嗣永 鞘師(つぐなが さやし)

 

儂(ワシ)の平穏でぷらいべーとな庵になんぞ、用か。小僧」
老いぼれてしなびた儂にすら勝てんようじゃぁ貴様、アレの影を追うには十年早いなぁ??」

 

■データ

【名前】嗣永 鞘師(70代/♂)
【身長/体格】165cm/背の曲がった老人然とした体形
【一人称/二人称】儂(ワシ)/お主、貴様
【出身】日本/中臣庄
【職業】隠居なう
【特技】食べられる山菜とキノコを分類すること、説教
【すきなもの】日本酒、煙草、旬の幸
【きらいなもの】馬鹿(特に若者)

■説明

先々代の天智篠木流剣術師範。つまり如水の先代であり、師。
篠木の分家の一つ『嗣永(つぐなが)家』は刀匠を多く輩出してきたが、
鞘師は幼少から自身が剣を扱うことと、刀鍛冶として名刀を制作することを両立してきた奇特な人物。
如水が若くして師範となった後は早期に引退し、制作に力を入れて活動してきた。

現在はひなびた山小屋に一人で住み、ゆっくりとした余生を送っている。
狩猟や山菜を摘むほか、時折篠木の依頼で刃物の制作・調整を行い見返りをもらうこともある。

性格は気難しい芸術家であり、自身のテリトリーを重要視している。
人間は基本的に嫌いで、特に生き急ぐ馬鹿や自分が正しいと疑わない若者には反吐が出るという。
ただしハダレは気に入ったらしく篠木からの使いで来ると茶菓子くらいは出している。

 


 

 

 

■過去

先々代師範として町の道場に身を置き、趣味程度の人間から篠木本家の人間まで幅広く育ててきた。
『異』慧眼を持つが、彼自身は超人的に強くはない。むしろ精神性の追求(というか、説教)を重んじ
弟子が反抗するたびに口プロレスで性根をたたき折っていた。

反抗的な弟子の代表が如水だが、年中衝突が絶えなかったにも関わらず師弟関係は30年以上続いた。
鞘師は如水を幼少より偉才と評価し、如水も「あのジジイに勝てる気がしない」と互いを認めていた。
それと相手の考えに同意するかは別の問題であり、
実際に如水が代理戦争戦士として中央街に赴くと決めたときは絶縁寸前までいったが、
文字通り庄の為命を張る姿を見て鞘師が態度を軟化させた。

如水がウスライを弟子に取ってからは、鞘師の庵に孫でも見せるように連れて行っていた。
後に、彼が生前ウスライと「大人になったら譲る」と約束していた名刀を代わりに預かることとなる。
それを求めに来た孫弟子に「爺に孫弟子への贈り物を頼んで親が死ぬなんざ、本当にロクでもねえこった」と
何かを罵る言葉を口にしたが、それが如水を指しているのか、世の理を指したのかは不明。

 

 

 

■性的指向など

生涯独身。係累なし。

最終更新:2013年10月30日 06:55