07 Welcome To New York City

[Jay-Z]
俺はブルックリンのならず者
マーシー･プロジェクトの廊下でたむろってた
混じりっけのないコカインを買い、お前の注文をさばく
フォードのエクスプローラーに乗せてバルティモアへ運ぶ
フロリダに運ぶより安上がりなんだ
ゲームに潜り込み
フェンダーに仮プレートをつけたベンツをサイドウォークに停めておく
俺を見つけるのは簡単さ、ニックスのゲームの最前列で
デカいチェーンにダイヤモンドを光らせながら
スパイク・リーとパムに挟まれて座ってるぜ
マディソン・スクエアは俺のもんさ、ボクシングのゲームの時にでも俺を探してみな
それからまたカメラが左にパンしてダイヤを大写し
お前が大した男だって言うなら利き手じゃない方で小切手にサインしてみな
マイクを持たせりゃ俺はデンジャラス
夜になりゃＦＢＩ相手に大暴れ
喧嘩となりゃ銃を持ち込む
俺達はニューヨーク・シティ出身なんだ、だろ、キャム？
（Cam'ron:　その通りだぜ）

CHORUS:
９／１１のホームがここだ、失われたタワーの在りか
それでも俺達の勢いは衰えちゃいないぜ
ニューヨーク・シティへようこそ
ＢＫのならず者とハーレムのギャングスタの登場だ
そりゃ危険だぜ、これ以上言うことはないけど
ニューヨーク･シティへようこそ

[Cam'ron]
外じゃ戦争が起きてる、安全なところなんてありゃしないんだ
３フィートだろうと８フィート１インチだろうと関係ない
俺を甘く見てると頭を吹き飛ばしずたずたにしてやるぜ
銃は８丁持ち歩く、そのうち２つはトランクで
腰に２丁、くるぶしに２丁、それから２丁はお前をぶちのめすために
銃をぶちカマしたきゃ好きにしろよ
ここはホットなことになってるぜ、メイスに聞いてみな
あいつはアトランタに行っちまった
俺達が良い暮らしってもんを知ってると思ってるだろ、バイクを乗り回し
酒を飲み、ダイヤを見せびらかして
ゴッティにジョヴァーノの手下がブロックの先から監視してやがる
ここはラ・コストラ・ノストラさながら
側近の人間がお前に近づいてくる
お前を目掛けて銃をぶっ放してくるぜ
古いコカインでも鼻から吸い上げる
ジェイもパフもシャインも、裁判に連れ出されちまった
深夜に喧嘩を売られ、つけ狙われる
ヤツらに何かされる前に気をつけとくんだ

CHORUS:

[Cam'ron]
西１４０丁目の１０１、盛り上がってるぜ
５階の５６号室、郵便番号はわかってるよな、地区番号は５
お前は２２号棟からか
あれはレノックスと７番街だったな

[Jay-Z]
弁護して抜け出して来たぜ
もし俺がムショにブチ込まれたりなんかすりゃニューヨーク中が
俺のことを恋しがるだろうからな
裁判官が言ったんだ、「こいつはキットカット・クラブのあのサグか？」ってな
だけど俺は他の誰かに荷造りさせるだけで充分なカネを溜め込んであるのさ

[Cam'ron]
キラ、あのサグを落とすために銃を握りしめ
真っ黒に武装して攻撃
リッチなブラックのサグを見て、可愛がられたいと思ってんだろ
血を見るまでは容赦しないぜ
言ってやれよ、ホヴ

[Jay-Z]
俺はフラッシング・マーシー、ノストランド、マートルとパークの出身
昼はドライブ・バイ、夜は闇に紛れて殺しをするゆなところさ
だから俺は銃を肌身離さないんだ
開いたポンプみたいにニガ共を血まみれにしやるのさ
俺は容赦しないからな

CHORUS:

[Cam'ron]
てめえらいい加減な真似すんじゃねえぜ
ＲＯＣの登場だ、キラにジガ、シーゲルにビーンズ
ディプロマッツだ、ダッシュもいるし
俺達に憧れるのもいい加減にしとけ
ここは俺の天下なんだ、ここから動くもんか