体 9KB
※2作目です
※相も変わらずとんでもSSです
※一部のゆっくりがご都合主義的に中途半端に賢い気もするけどキニシナーイ
※俺設定注意(というか作品の為の俺設定どころか俺設定の為の作品です)
※虐待描写あっさりです
※糞味噌 要 注 意!!!!
※どうしてこうなった!
体
「むきゅー!にんげんさんとゆっくりでどうちがうのよー!?」
山のゆっくりプレイス。そこに住んでいる長ぱちゅりーは人間からの被害に頭を悩ませていた。
野菜を採取しようとすればすかさず現れ仲間を叩き潰す。通行料を要求すれば踏み潰す。赤ん坊を見せて対価を求めればその赤ん坊食べるか握り潰す。etc…
これら傍若無人な振る舞いに怒りを覚えるが、いかんせん人間は強すぎる。ドス級でなければどうしようもない上に複数ならドスすら危うい。
しかし、だからといって諦めるわけにもいかない。故に3日間家にこもり人間に勝つ方法について考察していたのだが……。
「ゆっくりだってむしさんにかてる。ぷくーをすればいぬさんもうかつにおそってこない。なのにどうしてにんげんさんにはかてないのぉー!!」
所詮森の賢者(笑)。この程度である。
しかし、仮にも長に抜擢される程である。ここから先が普通のぱちゅりーとは違った。じゃあ今までが何かの間違いだった、と普通の賢者(笑)が考えるところで、
じゃあなぜそんなに強いのかという逆転の発想で対策を練り始めた。
「にんげんさんはちぇんよりあしもはやいしまりさよりちからもつよいわ。みょんよりえだをきようにふるし、ありすよりぺにぺにがおおきい。
れいむよりあらゆるてんでまさっているのはいうまでもない…ってことはつまりぱちゅりーのずのういがいみんなゆっくりよりもうえだというの!?」
長ぱちゅりーは驚愕した。頭脳に特化したぱちゅりー種以外のゆっくりは、どんな種だって身体能力の一部は他の種より優れている。なのに人間は自分の種族以外の
すべてのゆっくりの長所よりも勝っているのだ。こうやって改めて深く考えなければ気付かないのかよ、とか人間様より頭が良いつもりなのかよ、とツッコミどころ
満載ではあるが、ゆっくりでこの境地に辿り着いたのは驚きに値する。
「い、いえ。それだけじゃないわ。どうつきのれみりゃやふらんだってにんげんさんからはにげるともきくし、なにより『おようふく』という『まぐ』をみにつけて
からだをまもっていると……!!!!!!!!!!」
そこまで言って長ぱちゅりーは人間とゆっくりとの決定的な違い、そして勝利の可能性をついに発見した。
「むきゃ。むきゃきゃ。どうしていままできづかなかったのかしら!そうよそれよ!これでにんげんさんのてんかもここでおわりよ!むきゃきゃきゃきゃきゃきゃ」
2日後。
「ゆゆーん!さすがおさだね!」
「さすがのまりささまもおさにはかなわないぜ!」
「あまりにもとかいはすぎてありすがいなかものにおもえてくるわ!くやしい!でも(ry」
「むきゅ。あれこそがぱちゅりーのきわみなのね。でもいつかかならずそこへいたってみせるわ!」
「わかるよー。おさにいっしょうついていくよー。」
「こかんの!てんぽうざん!」
30匹のゆっくりの集団が街へと向かっていた。そうあの長ぱちゅりーの群れのゆっくりたちである。あの後、長ぱちゅりーはさらに1日かけて人間の攻略法を練り、
そして今朝、自分の群れにそれを伝えて街への進軍を宣言したのだった。
(むきゅきゅ。そうよ。ぱちゅりーはてんさいなのよ。これでにんげんさんに…ゆっくりのおそろしさを!じぶんたちのうぬぼれを!そしてどすのあじわった
くるしみをおもいしらせてやれるわ!)
かつて長ぱちゅりーが子ゆっくりであった頃、年老いたドスの群れに所属していた。しかし、群れの一匹のゆっくりが人間の子供に怪我を負わせたという理由で
近辺の他の群れごと全滅させられた(ちなみに膝をすりむいた程度である)。元々ドスは群れの低脳ぶりに呆れており、人間の子供に勝ったと自分の群れの
ゆっくりが武勇伝を語っていたのを聞いて、報復を受ける前にさっさと逃げていた。
その時、側近であった長ぱちゅりーの両親を家族ごと自分の帽子に入れて逃げたため長ぱちゅりーも生き延びたのであった。
しかし、長距離の移動の負担に老体が耐えられず、数日後にドスは死んでしまった。ドスは最期に、
- 人間の報復意識の高さ
- 人間の同じ群れへの防御意識の高さ
- 特に子供への意識の高さ
を徹底的に長ぱちゅりーの家族に教え込み、そして逝った。
長ぱちゅりーは子供ながらにこのドスへ尊敬の念を抱いていた。このことがきっかけとなり、ドスの死因を作った人間へ深い憎しみを抱くようになった。
そして人間に勝つことが自分のドスから遺された使命だと思うようになった。…ドスの『人間に関わるな』という想いを理解することなく。
このような経緯から、人間と戦うために『自身の長所を伸ばす努力』というゆっくりにあるまじきことを行った。そのおかげでゆっくりにしては高い思考能力
を身に付け、純粋に能力と功績を買われて長として君臨したのであった。
そしてその憎しみに加えて仲間を未来の人間の恐怖から守るという使命感でより一層燃えていた。
……話は元に戻り現代。
長ぱちゅりー一向はついに人間の街に辿り着いた。
「むきゅ!じゃあさくせんかいしよ!ひょうてきいがいにはこうげきしてめをつけられちゃだめよ!さんっ!」
そう言うとゆっくりたちは1種族ずつ計6匹の混成部隊5つに別れ、長ぱちゅりーが言う『標的』を求めて街の中へと走って行った。
ある部隊は銭湯に辿り着いた。
昨今銭湯など流行らず、せいぜい昔ながらの常連や安アパート住まいの学生ぐらいしかこないため、番台のおばあさんは暇でうとうとしていた。そのため
ゆっくりが中に入ってしまっても気づかなかった。
「ねえまりさ、ここにひょーてきがいるのかな?」
「わからないからこうしてさがしているんだぜ!そうさのきほんはあんよなんだぜ!」
そう言うとゆっくりのご都合パワーで引き戸を開け、浴場へと入ってしまった。
「うおっ!?ゆっくりが何で入ってきてんだ?」
「まあそう邪見にすんなよ。この銭湯にくるなんてなかなか通のゆっくりじゃねーか」
「ゆゆっ!はだかのおじさんがいるわ!いなかものね!」
「ほーけーい!たーんしょう!」
「「何だとてめええええええ!」」
中にいた青年達(以下包茎鬼意山、短小鬼意山)はたまたま大学が休校だったため昼から風呂にきて独占状態を楽しんでいた。そこへゆっくりが乱入してきたため、
気分を害されて怒り狂った。……決して包茎だからでも短小だからでもない。そして早速包茎鬼意山はみょんを叩き潰し、短小鬼意山はありすを踏み潰した。
「「あでぃずー!びょんー!」」
「どぼじでごんなごどずるのー!?でいぶだぢなにもじでないでじょー!?」
「みんなゆっくりしないではやくにげるんだぜ!」
「「にがすかあああああ」」
包茎鬼意山はれいむををまりさにぶつけ、その勢いでぱちゅりーも一緒に吹っ飛ばした。一方短小鬼意山はちぇんを捕まえ、耳な尻尾などのパーツを引き千切って
いた。そしてその怒りを、ゆっくりを湯に沈めたりタイルに顔面をこすりつけたりして解消した。
またある部隊は公園に来ていた。この公園はウフフで有名なスポットであり、茂みの奥では真昼間から盛っているカップルがいた。
「修理工鬼意山…僕もう股間のフジヤマがボルケイノしそうだよ!」
「おいおい予備校鬼意山、始めたばったりだろ?しょうがねえな。サブタイレニアンサンしてやるからしっかり奥まで挿しな。その後は俺の股間のミニ八卦炉を
マスタースパークさせてもら…ウッ」
「「マリアリ砲!!!」」
……ウフフとは何も男女だけではないようである。しかし不運にもゆっくり部隊はそうとは知らずに近づいてしまった。
「わかるよー。にんげんさんがすっきりしてるよー」
「えべれすと!まりわな!」
「みょんのいうとおり、ようすをみてみましょう。わたしたちのひょうてきになりうるわ!」
「……ん?修理工鬼意山、ゆっくりがエネミーマーカーしてますよ。なんだかオンバシラがよけいエクスパンデッドしそうです」
「ああ。実は俺、ゆっくりでもかまわず喰っちまう人間なんだ。そうだいいこと思いついた。予備校鬼意山、ゆっくりの中で不夜城レッドしてみろよ気持ちいいぜ」
「修理工鬼意山がそう言うなら…もうグングニルが不夜城レッドしちゃいますよ! 」
2人のお兄さんは幻想風靡のごとく近づき、あっという間にゆっくりたちを捕まえた。予備校鬼意山は足で2匹おさえ、1匹手に持ちHENTAIを楽しんだが、
修理工鬼意山は1匹足で確保すると同時になんと二刀流でHENTAIし始めた。そしてそれはゆっくりの体内の餡やクリームが鬼意山達の厄に置き換わるまで続いた。
残りの2部隊も様々な理由で壊滅し、残るは長ぱちゅりーの部隊のみとなった。そうとは露知らず、長は自分たちの標的を探していたが、夕方になっても結局
見つからなかった。しかしゆっくりの神は彼女らを見捨てなかった。長ぱちゅりーは知らないうちに近くまで来ていた。自分たちの標的がいる……小学校に。
「な、なんなのこれは……」
しげみにかくれていたら、おおきなにんげんさんが『がっこう』といっていた。つまりあのきょだいなどうくつはにんげんさんのがっこう、つまりおちびちゃんが
いるにちがいない。そうおもっておもいきってかべさんのすきまからはいっていたら…
「どういうことなの…?」
「なんでにんげんさんのおちびちゃんが…」
「「「「「「こどもなのにみんなどうつきなのおおおおお!?」」」」」」
数日前、長ぱちゅりーはこう考えた
―――い、いえ。それだけじゃないわ。「どうつき」のれみりゃやふらんだってにんげんさんからはにげるともきくし、なにより『おようふく』という『まぐ』を
みにつけて「からだ」をまもっていると……!!!!!!!!!!―――
ゆっくりれみりゃやふらんは幼年期は胴なしで過ごす。そして成長し、なおかつ栄養が十分あればと戦闘能力が数倍に跳ね上がる胴付きになる。つまり、
1.人間の子供ならまだ胴なしだから弱いはず
2.人間は子供に弱いからそれを人質にすれば下手に出るしかない
3.そのまま支配する
というやっぱり森の賢者(笑)な結論に至ってしまったのだった。
まだ洋服という魔具に守られているから強いという発想なら少しは人間に被害を与えたかもしれない。しかし、れみりゃ達と人間を同列に考えてしまった時点で
この作戦は最初から失敗が確定していた。
銭湯で裸の人間がいても標的として認識しなかったのは、「胴なしにんげん」を探していたから。
公園で様子見をしていたのは、すっきりして人間の額から「胴なしにんげん」が生えてきてから襲うつもりだったから。
呆然とする長ぱちゅりー部隊に低学年の男の子たちが気づいた。胴なしゆっくりである彼女らに6~7歳児に対抗できる能力は……ない。
【あとがき】
ゆっくりが人間を頭の大きさだけで強さを判断するって設定よく見かけません?
でも胴付きゆっくりがいるんだから逆に胴で敵の危険度をランク付けする設定もあっていいんじゃないかなーと思って書いてみました。
胴付き(服を着ている)れみりゃ達を例に上げたり服を『』付けしたりして「服を着ているから人間は強靭と長ぱちゅりーは考えた」
ってミスリードを狙ったんですが…うまくいきましたか?
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このSSへの感想
※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね!
- 胴無し人間怖い -- 2016-01-21 19:28:20
- なるほどなーw -- 2011-10-08 23:00:36
- うめえwww -- 2011-06-04 06:21:33
- しっかりミスリードされたよ!無能な賢者(笑)はさっさと滅んでね! -- 2010-07-19 19:39:08
- けんじゃ(笑) おお、すごいすごい -- 2010-06-22 00:53:22
- さすが、森賢クオリティ -- 2010-06-21 13:34:29
最終更新:2009年10月26日 18:12