結果、蒼梧藩国が一番きついこの時に動けたのは義勇軍のみであった。
義勇軍。病気でほぼ執務できなくなっているぽち王女の名代として従兄である越前藩王のポケットマネーを原資として作られた私設部隊である。共和国の人員も相当流入していた。名称だけは勇ましく、帝國王女陸軍歩兵部隊と呼ぶ。
弱体だが士気は高く。砲兵部隊も別途ついていた。
この義勇軍を編成あと、越前藩王はなし崩し的にやってしまえとばかりに他藩王の協力を得て部隊強化に乗り出した。王女の名前の部隊が全滅したらどうするんですかという論法である。ひどい話ではあったが効果はあった。
設問116 評価+3(ぎり)シフト
すべて成功した。