世界線


世界線/World Line-ワールド・ライン-

この世界は、無数に存在する内の一つの『線』の上を始点から終点へ動いており、
この糸が、歴史上の幾つかの点で束ねられて一本の太い『線』となるという理論。

世界は些細な出来事で自身が動いていく線を変え、
それに伴って、線一つ一つに定められている「発生しなければならない事象」が変化する。

しかし、これらの線が束ねられて一本になる時、つまり線が収束する時には、必ず決まった事象が発生する。
この世界線の束は複数存在し、それぞれで線が収束する際に発生する事象が違うともされている。

これは、出発点から目的地へ行くと決めたなら、車で行こうが電車で行こうが飛行機で行こうが、
最終的に目指す目的地に到着するのと同じ理屈だと考えると分かりやすい。
世界線は行く手段、世界線の変動はその変更、世界線の収束は目的地への到着、
束の移動は目的地の変更ということだ。

尚、世界が線を移動する時、世界に内包される要素は、
その世界線の過去に於いて発生した事象に沿うように書き換えられる。

例えば、Aという世界線では過去にある人物が死亡し、Bという世界線では現在も生きているとする。
この時、A世界線を動いていた世界がB世界線へ移動すると、
世界の全ての要素が「ある人物が生存した場合に辿る歴史」に沿う様に書き換えられるのだ。

但し、この時書き換えられるのは人の記憶も同様である為、
世界に生きる人間の記憶は、はじめからB世界線に生きていたというものに書き換えられ、
世界線が変わったという事実に気づくことなくそのまま生きていく。


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最終更新:2022年08月30日 22:20
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