 13:21:04
  • bravo -- 2011-03-09 08:51:05
  • YOGA FIRE! -- 2011-03-08 08:31:43
  • ↓OMAEMONA! -- 2011-01-22 14:42:03
  • NIHONGODE,OK -- 2010-12-03 23:08:46
  • ยอดเยี่ยม! -- 2010-11-21 00:48:25
  • YUKKURISITEITTENE! -- 2010-10-14 20:50:55
最終更新:2009年10月23日 22:46
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