ゆっくりおうえんしていってね!!! 4KB
短いです、下らないです、虐待は無し
ゆっくりおうえんしていってね!!!
「ただいまー…ん?ゆっくりがいるな…」
俺が家に帰ってくると、そこには一匹のゆっくりまりさがいた
窓に目をやると、どうも鍵を閉めていなかったどころか、窓を開けっぱなしだったらしい
「ゆゆっ!?」
俺に気付いたのか、まりさは驚いたような声を上げた。
やっちまったか、面倒な事になったなぁ、泥棒じゃないだけマシか、荒らされてはないみたいだな、
ここはまりさのおうちだよ!とか言うんだろうなぁ等と
いろいろ考えていると、そのまりさが口を開いた。
「ここはおにいさんのおうちなの?ごめんなさい!だれもいなかったからまりさかんちがいしちゃったんだよ!」
なんだ、拍子抜けしたな、今まで家に勝手に入ってきたゆっくりは大抵「おうち宣言」してきた所謂ゲスだったのに…
こいつは割と性格の良いヤツらしいな。
グウゥ
ん?何の音だ?
「ゆうう…」
…まあ今日は機嫌もいいし、飯くらいやるか…
なぜ機嫌がいいかって?今日は俺が贔屓にしてる球団の「双葉虹裏トッシーズ」が本拠地の双葉ドームでライバルチームに大勝したからさ!
「おにいさん!これほんとうにたべていいの!?」
「ああ、そんなもんでよけりゃ食ってくれよ」
「ゆゆ~ん!ありがとう人間さん!」
あんまり自然で食えないようなお菓子とかをあげると、舌が肥えて従来の食い物が食えなくなるらしいから
余ってた野菜をくれてやったが、ここまで喜んでくれるとは。
「そんなにうまいか?」
「うん!すごくおいしいよ!おにいさんありがとう!」
ハハハそうかそうか、ゆっくりと言えばゲスのイメージが強かったが、善良なヤツは可愛いもんだな。
しかし…こいつ肌や髪はまぁまぁ綺麗だけど…帽子が汚いなぁ……
「おい、お前が飯食ってる間その帽子洗濯してやるよ」
そう言って俺はまりさの帽子を取り外した。
「ゆ~ん!おにいさん!まりさのすてきなおぼうしかえしてね!」
「そんな怒るなよ、洗濯するだけだって、この帽子綺麗にしてやるからさ、それまでかわりにこれでも被ってな」
俺は自分が被ってた「双葉虹裏トッシーズ」のキャップをまりさに被せた。
「ゆゆゆっ!?」
なんだ?まさか他の帽子を被せると死ぬとか?んなワケないか。
「ゆっゆっゆ~ん♪虹裏トッシーズの心得は~♪いつもエンジョイ・アンド・エキサイティング~♪」
これはッ!?「双葉虹裏トッシーズ」の公式応援歌だとッ!?
「がんばれがんばれ虹裏トッシーズ~♪」
これは…!使える!!
「まりさ!頼む!俺と一緒に暮らしてくれ!」
「ゆっゆ~♪…ゆゆっ!?そ、そんな、おにいさん!いきなりそんなこといわれても、まりさこまっちゃうよ…」
「たのむ!まりさ!俺にはお前が必要なんだ!」
「ゆぅぅ…まりさのほうこそ…これからよろしくおねがいします…」
こうして、まりさは晴れて我が家の飼いゆっくりとなった。
数日後、俺は虹裏トッシーズの試合を見に来ていた。
もちろん、あのまりさも連れてきてだ。
「よーし!いいぞまりさ!もっと歌え!全身全霊でトッシーズを応援するんだ!」
「ゆっゆっゆっ~♪E&Eの~精神で~♪がんばれがんばれトッシーズ~♪」
九回裏二死満塁、トッシーズ逆転勝利の大チャンス!勝てる!勝てるぞこれは!
まりさもかれこれ二時間ほど歌い続けているが、疲れた様子は見えない。
むしろ歌うことを、この試合を見ることを楽しんでいる!
「水分補給用にオレンジジュースも持ってきたが…杞憂だったようだな…」
「ゆゆっ!おにいさんもちゃんとトッシーズを応援してね!」
「おおそうだったな、いかんいかん」
ゆっくりに応援の注意をされるとは、ハハハ、俺もヤキが回ったか?
『打ったー!!!これは大きいぞー!!!』
おおっ!やった!やりやがった!!流石は我がトッシーズの四番バッター!イカすぜ!
しかもこっちに飛んできてるぞ!オーライ!オーライ!
「ゆぶっ!」
何っ!ホームランボールがまりさに直撃だと!?
「ゆぅぅ…おにいさん…まりさはほんもうだよ…トッシーズのほーむらんぼーるでしねるなんて…こんなにうれしいことはないよ…」
「まりさ!死ぬな!まりさー!!こんなとこでお前に死んでもらっちゃ困るんだよ!誰か!助けてください!まりさを助けてください!」
と、ここまで叫んだところでオレンジジュースを持ってきてたことを思い出したので大急ぎでまりさにぶっかけた。
そしたら何事も無かったかのようにまりさは元通りになった。
「ゆっくりー!まりさはまだしねないよ!これからもトッシーズをおうえんしつづけるよ!」
よかった…本当によかった…まりさ!これからもトッシーズを応援し続けような!
「うん!おにいさん!これからもゆっくりおうえんしていってね!」
「ああ!我がトッシーズは永久に不滅だぜ!」
この日の試合、トッシーズは見事に逆転満塁サヨナラホームランを決めた。
しかし…
あのホームランボールは結局他のヤツに拾われてしまった…orz
GOOD END!!!
我ながらものすごく下らないSSだと思います
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- 念のこもったお飾り(ユニフォーム帽子)に影響を受けるのかwww
あまり見ない新しい設定でウケたww -- 2018-01-02 13:52:45
- 久々にゆっくり! -- 2013-08-23 10:58:04
- ちょっとこれはゆっくりできないよ! -- 2013-07-09 00:10:49
- いろんな奴が居て良いねぇ -- 2013-01-19 10:18:02
- 作者はケフィアシリーズww
ワロタwww -- 2011-02-13 21:59:48
- ホームランボールwwwwww
-- 2010-11-23 09:09:08
- ゆっくりは奥が深いな・・・・ -- 2010-10-14 21:27:11
- ホームランボールで即死してた方が笑えたけどまあいいや -- 2010-09-27 21:44:14
- ゆっくりできるSSだな。 -- 2010-07-22 00:25:40
- 発想の勝利wwww -- 2010-07-19 13:08:17
- wwww -- 2010-05-21 20:59:17
最終更新:2009年10月25日 16:28