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*ブレスオブファイア 竜の戦士 【ぶれすおぶふぁいあ りゅうのせんし】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000068HM9)|&amazon(B000066BPV)| |対応機種|スーパーファミコン&br()ゲームボーイアドバンス|~|~| |発売・開発元|カプコン|~|~| |発売日|【SFC】1993年4月3日&br()【GBA】2001年7月6日|~|~| |定価|【SFC】9,800円&br()【GBA】4,800円|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ブレスオブファイアシリーズ作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1133.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 カプコンが手掛ける初のRPGであり、後にブレスシリーズとして確立するシリーズの第一作目である。~ 主人公がリュウ、ヒロインが翼の少女ニーナという点や、非人間の仲間キャラ、個人アクション、釣りなど、後のシリーズに受け継がれていく多くの要素の基礎を作った作品。~ 八雲ひろし、ハヤトコウジによって二度コミカライズされている。(前者はゲーム自体のコミカライズ、後者はニーナを主人公に据えた後日談とその外伝) ---- **ストーリー かつてあらゆる欲望を叶えるという邪悪な女神ミリアの力を争い、竜の一族を二分して勃発した「女神戦争」・・・~ 世界中を巻き込んだこの戦争は、一人の白竜族の戦士と7人の仲間が6つの鍵を使いミリアを封印することでようやく終結した。~ 時は流れ、白竜族の少年リュウは辺境の村で姉セイラらと共に平穏に暮らしていた。~ しかし、その平穏はもろくも崩れ去る。~ 再び世界の覇権を握るためミリアの封印を解こうと目論む黒竜族が、手始めに障害となりうる白竜族を排除しようと襲撃してきたのだ。~ 一族の身代わりとなり黒竜族に立ち向かうセイラであったが、敵の親衛隊長ジュダスには力及ばず破れ、連れ去られてしまう。~ 生き残ったリュウは、姉を探し出すため、また黒竜族の野望を阻止するため、旅に出るのであった。 ---- **評価点 -多彩でバラエティあふれるパーティキャラ。 --仲間となる8人のキャラはダンクを除き主人公も含めて全て非人間(翼を持った白翼族のニーナ、狼の頭を持つ森の民のギリアムなど。ただ合体能力を持つダンクも普通の人間とは言いがたいが)。 --それぞれにキャラが立っており、また個別の背景を掘り下げるエピソードも用意されている。この点はII以降にも受け継がれていく。 -各キャラに用意されている「個人アクション」。 --それぞれのキャラには「釣り」や「狩り」「鍵開け」など個別のアクションがあり、プレイに幅をもたせている。 --後述の隠し要素の中にはこの個人アクションを活用するものが多くあり、やり込み要素を強めている。 -合体システム --仲間の1人のダンクは味方キャラと合体して姿を変える能力を持っている。単純に強くなるという事もあるが、これによって個人アクションが強化されたり、新しい個人アクションを使えるようになったりする。 -豊富な隠し要素 --フィールド上やダンジョンの片隅に何気なく落ちている最強武器や、前述の個人アクションを活用して入手する隠しアイテム、合体能力を伝授してくれる師匠など、小ネタが満載。 --既に通過した場所にも新たな仲間が加入した後に行ってみると新しい発見があったりするので、ストーリーが進んでもあちこち回ってみる楽しみがある。 -ヒロイックであり、悲劇的でもあるシリアスな王道ファンタジーストーリー。 --ただシリアス一辺倒ではなく、適度に挿入されるギャグやコミカルな演出が全体のバランスを保っている。(この特徴もシリーズに共通している) -当時としては描き込まれたグラフィック、アニメーションするキャラ達。 --戦闘はクォータービューの見下ろし画面であり、リアル寄りの高等身キャラや巨大なモンスターがアニメーションしながら戦う。 ---後に定番となり「リアルすぎて引く」とまで言われたゴキブリやハエなどの敵キャラもここから発展したと言える。 ---- **問題点・賛否両論点 -エンカウント率が高い。 --一応「まもりけむり」というアイテムで敵の出現率を0にできるのでマシではある。 ---なお、IIではこの欠点が更に強化されてしまっている。 -戦闘がやや単調。 --戦闘システムとしてはオーソドックスなドラクエ系ターン制バトルであるが、それだけに単調さは否めない。 ---特に序盤は「ひたすら殴り合う→HPが減ったら回復」くらいしかすることがない。 --また魔法も固定ダメージのため(弱点や耐性で多少増減するが)、結局「一番強い魔法を使い続けるだけ」ということになりがち。(リュウの特殊能力である「竜変身」に関しても同様) -パーティメンバー8人に対し戦闘に参加できるレギュラーは4人までだが、最終盤にもなると、合体に参加できないリュウ、ニーナ、ディースとダンクの最強合体「ぷかぎゅる」というパーティで固定されてしまう。(残ったモグは最後に加入する上HPが低くて死にやすいためお荷物になりやすく、ずっと二軍のままで出番は個人アクションの「穴掘り」をするときだけなんてことも) -敵ボスの強さのバランスが微妙。 --序盤の難敵として知られる「マッスル」などしっかり鍛えて対策を立てないと厳しいボスがいる一方、ほとんど苦労もせずあっさり倒せてしまうボスもいる。 ---ボスには「根性値」というHPが尽きても根性で戦い続けるという値が設定されており、ボスによってはこの根性値が異常に多い上に発動すると攻撃が激化するものがあり、格差に拍車をかけている。 -上で隠し要素を評価点として上げたが、グッドエンディングを見るための条件が分かりづらいという批判もある。 --このため、グッドエンディングの存在に気付かないままのプレイヤーが多く存在した。また、真の姿を見せる前でも、硬くてしぶといのだが条件を満たすと更に単純作業感が否めない。 ---この真のエンディング関係の記述自体が全くない攻略本も存在する。 ---- **総評 -ブレスオブファイアの一作目として、後のシリーズに受けつがれる数々の要素の基礎を作り上げた。 -カプコン初の本格RPGとしてかなり力を入れて細部まで作り込まれており、王道ファンタジー作品としても完成度が高く、また豊富な遊び要素によってやりこみも充実している。 --一方で戦闘バランスの悪さなど、一作目ならではの荒削りさももちろん存在する。 -後にGBAに移植される。 --GBA版ではグラフィックが一新され(これには賛否ある)、通信を使ったアイテム交換や中断機能が搭載された。 ---『ブレスオブファイア オフィシャルコンプリートワークス』では、実は、SFC版1からのPS2版V((リメイク作品も含む。))まで絵師はずっと固定の人が担当している事が判明している。PS版3以降やGBA版リメイクで絵柄が変わったために「別の人が描いたのか?」という問い合わせがあり、絵師が驚いたというエピソードまである。 -海外版では一部のキャラの名前が変更されている。 --日本語と英語などでは文字数の差が出るためと考えられ、以降のシリーズでもその傾向は続くことになる。 **その他 集英社の漫画誌『月刊少年ジャンプ』で、後日談の漫画が連載された。単行本は3冊世に出ている。 ----
*ブレスオブファイア 竜の戦士 【ぶれすおぶふぁいあ りゅうのせんし】 |ジャンル|RPG|&amazon(B000068HM9)|&amazon(B000066BPV)| |対応機種|スーパーファミコン&br()ゲームボーイアドバンス|~|~| |発売・開発元|カプコン|~|~| |発売日|【SFC】1993年4月3日&br()【GBA】2001年7月6日|~|~| |定価|【SFC】9,800円&br()【GBA】4,800円|~|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ブレスオブファイアシリーズ作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1133.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 カプコンが手掛ける初のRPGであり、後にブレスシリーズとして確立するシリーズの第1作目である。~ 主人公がリュウ、ヒロインが翼の少女ニーナという点や、非人間の仲間キャラ、個人アクション、釣りなど、後のシリーズに受け継がれていく多くの要素の基礎を作った作品。~ 八雲ひろし、ハヤトコウジの両氏によって2度コミカライズされている((前者はゲーム自体のコミカライズ、後者はニーナを主人公に据えた後日談とその外伝。))。 ---- **ストーリー かつてあらゆる欲望を叶えるという邪悪な女神ミリアの力を争い、竜の一族を二分して勃発した「女神戦争」・・・~ 世界中を巻き込んだこの戦争は、一人の白竜族の戦士と7人の仲間が6つの鍵を使いミリアを封印することでようやく終結した。~ 時は流れ、白竜族の少年リュウは辺境の村で姉セイラらと共に平穏に暮らしていた。~ しかし、その平穏はもろくも崩れ去る。~ 再び世界の覇権を握るためミリアの封印を解こうと目論む黒竜族が、手始めに障害となりうる白竜族を排除しようと襲撃してきたのだ。~ 一族の身代わりとなり黒竜族に立ち向かうセイラであったが、敵の親衛隊長ジュダスには力及ばず破れ、連れ去られてしまう。~ 生き残ったリュウは、姉を探し出すため、また黒竜族の野望を阻止するため、旅に出るのであった。 ---- **評価点 -多彩でバラエティあふれるパーティキャラ。 --仲間となる8人のキャラはダンクを除き主人公も含めて全て非人間(翼を持った白翼族のニーナ、狼の頭を持つ森の民のギリアムなど。ただ合体能力を持つダンクも普通の人間とは言いがたいが)。 --それぞれにキャラが立っており、また個別の背景を掘り下げるエピソードも用意されている。この点はII以降にも受け継がれていく。 -各キャラに用意されている「個人アクション」。 --それぞれのキャラには「釣り」や「狩り」「鍵開け」など個別のアクションがあり、プレイに幅をもたせている。 --後述の隠し要素の中にはこの個人アクションを活用するものが多くあり、やり込み要素を強めている。 -合体システム --仲間の1人のダンクは味方キャラと合体して姿を変える能力を持っている。単純に強くなるという事もあるが、これによって個人アクションが強化されたり、新しい個人アクションを使えるようになったりする。 -豊富な隠し要素 --フィールド上やダンジョンの片隅に何気なく落ちている最強武器や、前述の個人アクションを活用して入手する隠しアイテム、合体能力を伝授してくれる師匠など、小ネタが満載。 --既に通過した場所にも新たな仲間が加入した後に行ってみると新しい発見があったりするので、ストーリーが進んでもあちこち回ってみる楽しみがある。 -ヒロイックであり、悲劇的でもあるシリアスな王道ファンタジーストーリー。 --ただシリアス一辺倒ではなく、適度に挿入されるギャグやコミカルな演出が全体のバランスを保っている(この特徴もシリーズに共通している)。 -当時としては描き込まれたグラフィック、アニメーションするキャラ達。 --戦闘はクォータービューの見下ろし画面であり、リアル寄りの高等身キャラや巨大なモンスターがアニメーションしながら戦う。 ---後に定番となり「リアルすぎて引く」とまで言われたゴキブリやハエなどの敵キャラもここから発展したと言える。 ---- **問題点・賛否両論点 -エンカウント率が高い。 --一応「まもりけむり」というアイテムで敵の出現率を0にできるのでマシではある。 ---なお、IIではこの欠点が更に強化されてしまっている。 -戦闘がやや単調。 --戦闘システムとしてはオーソドックスなドラクエ系ターン制バトルであるが、それだけに単調さは否めない。 ---特に序盤は「ひたすら殴り合う→HPが減ったら回復」くらいしかすることがない。 --また魔法も固定ダメージのため(弱点や耐性で多少増減するが)、結局「1番強い魔法を使い続けるだけ」ということになりがち。(リュウの特殊能力である「竜変身」に関しても同様) -「装備すると被ダメージが2倍になる」という罠アイテムが存在するが、名前からは判別できない。一方「のろいのかぶと」という防具には''呪いなんてかかっていない''。 -パーティメンバー8人に対し戦闘に参加できるレギュラーは4人までだが、最終盤にもなると、合体に参加できないリュウ、ニーナ、ディースとダンクの最強合体「ぷかぎゅる」というパーティで固定されてしまう((残ったモグは最後に加入する上HPが低くて死にやすいためお荷物になりやすく、ずっと2軍のままで出番は個人アクションの「穴掘り」をするときだけなんてことも。))。 -敵ボスの強さのバランスが微妙。 --序盤の難敵として知られる「マッスル」などしっかり鍛えて対策を立てないと厳しいボスがいる一方、ほとんど苦労もせずあっさり倒せてしまうボスもいる。 ---ボスには「根性値」というHPが尽きても根性で戦い続けるという値が設定されており、ボスによってはこの根性値が異常に多い上に発動すると攻撃が激化するものがあり、格差に拍車をかけている。 -上で隠し要素を評価点として上げたが、グッドエンディングを見るための条件が分かりづらいという批判もある。 --このため、グッドエンディングの存在に気付かないままのプレイヤーが多く存在した。また、真の姿を見せる前でも、硬くてしぶといのだが条件を満たすと更に単純作業感が否めない。 ---この真のエンディング関係の記述自体が全くない攻略本も存在する。 ---- **総評 -ブレスオブファイアの1作目として、後のシリーズに受けつがれる数々の要素の基礎を作り上げた。 -カプコン初の本格RPGとしてかなり力を入れて細部まで作り込まれており、王道ファンタジー作品としても完成度が高く、また豊富な遊び要素によってやりこみも充実している。 --一方で戦闘バランスの悪さなど、一作目ならではの荒削りさももちろん存在する。 -後にGBAに移植される。 --GBA版ではグラフィックが一新され(これには賛否ある)、通信を使ったアイテム交換や中断機能が搭載された。 ---『ブレスオブファイア オフィシャルコンプリートワークス』では、実は、SFC版1からのPS2版V((リメイク作品も含む。))まで絵師はずっと固定の人が担当している事が判明している。PS版3以降やGBA版リメイクで絵柄が変わったために「別の人が描いたのか?」という問い合わせがあり、絵師が驚いたというエピソードまである。 -海外版では一部のキャラの名前が変更されている。 --日本語と英語などでは文字数の差が出るためと考えられ、以降のシリーズでもその傾向は続くことになる。 ----

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