ゲオルグ・ザルツマン 46歳 男
ドイツ人科学者。以前は国際連合科学委員会(UNSCEAR)に所属する医師であった。専攻は生物化学であり、放射能による遺伝子操作の研究を行っていた。現在は、エグゼクティブが大口出資者である、NGOの国際科学開発機構(ISDO)に所属する科学者であり、この機関における極秘研究室「Room 09」のTeam G の室長である。
生まれはドイツ、ルール工業地帯の中心都市であるデュッセルドルフの、オーストリア移民の医師の家に生を受ける。母は薬剤師で、父は市立病院の外科部長であった。近隣に日本人学校があったためカタコト程度の日本語が話せる。父母ともに人格者であり、深い愛情の中で健やかに育つ。幼いころから医師になる夢を抱き、人のためになるような仕事をしたいと思っていた。
性格は実に温和。科学者としての才能だけでなく、人物としても尊敬に当たる人物であるため、周囲の人間からは敬意をこめて「ドクター」と呼ばれる。部下を叱咤激励することはあるが、その後のフォローを忘れない人格者。怒ることは殆どなく、自分が落ち着きを失いそうになると、眼鏡を白衣の裾で拭くことで自身を落ち着かせる様にしている。
医師だったころからその実績は輝かしいものであった。しかし、自分の妻を悪性新生物でなくしたことから、自分の研究をもっと進んだものにしたいという心を、ある種の狂気のように凝り固まったものとしてかかえるようになっていった。
科学とは常に人類の進化であり、常に人類のためにあるべきだと考える。一方で、ダイナマイトや核反応など、最先端の科学が常に開発者の意図と違う領域で利用されることから、優れた科学は直接的に人々に働くことは難しく、戦場を経由するものであるという、一種の科学の限界を感じている。そのため、自分の科学を最も早く世界に役にたてるためには、戦争に利用されることだと思い込む。実際戦争に利用された技術は汎用化と実用化が進められるため、器具や施設、工業原料等の市場が整備されるために、一般に流用され易くなる。その上、普通の研究室に比べて、軍事開発には多大な研究費用がかけられるため、彼の研究にはうってつけであった。
以上さしあったってうp。これからまだまだ増えます。
最終更新:2008年01月18日 17:45