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*ニンジャガイデン2(NINJA GAIDEN 2) 【にんじゃがいでんつー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000W00E5Y)|~| |対応機種|Xbox360|~|~| |発売元|テクモ|~|~| |開発元|テクモ(Team NINJA)|~|~| |発売日|2008年6月5日|~|~| |定価|7,800円(税抜)|~|~| |レーティング|CERO:Z(18歳以上のみ対象)|~|~| |廉価版|プラチナコレクション:2009年12月23日/2,800円|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ニンジャガイデンシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1540.html]]''| ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br()&size(20){''本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。''}} #contents(fromhere) ---- **概要 -硬派な難易度と自由度の高い戦闘システム、リュウ・ハヤブサの超絶アクション等が話題となった前作『NINJA GAIDEN』の続編。 -ディレクター(兼プロデューサー)は、前作に引き続き''板垣伴信''。 -前作をベースに、多数の新武器・新アクションを追加。新要素「欠損」「滅却」も好評を博した。 -ストーリーも邪神復活阻止のために世界中を駆け巡る、という『忍者龍剣伝』を彷彿とさせるものになった。 ---- **ストーリー 龍の一族こと隼一門の若き忍者リュウ・ハヤブサは、夜の東京にて謎の女エリザベート率いる地蜘蛛忍者達に襲われていた一人の女性―ソニアを助ける。彼女はCIAのエージェントで、邪悪な者達が太古に封印された邪神ヴァースダーを復活させようとしていることをハヤブサに伝えるため、日本に来たのだと言う。 邪神封印の鍵「邪神像」は隼の里にある―急いで里に帰還するハヤブサであったが、「地蜘蛛一門」の頭領幻心の妨害により邪神像の封印は解かれ、持ち去られてしまう。そして封印の解かれた邪神像に呼応するかのように、世界各地で邪悪な魔神達が出没し始めた。 ハヤブサはソニアと協力して、邪神像を取り戻すため、出没した魔神達を殲滅するため世界を駆け巡る。 ---- **ゲームシステム -基本的なシステムは前作と共通しているため省略する。 ''欠損'' -本作の売りである要素の1つ。敵に攻撃を当てた際、''敵の首・腕・脚が吹き飛ぶ''ことがある。 -足を欠損した敵は匍匐移動で追撃されにくくなるし、腕を欠損した敵は通常攻撃が弱くなる。二箇所以上または首が欠損した敵は即死する。 -欠損した敵は戦闘力が極端に落ち、後述する「滅却」でトドメを刺せるようになる。 ''滅却'' -本作の売りであるもう1つの要素。欠損した敵に強攻撃を当てると専用の演出が入り敵にトドメを刺す。 -滅却された敵は、残り体力に関係なく即死する。 -足や腕を欠損した敵は捨て身戦法を取るようになり、防御不能の投げ攻撃から爆破手裏剣を刺し、自爆攻撃を狙ってくるので速やかに滅却する必要がある。 -さらに滅却の法で敵を倒した場合は取得エッセンスが2倍になるというメリットもある。 -これにより従来の絶技・飯綱落とし等の高威力技で直接体力を0にする以外に、''欠損させ易い技で欠損させ滅却する''という新たな戦闘スタイルが確立された。 ---- **評価点 ''次世代機の性能を活かした美麗なグラフィックと、60fpsで流れる超絶アクション'' -前作のグラフィックも素晴らしかったが、それを超える上質なグラフィック。フルHD・60fpsで実現したグラフィックは、一刀両断された敵をも鮮明に映し出し、美麗かつ過激なバトルシーンを演出する。 -大量の敵や激しいエフェクトを映しても''ほとんど処理落ちしない''点も特筆すべき長所である。 ''多彩な武器と豊富なアクション'' -龍剣、無想新月棍等前作でも登場した武器の他、爪、鎖鎌、トンファー等の多くの武器が存在する。 -飯綱落とし・飛燕といった従来のアクションおよびコマンドはそのまま継承されつつ、新しいアクションが多数追加された。 ''大幅にパワーアップした絶技の演出'' #region(参考 ※ゴア表現有・苦手な人は要注意) #video(http://www.youtube.com/watch?v=7JHvyWA3WJA) #endregion() -絶技で敵を撃破した際の爽快感が更に増した。 ''アイテム・装備・忍法ショートカットキーの実装'' -前作で指摘された「アイテム使用・装備変更のためにメニュー画面をいちいち開くのは面倒」という問題点が解消された。 -ショートカットキー操作中は画面が停止するため、アイテム使用・装備変更中に倒されてしまう心配もない。 ''データ引き継ぎプレイの搭載'' -ゲームクリア後の話になるが、データを引き継いで二周目に進むことが可能になった。 ''(前作に比べて)万人向けで取っ付き易い難易度'' -セーブポイントで体力全快、戦闘終了後に体力が一定回復、気力(忍法の使用回数)が最初から3、棒や大鎌等初心者でも扱い易く強い武器が存在する等。 --Xボタン(弱攻撃)連打で欠損させYボタン(強攻撃)で滅却、といった風にシステムを理解していればボタン連打でも十分戦えるようなつくりになっている。 -一方で「捌き」「風路」等のテクニックは健在、最高難易度「超忍の道」が前作の「MASTER NINJA」を彷彿させる程の高難易度となっている等、上級者向けの配慮も多数。 ''死に物狂いでプレイヤーを倒そうとする敵'' -脚が欠損し地面を這い蹲っている敵が''自滅覚悟で自爆攻撃を仕掛けてくる''という、他に類を見ない敵AIにはほとんどのプレイヤーが驚かされた。 -瀕死状態の敵がいても油断できないため、前作以上に緊張感を持って遊べるようになっている。 ---- **問題点 ''一部の敵・ボスが不評'' -スーパーアーマーで中々怯まず、死体投げという発生が早く見切りづらい攻撃を多用する''人狼''。絶技等一部の行動が実質封じられてしまうため戦い辛い。 -水中に大量に出現しプレイヤーを足止めする''爆裂クラゲ''。強引に無視して進もうとすると自爆攻撃を喰らい、一掃してから進むにしても撃破に時間がかかる。 -水面を高速で動き回りプレイヤーを翻弄する''ホバーエクゼター''。水面という非常に戦い辛い地形であるにも関わらず、遠距離攻撃での撃破が困難。 -遠距離から大量のミサイルを乱射してくる''9連装ポッド兵''。それも1体や2体ではなくたくさん出てくるので質が悪い。 -バグにより撃破不能になることがある''アマゾニアンデスワーム''。バグ関係なしにつまらない・面倒との意見も多い。 ---- **賛否両論点 ''難し過ぎる超忍の道'' -最高難易度なのだから難し過ぎて当たり前、という見方もできるのだが、それにしては難易度が異常。 -その理由として特に挙げられるのが敵忍者の爆破手裏剣で、一度貼り付けられたら最後、お手玉のように打ち上げられ続けて何も出来ないままやられてしまう。 -問題点で挙げた強敵も難易度を跳ね上げる要因となっている。あまりの難しさに、「(一応)クリアはしたが二度とやりたくない」というプレイヤーも。 -クリア特典は「リュウ・ハヤブサの横顔のゲーマーアイコンが選択可能になる」というゲーム内の隠し要素ではないため無理にクリアしなくて良いのは救いか。 ''過度なゴア表現'' -前作でも敵の首が飛ぶという表現はあったが、本作ほど露骨に頭が弾けたりはしなかった。 -欠損というシステムがある以上致し方ないことだが、戦闘終了後に地面が敵の頭や四肢が無い死体だらけになる等、過度な表現は賛否が分かれる。なお日本版と海外版で表現及び内容等の変更・修正はない。 -その過激な内容から、ドイツでは販売禁止処分を受けた。 ''敵の多さ'' -とにかく大量の敵が出現する。前作の軽く3倍以上の敵は出てくる。 -顕著なのがチャプター10の大階段。なんと100体以上の敵が群れをなして襲ってくる。 -低難易度ではそこまで気にならないが、高難易度、特に「超忍の道」だとこの敵の多さを理不尽に感じるプレイヤーも多い。 ''武器のバランス'' -一部の武器が突出して強すぎる。 -棒、爪、大鎌、トンファーの4つが強武器扱いされており、特に棒とトンファーは絶技を繰り返しているだけで大半の雑魚を無傷で倒せてしまえる程。 --初心者救済措置とも取れるが、多彩なアクション・テクニックを駆使して敵を倒すという楽しみが損なわれてしまっている。 -一方でフレイルや鎖鎌は、武器の性質・長所が先述の「敵の多さ」とマッチしておらず、敵配置のせいで性能を活かし切れないという微妙な武器になってしまっている。 --フレイルに関しては絶技はそれなりに強力なものの、連打しないと攻撃回数が減るという仕様のため多用できない(すると指が疲れる)。 ---- **総評 次世代機で登場した『NINJA GAIDEN』の続編。アクション面での完成度の高さはそのままに、前作で不評だった点の多くが改善されている。前作ではあまりの難しさに挫折者が続出したが、本作の「NORMAL」に該当する「強者の道」は簡単過ぎずかつ理不尽過ぎない程よい難しさで、シリーズ未経験者でもゲームクリアまで楽しむことができる。また、前作をやり尽くしたプレイヤー向けに超絶難易度「超忍の道」が用意されている等、アクション好きなら誰でも楽しめる作品に仕上がっている。 ほとんど処理落ちせずに遊べる快適さ、絶技で敵を薙ぎ倒していく爽快感、欠損・滅却により生まれた新たな戦術と敵との駆け引き等、前作に勝るとも劣らないそのゲーム性は、まさに3Dアクションの傑作と呼ぶに相応しい。 ただ、ゴア表現の過激さは人を選ぶため、アクションゲームは好きだがあまり残酷過ぎるのは…というユーザにはあまりお勧めできない。
*ニンジャガイデン2(NINJA GAIDEN 2) 【にんじゃがいでんつー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000W00E5Y)|~| |対応機種|Xbox360|~|~| |発売元|テクモ|~|~| |開発元|テクモ(Team NINJA)|~|~| |発売日|2008年6月5日|~|~| |定価|7,800円(税抜)|~|~| |レーティング|CERO:Z(18歳以上のみ対象)|~|~| |廉価版|プラチナコレクション:2009年12月23日/2,800円|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[ニンジャガイデンシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1540.html]]''| ---- #center{&size(35){''WARNING!!!!!!!''}&br()&size(20){''本作はCEROからZ指定を受けている18歳以上のみ対象のゲームです。''}} #contents(fromhere) ---- **概要 -硬派な難易度と自由度の高い戦闘システム、リュウ・ハヤブサの超絶アクション等が話題となった前作『NINJA GAIDEN』の続編。 -ディレクター(兼プロデューサー)は、前作に引き続き''板垣伴信''。 -前作をベースに、多数の新武器・新アクションを追加。新要素「欠損」「滅却」も好評を博した。 -ストーリーも邪神復活阻止のために世界中を駆け巡る、という『忍者龍剣伝』を彷彿とさせるものになった。 ---- **ストーリー 龍の一族こと隼一門の若き忍者リュウ・ハヤブサは、夜の東京にて謎の女エリザベート率いる地蜘蛛忍者達に襲われていた一人の女性―ソニアを助ける。彼女はCIAのエージェントで、邪悪な者達が太古に封印された邪神ヴァースダーを復活させようとしていることをリュウに伝えるため、日本に来たのだと言う。 邪神封印の鍵「邪神像」は隼の里にある―急いで里に帰還するリュウであったが、「地蜘蛛一門」の頭領幻心の妨害により邪神像の封印は解かれ、持ち去られてしまう。そして封印の解かれた邪神像に呼応するかのように、世界各地で邪悪な魔神達が出没し始めた。 リュウはソニアと協力して、邪神像を取り戻すため、出没した魔神達を殲滅するため世界を駆け巡る。 ---- **ゲームシステム -基本的なシステムは前作と共通しているため省略する。 ''欠損'' -本作の売りである要素の1つ。敵に攻撃を当てた際、''敵の首・腕・脚が吹き飛ぶ''ことがある。 -足を欠損した敵は匍匐移動で追撃されにくくなるし、腕を欠損した敵は通常攻撃が弱くなる。二箇所以上または首が欠損した敵は即死する。 -欠損した敵は戦闘力が極端に落ち、後述する「滅却」でトドメを刺せるようになる。 ''滅却'' -本作の売りであるもう1つの要素。欠損した敵に強攻撃を当てると専用の演出が入り敵にトドメを刺す。 -滅却された敵は、残り体力に関係なく即死する。 -足や腕を欠損した敵は捨て身戦法を取るようになり、防御不能の投げ攻撃から爆破手裏剣を刺し、自爆攻撃を狙ってくるので速やかに滅却する必要がある。 -さらに滅却の法で敵を倒した場合は取得エッセンスが2倍になるというメリットもある。 -これにより従来の絶技・飯綱落とし等の高威力技で直接体力を0にする以外に、''欠損させ易い技で欠損させ滅却する''という新たな戦闘スタイルが確立された。 ---- **評価点 ''次世代機の性能を活かした美麗なグラフィックと、60fpsで流れる超絶アクション'' -前作のグラフィックも素晴らしかったが、それを超える上質なグラフィック。フルHD・60fpsで実現したグラフィックは、一刀両断された敵をも鮮明に映し出し、美麗かつ過激なバトルシーンを演出する。 -大量の敵や激しいエフェクトを映しても''ほとんど処理落ちしない''点も特筆すべき長所である。 ''多彩な武器と豊富なアクション'' -龍剣、無想新月棍等前作でも登場した武器の他、爪、鎖鎌、トンファー等の多くの武器が存在する。 -飯綱落とし・飛燕といった従来のアクションおよびコマンドはそのまま継承されつつ、新しいアクションが多数追加された。 ''大幅にパワーアップした絶技の演出'' #region(参考 ※ゴア表現有・苦手な人は要注意) #video(http://www.youtube.com/watch?v=7JHvyWA3WJA) #endregion() -絶技で敵を撃破した際の爽快感が更に増した。 ''アイテム・装備・忍法ショートカットキーの実装'' -前作で指摘された「アイテム使用・装備変更のためにメニュー画面をいちいち開くのは面倒」という問題点が解消された。 -ショートカットキー操作中は画面が停止するため、アイテム使用・装備変更中に倒されてしまう心配もない。 ''データ引き継ぎプレイの搭載'' -ゲームクリア後の話になるが、データを引き継いで二周目に進むことが可能になった。 ''(前作に比べて)万人向けで取っ付き易い難易度'' -セーブポイントで体力全快、戦闘終了後に体力が一定回復、気力(忍法の使用回数)が最初から3、棒や大鎌等初心者でも扱い易く強い武器が存在する等。 --Xボタン(弱攻撃)連打で欠損させYボタン(強攻撃)で滅却、といった風にシステムを理解していればボタン連打でも十分戦えるようなつくりになっている。 -一方で「捌き」「風路」等のテクニックは健在、最高難易度「超忍の道」が前作の「MASTER NINJA」を彷彿させる程の高難易度となっている等、上級者向けの配慮も多数。 ''死に物狂いでプレイヤーを倒そうとする敵'' -脚が欠損し地面を這い蹲っている敵が''自滅覚悟で自爆攻撃を仕掛けてくる''という、他に類を見ない敵AIにはほとんどのプレイヤーが驚かされた。 -瀕死状態の敵がいても油断できないため、前作以上に緊張感を持って遊べるようになっている。 ---- **問題点 ''一部の敵・ボスが不評'' -スーパーアーマーで中々怯まず、死体投げという発生が早く見切りづらい攻撃を多用する''人狼''。絶技等一部の行動が実質封じられてしまうため戦い辛い。 -水中に大量に出現しプレイヤーを足止めする''爆裂クラゲ''。強引に無視して進もうとすると自爆攻撃を喰らい、一掃してから進むにしても撃破に時間がかかる。 -水面を高速で動き回りプレイヤーを翻弄する''ホバーエクゼター''。水面という非常に戦い辛い地形であるにも関わらず、遠距離攻撃での撃破が困難。 -遠距離から大量のミサイルを乱射してくる''9連装ポッド兵''。それも1体や2体ではなくたくさん出てくるので質が悪い。 -バグにより撃破不能になることがある''アマゾニアンデスワーム''。バグ関係なしにつまらない・面倒との意見も多い。 ---- **賛否両論点 ''難し過ぎる超忍の道'' -最高難易度なのだから難し過ぎて当たり前、という見方もできるのだが、それにしては難易度が異常。 -その理由として特に挙げられるのが敵忍者の爆破手裏剣で、一度貼り付けられたら最後、お手玉のように打ち上げられ続けて何も出来ないままやられてしまう。 -問題点で挙げた強敵も難易度を跳ね上げる要因となっている。あまりの難しさに、「(一応)クリアはしたが二度とやりたくない」というプレイヤーも。 -クリア特典は「リュウ・ハヤブサの横顔のゲーマーアイコンが選択可能になる」というゲーム内の隠し要素ではないため無理にクリアしなくて良いのは救いか。 ''過度なゴア表現'' -前作でも敵の首が飛ぶという表現はあったが、本作ほど露骨に頭が弾けたりはしなかった。 -欠損というシステムがある以上致し方ないことだが、戦闘終了後に地面が敵の頭や四肢が無い死体だらけになる等、過度な表現は賛否が分かれる。なお日本版と海外版で表現及び内容等の変更・修正はない。 -その過激な内容から、ドイツでは販売禁止処分を受けた。 ''敵の多さ'' -とにかく大量の敵が出現する。前作の軽く3倍以上の敵は出てくる。 -顕著なのがチャプター10の大階段。なんと100体以上の敵が群れをなして襲ってくる。 -低難易度ではそこまで気にならないが、高難易度、特に「超忍の道」だとこの敵の多さを理不尽に感じるプレイヤーも多い。 ''武器のバランス'' -一部の武器が突出して強すぎる。 -棒、爪、大鎌、トンファーの4つが強武器扱いされており、特に棒とトンファーは絶技を繰り返しているだけで大半の雑魚を無傷で倒せてしまえる程。 --初心者救済措置とも取れるが、多彩なアクション・テクニックを駆使して敵を倒すという楽しみが損なわれてしまっている。 -一方でフレイルや鎖鎌は、武器の性質・長所が先述の「敵の多さ」とマッチしておらず、敵配置のせいで性能を活かし切れないという微妙な武器になってしまっている。 --フレイルに関しては絶技はそれなりに強力なものの、連打しないと攻撃回数が減るという仕様のため多用できない(すると指が疲れる)。 ---- **総評 次世代機で登場した『NINJA GAIDEN』の続編。アクション面での完成度の高さはそのままに、前作で不評だった点の多くが改善されている。前作ではあまりの難しさに挫折者が続出したが、本作の「NORMAL」に該当する「強者の道」は簡単過ぎずかつ理不尽過ぎない程よい難しさで、シリーズ未経験者でもゲームクリアまで楽しむことができる。また、前作をやり尽くしたプレイヤー向けに超絶難易度「超忍の道」が用意されている等、アクション好きなら誰でも楽しめる作品に仕上がっている。 ほとんど処理落ちせずに遊べる快適さ、絶技で敵を薙ぎ倒していく爽快感、欠損・滅却により生まれた新たな戦術と敵との駆け引き等、前作に勝るとも劣らないそのゲーム性は、まさに3Dアクションの傑作と呼ぶに相応しい。 ただ、ゴア表現の過激さは人を選ぶため、アクションゲームは好きだがあまり残酷過ぎるのは…というユーザにはあまりお勧めできない。

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