川内原発増設 出水市長が「凍結すべき」
東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の事故で、
出水市の渋谷俊彦市長は29日、川内原発3号機増設計画について
「十分な安全性が確保されるまで凍結すべき」との考えを明らかにした。
30日、九州電力へ要望書を提出する。
福島第1原発事故では、半径30キロ圏内の住民が避難や屋内退避を余儀なくされている。
出水市によると、川内原発の半径30キロ圏内にほぼ半分が入り、
2010年4月1日現在、同圏内に約9300世帯約2万2700人が居住している。
渋谷市長は取材に対し「今回の事故で、近隣自治体として何かあった場合の不安はぬぐいきれない。
十分な安全性確認を最優先してもらわない限り、増設について慎重に判断せざるを得ない」と話した。
同市議会は29日あった最終本会議で、安全基準や防災対策の見直しを求め、
安全性が確認されなければ計画凍結すべきとの決議案を全会一致で可決した。
川内原発増設、出水市議会が「凍結」決議
出水市議会は29日、最終本会議を開き、福島第一原子力発電所の事故を受け、
九州電力・川内原発3号機増設計画の一時凍結を求める決議を全会一致で可決した。
これを受け、渋谷俊彦市長は30日、九電に安全確保などを文書で申し入れる。
決議では、市の多くの地域が川内原発から半径30キロ圏内にあるとし、
国に対し、原発の安全基準の見直しと抜本的な防災対策を講じるよう要望。
その上で、3号機増設計画について「安全性が確保されなければ凍結すべき」としている。
渋谷市長は「決議の趣旨を踏まえ、安全性が確保されるまでの凍結を含め、抜本的な防災対策を九電に申し入れる」と話した。
最終更新:2011年09月06日 17:17