第一回
「福祉とは」
はじめまして、星鋼京で護民官をさせていただいております、
双海 環(ふたみ・たまき)と申します。
これから、何回かにわたって福祉に関するコラムを書かせていただこうと思います。
このコラムをご覧になって、少しでも福祉に興味を持っていただいたり
なにかのお役にたてれば幸いです。
さて、今回のお題は「福祉とは」ですが、みなさんはどういった内容を思い浮かべるでしょうか?
貧窮されている方への援助、児童保護、高齢者介護・・・こういった社会的立場の弱い方の救済を
思い浮かべるのではないでしょうか?
また、ボランティアと同義でとらえている方も多いと思います。
実は福祉という言葉は出来てから日の浅い言葉であるため、これという固定された定義がないのが現状です。
(そのため、よく社会福祉と同義に扱われます)
しかし、わかりませんでした。ではコラムにならないので、言葉の意味を調べて私見を述べさせていただきます。
まず、国語辞典で調べてみると
福祉・・・幸福、満ち足りた生活環境。現代では社会の成員の物的・経済的、または文化的欲求の充足をいう
とあります。辞書によって細かに表記が違いますが、全部を載せるスペースもないですし大まかな意味は同じなので
三省堂国語大辞典さんの意味をお借りしました。
今度は福祉という字を調べてみましょう。
福:さいわい、しあわせ。しあわせを与える。
祉:さいわい、しあわせ。神から授かる幸福。
では、英語ではどうでしょうか?
ウェルフェア(welfare):福祉、幸福、福利
wel:都合よく、申し分なく
fare:やっていく、暮らす
こうやって調べてみると福祉とは、別に社会的に弱い立場の人を助けることに限定された言葉ではないことがわかります。
社会の成員。つまり、すべての国民が満ち足りた生活を送れること。幸せだと思えること。
そのために活動するのが福祉であると私は考えます。
けっして社会的に弱い立場の方を救済するだけが福祉ではないのです。
もちろん、人によってなにが「しあわせ」であるかは違いますので、押しつけにならないことが重要ですが。
必要な制度、サービスを必要な人に提供する。
そんな当たり前のことが福祉と呼ばれるものなのかもしれません。
<参考文献>
三省堂国語大辞典
漢語林
プロシード英和辞典
社会福祉Q&A100選
最終更新:2012年05月01日 16:59