一番強いのは僕の馬(いちばんつよいのはぼくのうま)
オルフェーヴルとのコンビでおなじみの池添謙一騎手が、当時最強短距離馬として君臨していたデュランダルに騎乗した際の一言。
1番人気に推された2004年高松宮記念で2番人気のサニングデールにハナ差及ばず敗れた際、負けたにもかかわらず
「悔しいですね。僕の馬が一番いい脚を使ったのに。一番強いのは僕の馬ですよ。今日は器用に立ち回った馬が勝っただけで、決して力負けじゃありません」と勝ち馬であるサニングデールとその馬主や関係者、さらには騎手を務め後のリーディングジョッキーとなる福永祐一騎手に対して失礼極まりない発言をした。
ここで注目すべきは、池添自身がサニングデールに騎乗経験があり、さらには同馬で重賞勝利も挙げているということ。むしろ騎乗経験がある池添騎手だったからこその発言だったのかもしれない。
ちなみのこの両馬はその年のスプリンターズSで再戦しており、そのレースではデュランダルが2着、サニングデールが9着と逆転に成功した。サニングデールはこれが引退レースとなった。
僕の馬が一番強いレースをしている(ぼくのうまがいちばんつよいれーすをしている)
またしても3冠ジョッキー池添謙一withデュランダルでの発言。
2005年スプリンターズSにて、世界のG1を総なめにしていた香港馬、サイレントウィットネスに敗れた際
「いやー悔しいね。競馬はいつも通りだった。最初は置かれたけど、でもいい感じで行けた。最後伸びたときは一瞬交わしてくれると思った。普通なら10ヶ月開いてあんな競馬はできないと思うし、自分の馬が一番強いレースをしていると思うんだけど…。とにかく香港の馬に負けたのが悔しいね」と海外G1を8勝もしているサイレントウィットネスを「香港の馬」呼ばわりする余裕を見せた。
サイレントウィットネスは同年の安田記念で3着を好走しており、日本で仕切り直しとなったこのスプリンターズSでは、すでにG1を3勝していたデュランダルを抑えて1番人気に支持されていたため、この結果は妥当と言えば妥当である。
どかんと殺すぞ(どかんところすぞ)
ブログが好評な藤田伸二騎手がレース中に発しているとされる言葉。
コーナーや直線で、前が詰まるとこのような暴言を浴びせ無理やり道をこじ開けているという説が浮上している。
また、逃げ馬に騎乗する際も「俺が逃げるから」と他の騎手に恫喝してそのまま逃げ切ると言う伝説も。
大先輩である岡部幸雄騎手(当時)に対して「俺の前をうろちょろするな!! 殺すぞおっさん」と浴びせた。
うるせぇよ、おい
2年連続ダービージョッキーに輝いた四位洋文騎手がディープスカイで制したダービーの場内インタビューにて発した一言。
インタビューの序盤から、「し~い、し~い、」とヤジを飛ばすファンがおり、最初は四位騎手も我慢していたが
1分余りが過ぎたころ「そうですね、もうあんまりー、あの………うるせぇよ、おい」と観客を一喝。
その後は「あのー、う、スタートがね、あのー、よければね」とインタビューに答え続けた紳士でもある。
届きましたね(ニッコリ)(とどきましたね)
関西テレビのアナウンサー、岡安アナがインティライミで京都大賞典を制した佐藤哲三騎手へ対する言葉。
岡安アナが「放送席放送席、佐藤哲三ジョッキーです。おめでとうございました」と言えば佐藤哲騎手は「はいどうも、ありがとうございます」と普通であったが
その後岡安アナが「やー、届きましたね(ニッコリ」と言えば佐藤哲騎手は突如不機嫌になり「まあ(失笑)当たり前かなとは思いますけど」と勝利ジョッキーインタビューとは思えない雰囲気でインタビューが行われた。
スタート切ってから(すたーときってから)
前述の勝利ジョッキーインタビューにてこちらは佐藤哲三騎手が発した言葉。
突如不機嫌になった佐藤哲騎手へ、インタビュアーである岡安アナ(関西テレビ)が「どのあたりでまだ、えー届くと言う風な確信があったんでしょうか」との質問を投げかけたところ
「スタート切ってから」と佐藤哲騎手がバッサリ。
岡安アナも「あーそうですか」と小さく返した。
岡安アナはクロフネが好きで、競馬に関する仕事をやりたくて関西テレビへ入社したと言うほどの競馬好きであり、この後岡安アナは佐藤哲騎手のもとへ謝罪に行ったという。
式豊騎手発言集
わからない
天才・式豊騎手が敗戦の弁として述べることが多い。
人気した馬を着外へ飛ばしてファンの馬券を紙くずに変えても、敗因については「わからない」と一貫し、その態度を快く思わないファンも多い。
仮に、式豊騎手の騎乗にミスがあっても、それを認めることはほとんどなく「わからない」で済ますことも問題視されている。
ただし、自分の騎乗にミスがあっても勝てた場合は「馬に可哀そうなレースをしてしまいましたね」と上機嫌に話す。負けた場合は「わからない」
逃げちゃだめなんですか?(にげちゃだめなんですか)
世代最強クラスと目されていたリーチザクラウンに騎乗し、きさらぎ賞を勝った際のインタビューでの一言。
岡安アナに逃げたことについて触れられると「逃げちゃだめなんですか?」とニヤニヤ。
華が足りません(はながたりません)
天才・式豊騎手の新人最多勝利記録が三浦皇成騎手に塗り替えられた際、式豊騎手が自身のウェブサイトにて書き込んだ言葉。
三浦騎手が前述のように式騎手の新人記録を塗り替えた後に式騎手は「70勝目がローカルの土曜1Rというのは華が足りません。」とつづった。
これはもちろん自身の記録を塗り替えられたことによる嫉妬などではなく、これから競馬界を背負うべき存在である後輩を思っての一言であり、式騎手の器の大きさを世に知らしめる出来事であった。
式さんとハルウララ
109連敗を記録し、連敗更新中にはメディアにも取り上げられ一躍ブームとなったハルウララに中央トップジョッキー(※当時)の式騎手が騎乗した。
その騎乗にあたっても、多くのメディアに取り上げられ、国民の関心を引く出来事となった。
式はこの日の騎乗について、自身が「チャンスがあれば乗ってみたい」と発言したことがきっかけで「競馬の本質を離れた大騒ぎ」が繰り広げられたことに、自身は敗れても「わからない」で済ます立場でありながらも、嫌気が差し怒りすら覚えているふりをして、いかにも自分が勝負にストイックであることをアピールしていたが、1万3000人もの観客を見て怒りが消え、「一度、乗ってみたい」という気持ちに立ち戻れたと振り返っている。
レース後式はハルウララについて、「『強い馬が、強い勝ち方をすることに、競馬の真の面白さがある』と僕は思っています。この気持はこれからも変わることはありません。しかし、高知競馬場にあれだけのファンを呼び、日本全国に狂騒曲を掻き鳴らした彼女は、間違いなく"名馬"と呼んでもいいと思います」と意味不明な供述をした。
最終更新:2012年04月21日 20:10