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*アフターバーナー
【あふたーばーなー】
|ジャンル|3Dシューティング|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|セガ|
|稼働開始日|1987年|
**概要
-セガの体感3DSTG。『[[スペースハリアー]]』の技術を用いているため、ある意味続編と解釈する事も出来る。
--初出は『アフターバーナー』。一般的には三ヵ月後にリリースされたバランス修正版の『アフターバーナーII』を指す。
---『アフターバーナー』と『アフターバーナーII』はタイトルアトラクト・機銃の弾数制・ステージ数等の違いがある。
**システム
-アナログスティックにトリガーとボタンがあり、トリガーで機銃、ボタンでミサイルが発射される。
--機銃は自機前方にまっすぐ発射される。『アフターバーナーII』では弾数制限が無く、無尽蔵に掃射できる。
--自機の前方にはロックオンサイトがあり、敵をそのサイト内に捕らえるとロックオンをする。
---トリガーを引くことでミサイルを発射。ロックオンされた敵に正確に飛んでいく。ミサイルは弾数制限がある。
--『スペースハリアーII』にはスロットルが付いており、スロットルを引くことでスクロール速度を低下させる事ができる。
-一定まで進むとステージクリア。次のステージに移る。
--途中、給油ステージ・地上ステージ・離着陸のボーナスステージ。ミスすると残機を失うため、正確にはボーナスステージとは言いがたい。
--特別、ボスのような類は出てこない。
**長所
-『スペースハリアー』同様、スピード感と軽快なBGM、巨大なキャラクターに美しいグラフィックはプレイヤーの心を捉えて離さない。
--前作同様、前後左右にゆれる「ダブルクレイドルタイプ」左右にゆれる「シングルクレイドル」と言う専用大型筐体があり、自機の動きに連動して動き、臨場感をあおってくれる。
--本作のBGMは意図的にメロディラインをカットしているため、ゲームに熱中してると若干耳に残る程度だが。
-空中戦・闇夜の空中戦・給油とステージごとにシーンが激しく切り替わり、プレイヤーを世界観へ引き込んでくれる。
--丁度映画「トップガン」が世界的に大ヒットしたことも受けて、本作の世界観・スピード感は映画さながらの戦闘シーンを追体験させてくれる魅力的なものだった。
---本作がトップガンを意識したものかは定かではないが、二年前の『スペースハリアー』の時点で戦闘機を使った3DSTGを作ろうと言う意向があったため、偶然だった可能性もある。
**総評
『スペースハリアー』の時点で出来なかった「戦闘機を使った3DSTG」を達成させた作品である。臨場感あふれるゲームシステムに加え、その硬派な世界観は『スペースハリアー』以上に多くのプレイヤーをひきつけた。特に、ダブルクレイドルタイプの『アフターバーナーII』は、プレイヤーに「特別な経験」を味あわせてくれる。アフターバーナーが名作と呼ばれる所以は、ゲームの世界に引き込んでくれる数々の仕様なのだろう。