第004回「2008年の気になった○○」その1アナザー 2ページ目

第4回は前編・後編の全2回。昨年2008年、ゲーム以外では三人にとってどんな気になるモノがあったのか? 前編は小説・漫画・映画について語ります。






だいち「マンガさあ、これかい出して来るかなと思ったけど『ヴィンランド・サガ』」
だいち「月刊アフタヌーンで連載中のヴィンランド・サガっていう、ヴァイキングの話で」
だいち「ヴァイキングっていうのはワリと、歴史的にも略奪とかを繰り返して、生きてきたみたいなイメージがあるけれども」
だいち「そん中の『ホントの強さとは?』みたいな」
だいち「ホントの戦士とは?みたいなのを、巡っての話なんだよね」
だいち「『男とは?』なのか?よくわかんない(笑)」
だいち「で、主人公の少年のお父さんはその本当の戦士、っていうか、ホントの強さみたいのを、『悟り』を開いたんだけど、殺されてしまって」
だいち「主人公はその仇を取りたい一心で」 18:00
かい「ね、ヤンチャボーイだよね」
だいち「そだね、深いこと考えずに、”あいつオレぜってー殺す!” みたいな感じで」
だいち「仇について行ってんだよね」
だいち「お父さん・トールズの事を評価していて、その真の戦士っていうのを、トールズが死ぬ前に聞けなかったっていうのを悔やんでる、トルケルっていう」
だいち「元同僚か」
かい「元、お父さんと同僚だよね」
だいち「ま、すごい強い戦士なんだけど」
だいち「と、主人公のトルフィン少年の追っかける仇のアシェラッド」
かい「うーん、アシェラッドかっこいいよね」
だいち「アシェラッドかっこいい」
かい「超かっこいいよね(笑) あいつ主人公じゃん?」
だいち「あいつ主人公だよね、もう(笑)」
だいち「ワリとたまに見るスタイルではあるんだけど、主人公より、キャラが立ってしまって」
かい「しかも、別にイケメンとかじゃなくてさ」19:00
かい「ハゲたオッサンなのにさ、すーげかっこいい(笑)」
だいち「知略に長けてるんだよね」
だいち「剣の腕もある、ただ、トルフィンは仇を取りたいワケだし、最近はアシェラッド、肉体的に衰えが見えるじゃん(笑)」
かい「そうね(笑)」
だいち「今後、倒すって流れになるのか、アシェラッドはフェードアウトするような匂いするじゃない」
だいち「死ぬっぽいじゃん」
かい「だろうという感じだよね、なんとなくだけど」
だいち「まー、面白いよね」
かいわたる「うん」

    ♪トコトントン♪  

だいち「えっと、小説・マンガと来たっけ?」
だいち「映画いこっか」
だいち「ハイ、じゃ、かい」
かい「俺ねー、映画は2つあって」
かい「1つは、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』」
かい「 ポール・トーマス・アンダーソンっていう監督が撮ってんだけど」
だいち「監督何他に撮ってる?」
かい「『マグノリア』、と『パンチドランク・ラブ』っていうのを撮ってて」 20:00
かい「マグノリアはちょっと有名だったんだけどね、俺すごい好きな」
だいち「ま、有名な人出てるしね」 わたる「あのカエル落ちてくるやつだっけ、最後」
かい「うん、その映画撮ってる人で」
かい「何か、あの人の作品ってさ、結構、青春群像的な撮り方というか」
かい「スタイリッシュな ちょっと面白いカット割だったりとか」
かい「っていうのが、すごい作風に毎回出てて」
かい「で、今回もそんな感じなのかなーって思ってたんだけど」
かい「今回は炭鉱夫の男の話で」
かい「演出は少し変わってるんだけど、青春群像とかでは全然なくて」
だいち「そりゃそうだよね」
かい「どっちかっていうと、キューブリックの作品に近いという感じなのが」
かい「ちょっと不思議なトーンで全体描かれてる」
かい「ま、炭鉱夫の男が、成り上がってって、油田開発の社長ぐらいまでなって」
かい「ったんだけど、何て言うんだろうな、その主人公の男がすごくイヤなヤツなのよ」
かい「口で説明はできないんだけど」
だいち「えっと・・・行動とか考え方とか、がイヤなヤツなの?」 21:00
かい「うんー・・・何て言うんだろうね、そうだね」
だいち「分かり易い嫌らしさではない?」
かい「ではない、うん それを多分描きたかったんだと思う」
かい「それは成功してたと思う、すごく」
だいち「成り上がって行く上でイヤなヤツになって行くとかではなくて?」
かい「うーーーん、そうなのかもね・・・」
だいち「ちょと風刺っぽいけど、そういうんではない?」
かい「風刺的ではなかったね」
かい「それが描きたかったんだよ、この・・・アンダットンは」
だいち「ね(笑) 言えてないけど(笑)」
かい「アンダトンは(笑) アンダーソンはね」
かい「もう1本は、コーエン兄弟っていう監督・・・」
かい「コーエン兄弟が撮った『ノーカントリー』」
かい「うん、これはアカデミー賞候補になったのか、なんか賞とったような気がする」
かい「2008で、多分」
かい「けど、うーん これは毎度毎度だけど、コーエン兄弟は」
かい「スゴイいい映像を撮るよ、と」
22:00
かい「あの人達が撮った映画って、例えば別の監督が撮ってたら、まっったく面白くない、のよ」
かい「ストーリーラインがすごいとかじゃ、全然ない」
かい「ところを、あの人達が撮ることによって、なんかひとつ作品として別のテーマをちゃんと作るというか」
かい「見てて、受ける印象っていうのは全然違うものになるな、という」
だいち「なんだろうね?それは・・・そういう人たまにいるじゃない?」
かい「『説得力』がある、ような映像を」
だいち「こう撮るとこういう効果があるっていうのをちゃんと知っててやっててんのか、直感的にやってんのか」
だいち「いづれにせよストーリーラインとか、登場人物の個性とかとは違うトコでさ、映画撮るタイプの監督っているじゃん」
かい「俺はなんかその、コーエン兄弟の作品とかは・・・すごい小説的だな、というか」
かい「文章の中でのさ」
かい「しか表現できないものとかっていう、何か含みを持たしたものっていうか、行間というものを、すごい映像で表現できてるなと」 23:00
かい「だから同じシーンを描いても、その部分で差が出るだろうなと、コーエン兄弟の映画はちょっと面白いものになるんだろうなっていう」
かい「ちょっと不思議な監督だよね、あの人達は」

    ♪トコトントン♪  

わたる「映画・・・全然最近見てないけど、唯一見たと言ったら、あれ一年前か? 『ウォーリー』ってあれ何年前?」
だいち「ウォーリー、昨年末だよ」
わたる「あ、昨年末か」
だいち「ウォーリーどうだった?」
わたる「ウォーリーねー」
だいち「ウォーリー、オレまだ見てないから、バレなしね(笑)」
わたる「エーーー!?(笑)」
かい「面白かったの? 面白くなかったの?」
わたる「面白かった」
だいち「これね、会社でも話題になってて、みんな ”面白かった” って言う中で、オレがひとりで」
だいち「 ”イヤ、内容言わないでー” って(笑)」
かい「超うぜー(笑)」
だいち「オレどっか行くから言わないで、みたいな感じなんすよ」 24:00
だいち「今度出るよね、ブルーレイ・DVD」
わたる「あ! じゃあ、しょっぱな! これは別に言っても大丈夫!って内容言っていい?」
だいち「・・・」
かい「ダメっぽい(笑)」
だいち「その判断をするのは・・・ま、いいや」
わたる「大体のあらすじは知ってるんだ? 最初の」
だいち「CMレベルでは」
わたる「ボロボロになった世界で、ひとりゴミを片付けてる、みたいな」
だいち「知ってる、知ってる、ダイジョブダイジョブ、セーフ!」
わたる「セーフ!」
わたる「で、そこでウォーリーが」
わたる「その状況でただゴミ集めだけしててもつまんないじゃん?」
だいち「つまんないね・・・セーフ!」
わたる「セーフ!」
わたる「で、ウォーリーには、自分の家があるの、掘っ立て小屋みたいの」
わたる「そこに掃除してるときに変なガラクタとか、ちょっと面白いなって思ったものを持ち帰って、自分の家に置いてコレクションしてるんだ」
だいち「集めてんだ・・・コレクション!?」
だいち「・・・・・・セーフ!」
かい「まさかのね、コレクションでひっかかる(笑)」
わたる「その荒廃した世界の中で自分の家があってコレクションしてるところで、何か生活感ていうかさ」 25:00
わたる「そのキャラというかさ」
わたる「出てるのを見て、前回の話に戻るけど、フォールアウトで自分の家ができて」
わたる「何か拾ってきて自分の家に置くのが楽しいなって、それが生きがいというか」
だいち「そうつながってくるワケだ(笑)」
かい「そのさ、ピクサーじゃん、ウォーリーって」
かい「ピクサーの作品わたる見てるじゃない、色々と」
かい「例えば何番目に入るぐらいだったの?」
わたる「あれ、けっこう好きだったなー」
わたる「おれ結構見た次からどんどん忘れていくタイプだから(笑)」
わたる「もうベスト3には入んじゃない?っていう」
かい「あー、そうなんだ?」
わたる「『トイ・ストーリー』好きだし・・・あと何あったっけ(笑)」
かい「『モンスターズ・インク』とか」
わたる「あれも好きだった(笑)」
かい「おいおい(笑)」
かい「『Mr.インクレディブル』とか」
わたる「あー、あれも好きだったな」
かい「ウォーリーもそうだし」
だいち「『カーズ』見てない?」
わたる「カーズは・・・見てないや(笑)」
かい「ね、なんだろうね? 見る気しないよね」 26:00
わたる「あれはもうカンタンだよ、車におれ興味ないから(笑)」
だいち「あ、そゆこと?」 かい「そこかねー」
わたる「車・・・別に、っていう」
だいち「あ、でもでも、『ファインディング・ニモ』は魚に興味ないけど見たよ(笑)」
わたる「おれ、魚好き・・・(笑)」
わたる「昔、多摩川で釣ってたから」
かい「ニモもねぇ」
わたる「カーズが例えば車じゃなくて」
かい「機関車だったら・・・それは」
わたる「機関車カーズ(笑)」
かいわたる「トーマスだね(笑) つって」
わたる「何か別のもんだったら見てたかも、おれ」
かい「あー、そうなんだ、馬とかだったら?」
わたる「馬・・・たとえば」
かい「いや、どういう話か知らないけど(笑)」
だいち「レース的な意味ででしょ」
わたる「たとえばネズミだったり、全員が」
わたる「レミーじゃないけどさ」
だいち「『レミーのおいしいレストラン』ってあったね」
かい「レミーも見てないわ、俺」 わたる「あれも見た」
かい「あ、見た?」
わたる「うん」
だいち「良かった?」
わたる「うん・・・まあまあまあまあ」
かい「あんまりか、そうか」
わたる「そこまで、他のトイ・ストーリーとか、その辺に比べたら下がるけど」
わたる「ま、でも面白かった・・・かな」

   ♪トコトントン♪

だいち「映画だよね? 振り返ったら、映画2008、あんま見てなくてさ」 27:00
だいち「で、かろうじて『キサラギ』かな、ぐらい」
だいち「ちょっと良かった、のは」
だいち「あのさ、日本映画って、言っちゃうけれど!(笑)」
だいち「ハリウッドに近づこう、近づこうとしてるやつって大抵面白くないよね」
かい「クロサワ的な方向に伸ばして欲しい」
だいち「キサラギはさ、原作が芝居だっていうのもあって、すごい芝居らしい感じがしたじゃない」
かい「うん、舞台も動かないもんね」
だいち「で、あの感じって ま、映画じゃなきゃできない表現ではないんだけど」
だいち「やっぱ邦画にもわりと見るものがあるなって思わせてくれた一本ではあったね」
かい「うん、面白かった」
だいち「他なんか見たかな?って思って、あんまなくて」
だいち「パッと出てきたのが、舞台つながりと言えば舞台つながりなんだけど」
だいち「ラーメンズの」
28:00
だいち「2007年の公演の『TEXT』」
だいち「っていうヤツをNHKBSで放送したのかな?」
かい「やってたよねー 録画しちゃった」
だいち「ラーメンズ元々好きでさ」
だいち「見たからっていうのもあると思うけど、まー 面白い・・・コバケンは」
かい「やるヤツだよ、あいつはー」
わたる「コバケンどっちだっけ?」
だいち「モジャモジャじゃないほう(笑)」
かい「ギリジンじゃないほうね」
だいち「ギリジンじゃない」
だいち「ね、やりすぎでちょっと鼻につくっていうのも、ありつつ(笑)」
かい「っていうか、今回のTEXTは」
かい「まさにそんな感じだったよね、ちょっと俺はやりすぎな感じはあったかな」
だいち「コントっていう枠を良い・悪いは置いといて」
だいち「出ちゃった感じはあるね  もちろん笑えるんだけど」
かい「なんかちょっと、上手いことをする舞台、みたいな(笑)」
かい「なんかうまく言えないけど」
だいち「元々さ、手品の実演販売してたんだよね、あの人」
だいち「だからそういうトコに染み付いてんのかな? なんかビックリさせるのが気持ちイイ!みたいな」
だいち「まー、びっくりするよね」 29:00
かい「今回のテーマとしてそうだったのかもね、そういうさ」
かい「TEXTって題がついていて」
かい「言葉の、ネタがすごく多かったりして」
かい「で、そのせいで多分、ちょっと狙ってやってる部分ていうのが表に出るようなネタが多くなってたっていうのもあって」
だいち「もうピッチリ、こういう流れでこういうオチで、みたいな」
だいち「意外とそういうのって、大笑いできなくて」
かい「そうだね、感心しちゃうっていうね(笑)」
かい「感じだったね、面白いけど(笑)」
だいち「そういう意味で言うと、片桐仁のひとり舞台みたいのが絶対入るじゃん、公演に」
かい「アハハ(笑) 今回なんだっけ、馬のやつでしょ(笑)」
かい「ジョッキーの(笑)」
だいち「あのパターンの舞台ってのは、ちょいちょいアドリブが入ってくるから、ギリジンの」
だいち「笑いという意味では、そっちのほうが笑えたんだけど」
だいち「同じ作品の中でさ、『ものの本によると』」
だいち「『ものの本てなんじゃいー』ってさ」 30:00
だいち「台本の事である、つって」
だいち「全部台本どおりじゃー!つってたっしょ?」
かい「うんうんうん」
だいち「その通りなんだよね、なんかやっぱり何て言うんだろ」
かい「全部、ここで笑う、みたいな」
だいち「そうそう、台本ありきだなーと思うのは、そのコントを笑いとして見たところでは評価どうなるかわかんないけど」
だいち「オレは、単純にその舞台の上での表現として、すごいよかったなー」
だいち「ラーメンズは毎回、感心さしてくれる」
かい「そうだねー、ちょっと、笑いとは別に、笑えるだけじゃない部分は」
わたる「お笑いっていうよりは、舞台役者? 舞台役者じゃないな」
だいち「そうなのかな・・・ま、本人は」
だいち「あくまでコントと言ってるけど」
だいち「ただ・・・自己表現の手段だ、とも言ってるから」
かい「多分アレだよね、コバケンの言ってる事を聞いてると、今コントと言われてる」
かい「ジャンルとしてのコントって言われてるのって、お笑いだけ」
かい「笑わせる為の装置だっていうような感じになってるけども、コバケンはもっとコントで表現できるものの幅っていうのは笑いだけじゃなくて広いもんなんじゃ?っていう感じなのかな?」 31:00
かい「インタビューとかを見てると、そんな感じはちょっと受けるな」
かい「もっと他のコトできるんじゃないの?っていう」
だいち「それを指してコントと呼ぶかどうか?みたいな議論てあると思うんだよね」
だいち「そこが好みの分かれる所っていうか、ラーメンズってアンチも多いからさ」
かい「そりゃ、分かれるよ、気取ってるもん(笑)」
わたる「でも、新しいことやってるから、それを見るのは楽しいよね」
だいち「楽しい! すごい刺激になるしね」

   ♪トコトントン♪

だいち「ハイ!じゃあ、映画の話が終わったところで、1回ちょっと長くなってきたので切ろうと思います」
だいち「ハイ、あ、そうかアレやんないといけないんだ」
だいち「ゲーム脳ばとでは皆様からのコメントをお待ちしています」
だいち「Eメール、もしくはブログへのコメントでお願いします メールアドレスは [email protected]  ブログURLは www.misikika.com/gamenou」 32:00
だいち「また、ツイッターからのリプライかダイレクトメッセージを送っていただく事も可能です。詳しくはブログの方をご覧下さい」
だいち「じゃ、次回後半の配信は来週を予定しておりますので、よろしくお願いします!」
かい「よろしくお願いします!」 わたる「す!」
だいち「それでは皆さん、また次回お会いしましょう」
かい「さよなら~」
だいちわたる「さよなら~」








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最終更新:2012年08月21日 12:36
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