《パン屋倉庫》~年上女性と高校バイト~①

「市川さん!もう休憩入っていいよ。」
「はーい!」
私は市川ゆま、高校2年生。
近所のスーパーのパン屋でバイトをしています。とにかく家から近いこと、
焼きたてパンのいいにおいがすること、
時給がいい割に仕事が楽だと、
ここでバイトしていた高校の先輩から聞いていたこともあって、
高校生になってからすぐにここにバイトを決めた。
人手の少ないパン屋は大喜びで私を決めたらしい。
パートの人も、社員の人もみんな優しいし、
バイトのコともいい感じ。
中でも、一番優しいのは…

「市川さん、もう高校2年生も終わりね。
ここに来てくれてからもう2年になるのね…早いわ。」
「はい!あっというまでした」
ここの社員のパン職人、
坂本さんだ。坂本さんは40歳らしいんだけど、
私はそれを教えてもらうまでずっと30歳前後だと思っていた。
若くて、きれいで、細くて…私の理想の女性。
ショートカットがすごく似合う小顔、
ぱっちりした目、きれいな二重、ほっそりした手足。
結婚して子供もいるらしい。
いいなあ、あんなにいい人を妻にできるなんて。
今日は一緒に休憩に入ります!
「新しいバイトのコも入ってきたし、
いろいろおしえてあげてね。」
「そうなんだ!うれしいなあ!分かりました。
私で良ければ」
「ありがとう。」
私は、ぶっちゃけ坂本さんが好き。
いままで、レズの気なんて無かったのに…なんで?
坂本さんのパン生地を操る手をみていたら、
ドキドキしちゃって…

続く

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最終更新:2007年05月04日 17:11