VERSE 1:
80年代に生まれ、オヤジはメルセデスに乗り
ムショ暮らしを終えて家に戻ればガキはすっかりデカくなってる
クラック・ベイビーは若いサグとなり
見かけはオヤジとそっくり
見渡せばお前も衝撃を受けるだろうな
これは冗談なんかじゃない
お前とは撃ち合いなんかしたくない
お前が思っているよりも弾丸のスピードってもは速いモンだぜ
血とチョークが混じるとピンク色になるんだ
さあ、お前はどうなんだ?
習慣のスレイヴとなり
普通のヤツらじゃ今何がどうなってどこに向かっているのかに気づくことが出来ない
フッドは誰を待ってくれもしない
ユーイングからビューイック、死体の確認にも立ち会ったし
カー・チェイス、法廷、豪華なバケーションにも行った
全てを欲しがり、お前の憧れの対象にもなった
ヤツらに欠けているのは想像力
それさえあればブロックでクラックを捌きながら息苦しく思うこともない
ストリートの使徒に絶対に不可欠なもの、それは知恵
CHORUS:
お前が産まれたその日から
若い使徒がそこにいる
その瞳には一筋の光が
プロジェクトの使徒
ストリートの使徒
VERSE 2 :
月が昇り、黒蜜のようにのろのろと動く
フライト・ジャケットを着て夜に吸う沢山のマリファナ
タイソンの試合を見れば真似をしながらアドレナリン値を上げる
底辺から這い上がってきた俺
ゲットーの予言は今やゲットーの聖典になった
過去を振り返れば
可愛いクラック中毒者はブロウジョブをしていた
年輩のヤツらはもめ事を避けたくて
若いニガ達に譲ると言っていた
コカインを詰め、銃を持ち
それがウィルの死にもつながったんだ
彼がどんな男だったか教えてやるよ
イキのいいヤツだったよな
アイツこそが真の神の子だと思ってる
だが、今は神のもとへ召され
良い耳してたぜ
自分の趣味じゃないものでも聴いたし
「ヤツらはお前の真似をしてるぜ」って言ったりしてくれたもんさ
だが、アイツは俺のデビューも見届けず逝っちまったんだ
マナーも銃さばきもワイルドなヤツだったよ
そんなアイツを鼻持ちならないと思っていたニガが
この地上からアイツを消しちまったんだ
92年のことさ
アイツには武力が何をもたらすか、っていう哲学を教えてもらったよ
ウィルこそが真のストリートの使徒なんだ
CHORUS:
VERSE 3:
マイクの電源を入れ、観客をロックする準備は整ったぜ
キッチンで鍋を使いドラッグの精製をしてた頃のことを思い出す
それは胎児にまで常習癖を及ぼした
ベンチに座る俺の過去の姿
悪党や殺し屋に囲まれ
さながらキラー共の集会だったな
1991年のことさ、歯にはゴールド・キャップを被せ
腹には銃を隠し
安酒で酔っぱらいながらサイファーをしたり
音楽に合わせてライムしたりしてたもんさ
ケインやラキムならどうするか、なんて言い合いをしてな
ゲットーから抜け出すことは不可能みたいに思えた
そこじゃ世界はいつも冷たく凍えてたよ
またムショに舞い戻るなんて御免だと思ってた
悪魔みたいなポリスなんてクソくらえ
高価な革製品を手に入れ
自由を危機に晒しながら
ダウン・ジャケットの下には銃を隠し持つ
フッドの法王の説教なんてクソくらえ
年老いたヤリマンとファックしてるクセによ
カラフルなペレペレの服に
腹には出来たばかりの妊娠線
このサイクルに生まれつく赤ん坊達
未来の使徒達よ
CHORUS:
最終更新:2009年07月28日 15:23