オシリス級魔導竜騎兵母艦


HIYMS CVD-203 オシリス級魔導竜騎兵母艦

ユグドラシル軍所属の大型竜騎兵母艦。
竜騎兵専用の母艦としては国内最大級の艦である。

竜騎兵二個師団を搭載できるスペースと、それらを運用するための各種設備を備えており、
あたかも移動基地のような巨大さを誇っている。

もともと海軍航空隊の竜騎兵は、陸上から発進し軍港あるいは停泊する艦隊の防衛任務に当たる
局地戦闘機的な側面が強かった。
しかし遠洋航行を行う艦隊にとっても、駆逐艦などだけでは護衛戦力として不十分であったため、
航空戦力による上空護衛が必要であるとされていた。

そこで軍需省は、竜を運用するための様々な設備、例えば医療用魔導装置
飼料製造装置等の軽量化を行い、艦に搭載する方式を採用した。
そして同時に、艦側面などには竜騎兵緊急発着ゲートを計29基設けている。
しかしその結果、艦体はかなり巨大なものとなり、多数を運用できる軍港が限られてくるという問題も生じている。

また航空機の登場後は、航空機用の発着甲板を増設している。

5番艦『イシス』に次いで建造された6番艦は御召艦としての機能を付加することが決まっていたため、
例外的に『カイザー・バルバロッサ』と名づけられている。
実際この艦は、後にオットー帝の戴冠式後の観艦式の際、オットー帝が座乗した。

その後発生したクーデターで水上艦隊が教団の操るkrakenの襲撃を受け、
魔導艦隊も上級悪魔の攻撃に晒され同型艦『ラー』『アヌビス』が大破、戦闘行動不能になってしまう。
しかし教団側は、撃破した『ラー』が『カイザー・バルバロッサ』であると誤認しており、
ここで生じた油断が彼らの計画を狂わせた。

決死の覚悟で『ラー』『アヌビス』から発艦した爆装竜騎士の一隊がkrakenを急降下爆撃、
また艦隊司令フリードリヒ・イェーガー海軍大将の機転で一斉回頭、
反航した海空の戦艦・巡洋艦群による一斉射撃で残りの上級悪魔をも殲滅することに成功したのである。

画像は手前から奇襲を受ける3番艦『ラー』、6番艦『カイザー・バルバロッサ』、
2番艦『アヌビス』、5番艦『イシス』、4番艦『アメン』である。


―性能諸元―


エルワ社製 45口径連装対空拡散魔力砲 25基

クァルン社製 27口径防盾付連装近接魔力機銃 58基

アピサム社製 五連装対艦魔力噴進弾・魚雷発射管 17基

動力 主 エーテリア社製 欣ルサノア式増幅魔力発生炉 4基

補助 ゲンディア社製 顕カレステア式収縮魔力反応炉 16基

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最終更新:2022年08月29日 22:19
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