ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ

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・実験作。なのでご容赦下さい。
・愛で注意。
・厨二病っぽさ炸裂。
・お兄さんはHENTAIとは違う変態です。
・お兄さん何かキモい。とりあえずキモい。




いきなりだが僕は二人の胴有りのれみりゃとふらんの姉妹と暮らしている。

「う~♪」
「う~♪」
「おいしいかい?れみりゃ、ふらん」
「う~、とってもでりしゃすだどぉ~♪」
「う~、うまうま~♪」
スプーンを使ってプリンを食べて幸せそうにしている二人。
しかしスプーンを上手くは使えておらず、口を汚しながら食べている。
「ほら、お口が汚れてるよ」
僕はそんなれみりゃ達のお口を優しくハンカチで拭く。
「う~、くしゅぐっちゃいんだど~♪」
「う~♪」
幸せそうな笑顔で答えてくれた。
思わず穏やかな気分になりれみりゃの頭を撫でる。
「うあ~おにいさんのてあったかいど~♪」
「う~ふらんも~」
「はいはい、ふらんもいいこいいこ」
「う~♪」
れみりゃが撫でられると自分もしてほしくてふらんが寄ってくる。
ふらんも撫でてやると嬉しそうに顔を綻ばせた。

プリンも食べ終え、れみりゃ達は思い思いに遊び始める。
「う~こうまかんのかんせいだど~♪」
積木で遊ぶれみりゃ。
「う~、ゆっくりしね!」
「うあ~!?れみりゃのこうまかんがあ~!!?」
それを壊すふらん。
「う~、おにごっこする」
「うあああ~いたいんだど~!?」
そうして「れーう゛ぁていん」とふらんが名付けた色鉛筆をべしべしとぶつける。
「うぁ~やべで~おにいざんだずげでえええ!?」
はいはい。全く可愛いなお前達は。
そんな二人を仲裁してあげると、今度は仲良くお絵かきをし始める。
「う~できた、おねえさま~♪」
ふらんが紙にクレヨンで書いたれみりゃを見せてくる。
正直帽子や羽根の特徴のみで何とかれみりゃとわかり、顔が笑っているとわかる
程度のレベルの絵だ。
けどれみりゃが喜んでくれると思って頑張って描いたのが僕にはわかった。
「う~ぞんなのれみりゃじゃないんだど~!!?
れみりゃはもっどぷりち~なんだど~!!?」
だがれみりゃは絵の出来に不満らしく文句を言う。
「コラ!ダメじゃないか!
せっかくふらんがかいてくれたのに!!」
「う~!!だってれみりゃはもっどぷりてぃ~なんだど…」
「う~もういい…」
僕が怒っても自分の意見を譲らないれみりゃに対してふらんはそう言うとそっぽ
向いて自分の部屋(小屋)に戻ってしまう。
「ふらんはれみりゃが喜んでくれると思って描いたのにれみりゃが酷い事言った
から傷付いちゃったんだぞ」
「う~、でも…」
「でもも何も無いよ。
れみりゃだって喜んでくれると思ったプレゼントをゴミみたいに言われたら傷付くでしょ?」
「う…」
「わかったかい?
わかったならちゃんと謝って仲直りしような」
「う~わかったんど~!」
勇気を振り絞ってとてとてとふらんのいる所へ歩いていく。
ここから先は二人の問題だ。僕の関わるところじゃない。
「う~ふらん、ごめんなさいだど~」
れみりゃの謝る声を聞いて僕は一人自室に戻って行った。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「う~じょうずなんだど~♪」
「う~おねえさまもじょうず~♪」
壁に貼られている二枚の絵を互いに褒めあっている。
服の特徴から互いが互いを描いたことがわかる。
仲直りの証としてプレゼントをしあったのだ。
二人並んでとても幸せそうだ。
僕が貼ったそれを見てれみりゃ達本人も幸せそうだ。
それを見てるだけで僕の心が暖かくなる。
「れみりゃー、ふらんー、おやつの時間だぞー!」
しかし何もしなくてもお腹は空くように出来ているのはゆっくりも同じ。
僕の声に「ぷっでぃーん♪」と言いながら近付いてくる。
手を繋いで仲良くプリンのあるテーブルにまで来る。
まさに雨降って地固まる。
とても強い絆で結ばれたようだ。
でもまぁ、
「う~あまあま~♪」
「うあああ~!?ぞれはれみりゃのぷっでぃんだど~♪」
ふらんがれみりゃを虐めるところは変わってないけど、ふらんが悪戯っ子なのは
いつもの事だからしょうがないか。
可愛いなぁ…あまりの可愛さに身体が我慢出来ずに震えてきたよ。
ダメだ…震えよ止まれ…。
そんな感じで仲良くれみりゃとふらんがプリンを食べている間、僕は一人邪気眼
ごっこを行っていたのだった…。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

おやつも食べ終わり、のんびりタイムとばかりにゆっくりしだす二匹。
この時ばかりはふらんもれみりゃをいじめない。
幸せそうな二人の顔…それだけで僕は幸せになれそうだ…。
だが足りない…。
まだ満足出来ない…。

まただ…また身体が震え始めた。
もうそろそろ我慢の限界なのかもしれない…。

一人考え込んでいるとふらんが僕に抱き着いてくる。
「うー、おにいさんだいしゅき~♪」
僕に向かってじゃれつくふらん。
その可愛いらしい様子に思わず頬が緩む…。

ああ…僕もふらんが大好きだよ…。
すっとふらんの頭を撫でる。
「うあ~、れみりゃもなでなでしてほしいんだど~!」
れみりゃもこちらに抱き着いてくる。
望み通りに撫でてやる。
「う~う~♪」
幸せそうなれみりゃの表情が見える。

ああ…僕もお前達が大好きだ…。
だから…もっと色んな顔を見せてくれ…。

次の瞬間、僕はれみりゃの撫でてた手で、れみりゃの顔を殴り飛ばしたのだった…。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「…う゛ぁ…!?」
ひしゃげた顔も可愛いよれみりゃ。
その何が起きたかわからない顔もとっても素敵だよ。
「う゛あ゛あ゛!!?
お゛ね゛えざま゛あ゛あ゛あ゛!!?」
ああ、れみりゃの顔がひしゃげたのを見て動揺してるんだねふらん。
そんな君もとても可愛いよ。
だから…、
「ぶぎゅう゛う゛う゛!!?」
もっと…もっと僕に苦しむ表情を見せてくれ…。


れみりゃと同じようにふらんを殴り飛ばす。
「う…うぁ…?」
ああ、僕の変化に戸惑ってるんだね…。
可愛いよ…とっても可愛くて素敵だよ…。

僕に殴られて床を転がるふらん…。
「ふ、ふらーんッ!!?」
それに駆け寄るれみりゃ…ああなんて素敵な姉妹愛なんだ…。
もっと…もっともっと僕に見せてくれ…。

「うー!!ゆっぐりじねえ!!!」
戸惑いながらも僕に向けて敵意を出して威嚇するなんて…出会った頃に戻ったみ
たいだねふらん…。
懐かしいなぁ…懐かしくて涙が出そうだよ…。

「うー!!!れーう゛ぁていん!!!」
おや、過去の思い出に耽っている間にふらんが武器として愛用している赤い色鉛
筆を取り出した。
そんな色鉛筆で僕を倒せると思っているのかな?
可愛いなぁ…。

僕はあっさりふらんの色鉛筆を振り回す手を掴みひきちぎり、そのまま色鉛筆を
ふらんの身体に突き刺した。

「う゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「うわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ふらんんん!!?」
その悲鳴もとっても素敵だよ…。
「う゛わあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?
じねえ!!じねぇ!!ゆっぐびじねえ!!」
泣き喚きながら僕を罵倒する姿も可愛いよ…だから…もっともっともっともっと
悲しむ顔を、苦痛に歪む顔をみせておくれ!!!

「うぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
色鉛筆を刺されて苦しむ姿もとっても可憐だよ…。
本当に大好きだよ…僕は君達を愛してる…大好きだよ…。
笑う顔もじゃれつく姿もプリンを食べて綻ぶ顔もこうまかんをプレゼントした時の喜びに目を輝かせた姿も、
遊び疲れて眠ってしまった寝顔も僕に懐く姿もふらんにいじめられて泣きそうな顔もお仕置きされて泣き喚く姿も
痛みにのたうつ姿も敵意を向ける顔も姿も僕に裏切られた時の絶望の表情もそれでも心の奥底ではまだ僕を信じている滑稽さも…みんなみんな大好きだよ…。
だから…、
「ふらんをいじめるなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
そうだよ…勝てないのをわかっててもふらんを助けようとする純粋な姉心も大好きだよ…だから…、
「ぷぎゅう゛う゛う゛!!?
やだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ざぐや゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
だずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
ああ…絶対に来ないさくやに助ける無駄な足掻きも勿論大好きだよ…だから…、
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ
゛あ゛!!?」
どうしてこんな目に遭うかわからないって顔も可愛いよ…ああ、もうなんて素敵
なんだ!!
だから…君達の色んな姿を…、
「もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっと見せておくれえええッ!!!!」
「うぎぃッ!?ぐびぃッ!?げぴぃッ!?」
「たしゅげ…!?」
手足を全部捩り切るとどうなるのかな!?
少しの間だけ優しくしてあげたらどうなるのかな!?
その後すぐに暴行した時の表情はどうなるかな?
れみりゃに今ある色鉛筆を全部ふらんに突き刺すように命令したらどんな顔する
のかな!?
ああもう想像するだけで絶頂しそうだよ!!!

「やべべぇ…でみりゃが…わぶいごど…じばなら…あやばびまぶがだ…ゆるじで…」
謝ることなんて何も無いよ。
だってれみりゃは悪くないからね。
でもその謙虚な考えはいいね。
またれみりゃの新しい魅力に気付けたね。
なら…、
「う゛…?」

僕は攻撃をやめて色鉛筆の入ったケースを床に落として色鉛筆をばらまく。
12色入っていて一つはふらんが使ってたから11色あるという事だ。

「れみりゃ…その色鉛筆でふらんを刺すんだ」
早速…思い付いた事を実践してみる事にした。
「うぁ…?」
僕が言った事が理解できない…いや理解したくないんだろう。そんな所もキュートだよれみりゃ。
「さ、まずはれみりゃの服の色と同じピンクからにしようね」
僕は優しくれみりゃの手にピンクの色鉛筆を握らせてあげる。
「う…うぁ…うぁ…」
戸惑っているね。引き攣ってるね。
そんな顔も出来るなんて知らなかったよ…。
またまた新しい魅力の発見だよ…。
今日はとてもいい日だ…れみりゃの新しい魅力に二つも気づけるなんて…。

「う゛…やだどぉ…ぞんなの…やだ…」
「やらなくちゃれみりゃもふらんももっとゆっくり出来なくしちゃうよ。
それでもいい?」
「うう!!?」
今まで全然痛い目を遭ってなかったから苦痛がとても怖いんだね。
そんな無垢なところも愛らしいよれみりゃ…。
全く…君達はどうしてそんなに素敵なんだい?

「う゛う゛…やべでぇ…おねぇ゛ざばぁ…」

ふらんがれみりゃにやめるようにお願いしているよ…。
普段の立場とは逆だね…。
ああもう…!普段は絶対にないその虐める対象でもあった姉に許しを乞う弱々しい姿…素敵だよ素敵だよ素敵だよとっても素敵だよ!!

「う゛…う゛う゛う゛…う゛ぁ…う゛ぁ…」
れみりゃも迷ってる迷ってる。
ピンクの色鉛筆がれみりゃの可愛いちっちゃな手を伝わって小刻みに震えている
よ。
全く君達は可愛いらしい一挙一動で僕を狂い死にさせるつもりかい!!?
自分を抑えるのに一苦労だよ。

「早くしないともっとゆっくり出来なくなるよ。
それでもいいのかい?」
「う゛…う゛…う゛わあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛!!!」
「うぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?」
発狂したかのよう倒れていたふらんにのしかかり色鉛筆を突き刺すれみりゃ。
人間に比べて非力なれみりゃがふらんの身体に突き刺すには時間がかかる。
突き刺すというよりもぐりぐりして捩り込むといった感じだ。
「う゛う゛う゛、ゆるじでほしいんだどおおお!!」
「うぎい゛い゛ぃ゛!!?
じべぇ!!びんなじべぇ!!」
じたばたするふらんを押さえ付けながられみりゃが色鉛筆を突き刺し終わるのを見届ける。
「う゛…ひっぐ…もいやじゃあ…だずげでざぐやぁ…」
「…いぢゃい…よォ…」
涙を流し、絶対に来る筈もないさくやに助けを求めるれみりゃに、色鉛筆を捩込まれて痛みに苦しむふらん。
なんて甘美な光景なんだ…今僕は世界中の絵画よりも遥かに素晴らしい芸術をこの目で見てるんだ…。
もっと…もっと見たい…。
「れみりゃ…はい。次はこの水色を使ってね」
僕はれみりゃに水色の色鉛筆を手渡した。
しかしれみりゃはそれを放り投げて叫び出した。
「う゛…う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?
もうやじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?
ざくやだずげでぇえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!
おにいざんばやぐぎでよおお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
あれ?僕はここにいるのに何言ってるのかな?
そっか、きっと今の僕と前の僕を別人と思い込んだんだね。
僕を優しいお兄さんの偽者だと思い込んで現実逃避してるんだね。
ああ、そんな無意味な事をするなんて…よっぽど僕の事が好きだったんだね。
大丈夫…僕も君達の事が大好きだから。
君達の髪の毛一本からしーしーやうんうんまで全てを愛してる。本当に大好きだよ。

僕はそっと水色の色鉛筆をれみりゃの手に上から包み込むように握らせる。

「さ、れみりゃ。あと10本だよ」
「う゛…ひっぐ…やじゃあ゛…」
「出来ないの?れみりゃもふらんもこれよりずっとずっとゆっくり出来なくなるけどそれでもいいの?」
「やじゃどぉ…ふりゃんに…ひっぐ…ひどいごど…じだぐないどぉ…」
「ならやらないとね」
「やだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?
れびりゃごんなのじばぐない゛んだどお!!!
ふらんどいっびょにあしょんだりぷっでぃんたべだりおやずみじだりずるんだど
お゛お゛お゛お゛お゛!!!
ごんなのまちがっべるんだどおお!!!
れみりゃはおぜうざまなんだどお!!!
ごうまがんのおぜうざまがごんなめにあ゛う゛のばまぢがっでるんだどお゛お゛お゛お゛!!!」
癇癪を起こして駄々をこねだすれみりゃ。
我慢が限界を迎えたんだね…この状況じゃその行為は事態を悪化させるだけなの
に、そんな事もわからない無知さと浅慮さが…もうたまらない!!!
ついつい興奮して息が荒くなってくるよ…。

「おねえ゛ざば…」
れみりゃの癇癪の言葉に何か感じ入るものがあったのかふらんがれみりゃに何か言おうとしている。
謝罪か罵倒か気になるところだが今はれみりゃの反応を見ていたい。
ふらん、君の分は後でゆっくり開いてしてあげるからね。
「いままべ…ひどいごどじで…ごべ「仕方ないね。僕が手伝ってあげるよ」んぎ
ゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!?」
何時まで経っても色鉛筆を突き刺してくれないので僕が手伝ってあげる事にした。
れみりゃの握った色鉛筆が深々とふらんのお腹に突き刺さる。
「やべでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
「ひ、はひ…きひィ…!?」
泣き叫ぶれみりゃに痛みに喘ぐふらん。
生きていてよかったよ…こんな素晴らしい光景が見られるなんて…。

「さ、あと9本だよ」
「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
だけどまだ終わりじゃない。
もっと…苦しむ顔を泣き喚く顔を…他にも色々見せておくれ…僕は君達の全てが
見たいんだ…。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「ひ…ひぃ…」
12本の色鉛筆が突き刺さり、まともに声も上げられないふらん。

「ごべ…なざ…」
俯き小声で小さく謝罪しつづけるれみりゃ。
それが僕に対してなのかふらんに対してなのか僕にはわからない。
でもわからないからこそ美しいものってあるよね。
きっとこれもそれだと思うんだ。
だから謎のままにしておこう。
さて…、
「よくやったねれみりゃ」
ぽん、と肩を叩いて労ってあげる。
叩いた瞬間に「ひ!?」と声を上げる姿も可愛いね。
「う…うぁ…でびりゃ…やったんだど…これで…ゆっぐりざぜてぼじいんだど…」
ついさっきした約束を覚えているなんていつの間に賢くなったんだい?
成長するというのは嬉しい半面寂しくもあるよ。
けど、一つ勘違いしてるよ。

僕はその勘違いを正す為、れみりゃのお腹にえぐり込むようなボディーブローを放つ。
「うぎゅぶべぇッ!!!?」
ふらんと同じように床にはいつくばるれみりゃ。

「どぼ…ぢで…?」
れみりゃは話が違う、と顔で語っていた。
ああ、その表情もプリティで可愛いなぁ。
そんなれみりゃの為に僕はちゃんと答えてあげる事にした。
「確かにやらないと僕はれみりゃ達がもっとゆっくり出来なくなるって言った。
けど、やったからってゆっくり出来るなんて僕は一言も言ってないよ」
ふらんに色鉛筆12本刺しても刺さなくてもゆっくり出来なくなる事には変わらないんだよ。
「う…う゛ぁ…う…」
全てを理解したのかれみりゃの顔はまさしく絶望そのものだった。
正直…失礼な話だけどその顔を見ただけで僕には全ての名画がゴミにしか見えなくなるような素晴らしい表情だった。
素晴らしいよれみりゃ…。
前のれみりゃも素晴らしかったけど君はそれ以上だ…!!!
だけどまだだ!!
もっと見せてくれ!!
「うぎゅあ゛ッ!!!?」
僕はれみりゃを蹴飛ばす。
何て柔らかい感触なんだ…。
やはり君達は素晴らしい…まるで天使みたいだ…。
もっと知りたい…君の絶望を悲しみを苦痛を苦悶を葛藤を絶叫を諦観を…。
そして見せてくれ聞かせてくれ感じさせてくれ味あわせてくれッ!!!
愛してる。何もかも投げ捨ててもいい位に…!!!
大好きだ。この手で壊したくなる位に…!!!
だから…もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと
楽しませくれえええッ!!!!
「うぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛ッ!!!?」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



あの時から早いもので数日経過してしまった…。
「れみりゃ、おやつのぷっでぃんだよー」
僕は今日もプリンをれみりゃ達に食べさせる。
「うぁ…うあ…」
虚ろな顔で、憔悴しきった眼で、れみりゃは手足と羽をなくした身体で芋虫みたいにはいずりながらプリンへと向かう。
もはやスプーンを使う事も出来なくなったから顔面からプリンへと突っ込みぐちゃぐちゃと汚らしく貪っている。
いや、むしろ汚らしいからこそ今のれみりゃの姿は美しいのかもしれない…いやかもじゃない!!
そうに決まってる!!!
れみりゃのする事はどんな事でも可愛いらしくて素敵で素晴らしくて愛らしいものだ。
勿論ふらんもそうだ。
だが残念ながらふらんは僕が興奮してハッスルし過ぎて一昨日に殺してしまった

れみりゃの泣き顔はふらんに虐められた時に見る事があったからまだ我慢出来た
けどふらんの方は無理だった。
滅多に見せないあの泣き顔…今思い出しても恍惚してしまう…。
おっとよだれが垂れちゃったよ…。
いつもこれだ…ふらんはあまり泣き顔とか見せないからついついやり過ぎちゃう
んだよなぁ…。
いつも次はそうしないって思っていたのに忍耐弱いな僕…。
ま、その時のれみりゃの狼狽っぷりが滑稽みたいで可愛いらしくて…ああもう!
!自分の語彙の低さが嫌になってくる!!
れみりゃ達の素晴らしさは言葉に表せないのは仕方ないけどそれでも許せない!!!

と、自己嫌悪しててもしょうがない。
れみりゃがプリンを食べ切ったみたいだから片付けよう。
「ほら、れみりゃ顔拭いてあげるよ」
「う゛…う゛…」
呻き声を上げて続けてるだけなので顔を上げさせて拭くのも全て僕がする事になる。
あれかられみりゃは食事の時以外は虚ろな表情のまま壁を見つめたままずっと動かなくなった。


その壁にはかつてれみりゃがふらんとお互いを描きっこした二人の絵があった。
その絵には今も仲良しで嬉しそうに笑うふらんとれみりゃがいた。
それが今の惨めさをより一層強調していた。
楽しかった頃の事を思い返しているのだろうか?
ふらんの死体は僕が回収した為、れみりゃにはふらんの形見は何一つ残っていない。
今やふらんがいるのはあの絵だと言っても過言でも無い。
れみりゃにとってふらんは今も尚あの絵の中に生きているのだ。
食う、寝る、見つめる以外の行動をしなくなったれみりゃの最後にして唯一の依り拠
…それが幸せの絶頂だった時の証でもある互いの似顔絵だった。
だから…、
「や゛め゛ろ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ッ!!!?」
これを壊したら…れみりゃはどんな顔をするのかな?
そう思ったらもう我慢できなかった。
今まで死人のようだったれみりゃがとても元気に叫んでる。
なんだ、やればできるじゃないか。
「ふらんをはなぜえええええ!!!」
手足と羽をもがれ、二度と再生しないように焼いて塞いだ身体でなのにこちらを
今にも殺そうと殺意を向けている。
いいよ…いいよいいよいいよいいよいいよいいよいいよいいよいいよいいよれみ
りゃ!その殺意とても心地いいよ!!!
憎いんだね殺したいんだねこの僕を!!!
はらわたが煮え繰り返る位の憎しみを僕に…僕だけに向けてくれるんだね!!!?
ありがとうれみりゃ。ありがとうふらん。
こんなれみりゃの強い感情を感じられるなんて本ッ当によかった!!
ふらん、君を殺して本ッ当に本ッ当によかったよッ!!!
さぁどんな顔を…感情を…行動を…僕に示してくれるんだい…?
僕の愛しい愛しい愛しい愛しい愛しい大切な大切な大切な大切な大切なれみりゃ…。
さぁ、ふらんの絵の上の部分が少し破れたよ。
「あ…あ゛…あ゛あ゛…」
やめてほしい、不安げな表情の下にそう願っているのがわかるよれみりゃ…。
でもやめないよ。
ゆっくり…けど確実にふらんとの繋がりを断たせてあげるよ。
ビリビリ、と破けていくふらんの絵。
「うあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あッ!!!?」
はい、ふらんが真っ二つになりました。
実際のふらんは頭を僕に握り潰されたんだけどこれでれみりゃは最愛の妹の二種
類の死を見せられた訳だね。
さらに紙を破いて細切れにしていく。
「あ゛…あ゛、あ゛あ゛あ゛あ、あ゛あ゛…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!?」

………………………何て心地いい叫びなんだろう。
僕の身体の足元から髪の毛までじんじんと電流が流れたみたいに染み渡ったよ…。
体中の穴という穴から水が出てくる。
汗腺から汗が、眼から涙が、パンツもぐっしょり濡れている。
だがそんなの気にもならない。
何故なら今、僕は言葉で言い表せられない感動に身を震わせている…。
最愛の妹との最後の繋がりを奪われた哀しみ、僕に対する憎悪の怒り、そしてありったけの絶望…。
それが全て込めらた叫び、慟哭。
なんて甘美なんだ…。
ありがとうれみりゃ…君が、君達がいてくれたから僕は幸福を絶頂を…狂おしい程の歓喜を身に包むことが出来た。
お礼に何かしてあげたい。
何がいいかな?

れみりゃを見ると撒き散らしたゴミを必死に掻き集めていた。
これじゃ答えてくれそうにないし、意味の無い行為を必死でするれみりゃが馬鹿っぽくて可愛かったからそのままにして僕は考える事にする。

そうだ!れみりゃは頭をナデナデされるのが大好きだったよね!
久し振りにやってあげるよ!

思い立ったら吉日、僕はれみりゃの頭に触れようと手を伸ばす。

「う゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
するとれみりゃが勢いよく僕の撫でようとした右手に噛み付いた。
僕の手の甲と手の平にれみりゃの牙が深く食い込む。

なかなかやるじゃないかれみりゃ…。
驚いたよ。君がまさかここまで出来るなんて思わなかった…。
痛いな…血が出てきたよ。
憎いんだね…このまま僕の手を噛みちぎろうとしてるんだね?
純粋であまり多くの物事を覚えられない君が必死で僕だけを憎んで怨んで一心に
意識を向けてくれるんだね?

「う゛ッ…グゥ…ガフ…!!」

涙を濁流のように流しながら必死に、殺意を向けて更に牙を食い込ませる。
ポタポタと血が滴り落ちていくのわかる。
ああ…何て素晴らしい逸材なんだ。
まさか僕に噛み付くなんて…まだ心が折れてないなんて…。
れみりゃ…僕は嬉しいよ…。
この手の痛みすら今は心地よく感じるよ…。
さぁどうする?次はどうする?
どんな抵抗を見せてくれる?
どんな悪あがきをしてくれる?
さぁ見せてくれれみりゃ!!
頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って
頑張って僕の期待に応えてくれ!!!


「う…ッグス…」
けどれみりゃは結局それ以上何も出来なかった。
僕の右手を噛み切るよりも先に体力が尽きてしまったようだ。
噛みちぎろうと突き立てた牙はいつの間にか噛む力が弱まってしまい、簡単に抜けれるものとなってしまった。
残念だよれみりゃ…君の頑張りならば右手くらいあげても全く惜しくなかったっ
てのに…。
「う…ぐず…ぶら゛ん…」
悔しいんだね。ふらんの仇を討てなくて屈辱なんだね。
そこまでも僕の事を怨んでくれるんだね憎んでくれるんだね思ってくれるんだね
嬉しいよれみりゃ…。
右手は血塗れていてなかなかに鋭い痛みを感じさせてくれる。
もしかしたら傷痕が残るかもしれない。
噛みちぎれなかったけど頑張ったんだね。
ありがとう。これで僕はこの傷を見る度に君達を思い出す事が出来る。

そうだ、お礼がまだだったね!
何がいいかな?何がいいかな?
そうだ!!ふらんに会わせてあげよう!!
ふらんもれみりゃに会えなくて寂しい思いをしてる筈だ。
なら早く会わせてあげよう。
「さ、れみりゃ。
おでかけしようね♪」
「う゛…ひっぐ…ぐず…」
僕は応急処置を簡単に済ませ、涙を流すれみりゃを自室に運んでいった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



ここは僕の自室。
れみりゃ達を入れた事のない唯一の僕だけの空間。
ここにれみりゃ達が入るという事はれみりゃ達が僕のコレクションに仲間入りしたって事だ。

「あ゛…あ゛あ゛…な゛に゛ごれ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!?」
久し振りに言葉らしい言葉を聞けたよ。
まぁ叫ばずにいられないのも無理はない。
僕の部屋にいるのは沢山のれみりゃやふらん達…つまりは今のれみりゃ達よりも前に飼っていた先輩方だ。

「あ゛…あ゛あ゛…やだ…おう゛ぢがえ゛るど…」
おやおや、さっきまで僕にとびっきりの殺意を向けてたのにもう萎縮しちゃった
のかい?
でもまぁ仕方ないか。
生きたままここに入ったれみりゃやふらんはだいたいこんな反応するからね。
僕にはとてもゆっくり出来るゆっくりプレイスなんだけどれみりゃ達にはそうじ
ゃないみたいだ。

ここには僕とれみりゃとふらん達の思い出が詰まってるんだ。

「れみりゃ、紹介してあげる。
あの瓶の中にいるのが君の前にいた37番目のれみりゃだよ。
思い切り踏み潰しちゃってミンチになっちゃったから瓶に身体を集めるのを苦労
したよ」
「やだ…でびりゃ…ごうまがんにがえどぅ…」
れみりゃはどうやら僕の話を聞かず上の空だ。
まあ僕も気にせず話を続ける構わないんだけどね。
「ちなみにれみりゃのすぐ下にいるのが15番目に飼ってたふらんと18番目のれみりゃだよ」
「!!?」
れみりゃの目が僕の足元に向けられて恐怖に見開かれる。
皮のみとなったれみりゃとふらんが抱き合った形のカーペットの出来に驚いてるようだ。
なかなか作るのに苦労したからね。
驚くのも無理はない。
「あ、そうそう!ふらんと再会させてあげなくちゃね!」
「ふらん!!?」
いっけないいけない!!
当初の目的を忘れて夢中で説明しちゃってたよ。
ちゃんとお礼をしてあげないと。
しかも今度はれみりゃも反応してくれた。
このチョイスは正解だったみたいだね。
さ、感動の再会だよ。

「う…う゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?」
最愛の妹であるふらんに再会したれみりゃも声を荒げて喜んでる。
流石の僕も頭を握り潰したふらんを復活させるのは不可能だから会わせたのはカ
ビたり溶けたりしない特殊な液体に浸して金魚鉢に入れて、完全に密閉して保存
したふらんだけどね。
頭の部位はバラバラにぢきれちゃったから中にあるの首から下のふらんの身体と
頭の舌や眼球や皮とかの部分部分がその周りを漂っている。
何だかもう機能しない筈の眼がこっちをずっと見てるような気がしてくる。

「さ、もっと近付いてあげなきゃ。
二人はとっても仲良しだったもんね♪」
「やだどお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?
でびりゃいぎだぶな゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
僕の腕に抱えられていたれみりゃが必死に首を横に振りいやいやしている。
遠慮しないでいいからね。会いたがってたのはわかってるから。
れみりゃをふらんの側に置いてあげる。
「やめでだどおおお!!?
ぶらんはでびりゃをびないでほじいんだどおおお!!?」
ふらんとの再会で感動のあまり頭が混乱してしまったのだろう。
変な声を上げている。
本当に仲のいい姉妹だね。
6番目のふらんとは大違いだ。
6番目のふらんは我が儘で嗜虐心が強くて厄介だったよ…。
一緒にいた9番目のれみりゃを虐め殺しちゃうしさ…。
いやあ、あの時は大人げなかった。
ついつい本気になってふらんを虐めちゃったからね…。
あれは損傷が酷くてコレクションにも出来なかったから次のれみりゃのご飯にな
って貰ったんだよね。生きたまま。
ごめんね9番目のれみりゃ、助けてあげられなくて。

僕は壁に標本のように張り付けられたれみりゃのミイラ…(保存方法がよくわか
らなくて失敗しちゃったんだよね)に頭を下げる。

ここにある全てのコレクションは僕が愛した…いや愛しているれみりゃやふらん達さ。
全てのれみりゃやふらんがどんなゆっくりだったのかすぐに言える。愛しているんだから当然だよね。
ドアノブのカバーになった15番目のれみりゃは群を抜いておバカさんだったよね。
まさか飛べる事も忘れてテーブルから落ちて死ぬなんて思わなかったよ。
おかげで皮の一部以外使い物にならなくなったよ。

置物みたいに飾られている20番目のれみりゃは子供がいたよね。
可愛かったよね…21番目と22番目のれみりゃ…。
文字通り家族で一つになれてよかったよね?
「…う゛う゛…」
「おちび…おちび…じゃん…だどお…」
まだ胴体の生えてない子供のあんよにあたる部位を切って、
同じ位の大きさに親れみりゃの方の頭の皮をとってあげて、
小麦粉でくっつけてまるで●ッキーマ●スみたいに耳が付いた感じになって、
完全に一個体になって意識が融合しちゃったのがちょ
っぴり失敗しちゃったけど大丈夫だよね?

「う゛ー…う゛ー…」
ほら大丈夫だって答えてくれた。
なら大丈夫だ。

他にも太りすぎちゃって僕の枕になってくれた10番のれみりゃと7番目のふらん。
ダンスが自慢だから手を叩いたら踊りだすように機械に繋げて固定した19番目
のれみりゃことダンシングれみりゃ等ここには沢山の思い出が詰まっている。
今でも鮮明に覚えている。
さて、そろそろ38番目のれみりゃも思い出になってもいい頃合いだね。
「やだどおおおおお!!?
ごっぢみる゛な゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛
あ゛あ゛!!!?」
れみりゃはふらんの側から逃げようとしているが手足がない為身動きが出来ない。
そんなれみりゃを僕は、
「さ、ふらんと一緒になろうね。君達はずっと一緒さ」
掴んで、
密閉してたふらんのいる金魚鉢の蓋を除けて、中にゆっくりと沈めといく。
「やだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!?
ぼうやだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?
でびりゃはおぜうざまなんだどお゛お゛お゛お゛!!!ごうぎなんだど!!えれがんどなんだど!!
だからごんなどころでじぬなんでまちがっでるんだどお゛お゛!!?」
あがくれみりゃ。しかしもう首から下は完全に特殊な保存液に浸っている。
「たずげでえ゛え゛え゛え゛!!!
しにだぐない゛ッ!!?
じびだぶばびい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」

泣き喚くれみりゃ。
きっと怖いんだね。
けど大丈夫だよれみりゃ。ふらんも、僕もずっと側にいるから……。

「やばッ!!?だずげでぇッ!!?ざぐや゛ぁ!!?ぶらん!!?おびいざぁん!!?」
大好きだよ…愛しているよ…。
さくやはいないけど…ふらんも僕も側にいるから…そこで…ずっとずっとゆっくりしていってね…。

眼を見開き、れみりゃはゆっくりと保存液の中に沈んでいった。
中の液体が漏れないようにちゃをと密封しておく。
「………………!!?」
れみりゃの眼がせわしなく動いている。
ずっとふらんと一緒になれて嬉しさと戸惑いが混じり合ってるんだね。
すぐに慣れるから大丈夫だよ。
その証拠に今ふらんが抱き着いてるよ。
きっとふらんも会えて嬉しかったんだね。
「!!!!?」
れみりゃは恥ずかしいのか精一杯ふらんの抱擁から逃げてるよ。
でも逃げようとした顔の向けた先にはふらんの眼球があってビックリしてるよ。
可愛いなぁ…本当に素敵だよれみりゃ…。
ふらんと一緒にそこでずっとずっとゆっくりしていってね…。

「………………!!!?」

僕はれみりゃが動き疲れて眠るまでずっとずっと見つめ続けていた…。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「うー、ぷっでぃんおいしいんだど~♪」
「う~、ゆっくりしね」
「う゛ぁ!?いだいんだど!?すぷーんでたたがないでほしいんだど!」
「うー、おもしろい」
「こらこら、二人とも喧嘩しないで仲良くしなくちゃだめだよ」
僕は36番目のふらんを優しく宥める。
可愛いなぁ…本当に…。

「れみりゃ、口が汚れてるよ」
そう言いながら僕は39番目のれみりゃの口元についたプリンの汚れを拭ってあげる。
「う~、くしゅぐったいんだど~♪」

ああもう、無邪気で可愛い過ぎるよ…。

この子達は僕が山を歩き回ってそれぞれ見つけた僕の新しいれみりゃとふらんだ
…。
自然で生活してたからまだふらんがれみりゃを獲物っぽく扱っているのが難だが
それでも概ね上手くやっていると思う。
世話をするのは大変だが僕は彼女達が大好きだから苦ではない。


「ゆっくりしね♪ゆっくりしね♪」
「うぎゅ!?ぶべ!?」
あ~あ、気を抜いたらまたふらんが虐めだしたよ。
全くそんな風に虐めてばっかだと僕が我慢出来なくなっちゃうじゃないか…。
その証拠にまた身体が震えてきたし。
ああ…もう何だか我慢できなくなって来ちゃった。
ずるいよ、僕がこんなに我慢してるのにふらんだけ楽しんじゃって…。
しょうがない…やっちゃおう♪

「ぐぶえ゛ッ!!!?」

そう結論づけたら思わずふらんを蹴り飛ばしちゃってたよ。
全く我慢弱くて嫌になるよ…。
「う゛…う゛ぁ?」
39番目のれみりゃは状況が理解出来ず呆然としてる。
君の相手は後でしてあげるから我慢しててね。

「じ…ぎぃ…ねぇ…」
ふらんはどうなったかというと…ありゃりゃ、手足がひしゃげちゃったよ。
…これじゃあもう心は開いてくれないな…。
これでもう確定だね。
君達の…苦しむ顔を泣き喚く顔を絶望に満ちた顔を見せてもらう事にするよ。
「う゛あ゛…う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!
ゆっぐりじね!ゆっぐりじね!」
ああ…恐怖しながらも虚勢を張って威嚇する姿も素敵だよふらん…。
まずはその愛おしいけど今は邪魔なその羽を毟っちゃおうね。

「うぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!?」

ふらん…君がもっと自粛してれみりゃを虐める回数や程度を控えてくれてれば…
こんな早くに我慢の限界を迎える事はなかったのに…。
でもその本能に忠実なのも可愛いね。
本当に心の底から君達を愛してる…大好きだよ…だから、
「う゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?
じね!!ゆっぐりじね!!ゆっぐりじぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ
゛あ゛あ゛あ゛!!!?」

僕に君達の壊れ行く姿を見せてくれ…。

僕はわらいながらふらんの手足を…羽根を引きちぎっていった…。


END




あとがき
おかしい…確かanko436の『れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!!』
出てたれいぱー銀バッジまりさの末路のSSを書いていた筈なのに何でれみりゃ&
ふらんいじめになっているんだ!?
自分でも何言ってんだか訳が分からない。

それはさておき前作の『ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!!』に
沢山の御意見ありがとうございます。
「天然あき」という名前をいただきましたので同じ名がなければこの名を使わせていただきたいと思います。

今回は一風変わった自称愛で鬼意山を出してみましたがいかがでしょうか?
個人的に気持ち悪くなってしまったけど愛なんだからああなってもしょうがないよね!!

それでは今回はこのSSを読んで戴き誠にありがとうございました。


天然あき

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感想

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  • ありがちなSS -- 2016-05-30 20:12:18
  • ゆっくりできないれみりゃをえいえんにゆっくりさせるおにいさんはゆっくりできるね!! -- 2016-05-22 14:54:19
  • このお兄さん、本当はれみりゃとふらんのことが嫌いなんだろうな -- 2014-12-28 23:28:33
  • ↓↓↓お前の発想が怖すぎる -- 2014-01-08 19:43:49
  • ↓↓胴付きが気持ち悪いは間違ってる、胴付きれみりゃが気持ち悪い -- 2013-08-27 00:48:46
  • この人間さんはキ○ガイなのぜ。 -- 2013-07-31 11:45:44
  • 胴付きの気持ち悪さはヤバイ
    嬲り、炙り、四肢を切断して臓腑を抉りたい
    眼球を抉ってケツの穴に押し込むのも一興
    ぶよぶよ腹掻っ捌いて相方の頭をねじ込むのも楽しそうだ
    痛みと恐怖に蹂躙されこの世のすべてに絶望し自ら瓦解してくれ
    -- 2013-07-16 10:03:09
  • おいwwwずいぶん下のコメだけどお兄さんさくやに殺されてるwwww
    いや、正解wwwせっかく仲よかったのにとんでもないマジキチ野郎だ -- 2013-07-10 14:57:13
  • 怖いw -- 2012-12-16 16:12:12
  • キチガ五つ -- 2012-10-27 10:43:44
  • 完 全 に 狂 っ て る -- 2012-06-28 12:25:42
  • ↓4 ↓6 ↓7 のほうがきもいw -- 2011-12-28 23:24:50
  • (罪)「クレイジー…狂ってるよあんた。」
    (罪)「貴様のそれは愛ではない、醜く歪んだ劣情だ。」
    (罪)「貴様のような男がいること自体が間違いなのだ。」
    (鬼)「まだまだだね。」
    (鬼)「愛でとかないわーwww最初っからクライマックスっしょ?」
    (鬼)「やっぱり虐待の基本は上げて落とすところだよな。」 -- 2011-11-03 17:35:49
  • SSでした -- 2011-07-28 01:13:24
  • 普段暴力でわがままを通してるふらんが暴力で蹂躙されるのはゆっくりできる。 -- 2011-02-15 22:01:33
  • いや、↓×10のほうが断然キモい。
    主に全てがキモい。 -- 2011-02-14 01:02:13
  • キモい
    おもに作者がキモい
    -- 2011-02-13 23:37:29
  • ↓うん、あーいうやつほんとキモいよね
    瀟洒とか使っちゃってるしww
    ただ難しい言葉使いたかったのか、東方厨が過ぎて自重できないのか。自分がオタクであることをわざと前面に押し出して喋る奴ってキモいけど、まさにそんな感じだな。
    東方好きなのはいいけど自分の行為が咲夜さん汚してるのもわからんのかね。 -- 2011-01-22 14:18:13
  • 愛で注意って書いてあったから覚悟無しで読んじまった…。れみりゃは愛でたい派なのでちょっと気分が悪くなった。……………が、下から二番目のやつが公衆の面前で自慰にふけっててキモいせいで完全に別な意味でより気分が悪くなった。
    ああいうコメントの仕方は姑息で陰湿だからやめてほしい。
    彼一人のせいでれみりゃ好き全員が、自分の好きじゃないSSを見るたびに憤激してはらいせにキモくて厨二な自慰コメントを残してく奴だと誤解されかねない。 -- 2011-01-17 18:46:07
  • 希少種と胴付きは勘弁してやってくれ・・・ -- 2010-10-18 18:25:04
最終更新:2009年10月26日 18:39
ツールボックス

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