** Star Wars

VERSE 1:
母親と同居しながら
この完璧なNASのシットを聴いてるヤツら
このトラックでライムをカマしてるのが俺じゃなくて
自分だったら良かったのにと悔しがってるんだろうな
椰子の木の生えたビーチで
傘とストローをさしたドリンクを傾けながら
ロウなシットをカマしてやるのさ
コンクリート・ジャングルには
殺し屋や蛇のように邪悪なヤツらが蔓延ってる
俺はそういうヤツらに囲まれて育ってきたんだ
採光孔の向こうにも時間が広がるようなところさ
俺という望遠鏡を通してお前にも見てもらいたいのさ
俺が書いた地獄を
それは俺がラップすることによって姿をあらわすんだ
封筒に入った郵便物のように
昔は皆がドラッグ・ゲームに専念してた
ポン引きや強盗ばかりくり返すヤツらもいたな
だが、ヒップホップがもたらすカネに比べりゃチンケなモンだぜ
何億っていうレベルだからな
海外旅行をしたり
高価なプレゼントを贈ったり
ベンツや四駆を乗り回す
自分や自分のオンナのためにそうするのさ
ただのライムだと思ってるようなお前にはショックだろうな
だが、これは組織犯罪みたいなモンなのさ
例えば
昔はストリートとビジネスにはハッキリとした境界線があった
だが今はそれがビーフとなってごちゃ混ぜになっちまってるような事態
嘆かわしいぜ
誰もが皆カネを手に入れ
発言力も権力も手に入れちまった
そのせいでポリスには嫌われ
政府はサグを監視してくるんだ
俺達をムショにぶち込みたくて仕方がないのさ
自分のガキがヒップホップに夢中なのが悔しいんだ
ほとんどのラッパーは堅気だってことも知らずに
なのに俺達が衝突すりゃ決まって弾丸をぶち込んで来やがる
これはスターの戦争なのさ

CHORUS:
これがスター・ウォーズ
銃声が鳴り響いたらどうする
これがスター・ウォーズ
スターの戦争なんだ

VERSE 2:
キャビアなんて口にしない
ケイジャン風味のナマズ料理でいいんだ
カタツムリだって御免だぜ
俺は普通のモノ十分なシンプルな男なのさ
イカしたオンナに出会ったんだ
頬にはえくぼ
彼女はビジー・Bのバトルを覚えてたんだ
何もかもが平和だったあの頃の
それで俺はあれこれ考えちまった
今じゃヒップホップはすっかり変わっちまったって
俺のレコードを聴いて育ったヤツらがいたんだ
まるで俺が「プラネット・ロック」を聴いて育ったように
それからカーティス・ブロウにジェイムズ・ドット・スミス
サムそれからスコット
イカした曲でロックさせることを皆が知っていたな
なのにこのドンの俺様にケンカを売るとはどういうことだ?
エホバの証人
あの男とその仲間の被告人共め
ヤツらなんかラッキー・チャームズ(シリアルの名前)みたいに食ってやるよ
脂肪分が2%の牛乳でな
プロ・ブラックなファイブ・パーセンターだって
どうってことないさ
ヤツらのことなんて気にかけてもいねえ
皆口にするのはゴシップばかり
俺が予言者だとか
俺はもうプロジェクトに戻れないとか
そうか?
鉢から植物は成長するか
イエス
森から木は生えるか?
MC共なんて腰抜けもいいとこだぜ
お前らは勢いのあるクルーだったら誰とでもツルむんだろ
トレンディなことなら何だってやるし
俺のことまで妬んでやがる
この街にはお前らみたいなヤツまでを囲うスペースは無いんだよ
王冠をかぶったゲットーの代弁者であるこの俺と諍いを起こそうってのかよ?
これはスターの戦争だ

CHORUS:

VERSE 3:
これはオスカーでもMTVでもないんだぜ
人のファッションにあれこれ文句をつけるファッション・ポリスさながら
ヒップホップってのはタブロイド紙で読むだけのものとは違う
ストリートの掟に反した生きざまを送るMC共がたくさんいるんだ
こんなことライムにするのも辛い程だぜ
このヒップホップ・ゲームってのは魂から来るもので
俺達の生きざまであるべきなんだ
ストリートから来たこのヒップホップ
俺達は若者の代弁者であるべきなんだ
アメリカの悪夢とは
ヤツらにイカしたブーツだとかレザーとか
ジーンズやジュエリー、家や車を与えちまったことだな
ラッパー共はお前らみたいな9時5時の仕事に頼ってなんかいない
エンターテイメントなんだ
これは俺達の世界であり、俺達の言語であるべきなんだ
いろいろなエリアのヤツらが喋るようなさ
イーストもそうだし、ウェスト・コーストにはギャングのシットがある、みたいに
それからポジティブなシットもあるな
コモン・センスがそういうアーティスト
だが、あいつだってアイス・キューブとモメてたよな
この言葉をよく噛み締めろよ
決まりってモンがあるんだ
お前の思ってるヒップホップってのはブロックで生まれたものとは全然違う
お前の写真もセールス認定ディスクもクソくらえ
それからお前のツアーもサインも
こびへつらってくるようなビッチや野郎共は信用するな
お前を安心させておいて、実は最も手強い敵なのかもしれないぜ
お前のリリース・パーティーに楽々と潜入し
お前が全く予期していなかったところで弾丸を浴びせかけられるかもしれないんだからな
そして鍵を使ってお前の家に入ったり
KBトイズ(玩具店)ではお前の後ろをお前の子供と一緒に歩いてるかもしれないような
そんなヤツらに気をつけろって言ってんだ
無礼なことを言うようだが
お前の仲間達が虎視眈々と狙ってるぜ
そんなヤツらに下手な真似なんかさせんなよ
俺達がお前をきっちり守り立ててやる、知ってんだろ
次の朝にはニュース番組や新聞の一面は
またラッパーが殺害された、っていうニュースで持ちきりになるぜ
これがスターの戦争なのさ

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最終更新:2009年11月07日 00:15
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