蒼梧藩国国内融和のために事業を行うことになった。どうしよう。
219 融和政策
内戦のことを知る大人たちは、表面上は対立していないものの、内心まだ差別感情が残っている。しかし、内戦終結後に生まれた若い世代についてはこの限りではない。若い世代が活発に交流し、出身地域にかかわらず相互理解を深めることが、ひいては年長世代の意識にも影響し、国内の融和につながると考える。
若者たちの交流を振興するために、国内円滑地域における初等・中等学校間の姉妹校制度を奨励する。地理の授業とからめて、姉妹校のある地域がどんなところか学ぶとともに、文通やレポートの交換を行って、互いに生の声に触れる。さらに、安価に利用できる国民休暇村を利用した合同宿泊研修に補助金を交付する。ともに寝起きし、一緒にバーベキューするなど食卓を囲み、語り合うことで同じ蒼梧藩国民、同じ若者であることが実体験として確認される。藩王以下も暇を見つけて時にはソウゴウ号とともに顔を出し、一緒に肉を焼いて彼らの話に耳を傾けます。
融和政策に乗り出した。藩王暗殺の危険がありそうだったが、圧政を嫌がる人々によって阻止された。久保雄一郎の時代には戻りたくないと誰もが思っていた。
最終更新:2017年07月29日 22:29