そりゃまぁその通りなのかも知れないがね 9KB
※※CAUTION!!!!!!!!!!※※
このSSは制裁系に属するような気がします
ほとんどの方にとって燃料になっている気がします
虐待分少なめです ゆっくりとの問答に重点が置かれています
すっきりできません 後味悪いです
以上のことを許容できない方は、申し訳ありませんがこの窓を閉じていただきますようお願いします
そりゃまぁその通りなのかも知れないがね
俺は、何処にでもいる大学生。アパートで独り暮らしだ。
唐突だが、バイトを終えて部屋に帰ると、部屋の中にゆっくりがいた。
帽子をかぶってるまりさとか言う種類のでっかいのが1と、小さいのが3だ。
「「「ゆっくちー♪」」」
「ゆゆっ、おちびちゃんたち!ゆっくりしないでごはんさんさがしてね!」
生首饅頭たちは、俺の家をうろ付いている。
それを無視して、俺は部屋の状況を目で確認していった。
んー、部屋は散らかってるが、被害はあんまりないな。
ゆっくりの力で物理的な被害なんざ大して貰わないだろ。
え、本?大学生なら本の被害があるはずだろ?
あー、うん。あったあった。本がいっぱい破られたりしてた。ほんとほんと。
俺は真面目な学生だから、本の被害がひどい!うん。そうだよちくしょうゆるせねぇ!!
- そんな目で見るなよ。あぁそうだよ。本なんざ俺の部屋にはほとんどねぇよ。
あっちこっちがべたついたり泥で汚れてたりしているが、まぁ、日頃からあんまり掃除もしてないからな。
ついでだから、明日は講義サボって部屋の掃除をしようかね。久しぶりに布団も干そう。
被害確認も済んだことだし、後はこのゆっくりどもに話を聞くだけ聞いて、反省するようだったら逃がしてやろう。
ダメだったら潰そう。
世にはゆっくりを親の敵のように憎んでいて、見つけ次第潰すような人も多いが、
俺はゆっくりに対して気持ち悪いとか制裁とか言いだす人間の気持ちが良く分からん。
野良猫だって、窓から入ってきて魚とか盗んでいくじゃないか?ゴミ漁りなら、カラスだってやるじゃないか?
家に勝手に住み着くと言えば、まず鼠だろ。Gだろ。
しょせんこいつらは、人間とは違う生き物なのだ。そんなに怒ってどうするんだ?
幸い、こいつらは言葉が通じるんだから、言って聞かせて理解させりゃいいだけの話じゃないか、と、俺は思うのだ。
理解しないなら潰せばいいんだしな。反省もせず再犯確実なやつを逃がしてやるほど優しくは無い。
俺は部屋の扉を閉め、ゆっくりたちに声をかけた。
「と言うわけでクエスチョンです生ごみ饅頭ども。こっち向け?」
「ゆ、ゆわあああぁぁぁぁぁ!!!!ごべんなざいいいいいいいい!!!!!!!」
「「「「ゆぴいいいぃぃぃぃ!!!!きょわいよおおおおおお!!!」」」」
なんか、速攻で謝られた。ガキどもは怖がってるだけだが、ガキならそんなもんだろう。
んー、俺が今までに潰した奴らは、俺の顔を見るなり「おうち宣言」とか言う俺の家乗っ取り宣言をしてくれてた
もんだが、こいつらは違うみたいだな。これはもしや、初の解放ゆっくりになってくれるのかな?
え?これまで?バカばっかりだったから、全部潰してきたよ?
それはともかく、ゆっくりとの会話を続けよう。
「おい、お前ら何に対して謝ってるわけ?あぁ、ガキはいいや。期待してないから」
「にんげんさんのおうちにかってにはいったことですううぅぅぅ!!!ごはんとろうとしたことですううぅぅ!!!!」
親まりさは、すらすらと答えた。
ふーん。それも分かってるのか。賢い子は好きだぜ?
「取ろうとしたって言うか、もう取ってるけどな?でもまぁ、自分のやったことを理解してるのはえらいな」
「ばりざはどうなっでもいいがらおちびじゃんだけは!おぢびじゃんだげはだずげでくだざいい!!!!!」
性根も良い。これは開放決定だな。
「いや、別にお前ら潰す気ないし」
「ゆゆっ!?ゆるしてくれるの?」
「あぁ。高いもん壊されたわけでもないし、お前らちゃんと悪い事の区別付いてるみたいだからな。逃がしてやるよ」
「ありがとうございばずうううううぅぅぅぅぅ!!!!」
まりさはカーペットに顔をこすりつけてぺこぺこやり始めた。
あぁ、カーペットもついでに洗濯するか・・・・・・。
おしおきとして、全員に一発、でこぴんをくれてやってから解放してやることにした。
「ゆぴぃ!」
「いじゃい!」
最後の子供にはじっくりタメを作って怖がらせてやる。ぐぐぐぐ・・・
「きょわいよおおおぉぉぉぉ!!」
ばちん!
「ゆああぁぁーん!!」
親にはでこぴんじゃ効かなそうだなぁ・・・拳でいいか。
「んじゃ、おまえにもオシオキな。歯をくいしばれ?」
「ここここわいけどまりさがんばるよ!がんばってたえるよ!!」
「うむ良い覚悟だ。じゃあいくぞ」
どごぉ!!
まりさはすっ飛んで行き、壁にぶつかった。
「い・・・いじゃいよおおおぉぉぉぉ・・・・・・」
これでお仕置きはおしまいだ。
治療の必要があるほど怪我はさせていないので、そのまま出て行ってもらうことにする。
「じゃあ、もう人の家に入って物盗むなんてやるなよ?」
俺はドアを開けてやりながら言った。
親まりさは、子供を先に通してやり、最後に自分が外に出てから、俺の方を振り返り、満面の笑顔で
「それはむりだよ!」
と言った。
まぁ、即再捕獲の後尋問ですわな。
「どぼじでごんなごどずるのおおおおぉぉぉ!!ゆるじでぐれだんじゃながったのおおおおぉぉぉ!!??」
手近にゆっくりを閉じ込めるのに使えそうなものが無かったので、
カラーボックスを二つ向かいあわせに重ねて、疑似的な箱を作った。
閉じ込められたまりさは、泣きながら半透明のカラーボックスに体当たりを仕掛けようとしているが、
カラーボックスは、まりさにぴったり・・・というか、ぎっちりなので、うにうにとうごめくだけでロクに動けないようだ。
上から押さえておけばゆっくりは何も出来ないし、長期間閉じ込めておくつもりもないからこれで十分。
「さてと。お前、どういうことだよ」
「それはこっちのせりふでしょおおおぉぉぉ!!!」
「お前、人の家に入ることも、人の物を取ることも、どっちも悪いことだって知ってるんだったよな?」
「そんなどごわがっでるよおおぉぉぉ!!」
「じゃあ、せっかく命拾いしたんだから、もう同じこと繰り返すなよ。バカなの?」
「ぞんなごどいってもじがたないでじょおおおおぉぉぉぉ!!!ごはんさんなんてどこにもないんだよおおぉぉぉ!!!」
「探せばいいだろうが。お前ら野良なんだから」
「さがしたってないよおおぉぉぉ!!!
ふくろさんにはいったごはんはとったらにんげんさんおこるでしょ!
おはなさんたべてもにんげんさんおこるでしょ!!
くささんはどこにもはえてないし!!!
にんげんさんのおうちにはいってもにんげんさんおこるでしょおおおおぉぉぉぉ!!!!!!!
ぜんぶぜんぶ、にんげんさんがひとりじめしてるんでしょおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!?????」
ゴミ捨て場と、街路樹花のことか。
まぁ、確かにあそこらへんは荒らしたら潰されるだろうな。ゴミ捨て場荒らされたら掃除が面倒だし、
花は俺らの癒しだから。
加えて、確かにここら一帯はコンクリートできっちり舗装されており、川も遠い。
こいつらの行動範囲の中で、草なんてほとんど生えていないだろう。
都会だから、公園なんかちゃっちいし、少ないしな。
俺は理解した。あぁ、こいつら、この街で生きていくの、無理なんだ。
それも多分、人間のせいで。
街は人間のテリトリー。その一言で切り捨ててしまうには、まりさの言葉は、あまりにも重かった。
なぜなら、街ゆっくりにいよる被害が顕在化しだしたのは、ゆっくりがペットとして飼われ始めてからのことだから。
今街にいるゆっくりは、大体が元ペットか、その子孫だから。
この街には、山から下りてくるゆっくりなんて、ほとんどいないのだ。というか、近くに山が無い。
「おうちにはいってほしくなかったらあまあまちょうだいね!!」
「何でそうなんの?」
俺は、言いかえす。
「どこにもごはんなんてないよ!だからごはんたべるにはにんげんさんのおうちからぬすむしかないよ!!
ごはんぬすんでほしくなかったらごはんちょうだいね!あまあまでいいよ!!」
まりさは泣きながら言う。
「・・・・・・じゃあ、お前ら潰すよ。これからも人間に迷惑かけるって言うんならさ」
俺は力なく言う。何だかとても嫌な気分になっていた。
「ゆるしてくれるっていったでしょおおおおお!!!!
ごはんないんだから、もってるやつからぬすむしかないでしょ!ひとりじめするにんげんさんがわるいんだよおおぉぉぉ!!!
はんせいしてね!!!!!まりさたちにごはんちょうだいねえええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
まりさは泣きわめく。止めてくれ。そんなに暴れないでくれ。泣かないでくれ。
頼むから、それ以上喋らないでくれ。
理解の後には納得が来た。
そうなのだ。ゆっくりは人間じゃない。言葉こそ通じるが、人間とは違う生モノで、
人間とは違う理屈で動いてるんだ。
なんて気持ち悪い。俺はゆっくりという「モノ」に、初めて嫌悪感を持った。
あぁそうさ。確かに外に餌は無いのかもしれないさ。
お前らは弱くて、街でまともに生きていけないのかも知れないさ。
そして、それは俺たち人間のせいなのかもしれないさ。
そりゃまぁその通りなのかもしれないがね?
何で俺が、それに対して責任とってやんねーといけねーんだよ!!
そんなこと出来る訳ないじゃねぇか!!
畜生!それ以上喋るんじゃねぇぇぇ!!!!!
俺は、ぎゃーぎゃー喚いているまりさをぶち潰すとガキどもを握りつぶし、全部まとめてゴミ袋に叩き込んだ。
がりがり頭をかきながら俺は考える。
あぁ、くそ、気分わりぃ。
ゆっくりを目の敵にする人間の気持ちが少しだけ分かった。
これだったら野良猫やカラスや鼠やGの方がよっぽどマシだ。
あいつらは、そりゃ俺ら人間にとっちゃ迷惑だが、喋ったりしないし、
俺達人間から必要な物を必要なだけ奪ってしっかり生きていってる。
なのにゆっくり。あいつらときたら何だ!?
おおよそ全ての環境で生存に適さない体とフォルム。
不思議な生き物で生モノ。人間の顔に似た姿と言葉は、どうあっても人間自身を想起させる。
あいつらは、俺達に、俺たちが無意識のうちにどれだけのものを踏みつけ、奪ってきたのか。
そういったものを否応なしに気づかせてしまうんだ。
あー、でもほんとは、ネコやら鼠やら虫やらも、
人間のことを色んなもん独り占めするズルい奴らだとでも思ってんのかもな。
あぁ畜生。全く気づきたくもないことに気付かせやがって。
まんじゅうの癖に人間の言葉なんて喋りやがって。
人の言葉で人とは異質の論理を語られるのが、こんなに気持ちの悪いことだったなんて、知らなかった。
これまで、無意識に踏みつけにしてきた色々なモノたちから、強烈なカウンターを食らった気分だ。
とても気分が悪いから、これからは、ゆっくりを見かけたら即座に潰してやることに決めた。
ごみ袋の方を見ると、潰れた親まりさと目が合った。
俺は、お前らのゆん生に責任を持ってやることなんて、できやしないんだよ。
end
あとがき
ゲスにもいろんなバリエーションがあると思うのです。
人間にとって不都合な資質や行動を全てゲスとしてまとめるのであれば、ですが。
誰だって何だって、生きることに必死であれば、その行動は、
誰かにとってゲスと呼ばれることもあるかもしれないと思います。
後、言葉が通じるって、結構怖いことですよね。
それではここまで読んでくださったあなたに感謝をささげつつ、今日はさようなら
by ゆンテリアとか描いてる人
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- gも鼠もカラスも野良猫も逞しく生きている
恨み事ばかり言っている糞饅頭と並べることは失礼だ -- 2017-05-20 09:31:19
- 人間からすると差し障りがあれば多種の動物を街から追い出すのなんて当たり前のことじゃん
別に獣相手に優しくできないからって気に病むことなくね
もしゆっくりさんが自力で富を生み出すことができてもメリットがなきゃ人間と分け合うなんてしないだろうし -- 2013-09-25 18:58:41
- 同じ人間から富を強奪してまっくている俺らがこんなこと言っても滑稽だな -- 2013-01-06 21:09:12
- 生首を連想させる形状ってのがそもそも・・・ -- 2012-10-25 07:33:00
- 読み始め おお!珍しくまともな魔理沙だなー
途中 ・・・・・・・!?・・・・・・・・・・
読み終わり 所詮ゆっくりか はぁ -- 2012-07-08 14:10:17
- 大学生なら本はそこそこあるだろ。えろほうわなにをするやめろ -- 2011-12-18 16:11:04
- 所詮この世は弱肉強食 -- 2011-03-14 15:20:41
- 人間の勢力圏に来なけりゃ良かったのにさ。
まぁ森から来たんじゃなくて、街で生まれたからかもしれないけど。
反省して逃がしてもらってから他の場所でやるなりすればよかったのに、馬鹿だねぇwwww -- 2010-10-03 14:30:50
- 自然界の中では弱者の都合なんて知った事じゃあないんだがな… -- 2010-09-29 23:37:10
- ↓まぁ、あるにはあるだろうけど、その前に双方悪意のぶつけ合いの凄惨な殺し合いがあるだろうね~
それにしても、本当に反省しない刹那主義の糞袋だなぁw
得意気に、「それはむりだよ!」って、しかも即座に責任転嫁
面白すぎる、制裁されてとうっぜん!! -- 2010-07-31 02:07:30
- 宇宙人とかが攻めてきたら力の差はありこそすれ、
こういう問答があるのではないかと思います。 -- 2010-07-31 01:15:34
- え?生ゴミに気を病むの?
面白かった。でもゲスは死ね -- 2010-07-26 15:14:25
- 俺はすっきりしたぜ -- 2010-06-25 23:33:44
- ゆっくりが死ぬのは自然淘汰ジャネーノ -- 2010-06-21 16:52:33
- ゲスにしてはそれなりの考え方を持っている奴ですな。でもまあ、制裁することに変わりはないんですがね -- 2010-06-21 00:58:30
最終更新:2009年10月23日 23:02