HMM002 Limited(イリサワ流通限定品)
帝国軍所属 「EMPIRE COMMAND WOLF LC(LongRang Cannon)」
全長:14.7m 全高:8.6m 全幅:5.9m 重量:42.0t 最高速度:200km/h
格闘武装 「牙部:エレクトロン・バイト・ファング」 「爪部:ストライククロー」
射撃武装 「背部:50mm対ゾイド2連ビーム砲」 「背部:ロングレンジライフル」
撹乱装備 「腰部:スモークディスチャージャー」
索敵装置 「耳部:高感度マルチセンサー」
コマンドウルフはヘリック共和国の主力ゾイドであり、高い生産性と高性能を誇る。
中央大陸戦争以後も第一線級で使用されたベストゾイドである。
共和国以外にも各地の工場で生産され、その優秀さから同盟国軍、傭兵部隊にまで配備され
戦場の主役となった。
本機の登場で機動部隊の進撃を足留めされた帝国軍は、新型機の開発と平行した臨時策として
敵機であるコマンドウルフそのものを部隊編入することに決定。
破損による放棄、投降によって入手した鹵獲機、
占領国の工場から接収した機体、
もしくは反旗を翻した同盟国、傭兵部隊使用の機体等、あらゆる方面からの導入で編成された。
この臨時策は安価で効果的な結果を生んだ。
相手国に与える心理的なダメージも大きく、共和国の白き狼が帝国の象徴である「赤」を纏って
攻撃してくるその姿は、共和国兵士だけでなく国民にもショックを与えた。
ロングレンジライフルは敵国への流出を防ぐため共和国本国でのみ生産されていた。
そのためこの武装の入手は難しく帝国機に装備されている場合は敵機を撃破した戦利品であり、
エースの証でもあった。
その反面、撃破した機体を予備部品ないしは研究対象として戦場をあら探しすることから
共和国兵からは「ハイエナコマンド」の蔑称を付けられた。
ロングレンジライフルを装備した場合、射撃能力は大きく向上し戦略運用の幅も拡大した。
だがマイナス要素ももちろん有り、デッドウエイトになるため運動性は低下し、
ウルフ本来の能力を引き出すことが難しくなってしまった。
このユニットを搭載して格闘戦がこなせるパイロットは「ウルフマイスター」と呼ばれる。
基本的にはノーマルのコマンドウルフと同様。
口の開閉範囲も改善されていない。
ロングレンジライフルはトミー版と比べても大型化しており視覚的な印象は抜群である。
個数・流通限定商品なので、今から入手するのは難しいかもしれないのが惜しい。
同様の装備を持つ「コマンドウルフ・アーバイン仕様」を通常販売で出してほしいところだ。
アーバイン仕様が発売されたが、通常販売ではなくイリサワ流通限定品となってしまった…
出ただけでも感謝ではある。(09/06/26)
最終更新:2009年11月21日 12:35