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*マリオパーティ3 【まりおぱーてぃすりー】 |ジャンル|アクション|&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/61FTUkdPwSL.jpg,width=130)| |対応機種|ニンテンドウ64 |~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハドソン&br()シーエイプロダクション|~| |発売日|2000年12月7日|~| |定価|6,090円(税込)|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 マリオパーティシリーズ第3弾。ニンテンドウ64で発売された最後のマリオパーティは、今までの経験、反省を生かした決定版ともいえる出来になった。累計売り上げは前作に続き100万本を超えた。 ---- **ストーリー 1000年に1度生まれるという「ミレニアムスター」がマリオたちの暮らす世界に降ってきた。このスターは誰のものかと、マリオたちは言い争いになってしまう。すると突然マリオたちのまわりが、飛び出す絵本のようなおもちゃの世界に変化してしまった。起き上がったミレニアムスターは「誰が、わしを手にするのがふさわしいか?ためしてやろう。」とマリオたちに話す。マリオたちは、ミレニアムスターをめぐって競い合うこととなった。(Wikipediaより) ---- **ゲームモード ***パーティモード いつものパーティゲームが遊べる「バトルロイヤルマップ」一度ストーリーモードやバトルロイヤルマップなどで遊んだミニゲームだけを好きに遊べる「ミニゲームルーム」、今回のみの一風変わったルールの「デュエルマップ」がある。 ***ストーリーモード 1人用のモード。ライバル(COM)を相手にバトルロイヤルマップとデュエルマップを交互にクリアし、「やさしさ」「ちえ」「ちから」「あい」「ゆうき」「かわいらしさ」「わるさ」の7つのスタースタンプを集めることが目的のゲーム。~ マップごとに評価が下され、クリア時の評価が一定以上ならある要素が解禁される。 ---- **評価点 -「マリオの世界がおもちゃになった」という設定なので、マップやミニゲームの背景もそれらしくなっている。 --この設定により、背景の動物などのオブジェクトが全く動かなくても「こういうポーズの人形なんだ」と納得がいく。 --同じように、性能のせいでかくかくしたポリゴンや書き割りの背景もおもちゃ、絵本らしさの演出として受け入れることができる。 -好きな長さで遊べるようになったバトルロイヤルマップ --今までの作品では最低20ターン、中間の35ターン、最長50ターンの三択と融通の利かない調整だったが、今作からは10ターンから50ターンまで5ターン刻みで選ぶことができるようになったので、自分の遊べる時間に合わせて設定しやすくなった。 -マップを彩るイベントの数々 --今までも?マスによってマップが変化することはあったが、今回はマップ独自の「アクションタイム」が発生するようになり、道が変化する、あり地獄に飲まれてプレイヤーの居場所が変わる、通り道にいた他のプレイヤー全員を巻き込んで巨大雪玉から逃げるなど、マップの特徴を生かしたイベントが楽しめるようになった。 -遊んだことのあるミニゲームをわざわざコインで買う必要がなくなり、ミニゲームルームですぐに遊び直せるようになった。 -「ファミリーパック」というオプションが登場。設定すると一部の難しいミニゲーム(主にテクニックを要求されるもの)が選ばれなくなり、様々な年齢層の人間が楽しめるようになった。 -新たにプレイヤーキャラクターとしてマリオテニス64から引き続いてワルイージとデイジーの二人が参戦。キャラが増えたことは概ね評価されている。 --ワルイージに至っては自らの名を冠したマップ、「ワルイージ島」まで持っている(ちなみに今作で特定のキャラの名前のあるマップはここだけ) ***ミニゲーム紹介(一部) ''「みつけろ!パワーキノコ」'' -レンガブロックからキノコを探し出して入手、巨大化した体でライバルをはじき飛ばす、というミニゲーム。レンガからキノコを見つけた人が必ずしも巨大化できる訳ではなく、ライバルに妨害されて取り逃すことも多い。キノコを見つけるまでの緊張感、巨大化したライバルから与えられる恐怖感、巨大化できたときの爽快感が楽しい。 -巨大化したキャラを、他人を踏んだ勢いを利用した2段ジャンプでかわすこともできる。ドンキーは体高が低いので、自力でかわすこともできなくはない。 ''「キラーでねらえ!」'' -エースコンバットを思わせるシューティングゲーム。追尾しないが連射できる弾と、追尾するがリロードに時間のかかるキラーを撃ち分けるテクニックが必要。わざと壁にぶつかる(ノーダメージ)ことで、無敵時間を作りつつ180°機体を回転させて反撃できる、という裏技もある。BGMも良好。 ''「ぴょんぴょんバトル」'' -シリーズおなじみの玉乗りゲーム。今回はバウンドするボールを使い、上や横からぶつかってライバルを落とすゲーム。時間経過で足場が減っていき、最後には1マスしか残らないため引き分けになりにくい。 ''「もぐもぐビッグピザ」'' -恒例のボタン連打ゲーム…だが、今回は3Dスティックで向きを変えてボタンを連打し、広い面積のピザを食べるというゲームであるため、シリーズの他の作品の「連打した回数が1でも少なければ負け、ボタン連打以外にすることはない」というミニゲームに比べて、敷居が低く楽しい。ふたりでチームを組んで競うため、連打の得意な人が頑張ってフォローすることもできる。 ''「うばって!キーダッシュ」'' -ドアに書かれた絵柄と同じ形の鍵を拾い部屋から抜け出すミニゲーム。正解の鍵は残っている人数より1個少ないため、パンチやキックで鍵を奪い取らなければ勝てないときもある。…余談だが、今作ではこのような肉弾戦要素のあるミニゲームが多い((ひとつのソースコードを複数のミニゲームで流用していると思われる。))。 ''「ターザンレース」'' -ふたりで競うデュエルミニゲームのひとつ。タイミングよくツタを乗り継いでいくのが気持ちのいいゲーム。失敗して落ちた場合の挽回が難しいため、実力差が出やすい。 ***ギャンブルミニゲーム 今作のみの異質なミニゲーム。マップのギャンブルマスに止まるか「ギャンブルだましい」というアイテムを使うと遊ぶことができる。その内容は''「自分の全財産を賭けてミニゲーム(ほとんどが運ゲー)に挑戦し、勝てば賭け金の2〜64倍のコイン入手、負ければ全額没収」''という恐ろしいもの。なお、拒否権はない。 ''「ねらえ!ぴったり7」'' -サイコロ(1〜6まで)を振って出た目の分だけ階段を上り、ヘイホーと同じ段かそれより高い段に上れたら勝利、というゲーム。サイコロは2回振ることができ、一回目でヘイホー越えを達成した場合2回目を振るか、そこで挑戦を止めて賞金をもらうか選べる。もし7段にぴったり上ることができればもらえる賞金は大きく膨れ上がるが、7段を越してしまうと階段から落ちて負け(賞金は全額没収)となってしまう。欲を押さえきれずに文字通り転落してしまうか、ほどほどで止めて堅実に生きるかを選ぶ奥の深いゲーム。…二回とも1しか出ず、選択することもなく負けてしまうこともある。これでも他のギャンブルゲームよりは勝ちやすい、というレベルなのが恐ろしいところ。((ヘイホーが勝手に自滅することが多いため)) ''「ケーキでバトル」'' -ワンワンとビッグワンワンがケーキの早食い対決をし、その結果を予想するゲーム。ビッグワンワンの倍率は2倍で固定、ワンワンの倍率は4~64倍。勝率はコメントや倍率によって変わるが、大体の場合ビッグワンワンが勝つ。おそらくギャンブルミニゲームの中では最も勝ちやすいゲーム。 ''「キノピオ?クッパ?」'' -二つの箱にキノピオとミニクッパが入り、キノピオがどちらに入っているか当てるゲーム。当てるとダブルアップが可能で、当てるごとに賞金が倍になる。3回当てれば賞金は8倍に膨れ上がるが、一回でも外せば賞金は没収。欲を出さなければ比較的勝ち逃げしやすい。 ''「ヘイホールーレット」'' -6つの中から好きなマスに賭け、ルーレットが自分の賭けたマスに止まれば賞金がもらえる。マス目によって倍率が異なり、最高で64倍。完全に運頼みの上、2倍でもかなり当たりにくいため、ギャンブルゲームの中ではハズレに等しい。 ***デュエルマップ カードゲームに少し近いルールの1vs1のボードゲーム。ゲーム開始時、キャラクターに一匹の「おたすけキャラ」が渡され、前か後ろに配置される。はじめに渡されるおたすけキャラはキャラクターごとに固定で、マリオパーティシリーズにしては珍しくキャラ特有の個性が出ることとなる。((一応前作にもCPU操作時に好みのアイテムが設定されているなど多少の個性はあったが。))マップを周回するうちに相手を追い越しそうになるが、そのときにおたすけキャラ同士でバトルが発生、追い越す側が相手に攻撃をする。おたすけキャラの体力を攻撃が上回った場合、おたすけキャラは消滅して余った数値分相手プレイヤーがダメージを受ける。最終的にライフがゼロになった方の負け。おたすけキャラを補充、変更したいときは自分のスタート地点まで戻る必要がある。 -おたすけキャラには「もうひとつサイコロを出す」「前衛、ライバル、後衛すべてにダメージを与える」「おたすけキャラを確実に倒せるが、ライバルには攻撃できない」などの特殊能力が備わっているものもあり、単純なパワー重視のゲームにはなりにくい。 マップのところどころにノーマルマスがあり、止まるとそこが自分の陣地となる。相手がそこに止まればコインを奪うことができる。ターンの進行によって額が変動し、イベントでノーマルマスに戻ってしまうこともある。 ミニゲームは毎ターン遊ぶわけではなく、どちらかのプレイヤーがミニゲームマスに止まった時点で始まる。このゲームではおたすけキャラに毎ターン給料を支払う必要があるため、ミニゲームや陣地などでコツコツ稼ぐ必要がある。 -さくさく遊べる上にシリーズの中でも異質かつ今作でしか遊べないゲームなので、何度も遊びたくなる中毒性が強い。 ---- **問題点 -ギャンブルミニゲームの恩恵が強すぎる。 --勝ち負けの差が激しいミニゲーム達だが、倍率が2〜64倍まであるため、わずかなコインしか持っていないときでも''数百コイン''手に入ることもある。 --マスが少なくて挑戦するチャンスが少ないからいいじゃないかとも思えるが、「のろいキノコ」というアイテムを使いサイコロの数字を絞ることで、決して低くない確率で挑戦することができる。 //--前述の「ぴったり7」はヘイホーに勝利してコインを2倍に増やすくらいなら楽にできるので、コインをそれなりに持っているキャラクターが成功させるとローリスクでコインを増やせてしまう。 //ミニゲームを自分で選べないことを考えると、さすがに「ローリスクで増やせる」というのは言いすぎだと思う。 --今作ではバトルミニゲーム、デュエルミニゲームなど、コインを増やすチャンスが多いので50コインくらいなら没収されても挽回できる。 -一部アイテムの強力すぎる効果 --''「テレベル」''はどこでもいつでもテレサを呼び出しライバルからスターやコインを巻き上げられるという凶悪アイテム。店で15コイン、テレサにコインを奪ってもらうときに5コイン、スターなら50コインも必要だが、ギャンブルミニゲームで勝利した後ならそのくらいの金はホイホイと出せてしまう。 --''「のろいのキノコ」''。指定した相手(自分含む)のサイコロを1〜3しか出ないようにしてしまう。スター目前の相手に使って足止めしたり、ギャンブルマスなどに止まるために自分に使ったり、と5コインという値段に見合わず万能すぎる。最終ターンで「あと4マス先に進めばスターがもらえる!」という人に使うと高確率で喧嘩になってしまう。「キノコ」「スーパーキノコ」で打ち消せる。 --''「さかさまキノコ」''。その名の通り逆方向に進めるようになる。スター目前の人に使うと嫌われる。その上、テレサ前を通過してスターかコインを奪ってほしいと頼む→先に進む→次のターンでこのアイテムを使いテレサ前を通過、スターかコインを奪ってほしいと頼む→次のターンでまた前を通り過ぎ、スターかコインを…という凶悪すぎるコンボを使用することができる。ギャンブルで稼いだ後なら一気に3枚のスターを奪えることになってしまう。これも5コインで買える。「キノコ」「スーパーキノコ」で打ち消せる。 --''「かいものでんわ」''。キノピオかクッパの店に電話をかけ、好きなアイテムをいつでもどこでも購入できる。…あとは言わずもがな。これも5コイン。 --今作からアイテムが3つ持てるようになったこともあり、余計に強力に感じてしまう。 //***ゲームが終わればスター、コインは没収 //今までの作品ではコインやスターはバンクに貯め、ミニゲームなどを買う資金にできた。しかし今回は遊んだだけで解放されるため、いくら稼いでもゲームが終われば残らない。 //諸行無常の寂しさを感じてしまう。((ギャンブルームというところでギャンブルゲームを遊び貯まったコインはスコア代わりに残るので、それで我慢しよう)) //余計な手間抜きにミニゲームを遊べるようになったのは大きな利点なんだからこれを問題点とするのは難しいのでは? //***アクションタイムが全体的に難しい //失敗するとあらぬ方向に飛ばされることが多いので厳しいところである。 //ボタン連打かちゃんとタイミングが表示される単打のアクションばかり。これを全体的に難しいというのは賛成できない。 //その連打数やタイミングが難しい気が…ジリジリさばくやブクブクしんかいのアクションタイムとか成功した覚えがない…下手くその意見だと思うんならこのままコメントアウトしといてください。 ---- **総評 バランスの悪い部分もあるものの、キャラの性能さも無くお互いに同じ条件で遊ぶことになるため、誰かが必ず得をする、という状態にはならない。何かしら対策を講じることもできるので、最後まであきらめなければ逆転することもできる(相手がギャンブルで稼いだからこちらもギャンブルで稼ぐ、もしくは再びギャンブルさせて全てスらせるなど)。 ギャンブルとアイテムの凶悪さは、デュエルマップではなりを潜めている(アイテムは存在せず、金も給料以外使い道なし)のでこちらを重点的に遊ぶのも良い。 ネット対戦などは無く、対人戦では隣でいっしょに遊ぶことになるだからルールを決めて楽しく遊ぼう。 ---- **余談 -ストーリーモードではプレイヤーを妨害しようとクッパが登場するのだが、間抜けなシーンが多く、前作以上にギャグキャラとしての扱いが強くなっている。 --ワルイージにボコボコにされたり、デイジーに一撃でぶっ飛ばされたりと噛ませ犬のようなシーンも。
*マリオパーティ3 【まりおぱーてぃすりー】 |ジャンル|アクション|&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/61FTUkdPwSL.jpg,width=130)| |対応機種|ニンテンドウ64 |~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ハドソン&br()シーエイプロダクション|~| |発売日|2000年12月7日|~| |定価|6,090円(税込)|~| |>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 マリオパーティシリーズ第3弾。ニンテンドウ64で発売された最後のマリオパーティは、今までの経験、反省を生かした決定版ともいえる出来になった。累計売り上げは前作に続き100万本を超えた。 ---- **ストーリー 1000年に1度生まれるという「ミレニアムスター」がマリオたちの暮らす世界に降ってきた。このスターは誰のものかと、マリオたちは言い争いになってしまう。すると突然マリオたちのまわりが、飛び出す絵本のようなおもちゃの世界に変化してしまった。起き上がったミレニアムスターは「誰が、わしを手にするのがふさわしいか?ためしてやろう。」とマリオたちに話す。マリオたちは、ミレニアムスターをめぐって競い合うこととなった。(Wikipediaより) ---- **ゲームモード ***パーティモード いつものパーティゲームが遊べる「バトルロイヤルマップ」一度ストーリーモードやバトルロイヤルマップなどで遊んだミニゲームだけを好きに遊べる「ミニゲームルーム」、今回のみの一風変わったルールの「デュエルマップ」がある。 ***ストーリーモード 1人用のモード。ライバル(COM)を相手にバトルロイヤルマップとデュエルマップを交互にクリアし、「やさしさ」「ちえ」「ちから」「あい」「ゆうき」「かわいらしさ」「わるさ」の7つのスタースタンプを集めることが目的のゲーム。~ マップごとに評価が下され、クリア時の評価が一定以上ならある要素が解禁される。 ---- **評価点 -「マリオの世界がおもちゃになった」という設定なので、マップやミニゲームの背景もそれらしくなっている。 --この設定により、背景の動物などのオブジェクトが全く動かなくても「こういうポーズの人形なんだ」と納得がいく。 --同じように、性能のせいでかくかくしたポリゴンや書き割りの背景もおもちゃ、絵本らしさの演出として受け入れることができる。 -好きな長さで遊べるようになったバトルロイヤルマップ --今までの作品では最低20ターン、中間の35ターン、最長50ターンの三択と融通の利かない調整だったが、今作からは10ターンから50ターンまで5ターン刻みで選ぶことができるようになったので、自分の遊べる時間に合わせて設定しやすくなった。 -マップを彩るイベントの数々 --今までも?マスによってマップが変化することはあったが、今回はマップ独自の「アクションタイム」が発生するようになり、道が変化する、あり地獄に飲まれてプレイヤーの居場所が変わる、通り道にいた他のプレイヤー全員を巻き込んで巨大雪玉から逃げるなど、マップの特徴を生かしたイベントが楽しめるようになった。 -遊んだことのあるミニゲームをわざわざコインで買う必要がなくなり、ミニゲームルームですぐに遊び直せるようになった。 -「ファミリーパック」というオプションが登場。設定すると一部の難しいミニゲーム(主にテクニックを要求されるもの)が選ばれなくなり、様々な年齢層の人間が楽しめるようになった。 -新たにプレイヤーキャラクターとしてマリオテニス64から引き続いてワルイージとデイジーの二人が参戦。キャラが増えたことは概ね評価されている。 --ワルイージに至っては自らの名を冠したマップ、「ワルイージ島」まで持っている(ちなみに今作で特定のキャラの名前のあるマップはここだけ) ***ミニゲーム紹介(一部) ''「みつけろ!パワーキノコ」'' -レンガブロックからキノコを探し出して入手、巨大化した体でライバルをはじき飛ばす、というミニゲーム。レンガからキノコを見つけた人が必ずしも巨大化できる訳ではなく、ライバルに妨害されて取り逃すことも多い。キノコを見つけるまでの緊張感、巨大化したライバルから与えられる恐怖感、巨大化できたときの爽快感が楽しい。 -巨大化したキャラを、他人を踏んだ勢いを利用した2段ジャンプでかわすこともできる。ドンキーは体高が低いので、自力でかわすこともできなくはない。 ''「キラーでねらえ!」'' -エースコンバットを思わせるシューティングゲーム。追尾しないが連射できる弾と、追尾するがリロードに時間のかかるキラーを撃ち分けるテクニックが必要。わざと壁にぶつかる(ノーダメージ)ことで、無敵時間を作りつつ180°機体を回転させて反撃できる、という裏技もある。BGMも良好。 ''「ぴょんぴょんバトル」'' -シリーズおなじみの玉乗りゲーム。今回はバウンドするボールを使い、上や横からぶつかってライバルを落とすゲーム。時間経過で足場が減っていき、最後には1マスしか残らないため引き分けになりにくい。 ''「もぐもぐビッグピザ」'' -恒例のボタン連打ゲーム…だが、今回は3Dスティックで向きを変えてボタンを連打し、広い面積のピザを食べるというゲームであるため、シリーズの他の作品の「連打した回数が1でも少なければ負け、ボタン連打以外にすることはない」というミニゲームに比べて、敷居が低く楽しい。ふたりでチームを組んで競うため、連打の得意な人が頑張ってフォローすることもできる。 ''「うばって!キーダッシュ」'' -ドアに書かれた絵柄と同じ形の鍵を拾い部屋から抜け出すミニゲーム。正解の鍵は残っている人数より1個少ないため、パンチやキックで鍵を奪い取らなければ勝てないときもある。…余談だが、今作ではこのような肉弾戦要素のあるミニゲームが多い((ひとつのソースコードを複数のミニゲームで流用していると思われる。))。 ''「ターザンレース」'' -ふたりで競うデュエルミニゲームのひとつ。タイミングよくツタを乗り継いでいくのが気持ちのいいゲーム。失敗して落ちた場合の挽回が難しいため、実力差が出やすい。 ***ギャンブルミニゲーム 今作のみの異質なミニゲーム。マップのギャンブルマスに止まるか「ギャンブルだましい」というアイテムを使うと遊ぶことができる。その内容は''「自分の全財産を賭けてミニゲーム(ほとんどが運ゲー)に挑戦し、勝てば賭け金の2~64倍のコイン入手、負ければ全額没収」''という恐ろしいもの。なお、拒否権はない。 ''「ねらえ!ぴったり7」'' -サイコロ(1~6まで)を振って出た目の分だけ階段を上り、ヘイホーと同じ段かそれより高い段に上れたら勝利、というゲーム。サイコロは2回振ることができ、一回目でヘイホー越えを達成した場合2回目を振るか、そこで挑戦を止めて賞金をもらうか選べる。もし7段にぴったり上ることができればもらえる賞金は大きく膨れ上がるが、7段を越してしまうと階段から落ちて負け(賞金は全額没収)となってしまう。欲を押さえきれずに文字通り転落してしまうか、ほどほどで止めて堅実に生きるかを選ぶ奥の深いゲーム。…二回とも1しか出ず、選択することもなく負けてしまうこともある。これでも他のギャンブルゲームよりは勝ちやすい、というレベルなのが恐ろしいところ。((ヘイホーが勝手に自滅することが多いため)) ''「ケーキでバトル」'' -ワンワンとビッグワンワンがケーキの早食い対決をし、その結果を予想するゲーム。ビッグワンワンの倍率は2倍で固定、ワンワンの倍率は4~64倍。勝率はコメントや倍率によって変わるが、大体の場合ビッグワンワンが勝つ。おそらくギャンブルミニゲームの中では最も勝ちやすいゲーム。 ''「キノピオ?クッパ?」'' -二つの箱にキノピオとミニクッパが入り、キノピオがどちらに入っているか当てるゲーム。当てるとダブルアップが可能で、当てるごとに賞金が倍になる。3回当てれば賞金は8倍に膨れ上がるが、一回でも外せば賞金は没収。欲を出さなければ比較的勝ち逃げしやすい。 ''「ヘイホールーレット」'' -6つの中から好きなマスに賭け、ルーレットが自分の賭けたマスに止まれば賞金がもらえる。マス目によって倍率が異なり、最高で64倍。完全に運頼みの上、2倍でもかなり当たりにくいため、ギャンブルゲームの中ではハズレに等しい。 ***デュエルマップ カードゲームに少し近いルールの1vs1のボードゲーム。ゲーム開始時、キャラクターに一匹の「おたすけキャラ」が渡され、前か後ろに配置される。はじめに渡されるおたすけキャラはキャラクターごとに固定で、マリオパーティシリーズにしては珍しくキャラ特有の個性が出ることとなる。((一応前作にもCPU操作時に好みのアイテムが設定されているなど多少の個性はあったが。))マップを周回するうちに相手を追い越しそうになるが、そのときにおたすけキャラ同士でバトルが発生、追い越す側が相手に攻撃をする。おたすけキャラの体力を攻撃が上回った場合、おたすけキャラは消滅して余った数値分相手プレイヤーがダメージを受ける。最終的にライフがゼロになった方の負け。おたすけキャラを補充、変更したいときは自分のスタート地点まで戻る必要がある。 -おたすけキャラには「もうひとつサイコロを出す」「前衛、ライバル、後衛すべてにダメージを与える」「おたすけキャラを確実に倒せるが、ライバルには攻撃できない」などの特殊能力が備わっているものもあり、単純なパワー重視のゲームにはなりにくい。 マップのところどころにノーマルマスがあり、止まるとそこが自分の陣地となる。相手がそこに止まればコインを奪うことができる。ターンの進行によって額が変動し、イベントでノーマルマスに戻ってしまうこともある。 ミニゲームは毎ターン遊ぶわけではなく、どちらかのプレイヤーがミニゲームマスに止まった時点で始まる。このゲームではおたすけキャラに毎ターン給料を支払う必要があるため、ミニゲームや陣地などでコツコツ稼ぐ必要がある。 -さくさく遊べる上にシリーズの中でも異質かつ今作でしか遊べないゲームなので、何度も遊びたくなる中毒性が強い。 ---- **問題点 -ギャンブルミニゲームの恩恵が強すぎる。 --勝ち負けの差が激しいミニゲーム達だが、倍率が2~64倍まであるため、わずかなコインしか持っていないときでも''数百コイン''手に入ることもある。 --マスが少なくて挑戦するチャンスが少ないからいいじゃないかとも思えるが、「のろいキノコ」というアイテムを使いサイコロの数字を絞ることで、決して低くない確率で挑戦することができる。 //--前述の「ぴったり7」はヘイホーに勝利してコインを2倍に増やすくらいなら楽にできるので、コインをそれなりに持っているキャラクターが成功させるとローリスクでコインを増やせてしまう。 //ミニゲームを自分で選べないことを考えると、さすがに「ローリスクで増やせる」というのは言いすぎだと思う。 --今作ではバトルミニゲーム、デュエルミニゲームなど、コインを増やすチャンスが多いので50コインくらいなら没収されても挽回できる。 -一部アイテムの強力すぎる効果 --''「テレベル」''はどこでもいつでもテレサを呼び出しライバルからスターやコインを巻き上げられるという凶悪アイテム。店で15コイン、テレサにコインを奪ってもらうときに5コイン、スターなら50コインも必要だが、ギャンブルミニゲームで勝利した後ならそのくらいの金はホイホイと出せてしまう。 --''「のろいのキノコ」''。指定した相手(自分含む)のサイコロを1~3しか出ないようにしてしまう。スター目前の相手に使って足止めしたり、ギャンブルマスなどに止まるために自分に使ったり、と5コインという値段に見合わず万能すぎる。最終ターンで「あと4マス先に進めばスターがもらえる!」という人に使うと高確率で喧嘩になってしまう。「キノコ」「スーパーキノコ」で打ち消せる。 --''「さかさまキノコ」''。その名の通り逆方向に進めるようになる。スター目前の人に使うと嫌われる。その上、テレサ前を通過してスターかコインを奪ってほしいと頼む→先に進む→次のターンでこのアイテムを使いテレサ前を通過、スターかコインを奪ってほしいと頼む→次のターンでまた前を通り過ぎ、スターかコインを…という凶悪すぎるコンボを使用することができる。ギャンブルで稼いだ後なら一気に3枚のスターを奪えることになってしまう。これも5コインで買える。「キノコ」「スーパーキノコ」で打ち消せる。 --''「かいものでんわ」''。キノピオかクッパの店に電話をかけ、好きなアイテムをいつでもどこでも購入できる。…あとは言わずもがな。これも5コイン。 --今作からアイテムが3つ持てるようになったこともあり、余計に強力に感じてしまう。 //***ゲームが終わればスター、コインは没収 //今までの作品ではコインやスターはバンクに貯め、ミニゲームなどを買う資金にできた。しかし今回は遊んだだけで解放されるため、いくら稼いでもゲームが終われば残らない。 //諸行無常の寂しさを感じてしまう。((ギャンブルームというところでギャンブルゲームを遊び貯まったコインはスコア代わりに残るので、それで我慢しよう)) //余計な手間抜きにミニゲームを遊べるようになったのは大きな利点なんだからこれを問題点とするのは難しいのでは? //***アクションタイムが全体的に難しい //失敗するとあらぬ方向に飛ばされることが多いので厳しいところである。 //ボタン連打かちゃんとタイミングが表示される単打のアクションばかり。これを全体的に難しいというのは賛成できない。 //その連打数やタイミングが難しい気が…ジリジリさばくやブクブクしんかいのアクションタイムとか成功した覚えがない…下手くその意見だと思うんならこのままコメントアウトしといてください。 ---- **総評 バランスの悪い部分もあるものの、キャラの性能さも無くお互いに同じ条件で遊ぶことになるため、誰かが必ず得をする、という状態にはならない。何かしら対策を講じることもできるので、最後まであきらめなければ逆転することもできる(相手がギャンブルで稼いだからこちらもギャンブルで稼ぐ、もしくは再びギャンブルさせて全てスらせるなど)。 ギャンブルとアイテムの凶悪さは、デュエルマップではなりを潜めている(アイテムは存在せず、金も給料以外使い道なし)のでこちらを重点的に遊ぶのも良い。 ネット対戦などは無く、対人戦では隣でいっしょに遊ぶことになるだからルールを決めて楽しく遊ぼう。 ---- **余談 -ストーリーモードではプレイヤーを妨害しようとクッパが登場するのだが、間抜けなシーンが多く、前作以上にギャグキャラとしての扱いが強くなっている。 --ワルイージにボコボコにされたり、デイジーに一撃でぶっ飛ばされたりと噛ませ犬のようなシーンも。

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