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アフターバーナー - (2013/09/10 (火) 12:25:41) の1つ前との変更点
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*アフターバーナー
【あふたーばーなー】
|ジャンル|3Dシューティング|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|セガ・エンタープライゼス|
|稼働開始日|1987年|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|
**概要
-ジェット戦闘機の空中戦を題材とした、セガの体感3DSTG。『[[スペースハリアー]]』の技術を用いているため、ある意味続編と解釈する事も出来る。
--『アフターバーナー』リリースのわずか三ヶ月後に、改良・バランス修正版の『アフターバーナーII』がリリースされた。そのため現在『アフターバーナー』と言えば『~II』のことを指す場合も多い。
---『アフターバーナー』と『~II』はタイトルアトラクト・機銃の弾数制・ステージ数等の違いがあるほか、『~II』ではスロットルレバーが追加されて機体速度を制御できるようになったのが大きな変更点である。
**システム
-一人称視点・擬似3Dのシューティングゲーム。高速飛行する自機「F-14XX」を操り、前方から現れる敵戦闘機などを撃破していく。
-アナログスティックにトリガーとボタンがあり、トリガーで機銃、ボタンでミサイルが発射される。
--機銃は自機前方にまっすぐ発射される。『アフターバーナーII』では弾数制限が無く、無尽蔵に掃射できる。
--自機の前方にはロックオンサイトがあり、敵をそのサイト内に捕らえるとロックオンをする。
---トリガーを引くことでミサイルを発射。ロックオンされた敵に正確に飛んでいく。ミサイルは弾数制限がある。
--アナログレバーを一定時間、左右いずれかに入れてから逆方向に入れると、機体がローリング(きりもみ宙返り)して一時無敵となる。
--『アフターバーナーII』にはスロットルレバーが付いており、手前に引くと飛行速度が低下する。敵とすれ違うまでの時間が長くなるので撃墜しやすくなるが、逆に撃墜される危険も高まる。
-一定まで進むとステージクリア。次のステージに移る。特にボス敵のようなものは出てこない。
--途中、給油ステージ・地上ステージ・離着陸のボーナスステージがある。ボーナスと言えどもミスすると残機を失ってしまう。
**長所
-『スペースハリアー』同様、スピード感と軽快なBGM、巨大なキャラクターに美しいグラフィックはプレイヤーの心を捉えて離さない。
--前後左右にゆれる「ダブルクレイドルタイプ」と左右にゆれる「シングルクレイドル」という2タイプの専用大型筐体を採用。自機の動きに連動して動き、臨場感をあおってくれる。
---先述のローリング操作の際には、シートも特に大きく傾き、本作の一つの見せ場となっている。
--本作のBGMは意図的にメロディラインをカットしているため、ゲームに熱中していると若干耳に残る程度だが。((サントラCDにはメロディライン入りのBGMが収録された。後の家庭用移植版で、このメロディライン入りBGMを再現して、プレイヤーが違和感を感じた例もある。))
-空中戦・闇夜の空中戦・給油とステージごとにシーンが激しく切り替わり、プレイヤーを世界観へ引き込んでくれる。
--丁度映画『トップガン』が世界的に大ヒットしたことも受けて、本作の世界観・スピード感は映画さながらの戦闘シーンを追体験させてくれる魅力的なものだった。
---本作がトップガンを意識した企画なのかは定かではない。二年前の『スペースハリアー』の時点で戦闘機を使った3DSTGを作ろうという意向があったため、偶然だった可能性もある。
**総評
『スペースハリアー』の時点で出来なかった「戦闘機を使った3DSTG」を達成させた作品である。~
臨場感あふれるゲームシステムに加え、その硬派な世界観は『スペースハリアー』以上に多くのプレイヤーをひきつけた。特に、ダブルクレイドルタイプの『アフターバーナーII』は、プレイヤーに「特別な経験」を味あわせてくれる。~
アフターバーナーが名作と呼ばれる所以は、ゲームの世界に引き込んでくれる数々の仕様なのだろう。
**移植
前作にあたる『スペースハリアー』と同じく数多くの機種に移植されているが、初代の移植は意外に少なくほとんどが『II』の移植になっている。~
以下、国内で発売された移植版を列挙する。
-セガ・マークIII/マスターシステム版(1987年12月12日、セガ・エンタープライゼス)
--あまりの移植度の低さに雑誌「BEEP」誌上で「アウアーアーアー((このフレーズだけが独り歩きし、よく本作への蔑称として引用されているが、これはBEEP誌が雑誌をあげてのセガ押しだったために、セガのソフトへの批判的な文章は自粛気味な空気の中、弁護しようのない本作が出てしまったために、あえて名前をボカしてあるライターが引用したというのが正しい。バカにした言い方ではなく逆にタイトルをズバリあげないための自主規制だった。))」と揶揄されてしまった。
--レバーを斜めに入れている「だけ」で初期面は完全無敵という粗い作りが目立った。スコアなども常時表示できず画面が寂しい。
-FM TOWNS版(1989年2月、CSK総合研究所)
-X68000版(1989年、電波新聞社/マイコンソフト)
-ファミリーコンピュータ版(1989年3月30日、サンソフト)
--[[こちらへ>アフターバーナー (FC)]]。
-メガドライブ版(1990年3月23日、電波新聞社/マイコンソフト)
--北米及び欧州ではSEGAから発売。
-PCエンジン版(1990年9月28日、NECアベニュー)
-メガCD版(1992年、CSK総合研究所)
--こちらも北米及び欧州ではSEGAから発売。アフターバーナー名義の移植であるが、実際は派生作『ストライクファイター』の移植になっているので紛らわしい。
-スーパー32X版(1995年1月13日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ)
-セガサターン版(1996年9月27日、セガ・エンタープライゼス/ゲームのるつぼ)
--『SEGA AGES』シリーズの一つ。最もACに忠実な移植。
-ドリームキャスト版(2001年9月6日、セガ/ゲームのるつぼ)
--『シェンムーII』に収録。その他ムック本『鈴木裕ゲームワークス Vol.1』(2001年12月1日)の付録の2種類がある。
-プレイステーション2版(2004年3月25日、3Dエイジス)
--『SEGA AGES 2500』シリーズの一つ。
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