人権ポスター
era2の一時期、
エルフ側の行動が原因で他人種とエルフの関係が非常に悪化した時期があった。
その中でも、特に
通常種に対する扱いは、奴隷にしたり戯れに殺したりと目に余るもので、
通常種は武器を取り貴族の屋敷へ押し入ったり里への襲撃を行った。
長期戦になるにつれ徐々に疲弊していったエルフ種は、通常種からの和平交渉を受け入れる。
こうして、
ジャッジメントデイ以降初の人類間での大規模戦争が終結を迎えたものの、
それまでに5年の歳月と300万を超える犠牲者を出したと、後の時代、調停官役を担った
小人たちは綴っている。
そして戦争終結後、今度は実質的な敗戦種族となったエルフ種に対する通常種側からの弾圧と奴隷化が深刻化していった。
この二枚の絵は小人が描いたもの。
人類からは失われた技術《ロスト・テクニック》を持つ彼らにしか描けぬ産物であり、
妖精ともいわれる彼ら小人の目線から当時の通常種とエルフ族の立ち位置を忠実に描いていた。
何者かによって全世界にばら撒かれたポスターにより、人々の心は少しずつ揺り動かされ、
やがて現実に奴隷解放運動が始まり、開始より数年の歳月を経て奴隷制度の完全撤廃が成された。
最終更新:2012年09月21日 01:24