「すみませぇえん!うち弱いんで、今からでも武蔵の仲間にしてくださぁ―――い!」
【所属】 |
真田教導院 |
【役職】 |
総長連合:総長 生徒会:生徒会長 |
【名前】 |
真田・信之 |
【読み方】 |
さなだ・のぶゆき |
【種族】 |
極東人? |
【元ネタ】 |
真田信之 |
【字名】 |
不明 |
【戦種】 |
不明 |
【HN】 |
不明 |
【登場巻】 |
5巻・上~ |
【詳細】
明確な行動指針を持っておらず、
歴史再現における自らの立場を笠に着た言動が目立つ、川上作品では珍しいタイプのキャラ。
見た目がオッサンくさいのと相まって、非常にヘタレっぽい印象を受ける。
5巻上のラスト1ページで突然現れ、上記のセリフを武蔵の面々に投げかけ、5巻下で
正純と会談。
彼が突然武蔵に来たのは、真田教導院の体制が弟を中心とする関ヶ原の戦い以後にシフトしたことにより、真田教導院にとって不要となってしまったため。
用務員扱いという、教師でも生徒でもない微妙な扱いを受けることになり実質真田から追い出されたも同然の状態に追い詰められていた。
だが、本人は名目だけの役職とはいえ仮にも「自分は総長兼生徒会長である」というプライドから自分の現状を認めることを拒否しつつも、
ろくに後ろ盾もなく戦力もない状態では弟陣営に捉えられたり命を狙われ織田との駆け引きに使われてしまうことを拒み、自らの意志で武蔵へとやってきたというのが真相だった。
それらの事情を鑑みた上で正純は判断を保留し、"そのまま"彼を受け入れた。
彼が見方となる歴史再現は信長暗殺後のものである事もあり、受け入れてしまうとやってきた歴史再現を見直す必要が出てくるため仲間にするかは保留し、
武蔵アリアダスト教導院の予備講師として水戸に受け入れた。
……が、そこまで決まってから
父親が乱入してきたことでまたさらに一騒動。
息子の出立と嫁取りを見届けに来たという父、昌幸は「
本多・忠勝の娘を妻にする」という歴史再現により、"忠勝の娘"である
二代を嫁にすると主張する。
本人もそのつもりであったようだが、二代本人は忠勝の娘というより、父親である「本多忠勝」の名を
襲名することを目指しているためこれを拒否した。
既に武蔵側にいるつもりなのか返答はJud.を使う。
昌幸のことは「パパ」と呼び、
十勇士達からは「兄若さん」と呼ばれているがやはり扱いは悪いらしい。
海野・六郎に至っては「兄若さんはアレだし」と言っている始末である。
最も弟の方もこの兄貴とどっこいどっこいなキャラなので、兄弟揃って十勇士からの扱いは悪い。
正直、あの弟が自分を差し置いて総長になり、お払い箱になったのなら出奔するのもわかる気がする。
一応、総長として剣術は一通り、また忍術も習得しているが、正純達の見解では普通の人間。
真田の厳しい立地条件などもあってか、幾度も決死隊で敵の中枢に乗り込んだり伏兵を利用した作戦で勝利を収めていたりと
ネシンバラ曰く"九死に一生"を得てばかりであるという。
ただし、トーリによれば「強い」とのこと。二代の不意打ち攻撃を何度も耐えるタフさはあるが…。
二代に関しては未だに諦めていないようで、
第一次上田合戦の際、真田最強クラスの
天竜と戦った際には負けて帰ってきた時に慰めようと考えていたらしい。
しかし実際には二代は天竜に勝利しその目論見は外れることに(天竜にすら勝利したことに引いたらしい)。
さらに二代に対し思いを伝えに身体測定中の武蔵外道女性陣のところへ無謀にも突撃し返り討ちにあったことを根に持ち、
その屈辱を払拭するため、
小田原征伐の相対戦にて
上越露西亜代表として参戦を決める。
北条に対し1勝していた露西亜側は武蔵に対し負けることでその権益を譲ろうと考えていたが、戦士にそれを求めるのは屈辱といえる行為でもあった(なお繁長はそれを行うつもりであったが)。
だが、本人が武蔵にやってきた時期の都合上、内情をよく知らないが故、小田原征伐では
伊達家代表として参加していた
伊達・成実に対し無謀な求婚と共に突撃を敢行。
それを察知していた成実にはもちろん歯が立たず、かかと落としを叩きこまれ文字通り一蹴された。
…この人、何しに来たんだろうか。というか求婚って二代のことは諦めたのか。それとも一夫多妻制気取りなのか。
ちなみに伊達に勘違いから向かっていくのはさすがに上杉らも完全に予想外であり、勝敗が決まった際には微妙な空気が流れた。
本来であれば武蔵アリアダスト教導院側として小田原征伐に参加している人間に突撃、負ければよかったものを、
伊達家側として参戦していた
伊達・成実をウルキアガの「内縁の妻」と認識していたため、彼女の出身地を知らず突撃先を間違えたのである。
なお、そういった説明は本来信之を参戦させた上越露西亜がするべきであったが、総長含め「誰かがやるだろう」と考え放置した結果、「誰も伝えなかった」。