はぐろからすは心の平安のために誰かACEを呼んでよい。
まず昨晩お伝えしていますが、設問194をやりなおししません。
自覚がないままに名が広まって仕事が増えた羽黒は自分のサポートのため人員を探します。
募集要項は仕事ができて対外的な礼儀をわきまえ、自分の意見を言える20代後半以上の執事。
質疑にて生成されることになったACEを執事として雇用します。
ある日窓の外を見ると池から腕が伸びていて一本の剣が握られていた。
ああ、また処刑してしまったかと外に出ると腕は剣を恭しく渡して姿を消した。
翌日になるとすでに彼はそこにいた。朝食が用意されている。
金髪碧眼の青年が恭しく頭を下げている。
「お見知りおきを、マスター。私はエクスカリバーと申します。どうぞ、おそばにおいてくださいませ」
エクスカリバーが作った朝食はなぜかうどんだった。
出汁は効いているが麺がくたくただ。
エクスカリバー:「毒は入っておりません」
はぐろ@蒼梧藩国
えー。雇ったおぼえがないのですごく怪訝な顔をします…。執事だと聞くと「履歴書を出せ」とか言います…。
エクスカリバーがほほ笑むと、履歴書は貰っているし雇ったような気がしてきた。
はぐろ@蒼梧藩国
えーと戦争の経験から食べ物を無駄にはできないので眉間にしわをよせたままいただきます…
「この国でその冗談は笑えんぞ」とか言いながら…うう…
エクスカリバー:「違いなく。ですが暗殺、粛清に頼ってばかりでは王権は直ぐに倒れるでしょう」
はぐろ@蒼梧藩国
はい。いやなんでこんな男を雇ったのだろうと自問しながらうどんをいただきます…お出汁おいしい…
エクスカリバー:「お食事をしながら聞いてください。今日の予定は藩王の元に行くこと、すぐに国政を一度中断することです」
はぐろ@蒼梧藩国
あ、批判的な言葉が返ってきたので少し安心します。
「藩王はいっそ誰かにひっぱたかれたいと思うほど思い悩んでおられる。それを知っている以上、私は陛下をお助けせねばならん。
……私をマスターと呼ぶからには、仕事はできるのだろうな」とか偉そうなことを言って食後から早速手伝ってもらいます。
エクスカリバーの方が優秀だったな。すでに予定は入っている。
ちなみにエクスカリバーヒカルが正式名称。出身藩国はお察し。
はぐろ@蒼梧藩国
失礼しました、会話がずれているのでこちらに統一します。「中断してどうする」
エクスカリバー:「それぐらいは自分で考えましょうよ。もう今日の分の仕事は終わりました」
エクスカリバー:「だがあなたがどうしても、絶対にとかいうなら考えます」
はぐろ@蒼梧藩国
羽黒「ほー、出し惜しみか。なるほど未だ契約初日、主人の力量を試しているというわけだ。
仕えるに値せぬ主であれば、引き返すのは速いに越したことはないだろうからな」やけに喧嘩腰ですが。
エクスカリバーはあなたの前髪を弄んでいる。
エクスカリバー:「面会のお時間です。いってらっしゃいませ」
きらびやかな笑顔だった……
はぐろ@蒼梧藩国
くっ…髪に触っている手はぺいっとはたきます。
面会行こうとして振り返ります。真顔で。
「……私に王を助けさせる気がないなら、マスターなどと呼ぶな」
エクスカリバー:「私は忠実な執事として精勤するのみです。どうぞ、私を失望させないでいただきたい」
最終更新:2017年07月27日 22:08