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*マナケミア ~学園の錬金術士たち~ 【まなけみあがくえんのれんきんじゅつしたち】 |ジャンル|錬金術RPG|#amazon(B000P4H5R2)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|ガスト|~| |発売日|2007年6月21日|~| |定価|7,140円(税込)|~| |レーディング|CERO:A(全年齢対象)|~| |備考|ガストベストプライス:2008年4月24日発売/3,990円|~| |>|>|CENTER:''[[アトリエシリーズリンク >http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/729.html]]''| **ストーリー 静かな森の奥の一軒家に、ひとりの少年と黒猫の形をしたマナが住んでいました。~ 少年に身よりはなく、黒猫のマナが唯一の友人であり、家族ともいえる存在でした。~ 二人はお互いに身を寄せ合い、静かな毎日を送っていました。~ しかし、そんな静かな生活も、突然、森の外からの訪問者によって終わりを告げました。~ 「やれやれ、やっと見つけた…ちょっと、いいかな?」~ 少年の元を訪れた男は、アルレビス学院という錬金術を教える学園で教師をやっていると名乗りました。それが少年とアルレビス学園の仲間たち、~ そして~ 錬金術との出会いになるのでした。~ (公式サイトより抜粋) **概要 タイトルにアトリエこそ冠していないがアトリエシリーズ9作目である。~ イリスシリーズと同じRPG路線であるが、学園を舞台としており旧作らしさも持ち合わせている。 **特徴、評価点 -戦闘システム --本作で最も評価されている部分であり、基本的な部分はイリスシリーズのシステムを受け継ぎつつも本作独自の要素を取り入れる事により、アトリエシリーズのみならずコマンドRPG全体の中でもかなり評価が高い。 --基本的なシステムはイリスシリーズなどと同じで素早さの早いものからターンが回ってきて、ターンが回ってきたものが行動するというシステムである。 --また、本作は前衛メンバー3名と控えメンバー3名の計6名のパーティで戦闘する事になる。 ---控えメンバーは敵の攻撃を受けない、時間毎にMPが回復するなどの利点があるが、行動する事が出来ない。 ---前衛メンバーと控えメンバーは戦闘中にいつでも自由に入れ替えることが出来るが、一度控えに回ったメンバーは一定時間が経過しないと前衛に戻る事が出来ない。 --と、ここまでは今となっては良くあるシステムである。たがここに本作独自のシステム「サポート攻撃」と「サポート防御」を加える事により本作の戦闘を特徴付けると共に戦略性の高いものにしている。 ---簡単に説明すると、それらは敵あるいは味方の攻撃中に前衛メンバーと控えメンバーを瞬時に交代して追加攻撃又は防御をさせるシステムである。 -サポート攻撃 --前衛メンバーの攻撃中に○ボタンを押す事により、そのキャラクターと指定した控えメンバー1名を入れ替えて、そのキャラクターで追加攻撃をする事が出来る。またサポート攻撃中に更に○ボタンを押す事により、さらに続けてサポート攻撃を行う事も出来る。これを控えメンバー全員分まで続ければ一度に4回攻撃できる。 --このシステムをうまく使う事により、ダメージを与える以外にもHPの少ないキャラを手早く控えに戻したり、MPを効率的に回復したり、使い道は多い。 -サポート防御 --敵の攻撃時に1秒程タイムラグがあり、その時に○ボタンを押す事により、攻撃を受けるキャラクターと控えメンバー1名を入れ替えて変わりに攻撃を受ける。またその場合攻撃のダメージが半減されHPが0になるダメージを受ける場合HPが1残る。 --そう聞くとテンポが悪く感じるかもしれないが、タイムラグ中に×ボタンを押す事によりタイムラグをカットできるため、テンポを損なう事も無い。 --この「サポート防御」こそ本作の戦闘で最もプレイヤーの力量を問われる部分である。自分の攻撃に対して実行する「サポート攻撃」と違って、相手の攻撃に対して実行する「サポート防御」は直感的な判断力を問われるためである。 --終盤のボスの攻撃は激しいが、この「サポート防御」を使いこなす事により味方の被害を大幅に軽減させる事が出来るため、勝利した時の達成感も大きい。 -尚、この「サポート攻撃」と「サポート防御」の関係上、本作では全体攻撃であっても攻撃対象を指定する事になる。 -チュートリアル --上記の戦闘についての説明を見ると複雑なシステムに感じるかもしれないが、チュートリアルが充実しているため、初心者でも遊び方を覚えやすい。 --また、学園の舞台にしたシナリオ上、チュートリアルが上手くストーリーに溶け込んでいるため、ダレることなく遊び方を覚えることが出来る。 -グロウブック --本作の成長システムであり、本作では戦闘に勝利すると経験値の変わりにAPが手に入り、そのAPを使ってグロウブックで能力値をアップさせたり、スキルを習得したりする事が出来る。 --グロウブックでキャラクターを成長させるためにはアイテムを調合して調合済みのアイテムを増やす必要があり、そのためアイテムを調合する意欲がより駆り立てられる。 -ストーリー --本作のストーリーは、早くに父親を亡くし、産まれながらに類まれなる錬金術の素質を持っているものの、錬金術の知識が普及していない地方に住んでいるため、まわりから疎まれて育った少年「ヴェイン」が、噂を聞きつけた錬金術の学校アルレビス学園の教師「ゼップル」にスカウトされた所から始まる。 --その生い立ちゆえに人付き合いが苦手なヴェインが、学園で出会った仲間達たちと接するうちに次第に打ち解けてゆく描写は好評である。 --終盤に主人公ヴェインに関する、ある秘密が明かされてからストーリーは鬱な方向に向かっていく。しかし、その分ラスボス戦の展開は感動できるものとなっている。 --また、本作には本筋のストーリー以外に、主人公以外の各パーティメンバーに焦点をあてた「キャラクタークエスト」を任意で進める事ができ、パーティキャラクターについて、より掘り下げられている。 -音楽 --シリーズのお約束どおり、本作も良曲が多い。特に、終盤のある重要人物との戦闘曲である「Nefeltiti」はシリーズでも屈指の戦闘曲と呼び声が高い。 **問題点 -評価の高い戦闘ではあるが、システムが少しづつ開放されるため、最初の内は出来る事が少ない。 --特に、本作の最大の魅力であるサポート攻撃、サポート防御ができるようになるのはストーリー全体の四分の一程進んだ辺りである。 -学園とその周囲を舞台にしたシナリオであるため、イリスシリーズと比べて世界観が狭く感じられる。 -アイテムの調合をする場所と、装備品の調合をする場所が離れている。 --一応、隣にあるのだが調合したアイテムを使って装備品を調合するなど何度も行ききする必要がある場合もあるため、さすがに面倒である。 -本作ではダンジョンを歩いていると時間が経過するのだが、夜に出現する敵は昼の敵と比べてかなり強く且つ逃げにくいため、かなり危険である。 --釣りは他のアイテム採取と違って一度の探索で何度でも採取出来るため、釣り場があるダンジョンでは、夜は夜釣りをして過ごすのが定石である。 **総評 -細かい粗は多いものの、シナリオ、音楽、何より「ガストが作ったと思えない」とまで評される戦闘システムなどが評価され、RPG重視路線のアトリエシリーズの中では特に人気の高い作品である。 **余談 -本作は、翌年にPSPに移植されているがロード時間の長さなど劣化点が多く、かなり不評である。そのため購入するならPS2版を強くお勧めする。PSP版の詳細は[[こちら >http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1228.html]]。
*マナケミア ~学園の錬金術士たち~ 【まなけみあがくえんのれんきんじゅつしたち】 |ジャンル|錬金術RPG|#amazon(B000P4H5R2)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売・開発元|ガスト|~| |発売日|2007年6月21日|~| |定価|7,140円(税込)|~| |レーディング|CERO:A(全年齢対象)|~| |備考|ガストベストプライス:2008年4月24日発売/3,990円|~| |>|>|CENTER:''[[アトリエシリーズリンク >http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/729.html]]''| **ストーリー 静かな森の奥の一軒家に、ひとりの少年と黒猫の形をしたマナが住んでいました。~ 少年に身よりはなく、黒猫のマナが唯一の友人であり、家族ともいえる存在でした。~ 二人はお互いに身を寄せ合い、静かな毎日を送っていました。~ しかし、そんな静かな生活も、突然、森の外からの訪問者によって終わりを告げました。~ 「やれやれ、やっと見つけた…ちょっと、いいかな?」~ 少年の元を訪れた男は、アルレビス学院という錬金術を教える学園で教師をやっていると名乗りました。~ それが少年とアルレビス学園の仲間たち、~ そして~ 錬金術との出会いになるのでした。~ (公式サイトより抜粋) **概要 タイトルにアトリエこそ冠していないがアトリエシリーズ9作目である。~ イリスシリーズと同じRPG路線であるが、学園を舞台としており旧作らしさも持ち合わせている。 **特徴、評価点 -戦闘システム --本作で最も評価されている部分であり、基本的な部分はイリスシリーズのシステムを受け継ぎつつも本作独自の要素を取り入れる事により、アトリエシリーズのみならずコマンドRPG全体の中でもかなり評価が高い。 --基本的なシステムはイリスシリーズなどと同じで素早さの早いものからターンが回ってきて、ターンが回ってきたものが行動するというシステムである。 --また、本作は前衛メンバー3名と控えメンバー3名の計6名のパーティで戦闘する事になる。 ---控えメンバーは敵の攻撃を受けない、時間毎にMPが回復するなどの利点があるが、行動する事が出来ない。 ---前衛メンバーと控えメンバーは戦闘中にいつでも自由に入れ替えることが出来るが、一度控えに回ったメンバーは一定時間が経過しないと前衛に戻る事が出来ない。 --と、ここまでは今となっては良くあるシステムである。たがここに本作独自のシステム「サポート攻撃」と「サポート防御」を加える事により本作の戦闘を特徴付けると共に戦略性の高いものにしている。 ---簡単に説明すると、それらは敵あるいは味方の攻撃中に前衛メンバーと控えメンバーを瞬時に交代して追加攻撃又は防御をさせるシステムである。 -サポート攻撃 --前衛メンバーの攻撃中に○ボタンを押す事により、そのキャラクターと指定した控えメンバー1名を入れ替えて、そのキャラクターで追加攻撃をする事が出来る。またサポート攻撃中に更に○ボタンを押す事により、さらに続けてサポート攻撃を行う事も出来る。これを控えメンバー全員分まで続ければ一度に4回攻撃できる。 --このシステムをうまく使う事により、ダメージを与える以外にもHPの少ないキャラを手早く控えに戻したり、MPを効率的に回復したり、使い道は多い。 -サポート防御 --敵の攻撃時に1秒程タイムラグがあり、その時に○ボタンを押す事により、攻撃を受けるキャラクターと控えメンバー1名を入れ替えて変わりに攻撃を受ける。またその場合攻撃のダメージが半減されHPが0になるダメージを受ける場合HPが1残る。 --そう聞くとテンポが悪く感じるかもしれないが、タイムラグ中に×ボタンを押す事によりタイムラグをカットできるため、テンポを損なう事も無い。 --この「サポート防御」こそ本作の戦闘で最もプレイヤーの力量を問われる部分である。自分の攻撃に対して実行する「サポート攻撃」と違って、相手の攻撃に対して実行する「サポート防御」は直感的な判断力を問われるためである。 --終盤のボスの攻撃は激しいが、この「サポート防御」を使いこなす事により味方の被害を大幅に軽減させる事が出来るため、勝利した時の達成感も大きい。 -尚、この「サポート攻撃」と「サポート防御」の関係上、本作では全体攻撃であっても攻撃対象を指定する事になる。 -チュートリアル --上記の戦闘についての説明を見ると複雑なシステムに感じるかもしれないが、チュートリアルが充実しているため、初心者でも遊び方を覚えやすい。 --また、学園の舞台にしたシナリオ上、チュートリアルが上手くストーリーに溶け込んでいるため、ダレることなく遊び方を覚えることが出来る。 -グロウブック --本作の成長システムであり、本作では戦闘に勝利すると経験値の変わりにAPが手に入り、そのAPを使ってグロウブックで能力値をアップさせたり、スキルを習得したりする事が出来る。 --グロウブックでキャラクターを成長させるためにはアイテムを調合して調合済みのアイテムを増やす必要があり、そのためアイテムを調合する意欲がより駆り立てられる。 -ストーリー --本作のストーリーは、早くに父親を亡くし、産まれながらに類まれなる錬金術の素質を持っているものの、錬金術の知識が普及していない地方に住んでいるため、まわりから疎まれて育った少年「ヴェイン」が、噂を聞きつけた錬金術の学校アルレビス学園の教師「ゼップル」にスカウトされた所から始まる。 --その生い立ちゆえに人付き合いが苦手なヴェインが、学園で出会った仲間達たちと接するうちに次第に打ち解けてゆく描写は好評である。 --終盤に主人公ヴェインに関する、ある秘密が明かされてからストーリーは鬱な方向に向かっていく。しかし、その分ラスボス戦の展開は感動できるものとなっている。 --また、本作には本筋のストーリー以外に、主人公以外の各パーティメンバーに焦点をあてた「キャラクタークエスト」を任意で進める事ができ、パーティキャラクターについて、より掘り下げられている。 -音楽 --シリーズのお約束どおり、本作も良曲が多い。特に、終盤のある重要人物との戦闘曲である「Nefeltiti」はシリーズでも屈指の戦闘曲と呼び声が高い。 **問題点 -評価の高い戦闘ではあるが、システムが少しづつ開放されるため、最初の内は出来る事が少ない。 --特に、本作の最大の魅力であるサポート攻撃、サポート防御ができるようになるのはストーリー全体の四分の一程進んだ辺りである。 -学園とその周囲を舞台にしたシナリオであるため、イリスシリーズと比べて世界観が狭く感じられる。 -アイテムの調合をする場所と、装備品の調合をする場所が離れている。 --一応、隣にあるのだが調合したアイテムを使って装備品を調合するなど何度も行ききする必要がある場合もあるため、さすがに面倒である。 -本作ではダンジョンを歩いていると時間が経過するのだが、夜に出現する敵は昼の敵と比べてかなり強く且つ逃げにくいため、かなり危険である。 --釣りは他のアイテム採取と違って一度の探索で何度でも採取出来るため、釣り場があるダンジョンでは、夜は夜釣りをして過ごすのが定石である。 **総評 -細かい粗は多いものの、シナリオ、音楽、何より「ガストが作ったと思えない」とまで評される戦闘システムなどが評価され、RPG重視路線のアトリエシリーズの中では特に人気の高い作品である。 **余談 -本作は、翌年にPSPに移植されているがロード時間の長さなど劣化点が多く、かなり不評である。そのため購入するならPS2版を強くお勧めする。PSP版の詳細は[[こちら >http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1228.html]]。

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