「オレは、贅沢なのか?オレは……生きていたいだけだよ。……このまま」
「ちょっと待てえぇええぇええぇぇぇぇぇ!?」
【名前】ハダレ(18歳くらい/♂)
【身長/体格】172cm/やや細身
【一人称/二人称】オレ/お前、あんた
【出身】荒野のなかにぽつんとあるどこか
【職業】代理戦争戦士
【特技】知らない人と友達になること、パルクール、フェラチオ
【すきなもの】散歩、衣食住保障されてる日常
【きらいなもの】とじこめられること、おいていかれること
東欧某所の最下層街で暮らす青年。
赤髪碧眼、右目を眼帯で覆い、ファー付きのパーカーにジーンズというそこまで目立たない風貌。
だが彼はこの界隈では一度も負け知らずの【無敗の王者】であり、遺伝的異能を持つ『異』の一人。
人に買われた身分から代理戦争で身を立てるという最下層ドリームを成し遂げたが、
ある出来事をきっかけにマンハントの標的になり、再び屈辱と暴力にさらされていくことになる。
性格は陽気で稚気が強い。何にでも興味を示し、人とコミニュケーションを取るのが好き。
一方で生命の危機を感じる、代理戦争の試合など極度に興奮するような場面では
極端に残酷・加虐的になり、殺戮をいとわなくなる暴力性を見せる。
これはハダレが『異』を持っている影響で感覚が全体的に過敏になっており、
自分を見失う閾値が非常に低いためである。彼自身もこの一面を強く自覚しており
試合後に自己嫌悪の余り嘔吐してしまったり、恋人や親友など特別な人間が作れない状況にある。
『異』の一種を持つ一族の生まれ。迷信のはびこった中世から近代にかけて追い立てられ、
砂漠に近い荒野の片隅に追いやられた。だが、外界との接触を拒もうにも何も糧がないため
生まれた優秀な『異』を外部に売り渡すことで食いつないでいる。
そんな一族に7代前、別の『異』を持つ一族の血が混じった。
優秀な子を生産することに気炎を上げる彼らは近親相姦で血を濃縮し、
人工授精と遺伝子操作の果てに、2つの『異』を持つ子供を手に入れた。これがハダレである。
更に、彼らは初代を閉鎖環境に監禁し、データ収集と次代の生産に努めさせた。
これがトラウマとなり、女性恐怖症を発症する。
この時、ハダレの世話役をしていたのが実兄のササメであり、
まともな愛情と外界という≪知識≫を教えてくれた兄の存在は少年の中で絶対的なものとなる。
だがその平穏も長く続かず、ササメは外界へ売り飛ばされてしまう。
ハダレはそれを追って初めて監禁されていた屋敷から出るが、行き倒れたところを人買いにさらわれ、
そのまま最下層街へと連れてこられることになる。
■最下層街編後
ウスライとともに極東の地に渡り、篠木の保護下に入ったハダレは、離れに住まうことを許され、
歪み傷つけられた心身を治療しながら持ち前の好奇心で土地になじんでいく。
ウスライは明確にハダレの告白を受け入れなかったが、監視役という以上に気にかけていた。
穏やかな時間が流れる中、火急の知らせが入る。
それは中央街・東京で戦っていた篠木の代理戦争戦士が倒れたという凶報。
次に駆り出されるのは序列的にウスライであり、彼自身そうなることは承知していたが、
ハダレは自分も再び戦うと主張する。だが十分な力がハダレにはない、とウスライは拒絶し、
半ば喧嘩別れの形で2人は離れ離れになってしまう。
暫く泣き伏すほどに落ち込んだハダレだが、ひょんなことからウスライの育ての親の存在を知る。
複雑な一族とウスライの過去を知ったことで、ハダレの中で変化が起こり、再び前向きな行動を開始する。
そして篠木の道場で鍛錬するうち、失った右目の『異』と、発現していなかったもう一つの『異』が
残された左目に発現し実質的に再び戦うための力を得る。
ウスライが年の瀬に帰郷した際、ハダレはウスライに勝負を挑む。
一本でも取れたら東京に連れていく、という条件のもと、何回も倒れ伏しても諦めないハダレに、
ウスライは「こうまでして戦いたい理由は何だ。お前は戦わなくていい環境を手に入れたのに」と尋ねると、
ハダレは「守ってほしいと思ってた。愛されたいと思ってた。でも、遠ざかっていくお前の背中を見て気が付いた」「オレだって守りたい。愛したい。そんな風に思ったのはお前だけ」
「同じ世界に生きるために、オレはお前と同じくらい強くなる」
発言したばかりの二つの『異』の力により一本かろうじてとることができたハダレ。
彼の覚悟と、覚悟をさせた愛情の深さに、ウスライは彼と添い遂げることを胸に誓う。
■性的指向など
二次性徴直後に女性恐怖症を患って以来同性愛指向に近い。
ネコとタチどっちもいけるが、ウスライ相手ならネコ9割。
ハードな調教で開発済み。体調と気分次第でドライも可能。フェラは一級品。
万遍なく感じるが、一番感じるのは頭を撫でられながら優しくされる行為。曰く『溶けちゃう』。
逆に激しいプレイ、道具や拘束は調教時を思い出すので嫌いと明言している。
童貞は姉に、処女は兄に、その他の経験は強姦するかされるかという状況だったため
恋人を作り性行為をしたのはウスライが初めて。初回は調教時を思い出してしまい、出来ずに終わった。
自分の隻眼や、過去の戦闘で体が傷痕だらけなことをちょっと気にしている。