ジャン&ジェームズ
フランス人とイスラム系アメリカ人の二人組み。
ともにIMIジェリコ941を愛銃にしている。
名前は十二使途のなかの「ヨハネ」と「ヤコブ」の兄弟から。はい、人類皆兄弟。
ジャン=ピエール・ブラン (36歳・男)
パリ郊外生まれ。いわゆるガキ大将キャラ、妹が1人と弟が一人いる。大人たちから見ると「札付きの悪」な少年時代をすごしていた。敬虔なクリスチャンで、暇な日曜のミサは欠かさなかった。
高校中退後、ナガレの生活を送っていたが、親を養うために軍役に志願する。軍の仕事は向いていたらしく、完全に叩き上げで鍛えられていくうちに頭角を現していき、将校として働く。最終階級は中尉。わかりやすいフランス野郎なので、このころからベレッタが嫌い。
面倒見のよい親分肌の性格で、義理人情にあつい。幼馴染と結婚し、男の子と女の子一人ずつの二児の父であり、ありがちなマイホームパパ。まぁ、あんまり家にはいないが。
軍役中に第一外人連帯に配属されたことがあり、その時の部下にジェームズがいた。
25歳のときに両親が他界した後に、GIGNの選抜訓練中に負傷し、右目の視力が弱化、それが理由で退役することとなる。その後、現在は政府の医療モニターとして特殊な義眼をはめ込み、視力の回復とともに、人格と実績を変われPMCに所属する。
使っているのは「ジェリコ941 RSL」(デコッキング・セミコンパクト・ポリマーフレーム)マイナーチェンジ(ぐらいしてるよな)。どちらかというと実用性に重きを置いている。
ジェームズ=(サイード・)シンプソン (30歳・男)
愛称はラッキー・ジェームズ
父がアラブ系、母が日本系のアメリカ人。一人っ子で軽い引きこもり、軍オタ気質。
地元ではイジメラレッコ、もちろん人種差別込み。
物事を斜にかまえて見る性格で、基本的には冷静沈着キャラ。というか心配性。ジャンの経験に裏打ちされた楽観主義といい感じにでこぼこする。
まだ考え中です。
ストーリーの指針
基本的にはドンパチ。ドンパチ。
テロリスト側につくことが多く、二人してマジでチョウ・ユンファな場面に出くわすことが多い。だから戦闘中はアクションに特化した感じになるのかも。
ストーリーとしては、世界の宗教的なわだかまりを、あんまり仰々しく匂わせることなく個人の実感として描きたい。
日々仕事を共にする相棒の二人。
人種は違うし、習慣も違う。それでも、自分の背中を預けるのはこいつしかいないと、互いに信じて戦っている。しかし、男同士譲れない場所も少なくはない。干渉はせず、また妥協もせず。
男たちは鉄の塊を握り締め、相手を倒すときにだけ、ひとつの固体として動き、鉄火場から離れると、他人としての侵してはならない領域がそこにはあった。
日々の糧を得るために命がけで戦う。自分には戦うことぐらいしかできはしないと、そう信じる男たち。だが同時に、彼らは戦うことそのものに憑かれていた。
死と隣り合わせの戦場を駆けることで実感する、自らの生と性。自分はここにいるという生きた実感と、次の瞬間には死んでいるかもしれないという儚さの中に見る愉悦。男たちはそれを求めて鉄火場に生きる。
だが、彼らにも守らなければいけないものはある。
一人は妻と子供、一人は母。彼らは自分よりも大切な誰かを思い出さずに死地へと赴けるほど、何かを失ってはいなかった。
いつも鉄火場に踏み込む際に、二人で交わす言葉がある。
「もし俺が死んだら、うちのかみさんと子供を頼む。」
「もし俺が死んだら、母さんを頼みます。」
その言葉とともに、互いの特殊鋼でできたドッグタグの一枚を交換する。
願わくばまたこの金属片を手渡すことができるように、と願いをこめて。
ジェームズは日課として電話を家にかける。仕事上、生存確認のための定時連絡だ。
ジャンは未だに私書箱を使って手紙のやり取りをするようなノスタルジー主義者で、子供の書いた文字とか絵で、明日への活力を確認する子煩悩なダディだ。
ごめん。ちょっと時間が足りないので筋だけになります。・・・・・・
ある日、ジェームズの電話に母が出なかった。別段珍しいことでもなかったので、気にすることもなかった。だが、次の日の朝、電話で母が倒れ、急死したことを知る。
大事なものをなくしたジェームズは、その日はドッグタグを渡さず、戦場に赴く。首にはいつもより一枚多いドッグタグ。
運悪く、その日は負け戦で、ジャンが死ぬ。ちなみにジェームズが心因でミスってるかは検討中。さすがにそれはフラグ過ぎな気がする。どちらかというといつもよりキレてるぐらいがいいかな。
んで、ジェームズはドッグタグを持って一路フランスへ。ジャンのかみさんに報告するが、ジャンのかみさんは「そう。」の一言だけ。母は強しです。帰っても誰もいないジェームズは、かみさんのお言葉に甘えて少し滞在することに。そして少しの間の奇妙な生活。
そのなかで、彼は今までわざと踏み込まなかったジャンの生活に触れるわけですよ。「ジャンはあなたのことをこう言っていたわ。」的な言葉を聴いたりとか、子供とか、日曜のミサとか、そういうものを当たり前にすごす生活を、擬似的に家族の一員として目の当たりにするんです。自分とは違う常識の中に身をおいて、それも、そこにいる人々(ジャンの家族)が自分に向ける優しさを不思議に思いながらも心地よく思うんです。それはある意味、宗教とか人種を超えた実感なのではないのかと。
あんまり仰々しく宗教のこととか考えさせたくないです。でも、間近で見る教会とか(さすがに宗教上は入れないだろうが)、夕食の祈りとか、生活のいたるところに顕在する宗教レベルでの違和感と新たな理解を出していければいいんじゃないかなと。
奥さんは強気に振舞っているだけなので、子供が寝て、酒が入って泣いちゃう日があります。その日は是非SEXしましょうwwwww目隠しして、夫の名を呼びながらするんですよ。ちょっと燃えるシチュエーションなので使いたいですwww
まぁ、大人の二人ですからHしたからといって後腐れはないですがww
そのHした次の日にはジェームズフランスを離れさせたいです。
「そろそろお暇しようとおもいます。」
「また行くの?」
「・・・・ええ。それしかありませんから。」
「フフ、あなたも結局同じね。」
とか、言葉すくなく、でも一言一言大切に言葉を交わす感じで。
んで、自分のドッグタグを渡して言っちゃいます。自分にはもう届けてくれる人も、届けたい人もいないから。少しだけ軽くなった首飾りに、違和感を覚えながら、なんとなく救われたようなかんじで追われればいいかなと。
後は思いつきません。その後とか、その前とか。いわゆるハッピーエンドってめずらしくね?誰か助けて。
2008/8/11 大河
J&Jの二人の互いに対する感情が端的に表れるようなやり取りで、信頼の裏返しの照れみたいな部分が出てくるとスムーズに流れるんじゃないかと思います。
「死んでも家族のことは心配しなくていいですよ。子どもは施設に、奥さんは満足させときますから」
「はい残念、家族のことを口に出したミスターシンプソンにはフラグが立っちゃいました」
逆バージョンでジェームズの母に関する言及も、やり取りのなかの一つのネタとして扱われていて、むしろそれ以上のプライベートに関することのさらし具合も踏み込み具合も無い方が片方が死んでから展開がより生きてくるのではと思います。
そういう応酬をさせておいた結果、態度としては「今この場の仕事」以外では互いに頼らん!という共通の姿勢を見せておき、そこを担保にして人種宗教文化の違いを超えての信頼関係を作ってるんだ、ということを明らかにする。
それでジェームズが母親が死んでいることの整理もつかず、そのことも言わず、の中で、逆にジャンは死の間際に、奥さん子どものことが心配だ、一生のお願いだけどたたた頼む、と漏らしてしまう。
流れはベタかもしれないけれど、ターニングポイントでジェームズの心境を大きく振らせておけばエンディングに幅が出せます。
やっぱりこのシナリオのポイントは「いわゆる常識外の」価値観に触れた後で、主人公(或いはプレイヤー)の考え方にどう影響があって、最終的にどういう風に温かい気持ちのなるか、納得するかみたいなことかと思うので、終わりは、いくつかの選択肢の処理を付けてプレイヤーに選ばせマルチエンディングと言うのはどうでしょうか。
あとはその選択肢っていうか、終わりかたをリストアップしていけば出来上がりという感じで。
心情的にジェームズに気のせいか入れ込んだ気がしたwが、まぁそれはそれとしてこんな感想を持ちました。
2008/8/11 けん
最終更新:2008年08月12日 06:01