佐々木則夫

原発責任、株主から問う声 東芝株主総会に過去最高5215人

東芝は22日、東京都内で株主総会を開いた。原発設備を納入した東京電力福島第1原発で事故が起きたことに関して、 株主から「事故による避難住民への社会的責任を認識しているか」との質問を受け、経営陣が「事故の早期収束に向けて全力を尽くしていくことが社会的使命 だ」と政府や東電に協力していく考えを示した。総会は過去最高となる5215人が参加し、2時間25分で終了した。

佐々木則夫社長は事故に関し「ただちに専門の対策チームを設置し、東電を支援している」と説明。その上で原発事業について「今回の事故の分析に基づいて見直される安全基準に従って恒久的な改良を施し、安全性の高い次世代の原子炉も開発する」と述べた。

東芝は原発事業で2015年度までに39基を受注し、売上高1兆円を目指すが、事故に伴って世界的な脱原発の動きが加速している中で、総会では「目標の達成が数年遅れる可能性がある」(幹部)と説明した。



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最終更新:2011年06月25日 10:47
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