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藤堂惣一

明治から大正にかけての画家
彼の描いた絵には鬼気迫るものがあり、現代美術界において高い評価を受けている
代表作は『笑ふ鬼』『咽び泣く女』など
そして藤堂の絵において最も高い評価を得ているのが『黒の額縁』と呼ばれるシリーズで
彼自身が作った黒い額縁に収められている四十九の絵である
それらには藤堂が様々な書物から知った妖怪が描かれており、夜な夜な絵を抜け出し徘徊するという
藤堂はその絵に妖怪と自らの血を塗り込め、妖怪を保存したといわれている
明らかに眉唾な話であるが、その絵の迫力を前にすると安易に否定できなくなってしまうのは藤堂の魅力の一つであろう
現在東京国立博物館において現存する『黒い額縁』シリーズの二十七作が展示されている
現代に残された写真にはぼさぼさの髪と無精ひげを生やした気だるげな青年が写っている



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最終更新:2008年01月22日 02:30