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*ドラッキーの草やきう 【どらっきーのくさやきう】 |ジャンル|スポーツ(野球)|~| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売元|イマジニアズーム|~| |開発元|イマジニアズーム|~| |発売日|1993年12月17日|~| |定価|9800円(税別)|~| |プレイ人数|1~2人|~| **概要 ズームのマスコットキャラクターを主役にしたコミカルな野球ゲーム。~ 基本的に通常のルールに沿って試合が行われるが、一風変わった要素が多く、リアル志向を望むユーザーには合わないかもしれない。~ 当時としては画期的だったスポンサー制度を導入している。スポンサーはコカ・コーラ。~ **ストーリー ふとした話題から野球をやり始めたドラッキー達のもとに一通の挑戦状が送られてきた。~ 送り主は「エンパイア・ヘルサンダー・デストロイヤーズ」内容は非常に高飛車なものであり、ドラッキー達を燃え上がらせた。~ 彼らは自分達の中で一番強いチームを決め、挑戦状を送り付けてきた奴等を完膚無きまでに叩きのめすことにした。 **特徴 -基本となるルールは10点コールドという点以外は通常の野球と何ら変わらない。だが、魔球、打法、二段ジャンプといった変わった要素が多く、通常の野球ゲームとは大きく異なる。特に魔球と打法の存在により対人戦での読み合いが非常に熱い。 -魔球について --1試合中に使用できる回数が決まっているが、見送れば必ずストライク、打ってもジャストミートしなければ爆発してストライクになるという強力なもの。 ---チームごとに演出が異なり、それぞれ「回転して停止した後飛んでくる」「関係ないボールを大量に投げる」「巨大な自分の顔が飛んでくる」など。 -打法について --三振したりアウトになったりすると貯まる打法メーターが一杯になると使えるようになる。使用するとバットに当てやすくなり、当たれば確実に場外ホームランという強力なもの。もちろん空振りしてもメーターは減るので使いどころが重要。 ---魔球と同じく、チームごとに演出が異なる。 --なお、魔球と打法を同時に使うと背景が炎に包まれるという演出がある。が、特に意味は無い。 ---なお、魔球に打法をぶつけるのはリスクの点からも愚策なので、あまり見る機会はない。 -二段ジャンプ --守備時、ファインプレーを行う事ができるのだが、このゲームでは二段ジャンプも行う事が出来る。 ---これを使えばホームランも捕ることができる。レベルが上がればジャンプの高さも上がり、打球によるホームランさえカット可能になる。滅多に成功しないが。 -抗議 --バッターが不服そうな顔をした際、審判に抗議することができる。相手の打法メーターが少し貯まるという欠点はあるが、成功すれば判定を覆すことができる。 -選手起用 --このゲームでは一度交代した選手を何回でも試合に出すことができる。例としては降板したピッチャーを外野手に回すなど。なお、このゲームではポジションの概念がないのか、誰でも好きな場所に配置することができる。エースを温存して後半に仕掛けるか、最初からベストメンバーでガンガン攻めていくか、、堅実にローテーションを組んでいくか、戦略は様々であり他の野球ゲームに比べゲームメイクの自由度が非常に高い。 ***チームについて -チームは隠し含めて9チームであり、それぞれ当時発売されていたコカ・コーラの商品名を冠するチーム名となっている。 --それぞれ性能が大きく異なり、自分に合ったチームを選ぶことが重要になる。 #region(チーム紹介) -コカ・コーラ ドラッキーズ --バランス型。初心者にも扱いやすい。 -ファンタ ファイアーポチーズ --バランス型だが、スタミナ面でドラッキーズに劣る。 -ジョージア 五郎野球会 --パワーとスタミナがトップだが、足が遅く守備はザル。攻撃型チーム。 -ベジータベータ デヴィットローラーズ --やたら足が速いが、それ以外の能力は低い。なお、ゲーム中のデヴィットの表記は「デビット」となっている。 -コークライト 忍者若本一家 --デビットと同じく足が速いが、こちらは打撃力が高くスタミナが低い。 -スプライト ぱおぞうとロングノーズ --鉄壁の守備を誇るが、足が遅い。 -ハイシー ガンボス --守備はザルだが守備以外の能力が高くまとまっている。 -アクエリアス おときちくんたち --足が速いがそれ以外は低くまとまっている。 -タブクリア エンパイア・ヘルサンダー・デストロイヤーズ --隠しチーム。全ての能力が高いが、スタミナが非常に低いという欠点を持つ。 #endregion ***ストーリーモード -「勝抜RPGドラマ草やきう」というモードがあり、プレイヤーが選んだチーム以外の7チームと戦い、最後に「エンパイア・ヘルサンダー・デストロイヤーズ」と戦う。 --クリアしてもまた最初から遊べるが、敵チームの能力は一段階ずつ上昇していく。そのため、「特訓」や「公式戦」で能力を上げて行くことが重要になり、やり込み要素が強い。 --特訓は打力を上げる「きつねとたぬきのバッティングセンター」、守備力を上げる「夕陽が丘ノック特訓センター」の2種類。それぞれ隠し要素もあり、それを狙えばチームのさらなる強化につながる。 --野球ゲームの重要操作であるバッティングとフィールディングを練習できるという意味ではプレイヤー自身の特訓でもある。 ***その他の要素 -イニングの間に実況の「サクライさん」と解説の「スティーヴ・マーチ」による掛け合いがあり、バリエーションも豊富。 --適当な解説をしたあと、スティーヴがどうでもいい話をしたり、サクライにラップをしろと無茶振りをしたり。また、コールド勝ち目前になるとダレて適当に実況する。そのやりとりは実況と解説というより漫才である。 --なおオプションで実況・解説はなしにすることもできる。その場合イニングの合間にはスコアボードが表示される。 -多くの球場が用意されており、ただ単に広さなどが違うだけでなく、ゴロが一瞬で止まるなど球場ごとにクセがある。 --パスワードを入力することによって隠し球場も登場する。 --試合の進行には関係しないが、一定の条件を満たすことで球場ごとにアクシデントが発生する。 -7回になると選手達が自分達のチームの商品を飲むイベントが発生する。 --これはスタミナ、足の速さ、魔球の残使用回数が回復する効果があるため決して無意味ではない。 **不満点 -先発、選手のポジションが選べない。 --ちなみに先発に関しては「先発は必ずチームの主人公キャラ達が出ると言って譲りませんので出させてあげて下さい」と説明書に書かれている。 --このあたりは試合開始前のオーダーが決められないぶん試合中に組み直せという意味もあるのだろう。 -打率表示、ストライクゾーンがかなり曖昧。 --こちらは「世の中には科学では証明できない何かが存在することも覚えておきましょう」と書かれている。 -見た目に反して難易度が高い。 --特にストーリーモードは育成したチームで挑むことが前提で難易度が調整されているため、手軽なプレイには向いていない。 -対人戦では同チーム対戦ができない((できるようになる隠しパスワードはあるが、知らなければ意味がない。))。 --もし自分と相手の使っているチームがかぶった場合、育てたチーム同士での対戦が不可能になってしまう。 **総評 独自のシステムや演出を盛り込んだ異色作だが、完成度は他の野球ゲームに引けを取らない。~ コミカルな要素や独特なキャラデザが人を選ぶかもしれないが、野球ゲーム初心者でも十分楽しめる隠れた良作である。~ また演出面でブッ飛んだ要素が多く、バカゲーの一面も持つ。~ **余談 タイトルやゲーム中の「やきう」という表示は誤植ではなく、ドラッキーが「野球」と発音できないためである。
*ドラッキーの草やきう 【どらっきーのくさやきう】 |ジャンル|スポーツ(野球)|~| |対応機種|スーパーファミコン|~| |発売・開発元|イマジニアズーム|~| |発売日|1993年12月17日|~| |定価|9,800円(税別)|~| |プレイ人数|1~2人|~| **概要 ズームのマスコットキャラクターを主役にしたコミカルな野球ゲーム。~ 基本的に通常のルールに沿って試合が行われるが、一風変わった要素が多く、リアル志向を望むユーザーには合わないかもしれない。~ 当時としては画期的だったスポンサー制度を導入している。スポンサーはコカ・コーラ。~ **ストーリー ふとした話題から野球をやり始めたドラッキー達のもとに一通の挑戦状が送られてきた。~ 送り主は「エンパイア・ヘルサンダー・デストロイヤーズ」内容は非常に高飛車なものであり、ドラッキー達を燃え上がらせた。~ 彼らは自分達の中で一番強いチームを決め、挑戦状を送り付けてきた奴等を完膚無きまでに叩きのめすことにした。 **特徴 -基本となるルールは10点コールドという点以外は通常の野球と何ら変わらない。だが、魔球、打法、二段ジャンプといった変わった要素が多く、通常の野球ゲームとは大きく異なる。特に魔球と打法の存在により対人戦での読み合いが非常に熱い。 -魔球について --1試合中に使用できる回数が決まっているが、見送れば必ずストライク、打ってもジャストミートしなければ爆発してストライクになるという強力なもの。 ---チームごとに演出が異なり、それぞれ「回転して停止した後飛んでくる」「関係ないボールを大量に投げる」「巨大な自分の顔が飛んでくる」など。 -打法について --三振したりアウトになったりすると貯まる打法メーターが一杯になると使えるようになる。使用するとバットに当てやすくなり、当たれば確実に場外ホームランという強力なもの。もちろん空振りしてもメーターは減るので使いどころが重要。 ---魔球と同じく、チームごとに演出が異なる。 --なお、魔球と打法を同時に使うと背景が炎に包まれるという演出がある。が、特に意味は無い。 ---なお、魔球に打法をぶつけるのはリスクの点からも愚策なので、あまり見る機会はない。 -二段ジャンプ --守備時、ファインプレーを行う事ができるのだが、このゲームでは二段ジャンプも行う事が出来る。 ---これを使えばホームランも捕ることができる。レベルが上がればジャンプの高さも上がり、打球によるホームランさえカット可能になる。滅多に成功しないが。 -抗議 --バッターが不服そうな顔をした際、審判に抗議することができる。相手の打法メーターが少し貯まるという欠点はあるが、成功すれば判定を覆すことができる。 -選手起用 --このゲームでは一度交代した選手を何回でも試合に出すことができる。例としては降板したピッチャーを外野手に回すなど。なお、このゲームではポジションの概念がないのか、誰でも好きな場所に配置することができる。エースを温存して後半に仕掛けるか、最初からベストメンバーでガンガン攻めていくか、、堅実にローテーションを組んでいくか、戦略は様々であり他の野球ゲームに比べゲームメイクの自由度が非常に高い。 ***チームについて -チームは隠し含めて9チームであり、それぞれ当時発売されていたコカ・コーラの商品名を冠するチーム名となっている。 --それぞれ性能が大きく異なり、自分に合ったチームを選ぶことが重要になる。 #region(チーム紹介) -コカ・コーラ ドラッキーズ --バランス型。初心者にも扱いやすい。 -ファンタ ファイアーポチーズ --バランス型だが、スタミナ面でドラッキーズに劣る。 -ジョージア 五郎野球会 --パワーとスタミナがトップだが、足が遅く守備はザル。攻撃型チーム。 -ベジータベータ デヴィットローラーズ --やたら足が速いが、それ以外の能力は低い。なお、ゲーム中のデヴィットの表記は「デビット」となっている。 -コークライト 忍者若本一家 --デビットと同じく足が速いが、こちらは打撃力が高くスタミナが低い。 -スプライト ぱおぞうとロングノーズ --鉄壁の守備を誇るが、足が遅い。 -ハイシー ガンボス --守備はザルだが守備以外の能力が高くまとまっている。 -アクエリアス おときちくんたち --足が速いがそれ以外は低くまとまっている。 -タブクリア エンパイア・ヘルサンダー・デストロイヤーズ --隠しチーム。全ての能力が高いが、スタミナが非常に低いという欠点を持つ。 #endregion ***ストーリーモード -「勝抜RPGドラマ草やきう」というモードがあり、プレイヤーが選んだチーム以外の7チームと戦い、最後に「エンパイア・ヘルサンダー・デストロイヤーズ」と戦う。 --クリアしてもまた最初から遊べるが、敵チームの能力は一段階ずつ上昇していく。そのため、「特訓」や「公式戦」で能力を上げて行くことが重要になり、やり込み要素が強い。 --特訓は打力を上げる「きつねとたぬきのバッティングセンター」、守備力を上げる「夕陽が丘ノック特訓センター」の2種類。それぞれ隠し要素もあり、それを狙えばチームのさらなる強化につながる。 --野球ゲームの重要操作であるバッティングとフィールディングを練習できるという意味ではプレイヤー自身の特訓でもある。 ***その他の要素 -イニングの間に実況の「サクライさん」と解説の「スティーヴ・マーチ」による掛け合いがあり、バリエーションも豊富。 --適当な解説をしたあと、スティーヴがどうでもいい話をしたり、サクライにラップをしろと無茶振りをしたり。また、コールド勝ち目前になるとダレて適当に実況する。そのやりとりは実況と解説というより漫才である。 --なおオプションで実況・解説はなしにすることもできる。その場合イニングの合間にはスコアボードが表示される。 -多くの球場が用意されており、ただ単に広さなどが違うだけでなく、ゴロが一瞬で止まるなど球場ごとにクセがある。 --パスワードを入力することによって隠し球場も登場する。 --試合の進行には関係しないが、一定の条件を満たすことで球場ごとにアクシデントが発生する。 -7回になると選手達が自分達のチームの商品を飲むイベントが発生する。 --これはスタミナ、足の速さ、魔球の残使用回数が回復する効果があるため決して無意味ではない。 **不満点 -先発、選手のポジションが選べない。 --ちなみに先発に関しては「先発は必ずチームの主人公キャラ達が出ると言って譲りませんので出させてあげて下さい」と説明書に書かれている。 --このあたりは試合開始前のオーダーが決められないぶん試合中に組み直せという意味もあるのだろう。 -打率表示、ストライクゾーンがかなり曖昧。 --こちらは「世の中には科学では証明できない何かが存在することも覚えておきましょう」と書かれている。 -見た目に反して難易度が高い。 --特にストーリーモードは育成したチームで挑むことが前提で難易度が調整されているため、手軽なプレイには向いていない。 -対人戦では同チーム対戦ができない((できるようになる隠しパスワードはあるが、知らなければ意味がない。))。 --もし自分と相手の使っているチームがかぶった場合、育てたチーム同士での対戦が不可能になってしまう。 **総評 独自のシステムや演出を盛り込んだ異色作だが、完成度は他の野球ゲームに引けを取らない。~ コミカルな要素や独特なキャラデザが人を選ぶかもしれないが、野球ゲーム初心者でも十分楽しめる隠れた良作である。~ また演出面でブッ飛んだ要素が多く、バカゲーの一面も持つ。~ **余談 タイトルやゲーム中の「やきう」という表示は誤植ではなく、ドラッキーが「野球」と発音できないためである。

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