01 So What Cha Want

俺をエディ・ハリスだと思ってプラグを差し込んでくれ
俺がまるでパリからでも戻ったみたいに
お前はチーズばかり食べてるんだな
ちょっと舞い上がってるのさ
俺がハイになってると思ってんだろ
俺が二度と戻らないと思ったのかい？それなら言い訳させてくれ
お前がケナしてる相手は誰なんだい
お前がニヤニヤしたり突然暴れたりする理由を
ずっと訊きたいと思ってたんだ、俺の言い分も聞いてくれ
俺は頭の中でそれをもみ消したいのさ
想像力が膨らんでそいつをグチャグチャにするんだ
泥の中を滑るようにそいつを流してしまえ
気分がノッてる時は車でスッ飛ばしたくなるのさ
俺の発言を支持してくる連中が居るんだぜ
お前ら全員をイライラさせてやる
一体なにが望みなのさ
お前がカネを見せびらかす姿は滑稽だぜ
情報をどこから入手してるのか俺の知ったこっちゃないけど
お前がでしゃばってもいいのは
革命が起きた時だけさ

お前の出る幕じゃないぜ

俺はMIKE Dと呼ばれている愛すべき男
スプーニー・ジィのような俺は都会っ子なのさ
俺のシボレーを見たら大声で叫ぶだろうな
お前の指輪の周りや襟元が
汗びっしょりになってるぜ
俺は夢の中に居るようにふわふわと漂うだけ
セクシーなトッピングが施された
テェリー・パイよりも優しい男なのさ
次から次へとマイクを掴んで壁という壁にライムをぶつけてやる
不合格通知を申し渡す時のように
お前らの名前を声高らかに呼んでやるんだ
車の後ろの座席で眠りこけて
誰かに叩き起こされるなんてみっともないぜ
クルマで俺の側を通る時は
相手を確かめて自分のペースで行けよ
手に入れられるのはその目で確認したものだけさ
そして期待通りに俺が登場してやるんだ
けど、今度ばかりは
俺も自信がないぜ

お前の出る幕じゃないぜ

俺の話の内容が
少しも判ってないようだな
車の運転はそろそろ飽きたから歩こうぜ
けど、こう見えても俺は物事の終末には敏感なんだ
俺の頭の後ろに付いてる目が何でもお見通しさ
俺はDR.SPOCK、みんなを盛り上げるためにやってきたぜ
壁と向き合ってる奴はそこから離れろよ
一体何が望みなのさ
お前らマヌケどもが俺に書いてくれた小切手は
どこかへ消えてしまう
だから稼いだばかりの金をポケットの中に手を入れて確かめるんだ
俺は細身のヴィンセント、子ざっぱりとしてるだろ
ここからガーディナまで名前が知れ渡った
至上最強のマザーファッカーさ
ホット・ソースであえたサラダ・ボウルの中の
キュウリのようにスカしてるぜ
お前にはライムとラップするだけの理由はあっても根拠がないだろ
それでもまだ飛び回る元気があるなら
お前は自分がグリースよりもビシッと決まってると思い込むんだろうな
お前にいいこと教えてやろうか
せいぜい浸出器代わりにでもされるんだな

お前の出る幕じゃないぜ

一体何が望みなのさ