userChrome.jsとは、元々は、ユーザーが作成したFirefox本体を改造するためのスクリプトを読み込むためのレガシー拡張機能でした。Webページを改造するスクリプトを読み込むGreasemonkeyに対し、Firefox本体を改造するスクリプトを読み込むuserChrome.js、という風に対比すれば分かりやすいかもしれません。
正直、拡張機能の作り方を知っている人にとってはあまり意味のないものでした。小さな改造のために一々拡張機能を作るのが面倒という面倒臭がりな人か、作り方を知らない一般ユーザー向けでした。
しかし、レガシー拡張機能が完全に廃止されたFirefox57以降は、Firefox本体を改造する唯一の方法となっています。(userChrome.jsより先にレガシー拡張が無くなる未来が来るとか、思ってもみなかった…)
もちろん、userChrome.js自体もレガシー拡張機能だったため、現在は元々のものとは姿を変えたものになっています。userChrome.js自体もスクリプトとなり、fx72現在では管理者が使う集中管理機能を利用して実行しています。
導入方法(2022/05/04時点)
- 『config.js』、『config-prefs.js』、『userChrome.js』をダウンロードする
- 『config.js』と『config-prefs.js』は現時点(2022/05/04)では 92 フォルダの install_folder フォルダ以下にあります
- 『userChrome.js』は現時点(2022/03/31)では 100 フォルダにあります(別の場所にもあるけど、現時点での最新版はこれ)
- Firefox のインストールフォルダ(firefox.exeがある場所)に『config.js』を入れる
- Firefox のインストールフォルダ内の defaults フォルダのさらに下の pref フォルダ(おそらくchannel-prefs.jsがある場所)に『config-prefs.js』を入れる
- プロファイルフォルダに chrome というフォルダを作成し、『userChrome.js』を入れる
これで導入は終了です。
使いたいuserChrome.js用スクリプト(*.uc.js)を chrome フォルダ内に配置して
再起動してください。
最終更新:2022年05月04日 16:35